6 / 28
執拗
しおりを挟む
屋内プールのプールサイドでは部員達が集まって駄弁っていた。
男女比は2対8で、男子は相変わらず隅っこに寄って固まっている。別に仲が悪いとかじゃなく、単純にこの男女比に圧されているだけだ。
俺はその人だかりの中の一人の女子に目を向けた。
その女子の名前は遠藤まなみ。地味目のグループにいるが、顔立ちは整っていて、おそらく大学あたりで垢抜けてモテるタイプだ。まあ、今も隠れファンはいるだろうが。
特筆すべきは、その肉付きのいい体で、水着からは尻肉が程よくはみ出している。そして、本人はたいして気にした様子もない。
そういった隙があるからか、男子の何人かは、潜水しながら、さりげなくその体をじろじろ見ている。
……まあ、俺も見ているんだけどな。
「集まってるか」
声をかけると、全員の視線がこちらに集まった。真面目な生徒ばかりなのは助かる。
「じゃあ、準備体操から始めるぞ」
すると、生徒達はいつものように「はい」と返事をして、準備体操を始めた。
遠藤の尻を見ると、ムラムラと歪んだ欲望が沸いてくるのを感じるが、今は抑えるよう努めた。先週体操の時にさりげなく触ったから、今週は準備体操の時はやらない決まりだ。
俺は遠藤の尻を横目で見ながら、しっかりと入念に準備体操を済ませた。
・・・
生徒達が滑らかなクロールで泳ぐのを眺めながら、俺はゆっくりとプールに体を浸した。
ひんやりした水温が心地よく体に馴染んでくる。
すると、ちょうど遠藤がこちらに向かって泳いできた。
俺は周囲を確認し、誰も見ていないのを確認してから、足に合わせて揺れる遠藤の尻を手の甲で触った。
張りのある尻の感触が手の甲にしっかり伝わってきた。水着からはみ出た部分を触るのは本当に気持ちがいい。
遠藤は気づいたのか、気づいてないのかはわからないが、そのままターンして向こうへ泳いでいった。
さて、今日はあと一回ってところかな。
・・・
今、何かお尻に当たったような……。
……気のせいだよね。
まなみは些細な違和感は気にせずに、いつものように泳ぐ。
だが、拭いきれない感触があるのも事実だった。
この前、先生の手の甲がお尻に当たった時のような……。
でも、あれはたまたま当たっただけだと思うし……まさか、先生が触ったりするはずないもんね……。
気がつくと、もう反対側の壁にたどり着いていた。
・・・
結局その日は泳いでる最中にあと一回触った。
怪しまれないためにも来週は我慢しようと思うが、あの尻相手では難しいかもしれない。
男女比は2対8で、男子は相変わらず隅っこに寄って固まっている。別に仲が悪いとかじゃなく、単純にこの男女比に圧されているだけだ。
俺はその人だかりの中の一人の女子に目を向けた。
その女子の名前は遠藤まなみ。地味目のグループにいるが、顔立ちは整っていて、おそらく大学あたりで垢抜けてモテるタイプだ。まあ、今も隠れファンはいるだろうが。
特筆すべきは、その肉付きのいい体で、水着からは尻肉が程よくはみ出している。そして、本人はたいして気にした様子もない。
そういった隙があるからか、男子の何人かは、潜水しながら、さりげなくその体をじろじろ見ている。
……まあ、俺も見ているんだけどな。
「集まってるか」
声をかけると、全員の視線がこちらに集まった。真面目な生徒ばかりなのは助かる。
「じゃあ、準備体操から始めるぞ」
すると、生徒達はいつものように「はい」と返事をして、準備体操を始めた。
遠藤の尻を見ると、ムラムラと歪んだ欲望が沸いてくるのを感じるが、今は抑えるよう努めた。先週体操の時にさりげなく触ったから、今週は準備体操の時はやらない決まりだ。
俺は遠藤の尻を横目で見ながら、しっかりと入念に準備体操を済ませた。
・・・
生徒達が滑らかなクロールで泳ぐのを眺めながら、俺はゆっくりとプールに体を浸した。
ひんやりした水温が心地よく体に馴染んでくる。
すると、ちょうど遠藤がこちらに向かって泳いできた。
俺は周囲を確認し、誰も見ていないのを確認してから、足に合わせて揺れる遠藤の尻を手の甲で触った。
張りのある尻の感触が手の甲にしっかり伝わってきた。水着からはみ出た部分を触るのは本当に気持ちがいい。
遠藤は気づいたのか、気づいてないのかはわからないが、そのままターンして向こうへ泳いでいった。
さて、今日はあと一回ってところかな。
・・・
今、何かお尻に当たったような……。
……気のせいだよね。
まなみは些細な違和感は気にせずに、いつものように泳ぐ。
だが、拭いきれない感触があるのも事実だった。
この前、先生の手の甲がお尻に当たった時のような……。
でも、あれはたまたま当たっただけだと思うし……まさか、先生が触ったりするはずないもんね……。
気がつくと、もう反対側の壁にたどり着いていた。
・・・
結局その日は泳いでる最中にあと一回触った。
怪しまれないためにも来週は我慢しようと思うが、あの尻相手では難しいかもしれない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる