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第16話『ここはどこか。』
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午前3時過ぎにリサさんに殴り起こされてから、ずっと眠っていないこともあってか、仕事中は何度も眠気に襲われた。たまに、リサさんに殴られたお腹がズキズキ痛むこともあるし。たまに、愛実ちゃんに心配されるほどで、彼女が声をかけてくれたおかげでミスをせずに済んだ場面もあった。
それでも、濃いコーヒーを飲むなどして眠気を紛らわしながら、何とか今日のタスクを終わらせた。定時を1時間以上経ったところで会社を後にした。
「お疲れ様です、宏斗先輩。今日はいつもと違って調子が悪そうでしたね」
「ごめんね、心配をかけた上に残業もさせて。今日は寝不足ってだけだから」
「それならいいですけど。でも、無理はしないでくださいね」
「うん。今日は愛実ちゃんに助けられたよ、ありがとう。配属されたときに比べて頼もしくなったなって思うよ」
リサさんにあんな態度を取られたこともあってか、愛実ちゃんがとても素直で可愛らしく思えた。
愛実ちゃんの頭を撫でると、彼女は顔を真っ赤にする。
「あっ、ごめん。いきなり頭を撫でちゃって」
「いえ、いいんですよ、宏斗先輩ですから。気にしないでください。それに、むしろこういう風に褒められるのは嬉しいくらいです」
「……そ、そっか」
良かった、愛実ちゃんが嫌な気持ちにならなくて。
ただ、今朝、リサさんの言っていたことも分かるし、女性への接し方を考えないといけないな。
「もうすぐ駅ですね。先輩、今日はゆっくりと休んでください。早めに寝るのもいいかもしれません」
「うん。今日は早めに寝るよ。今日はお疲れ様」
「はい、お疲れ様でした。また明日です」
そう言って、愛実ちゃんは軽く頭を下げると、小走りで反対側のホームへと向かっていった。今日ほど、彼女の元気さを分けてほしかった日はなかったな。
今日も急行列車に乗って夏川駅へと向かっていく。発車してすぐに、ダイマフォンで今から帰るとエリカさんにメッセージを送った。
車内は涼しく、たまに電車が少し揺れるときがあるので気持ちいい。乗り過ごさないように気を付けないと。
「これから家に帰るのか……」
エリカさんがいるからまだしも、自分のことを嫌だと思っている人が住んでいる家には帰りづらいな。
リサさんもダイマフォンを持っており、彼女とも連絡できるようにしたけれど、仕事中にメッセージをくれたのはエリカさんだけだった。
エリカさんのメッセージによると、メイドさんだけあって、家事の大半をリサさんがやってくれたそうだ。今日は地球調査には出かけずに、エリカさんがリサさんに家の中にあるものの使い方を教えたり、俺がいい人であることを話したりしたらしい。
ただ、好きだからそう思えるだけで、実際はそうじゃないだろうとリサさんに一蹴されてしまったとか。
「……嫌われてるな、俺」
どうすれば、リサさんに信頼してもらえるのだろうか。
リサさんは俺のことを厭らしく、破廉恥だという理由で嫌っているようだから、そういうことを平気でやるような人間ではないと知ってもらえればいいのかな。ただ、それも一筋縄ではいかなそうだ。
それにしても、出会って間もなくプロポーズをしたエリカさんに、俺のことを殴ったり、胸倉を掴んだりして嫌悪感を示したリサさんか。俺への好感度が両極端な2人と一緒に住むとは。ただ、その2人の仲は良好だからまだ良かった。
2人のことを考えていると、あっという間に夏川駅へと到着した。
今の家に引っ越してから、帰宅するまでに一歩一歩がこんなに重いことはなかった。俺、今日は無事に眠ることができるのかな。
何とか、家の前まで到着する。玄関を開けるのがこんなに緊張するとは。……よし。
「ただいま」
「まったくリサったら!」
玄関を開けてすぐに、リビングの方からエリカさんの大きな声が聞こえた。いったい、何があったんだ?
急いで家の中に入り、リビングの方へと向かう。
エリカさんとリサさんは台所にいた。エリカさんは怒った表情を見せており、それとは対照的にリサさんは冷静な様子だった。
「エリカさん、リサさん。何があったんですか?」
「……宏斗さん、ごめんなさい。今日の夕ご飯はリサに任せたんだけれど、そうしたらハンバーグっていう肉料理をリサと私の分しか作らなくて……」
「私はリサ様に仕えるメイドであって、彼のメイドではありませんから。彼のために食事を作る義務なんてありません」
「宏斗さんはここの家主で、一緒に住んでいる人なの! リサが宏斗さんを嫌う気持ちは分からなくないけれど……」
なるほど、主のエリカさんのためには作るけれど、俺のための食事は作らないと。それもあるだろうけれど、一番は嫌いな人間のための料理を作りたくないことなんじゃないだろうか。
「エリカさん、まずは落ち着きましょう。それに、今日は俺、普段よりもかなり早く起きたこともあってか、食欲が全然なくて。お昼ご飯も全然食べられなかったんです。なので、今日の夕ご飯はなくてかまいません」
「宏斗さん……」
「あと、リサさん。俺の食事を絶対に作りたくないのであれば、それでもかまいません。俺が自分でやりますから。何年も一人暮らししていたので、自分のことは一通りできますし。ただ、絶対に嫌だってわけじゃなければ、一口でかまいませんから俺の分もあると嬉しいです。エリカさんはリサさんに料理を教わったと聞いています。そんなあなたの料理を一度は食べてみたいと思っているからです」
どんな感じの料理なのかとても興味があるからな。せめて一度くらいは食べてみたい。
「あと、これまでエリカさんと暮らす中で、不快な思いをさせてしまったのであれば謝ります。エリカさんが俺に好意を持っていたとはいえ、2人が俺のことを厭らしいと感じることをしていたと思います。本当に申し訳ありませんでした」
俺は深く頭を下げる。リサさんのおかげで分かったことだけれど、自分のことが好きであるエリカさんに甘えていた部分があったんだ。
「宏斗さん、謝らなくていいんだよ。むしろ、謝らなきゃいけないのは私達の方で……」
「そんな甘い言葉は必要ないです、エリカ様」
リサさんは一歩前に出て、鋭い目つきで俺のことを見てくる。
「エリカ様や私に謝ったところで、これまでのことは何一つ変わりません。もし、あなたが節度を持ってエリカ様との共同生活を送っていれば、あなたの分の夕食も作っていました。どうして、女王様もこんな人のことを気に入るのか理解できませんね。その考えを改めてもらうために、このことはきちんと私から報告させていただきます」
「……分かりました。お二人は夕ご飯を食べてください。俺はシャワーを浴びて、今日はもう寝ます。早いですが、おやすみなさい」
仕事が始まってから眠気と疲労感が凄いし、愛実ちゃんの言うように今日はもう寝てしまおう。
俺はリビングを後にして、寝室へと向かう。寝室に入った瞬間、少し緊張がほぐれた気がする。
「ここ、俺の家だっけ」
まさか、職場にいた方が気持ちが楽になる日が来るとは。
ただ、こうなったのは自業自得だ。2人に謝罪の言葉を言ったけれど、当然、それだけじゃ事態がすぐに良くなるとは思えない。少しずつでも改善できるようにしたいけれど。あと、リサさんの報告を聞いたら、ルーシーさんはどう考えるか。
今は色々と考えても疲れてしまうだけなので、シャワーを浴びて寝よう。
その後、浴室に行き、シャワーを浴びて汗を流す。そのことで眠気がどっと襲ってきた。高速で髪と体を洗って、湯船に入ることはしなかった。
歯を磨いて、部屋に戻るとダイマフォンのランプが青く点滅していた。メッセージが届いているのか。
確認してみると、エリカさんから新着のメッセージが届いていた。
『さっきはごめんなさい。あまりフォローできなくて。リサにはよく言っておくから。
あと、一緒に住み始めてから、私は宏斗さんに嫌なことをされたことはないよ。お風呂に入ったり、一緒に寝たり、仕事に行くときにキスしたりしたのはドキドキしたけれど。でも、楽しかったし、嬉しかったんだよ。
