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20 初めてのクエスト 4
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アドラスが心配していた、冒険者ギルドに始めてきた新人冒険者に、必ず起こるというテンプレは起こらなかった。
一緒のともとしてきたシッロがA級冒険者だったからだ。今でもギルド証を持っているというシッロに、喧嘩を吹っ掛けるバカはいなかった。
そして2階に案内されギルド長とあったアドラスは、冒険者登録を済ませ、F級の冒険者タグをもらって首からかけ、シッロがアドラスのために選んだ、初級用クエストをアドラスに進めた。
それは熱さましとて重宝されるクルマ草の採取依頼だった。ギルド長はそれを聞いて
「クルマ草なら森に入らなくてもとれる。さいしょならこんなもんだな、」
「じゃ、そういうことでこれにしましょう、アドラス様」
アドラス は自分の意志に関係なく決まっていくような気がしたが、父上がシッロたちの言うことを聞くんだぞといったし、経験者のA求冒険者の言うことだと思ってうなづいて見せた。
アドラスたちは冒険者ギルドを出ると、ギルド前の馬留につなげていた馬の口紐をほどき、シッロとハリーはそれぞれしょいと馬にのり、アドラスはシッロの前に乗せられて走り出した。
目指すは町郊外、馬が風を切り景色がどんどん後ろに走る躍動感が何とも心地よかった。
やがて森が向こうに見えてきた。
森が見えるところに冒険者ギルド採取用買取所の家が一軒あった。そこの家の前に冒険者たちが代金とひき換えに、めいめい馬車や馬をあずけ森へと進んでいく。
シッロ達にもいつものことらしく代金を払って預けた。
「アドラス様、クルマ草はここから見える平野に自生してますからね、、森に入る必要はありませんよ」
<なんだか父上に森に入らせるなと厳しく命じられてるみたいな気がする>
「ああ、でも時折ホーンラビットに合うことがありますから、気を抜いてはいけませんよ」
「わかった。」
アドラスはクエスト票を確かめながら、薬草を探して歩いた。
くるま草を見つけたら上の2~3枚はえた枝だけをとる。いつかまた次も採取できるようにだ。
こうしてさがしまわりたくさんとれたくるま草は全部肩にかけたマジックバッグの中にしまい、あー疲れたと腰を伸ばしてそらした。
<シッロ達はホーンラビットに気をつけろといったけど、一度も姿見てないな>
シッロ達はアドラスから離れた場所で護衛をしてたがそのうち剣をザッツと振ったと思ったら、
「よっしゃぁ!、ホーンラビット1匹ゲット!、館のみんなに土産になるな、!!」
「俺はもう2匹倒したぜ!」
「じゃ3匹か、3匹あれば全員に肉が回るな、今日はホーンラビットの肉のシチューだ!。」
「いやステーキも悪くない!」
「ワハハハハハハ」
<なんだいたのか>
アドラスはたくさんくるま草をとったし、シッロ達はみんなのお土産のホーンラビット3匹を血抜きして、一度冒険者ギルドに戻ることになった。
そそのばんこでアドラスは厳しい現実をしることになった。
アンナに一生懸命集めたのにアドラスが思ったより金にならなかったからだ。
しかしシッロ達に言わせれば、初めてにしてはいい値段になりましたねと言われ、自分がお貴族様の金銭感覚に、いつのまにかどっぷりつかっていることを知ることになり、これではいけないと反省したのだ。
その日の晩餐に出てきたのは、ホーンラビット肉のパイ包み焼きだった。新鮮な肉料理は正直うまかった。
その夜アドラスは寝る前、どうも何かを忘れているときずき、帰りの冒険者ギルドで『エルマの店』について聞くのを忘れていたことを思い出し
「しまった!!きくのをわすれていた!!」
と叫ぶのだった。
一緒のともとしてきたシッロがA級冒険者だったからだ。今でもギルド証を持っているというシッロに、喧嘩を吹っ掛けるバカはいなかった。
そして2階に案内されギルド長とあったアドラスは、冒険者登録を済ませ、F級の冒険者タグをもらって首からかけ、シッロがアドラスのために選んだ、初級用クエストをアドラスに進めた。
それは熱さましとて重宝されるクルマ草の採取依頼だった。ギルド長はそれを聞いて
「クルマ草なら森に入らなくてもとれる。さいしょならこんなもんだな、」
「じゃ、そういうことでこれにしましょう、アドラス様」
アドラス は自分の意志に関係なく決まっていくような気がしたが、父上がシッロたちの言うことを聞くんだぞといったし、経験者のA求冒険者の言うことだと思ってうなづいて見せた。
アドラスたちは冒険者ギルドを出ると、ギルド前の馬留につなげていた馬の口紐をほどき、シッロとハリーはそれぞれしょいと馬にのり、アドラスはシッロの前に乗せられて走り出した。
目指すは町郊外、馬が風を切り景色がどんどん後ろに走る躍動感が何とも心地よかった。
やがて森が向こうに見えてきた。
森が見えるところに冒険者ギルド採取用買取所の家が一軒あった。そこの家の前に冒険者たちが代金とひき換えに、めいめい馬車や馬をあずけ森へと進んでいく。
シッロ達にもいつものことらしく代金を払って預けた。
「アドラス様、クルマ草はここから見える平野に自生してますからね、、森に入る必要はありませんよ」
<なんだか父上に森に入らせるなと厳しく命じられてるみたいな気がする>
「ああ、でも時折ホーンラビットに合うことがありますから、気を抜いてはいけませんよ」
「わかった。」
アドラスはクエスト票を確かめながら、薬草を探して歩いた。
くるま草を見つけたら上の2~3枚はえた枝だけをとる。いつかまた次も採取できるようにだ。
こうしてさがしまわりたくさんとれたくるま草は全部肩にかけたマジックバッグの中にしまい、あー疲れたと腰を伸ばしてそらした。
<シッロ達はホーンラビットに気をつけろといったけど、一度も姿見てないな>
シッロ達はアドラスから離れた場所で護衛をしてたがそのうち剣をザッツと振ったと思ったら、
「よっしゃぁ!、ホーンラビット1匹ゲット!、館のみんなに土産になるな、!!」
「俺はもう2匹倒したぜ!」
「じゃ3匹か、3匹あれば全員に肉が回るな、今日はホーンラビットの肉のシチューだ!。」
「いやステーキも悪くない!」
「ワハハハハハハ」
<なんだいたのか>
アドラスはたくさんくるま草をとったし、シッロ達はみんなのお土産のホーンラビット3匹を血抜きして、一度冒険者ギルドに戻ることになった。
そそのばんこでアドラスは厳しい現実をしることになった。
アンナに一生懸命集めたのにアドラスが思ったより金にならなかったからだ。
しかしシッロ達に言わせれば、初めてにしてはいい値段になりましたねと言われ、自分がお貴族様の金銭感覚に、いつのまにかどっぷりつかっていることを知ることになり、これではいけないと反省したのだ。
その日の晩餐に出てきたのは、ホーンラビット肉のパイ包み焼きだった。新鮮な肉料理は正直うまかった。
その夜アドラスは寝る前、どうも何かを忘れているときずき、帰りの冒険者ギルドで『エルマの店』について聞くのを忘れていたことを思い出し
「しまった!!きくのをわすれていた!!」
と叫ぶのだった。
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