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仮交際始めました

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  乳首まで丸見えにした状態で犬塚さんの首筋に腕を絡めると、独特の感触のする手がゆっくりと俺の竿を上下に擦り始める。
「ンぅ……っ、んっ、ふっ」
 目を閉じ、服を強く噛んだまま待ち望んでた刺激を受け止めた。
 犬塚さんの手は、指先と手の平にはカサついて弾力のある肉球が付いてて、指の付け根から第二関節のあたりまではフサフサと短い毛が生えている。
 ドロドロに濡らした体液を絡めて裏筋をあったかい肉球で擦られると、たまらなく気持ちよくて涙が出た。
 そもそも人に触って貰うのだって何年振りかわかんなくて、それだけでもおかしくなりそうなのに。
「んクゥっ、ウンンッ」
 張ってる玉の裏と完勃ちした亀頭の丸みを、指の真ん中の毛の生えてる部分でザワッザワッと撫で回されて気が狂いそうになる。
 俺、服咥えさせられてて本当に良かった……。
 今頭バカになってるから、きっとやらしいこといっぱい叫んじまう。
 ちんぽヌルヌル擦んの気持ちいい。
 もっともっとして。
 良すぎて、尻の穴までズブズブに濡れちまってる。
 なぁ、ヤバいくれぇ奥がヒクヒクしてんの。なんか欲しがってるみたいで怖い……。
 もうこれ以上、俺にいやらしいこと教えないでくれよ。
 俺の身体、どんどん、犬塚さんのエッチな奴隷みたいになっちまうじゃん……。
 犬手の感触、自分の手でイケなくなりそうなくらい癖になるし……。
 こんなの知りたくなかったのに、この人に会って俺、どんどんおかしくなってる。
 知らなかった……こんな、女みてぇに一方的に触られて悦ぶ自分が居たことも、モフモフで逞しくてあったかいものに抱っこされる幸福も、身体が赤ちゃん産みたがってることも……。
 気持ち良すぎるし、自分は何も考えなくて済んじゃうし、こんなヤバいの知ったらもう俺、「男」としてこの先を生きていけんのか……?
「ン、ぐぅ……っ」
 咥えてるニットによだれが染みて、剥き出しの下腹が迫る射精感でブルブル震える。
 擦られてるちんぽは根元の陰毛までじっとり濡れて、後ろからも太腿伝うくらい汁が垂れて、益々匂いがきつくなる。
 不意に、犬塚さんの顔が俺の捲り上げたニットの下に突っ込んできた。
「? っ……ン……!」
 腹の真ん中から胸までを何度も大きく舌が這う。
 その反り返った舌先が乳首に届いた途端、俺の全身に激しい未知の感覚が走った。
 何これ、なにこれ……乳首やばい、どうなってんの。
 なんでこんなとこで訳わかんないくれぇ感じんの。
 意味わかんねぇ、怖い……!
「ンふぅっ、ンンッ! んぐゥッ!」
 ヤメテヤメテ、って叫んでんのに右のも左のもいっぱいいやらしく舐めまわされて、どんどん頭の芯が溶けてく。
 犬舌でおっぱい舐めるの気持ちいい、ヤバイほど気持ちイイ……っ。
 感じすぎて硬くなってて、ビチャビチャ音立てて舌が触る度にそっからちんぽに電流走ったみたいになる。
「ンッ、んん、…っ! ふーっ、ふっ……」
 ぐたあっとなる俺を舐めるのを一旦止めて、犬塚さんがニットの下から鼻先をスポンと出した。
「湊の身体、エッチ過ぎるよ……。元から濡れやすいの? 後ろ、処女だよね?」
 綺麗な目に見つめられながらスケベな質問されて、一生懸命頷く。
 処女なんて単語、自分に当てはまるなんて考えたことなかったわ……。
「嬉しいな……俺のを初めてお尻に挿れたら、湊、どうなっちゃうんだろうね……?」
 わざとしごく手をゆっくりにされ、グジュッ、グジュッといういやらしい音を聞かされた。
 脳みそ、掻き回されてるみてぇ。
 俺の頭ん中に、裸でモフモフの犬塚さんと抱き合って、両脚開いて腰に絡めながらでっかいのを尻の奥まで突っ込まれてる自分が浮かぶ。
 そんな風になったら……?
 俺の中でイッて奥に精液いっぱい出すの?
 赤ちゃん出来ちゃうやつじゃん、それ。
 してみたい……、
「ッんくぅ……!」
 想像しながらイッてしまって、腰全体が跳ねる。
 いやらしい絶頂と一緒に犬塚さんの手の中に精液がダラダラ溢れて、何度も何度も激しい呼吸を繰り返す。
 俺今、何、考えた……?
 朦朧とするまま、がくりと力の抜けた身体をそっと、床の白いラグの上に横たえられた。
「ごめんね。湊のお腹汚していい……?」
 良過ぎて涙が滲んでる視界の中で、こくんと頷く。
 もう一回裾を噛み直して、心地いい余韻の中で相手を待った。
 ほんとは俺が触ってあげたほうが良いんだろうけど……獣人ってどこが感じんのかわかんねぇしな……。
 犬塚さんがパンツのジッパー開いて、上から下まで赤黒い生々しいちんぽを取り出す。
 人間の時にあんま見てなかったけど、もしかしたら少し形が違うかもしれない。根元にコブみたいなの見える……あれ、何だろ。
「湊……湊、いい匂い……堪らない……」
 でっかくなったのを自分で扱きながら、肩口に鼻先を埋めるみたいに犬塚さんが上から覆い被さってくる。
 俺はせめてその背中をぎゅっと抱きしめて、垂れ耳を唇で優しく食んだり、耳の下の毛にキスしたりした。
 愛撫するたびに逞しい肩が腕の中で震えるのが分かって嬉しくなる。
「っは、湊、ごめん、今だけでいいから、名前で呼んで貰うの……だめ……?」
 おねだりが可愛くて堪らなくて、俺はつい頷いた。
 唇からニットを外して、溢れ出る愛おしさを込めて囁く。
「なぎさ……可愛い……俺の、だいじな渚……」
「っ……!」
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