あと、今日もお仕事お疲れ様。おやすみなさい。』
そのメッセージを見て、温かな気持ちが生まれた。リサさんに厳しい言葉を言われたこともあってか、エリカさんが優しい言葉をかけてくれることがより嬉しく、心にしみたのだ。ここにいてもいいのだと思えて。
『ありがとうございます、エリカさん。おやすみなさい。』
エリカさんにそう返信した。
目覚ましをかけて、俺はベッドの中に入る。気持ち良くて、すぐに眠れそうだ。あと、このベッドってこんなに広かったのかと思いながら眠りにつくのであった。
それでも、濃いコーヒーを飲むなどして眠気を紛らわしながら、何とか今日のタスクを終わらせた。定時を1時間以上経ったところで会社を後にした。
「お疲れ様です、宏斗先輩。今日はいつもと違って調子が悪そうでしたね」
「ごめんね、心配をかけた上に残業もさせて。今日は寝不足ってだけだから」
「それならいいですけど。でも、無理はしないでくださいね」
「うん。今日は愛実ちゃんに助けられたよ、ありがとう。配属されたときに比べて頼もしくなったなって思うよ」
リサさんにあんな態度を取られたこともあってか、愛実ちゃんがとても素直で可愛らしく思えた。
愛実ちゃんの頭を撫でると、彼女は顔を真っ赤にする。
「あっ、ごめん。いきなり頭を撫でちゃって」
「いえ、いいんですよ、宏斗先輩ですから。気にしないでください。それに、むしろこういう風に褒められるのは嬉しいくらいです」
「……そ、そっか」
良かった、愛実ちゃんが嫌な気持ちにならなくて。
ただ、今朝、リサさんの言っていたことも分かるし、女性への接し方を考えないといけないな。
「もうすぐ駅ですね。先輩、今日はゆっくりと休んでください。早めに寝るのもいいかもしれません」
「うん。今日は早めに寝るよ。今日はお疲れ様」
「はい、お疲れ様でした。また明日です」
そう言って、愛実ちゃんは軽く頭を下げると、小走りで反対側のホームへと向かっていった。今日ほど、彼女の元気さを分けてほしかった日はなかったな。
今日も急行列車に乗って夏川駅へと向かっていく。発車してすぐに、ダイマフォンで今から帰るとエリカさんにメッセージを送った。
車内は涼しく、たまに電車が少し揺れるときがあるので気持ちいい。乗り過ごさないように気を付けないと。
「これから家に帰るのか……」
エリカさんがいるからまだしも、自分のことを嫌だと思っている人が住んでいる家には帰りづらいな。
リサさんもダイマフォンを持っており、彼女とも連絡できるようにしたけれど、仕事中にメッセージをくれたのはエリカさんだけだった。
エリカさんのメッセージによると、メイドさんだけあって、家事の大半をリサさんがやってくれたそうだ。今日は地球調査には出かけずに、エリカさんがリサさんに家の中にあるものの使い方を教えたり、俺がいい人であることを話したりしたらしい。
ただ、好きだからそう思えるだけで、実際はそうじゃないだろうとリサさんに一蹴されてしまったとか。
「……嫌われてるな、俺」
どうすれば、リサさんに信頼してもらえるのだろうか。
リサさんは俺のことを厭らしく、破廉恥だという理由で嫌っているようだから、そういうことを平気でやるような人間ではないと知ってもらえればいいのかな。ただ、それも一筋縄ではいかなそうだ。
それにしても、出会って間もなくプロポーズをしたエリカさんに、俺のことを殴ったり、胸倉を掴んだりして嫌悪感を示したリサさんか。俺への好感度が両極端な2人と一緒に住むとは。ただ、その2人の仲は良好だからまだ良かった。
2人のことを考えていると、あっという間に夏川駅へと到着した。
今の家に引っ越してから、帰宅するまでに一歩一歩がこんなに重いことはなかった。俺、今日は無事に眠ることができるのかな。
何とか、家の前まで到着する。玄関を開けるのがこんなに緊張するとは。……よし。
「ただいま」
「まったくリサったら!」
玄関を開けてすぐに、リビングの方からエリカさんの大きな声が聞こえた。いったい、何があったんだ?
