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29古代王国ロマン4
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父の話ではこの部屋は空間魔法が使われているという、本来は2畳ほどの部屋だが、この屋敷を立てるときわざわざ空間魔法陣を組み込んでこの部屋が作られたという。その魔法陣はゆかに描かれていて、普段はじゅうたんで隠されているという。
本当かなとアドラスは部屋の中央に敷かれているじゅうたんをめくってみると、確かにそこに空間魔法陣らしき魔法陣がちゃんと描かれていた。
「空間魔法の魔法陣は初めて見ます」
「アドラス、お前は人並外れて賢い子だ、今日から私がお前に日本語の読み方を教えよう。」
「本当ですか父上、とてもうれしいです」
<なんて言ったけど、俺元日本人だから父上に教えてもらわなくてもペラペラのスラスラだけどな、でもさすがにそれは言えないな。>
「おいで、まずは50音表だが、それもいいが童話を読んで覚えるのがいいだろう。
どれがいいかな、桃太郎、猿蟹合戦、かぐや姫、えーとシンデレラもいいな、あとは人魚姫もいいか。」
<全部幼稚園の時に読んだ日本の有名童話ばかりだな。>
「ジャックと豆の木もあるぞ」
<父上、それはグリム童話です>
父上は書棚から数冊絵本をとると長椅子に置きアドラスにここにおいでと自分の膝の上に座るよう言った。
「父上私は重くないですか?」
「はは、父をきずかってくれるか、優しい息子だな。それじゃ、これはどうだ。」
アドラスは父の足の間に腰を下ろした。そして父は自分の横に置いた絵本を手を伸ばして取り、桃太郎を読み始めた。
「昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでおりました、おじいさんが山にしばかりに、おばあさんが川に洗濯に行くと、川の上流から大きなモモがどんぶらこどんぶらこと流れてきました・・・・・・・・・・・・・」
アドラスは前世母の膝の上で絵本を読んでもらったことを思い出した。
<あれはもう1300年以上昔のことなのか、俺はてっきり死んだらすぐに転生したとばかり思ってたのに、その日本もこの世界から消えて1000年以上たっていたとは、父上に聞くまで俺は知らなかった>
「どうだ、おもしろかったか?」
「面白かったです父上、ところで鬼とは何ですか?」
「ふむ良い質問だ、私もよく知らないが、鬼とはこの世界の悪魔のような存在らしい、だが実際は国から重税を取り立てられ、住むところも食べるものもろくになくなった貧しい者たちが生きのこるために人々を襲う、山賊のようなものだったらしいと私は父上から聞いた、」
<ええそのとおりですよ父上、ただし鬼は悪魔ではありません、仏教に出てくる悪しきものという存在です。ですが悪魔と違いよい鬼もいるのです、それが阿修羅だったり牛頭馬頭です、おれも詳しくは知りませんが>
「父上、日本はどうしてこの世界に転移してきたのですか?私にはそれがどうしてもわかりません」
「それか、なんでも日本のいた世界でそれはそれは恐ろしい戦争が起こったそうだ、その戦争の時日本に対して敵国から終末兵器が使われ、このままでは日本の国土そのものが消滅してしまうと、日本を古代から守る日本の神々が日本の国土と日本人を守るためこの世界に転移させたという。では逆に言えば今度はなぜ日本がこの世界から消えたかといえば、それは確かではないが一説には魔素が関係してるといわれている。」
「魔素?」
「いいかアドラス、日本には魔法が存在してなかったのは知ってるな、なぜ存在してなかったといえばそれは日本のいた元々の世界には、魔素が存在してなかったからなんだ。逆に言えば日本人にとっては魔素がたくさんある世界では、日本人は生きれないということなんだ。今から1300年前はこの世界の魔素は今ほど濃く存在はしてなかったそうだ、それが1000昔には大気に濃く存在するようになり、それと同時にこの世界には魔物が存在するようになり、また魔法文明が発達することになった。わかるか、日本人にとっては魔素をたくさん含んだ大気は、毒を含んだ大気にもしとしくなってしまったんだといわれている。だから日本人はこの世界からどこか別の世界に去ってしまったそうだ。」
アドラスは父の説明を聞きああそうかと納得してしまった。魔素、これが原因だったのか
それなら納得だ、そう思ってしまった。と同時に俺はもう地球人とは別の生命体になったんだなと実感したのだ。
「今この世界にいるものは魔素に耐性のあるものばかりだ。だが時に魔素に耐性のあまりない者が時折生まれることがある、もしかしたらそういうものの中には先祖が日本人だったものがいるのかもしれない、いわゆる先祖返りというやつだ。幸いのことにミュラー家には日本人の血は流れていない。だからアドラス、お前の魔力量が人並外れていても心配するな、お前には魔力暴走防止の魔道具も腕にさせているし、 王都から元王宮魔導士だった魔導師の師もまねき魔法を起訴の魔力コントロールから徹底的に教えてもらうことになっている。だから不安に思うことはないんだよ。」
「はい父上」アドラスは父を見上げてにっこり微笑んだ。
