蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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追憶のキミ 謎解き編2

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  英士「殿様の弟君の、次男坊が心紀様の跡様を継いだってのがミソなんだよね?」

風「覚えてない。って言ってる時じゃないんだよね …」

(風ちゃん…)

俺達(オイラ)記憶が甦ったと同時に、周りにいる人達の記憶も蘇ったんだ。父母達に皆、話を聞いたんだ

風「この前、叔母さんと、叔父さんに話聞いたの… あの」
 
心紀「風ちゃん大丈夫。俺が… 心紀… 様付きの…」

涼也「日向の守様は…」

 (冴多も。風ちゃんも、自分の名前に敬称を付けて話すの恥ずかしいだろうからね)

涼也「殿様が婿養子。という事で中々意見を言う事が出来無いでいるのを良い事に、櫻の方様と深く愛し合っておられのですが…」

心紀「心紀様の母。蘭の方を側室に勧めたんだよね?」

倫「心紀。俺は母さんに聞いてるし覚えてる。殿様は蘭の方様も深く愛されていた」

心紀「ありがとう… 倫センセ」

倫「お優しい方達ばかりだったから。誰も、誰かを傷つけたりはなさらなかった」

涼也「櫻の方様は『心紀様の補佐をしっかりとする様に。蘭の方も傷付けてはならぬ』と風若様の家臣にお命じになられた」

英士「蘭の方様は『風若様を立てて、櫻の方を慕う様に。殿様の血筋である新しい殿様も温かく迎え入れて、しっかりと支える様に』とお命じになられた」

心紀「蘭の方様に『不測の事態から後を継ぐ事になりましたが。良いですか?本家は風若様である。と忘れずに。本家として子孫を残す事になる家筋となりましたが『長幼の序を守る様に』と子孫には、伝えて行く様にしなければなりません』って言われたの思い出した」

風「叔母さんと、叔父さんに『私達は本家筋として生きて来ましたが。本来風ちゃんのお母さんが… ごめんなさいね。風ちゃん。贖罪の気持もあるけど。でも私達には幼い時から心紀の兄弟として育って来た風ちゃんを、心から愛しているの』って… 叔母さんが泣いちゃって… 俺、家を出ちゃって凄く悪い事したって。でも『愛しているの』って嬉しかったんだ…」

心紀「風ちゃん。母ちゃんも、父ちゃんも 風ちゃんの気持ち分かってるから」

倫「御主君方の、そんな思いを子孫に伝えて来た、俺達の子孫と同じ様に。日向守の子孫も… 初めは恨みに思っていた感情が、代々受け継がれて行くにつれて恥じる気持ちが強くなって…」

風「でも、今世で俺達を見つけた瞬間、先祖の思いが… 勝ってしまった… 19年前も…」

涼也.英士.心紀.倫「風ちゃん(くん)…」

心が痛いよ… 風ちゃん



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