急いで家の中に入り、リビングの方へと向かう。
エリカさんとリサさんは台所にいた。エリカさんは怒った表情を見せており、それとは対照的にリサさんは冷静な様子だった。
「エリカさん、リサさん。何があったんですか?」
「……宏斗さん、ごめんなさい。今日の夕ご飯はリサに任せたんだけれど、そうしたらハンバーグっていう肉料理をリサと私の分しか作らなくて……」
「私はリサ様に仕えるメイドであって、彼のメイドではありませんから。彼のために食事を作る義務なんてありません」
「宏斗さんはここの家主で、一緒に住んでいる人なの! リサが宏斗さんを嫌う気持ちは分からなくないけれど……」
なるほど、主のエリカさんのためには作るけれど、俺のための食事は作らないと。それもあるだろうけれど、一番は嫌いな人間のための料理を作りたくないことなんじゃないだろうか。
「エリカさん、まずは落ち着きましょう。それに、今日は俺、普段よりもかなり早く起きたこともあってか、食欲が全然なくて。お昼ご飯も全然食べられなかったんです。なので、今日の夕ご飯はなくてかまいません」
「宏斗さん……」
「あと、リサさん。俺の食事を絶対に作りたくないのであれば、それでもかまいません。俺が自分でやりますから。何年も一人暮らししていたので、自分のことは一通りできますし。ただ、絶対に嫌だってわけじゃなければ、一口でかまいませんから俺の分もあると嬉しいです。エリカさんはリサさんに料理を教わったと聞いています。そんなあなたの料理を一度は食べてみたいと思っているからです」
どんな感じの料理なのかとても興味があるからな。せめて一度くらいは食べてみたい。
「あと、これまでエリカさんと暮らす中で、不快な思いをさせてしまったのであれば謝ります。エリカさんが俺に好意を持っていたとはいえ、2人が俺のことを厭らしいと感じることをしていたと思います。本当に申し訳ありませんでした」
俺は深く頭を下げる。リサさんのおかげで分かったことだけれど、自分のことが好きであるエリカさんに甘えていた部分があったんだ。
「宏斗さん、謝らなくていいんだよ。むしろ、謝らなきゃいけないのは私達の方で……」
「そんな甘い言葉は必要ないです、エリカ様」
リサさんは一歩前に出て、鋭い目つきで俺のことを見てくる。
「エリカ様や私に謝ったところで、これまでのことは何一つ変わりません。もし、あなたが節度を持ってエリカ様との共同生活を送っていれば、あなたの分の夕食も作っていました。どうして、女王様もこんな人のことを気に入るのか理解できませんね。その考えを改めてもらうために、このことはきちんと私から報告させていただきます」
「……分かりました。お二人は夕ご飯を食べてください。俺はシャワーを浴びて、今日はもう寝ます。早いですが、おやすみなさい」
仕事が始まってから眠気と疲労感が凄いし、愛実ちゃんの言うように今日はもう寝てしまおう。
俺はリビングを後にして、寝室へと向かう。寝室に入った瞬間、少し緊張がほぐれた気がする。
「ここ、俺の家だっけ」
まさか、職場にいた方が気持ちが楽になる日が来るとは。
ただ、こうなったのは自業自得だ。2人に謝罪の言葉を言ったけれど、当然、それだけじゃ事態がすぐに良くなるとは思えない。少しずつでも改善できるようにしたいけれど。あと、リサさんの報告を聞いたら、ルーシーさんはどう考えるか。
今は色々と考えても疲れてしまうだけなので、シャワーを浴びて寝よう。
その後、浴室に行き、シャワーを浴びて汗を流す。そのことで眠気がどっと襲ってきた。高速で髪と体を洗って、湯船に入ることはしなかった。
歯を磨いて、部屋に戻るとダイマフォンのランプが青く点滅していた。メッセージが届いているのか。
確認してみると、エリカさんから新着のメッセージが届いていた。
『さっきはごめんなさい。あまりフォローできなくて。リサにはよく言っておくから。
あと、一緒に住み始めてから、私は宏斗さんに嫌なことをされたことはないよ。お風呂に入ったり、一緒に寝たり、仕事に行くときにキスしたりしたのはドキドキしたけれど。でも、楽しかったし、嬉しかったんだよ。
あと、今日もお仕事お疲れ様。おやすみなさい。』
そのメッセージを見て、温かな気持ちが生まれた。リサさんに厳しい言葉を言われたこともあってか、エリカさんが優しい言葉をかけてくれることがより嬉しく、心にしみたのだ。ここにいてもいいのだと思えて。
『ありがとうございます、エリカさん。おやすみなさい。』
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