<俺父上の息子に生まれて本当に良かった。浮気はするけどでも貴族なら愛人かこうのは一種のステータスみたいなものだから、神様ありがとう、俺を父上の子供として転生させてくれて>
アドラスは心から神に感謝の祈りを上げるのだった。
本当かなとアドラスは部屋の中央に敷かれているじゅうたんをめくってみると、確かにそこに空間魔法陣らしき魔法陣がちゃんと描かれていた。
「空間魔法の魔法陣は初めて見ます」
「アドラス、お前は人並外れて賢い子だ、今日から私がお前に日本語の読み方を教えよう。」
「本当ですか父上、とてもうれしいです」
<なんて言ったけど、俺元日本人だから父上に教えてもらわなくてもペラペラのスラスラだけどな、でもさすがにそれは言えないな。>
「おいで、まずは50音表だが、それもいいが童話を読んで覚えるのがいいだろう。
どれがいいかな、桃太郎、猿蟹合戦、かぐや姫、えーとシンデレラもいいな、あとは人魚姫もいいか。」
<全部幼稚園の時に読んだ日本の有名童話ばかりだな。>
「ジャックと豆の木もあるぞ」
<父上、それはグリム童話です>
父上は書棚から数冊絵本をとると長椅子に置きアドラスにここにおいでと自分の膝の上に座るよう言った。
「父上私は重くないですか?」
「はは、父をきずかってくれるか、優しい息子だな。それじゃ、これはどうだ。」
アドラスは父の足の間に腰を下ろした。そして父は自分の横に置いた絵本を手を伸ばして取り、桃太郎を読み始めた。
「昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでおりました、おじいさんが山にしばかりに、おばあさんが川に洗濯に行くと、川の上流から大きなモモがどんぶらこどんぶらこと流れてきました・・・・・・・・・・・・・」
アドラスは前世母の膝の上で絵本を読んでもらったことを思い出した。
<あれはもう1300年以上昔のことなのか、俺はてっきり死んだらすぐに転生したとばかり思ってたのに、その日本もこの世界から消えて1000年以上たっていたとは、父上に聞くまで俺は知らなかった>
「どうだ、おもしろかったか?」
「面白かったです父上、ところで鬼とは何ですか?」
「ふむ良い質問だ、私もよく知らないが、鬼とはこの世界の悪魔のような存在らしい、だが実際は国から重税を取り立てられ、住むところも食べるものもろくになくなった貧しい者たちが生きのこるために人々を襲う、山賊のようなものだったらしいと私は父上から聞いた、」
<ええそのとおりですよ父上、ただし鬼は悪魔ではありません、仏教に出てくる悪しきものという存在です。ですが悪魔と違いよい鬼もいるのです、それが阿修羅だったり牛頭馬頭です、おれも詳しくは知りませんが>
「父上、日本はどうしてこの世界に転移してきたのですか?私にはそれがどうしてもわかりません」
「それか、なんでも日本のいた世界でそれはそれは恐ろしい戦争が起こったそうだ、その戦争の時日本に対して敵国から終末兵器が使われ、このままでは日本の国土そのものが消滅してしまうと、日本を古代から守る日本の神々が日本の国土と日本人を守るためこの世界に転移させたという。では逆に言えば今度はなぜ日本がこの世界から消えたかといえば、それは確かではないが一説には魔素が関係してるといわれている。」
「魔素?」
「いいかアドラス、日本には魔法が存在してなかったのは知ってるな、なぜ存在してなかったといえばそれは日本のいた元々の世界には、魔素が存在してなかったからなんだ。逆に言えば日本人にとっては魔素がたくさんある世界では、日本人は生きれないということなんだ。今から1300年前はこの世界の魔素は今ほど濃く存在はしてなかったそうだ、それが1000昔には大気に濃く存在するようになり、それと同時にこの世界には魔物が存在するようになり、また魔法文明が発達することになった。わかるか、日本人にとっては魔素をたくさん含んだ大気は、毒を含んだ大気にもしとしくなってしまったんだといわれている。だから日本人はこの世界からどこか別の世界に去ってしまったそうだ。」
アドラスは父の説明を聞きああそうかと納得してしまった。魔素、これが原因だったのか
それなら納得だ、そう思ってしまった。と同時に俺はもう地球人とは別の生命体になったんだなと実感したのだ。
「今この世界にいるものは魔素に耐性のあるものばかりだ。だが時に魔素に耐性のあまりない者が時折生まれることがある、もしかしたらそういうものの中には先祖が日本人だったものがいるのかもしれない、いわゆる先祖返りというやつだ。幸いのことにミュラー家には日本人の血は流れていない。だからアドラス、お前の魔力量が人並外れていても心配するな、お前には魔力暴走防止の魔道具も腕にさせているし、 王都から元王宮魔導士だった魔導師の師もまねき魔法を起訴の魔力コントロールから徹底的に教えてもらうことになっている。だから不安に思うことはないんだよ。」
「はい父上」アドラスは父を見上げてにっこり微笑んだ。
<俺父上の息子に生まれて本当に良かった。浮気はするけどでも貴族なら愛人かこうのは一種のステータスみたいなものだから、神様ありがとう、俺を父上の子供として転生させてくれて>
アドラスは心から神に感謝の祈りを上げるのだった。
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