真面目ちゃんの裏の顔

てんてこ米

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第三章 夢いっぱいの入学式

14 どさくさで……

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 パスワードを入れて扉を開けるとやけに狭い通路が現れる。それは結構な奥行きがあり、向こう側は暗くてよく見えない。
 明らかに人為的に狭められた廊下は何か仕掛けがしてあると言っているようなものだ。呉宇軒ウーユーシュェンは幼馴染から懐中電灯をもらうと、前から何か飛び出してこないか警戒しながら光を奥へ向けてゆっくりと歩き出した。
 通路は人一人が横を向いてやっと通れるほど狭く、振り返るのも困難だ。李浩然リーハオランがすぐ後ろから着いてきている気配がする。
 通路の中ほどまで行ったところで不意にあちこちから白い手が生えてきた。

「わっ、わっ、何!?」

 狭すぎて状況が確認できないが、たくさんの手が頭や肩をペタペタ触ってくる。おまけに女子の可愛らしい笑い声まで聞こえてきて、呉宇軒ウーユーシュェンの手を取ると熱心に握手してきた。これでは幽霊と言うよりファンの集団だ。
 どうにか首を回して後ろを見ると、李浩然リーハオランも同じように揉みくちゃにされている。ろくに抵抗もできないままやりたい放題にされて、通路を抜ける頃には二人とも髪がボサボサに乱れてしまっていた。
 狭い通路を抜けるとまた明かり一つない暗闇が広がっている。振り返って見ると、最後尾の手が名残惜しそうに手招きしているのが見えた。まるでもう一度ここを通って、と呼びかけているようだ。その手にあるスタンプを見た李浩然リーハオランが押してもらいに戻っていくと、彼らは大盛り上がりで再び熱烈に手を伸ばしてきた。

「酷い目にあったな。どさくさで尻まで揉まれちゃったよ……」

 懐中電灯を返しながらそう言うと、李浩然リーハオランはやや決まり悪く口を開いた。

「それは俺だ」

「お前かよ! なに紛らわしいことしてんだ」

 小さな頃からよくやっていた悪戯だ。元々は呉宇軒ウーユーシュェンが始めたことだが、真似をするのが好きな李浩然リーハオランが同じことをし始め、いつ頃からかやる頻度が逆転していた。
 黙っていれば分からないものを、彼らに濡れ衣を着せるのは忍びなかったらしい。真面目にも程がある。
 呉宇軒ウーユーシュェンは笑いを堪えながら幼馴染の尻を叩いてお返しすると、先へ行こうと促した。
 恐ろしさの欠片もない集団にすっかり緊張も解け、意気揚々と次の部屋へ進む。すると、中へ入った途端にジリリリリ、と電話の鳴る音が響いた。昔の映画でしか見たことがない黒電話だ。

「……あれ、取った方がいいよな?」

 辺りを照らしてみるも、他に仕掛けらしきものは無い。ところが、李浩然リーハオランが受話器に触れる寸前に音がぴたりと止んだ。

「何だったんだ?」

「線が切れている」

 李浩然リーハオランの指摘に黒電話の後ろを見ると、ホラー映画のお約束をしっかり守り電源コードが繋がっていない。きっと工学部の生徒が電話の中に何か仕掛けをしたのだろう。
 周囲を調べてみても何もなく、部屋を出ようとするとまた背後で電話が鳴った。
 二人は顔を見合わせ、恐る恐る電話に手を伸ばす。今度は鳴り止む前に受話器を取れた。
 電話の声を聞くために、呉宇軒ウーユーシュェンは幼馴染の持つ受話器に耳をくっつけた。
 電話の向こうはしばらく無音だったが、ぶつぶつと何かを呟く女の声が聞こえてくる。耳を澄まして聞いていると、小さな声ながら辛うじて三番目という言葉が聞こえてきた。そして聞こえたと同時にぷつりと電話が切れる。

「三番目って何のことだ?」

 部屋の中を探しても電話を弄ってみても分からず、扉が施錠されていなかったので、二人はそのまま部屋を後にした。
 真っ暗な廊下を歩いていると、今度はどこかからピチョン、ピチョンと水の滴る音がする。案内の矢印はトイレの方を指していた。
 入りたくない心霊スポットで一二を争う場所だ。とは言え呉宇軒ウーユーシュェンは軍事訓練で泊まっている宿舎ですでに経験済みなので、今更トイレに入るくらいでは驚きもしない。
 そう思って中に足を踏み入れたものの、幼馴染が照らした壁の真っ赤な文字に背筋が凍った。そこには殴り書きで『隠れろ』という文字が何度も繰り返し書かれている。おまけに何らかのセンサーに引っかかったらしく、赤い文字盤のデジタル時計がカウントを刻み始めた。

阿軒アーシュェン、三番目だ!」

 李浩然リーハオランの言葉にハッとする。先ほどの電話はこの事を言っていたのか。
二人は大慌てでトイレの扉を確認し、赤い手形が三つ付いた扉を開けて雪崩れ込んだ。慌てて入ったせいで勢い余って、呉宇軒ウーユーシュェンは便座に尻餅をついた幼馴染の膝に乗っかってしまった。
 真後ろで鍵を閉める音がする。寮のトイレとは違って個室になっているため、中はかなり狭く、幼馴染と向かい合うようにして座ってしまった呉宇軒ウーユーシュェンは立つことも後ろを確認することもできない。それに何より、この体勢は少々気まずいものがあった。

「ごめん、重くない?」

 そう言って顔を上げると、思いの外間近に相手の顔がある。少しでも動くと唇が触れてしまいそうな距離に、呉宇軒ウーユーシュェンは小さく息を呑んだ。
 とはいえ、決して小柄とは言えない自分が乗っていると辛くないか心配だった。どうにか体勢を変えたいが、小さな物音一つさえ立てるのは躊躇ためらわれ、結局身動きが取れない。
 李浩然リーハオランは膝の上に跨る幼馴染の腰に手を回し、自分の方へ抱き寄せて囁いた。

「そのままで大丈夫」

 首筋を吐息がそっと撫で、恐怖からではなく背筋がゾクゾクする。何とも言えないその感触に、呉宇軒ウーユーシュェンは思わず彼の体に回した腕にぎゅっと力を込めた。
 しばらく待っていると、真っ暗闇の中にピピピ、と無機質なタイマーの音が響く。続いてひたひたと何かが歩いてくる音がして、微かに呻き声も聞こえる。それは洗面台の辺りを彷徨き、徐々にこちらに近付いて来ていた。
 後ろを確認できないせいで呉宇軒ウーユーシュェンは余計に怖く、先ほどまでの気まずさもすっかり吹き飛んでしまった。幼馴染にしがみつくようにして身を寄せると、珍しく李浩然リーハオランも緊張しているのか、ぴったりと合わさった胸からドキドキと激しい鼓動が伝わってきた。
 出口に近い扉から順々に開けられる音が聞こえてくる。それはあっという間に二人が隠れている三番目に辿り着き、向こうから扉を開けようとする激しい音が響いた。
 しばらく息を潜めていると、ううう……と悔しそうな呻き声がして、ひたひたと歩く音が遠ざかって行く。どうやら無事にやり過ごしたらしい。

「行ったみたい。何だったんだ?」

 囁くようにそう言うと、李浩然リーハオランは答えようと口を開き、横に目を向けて小さく息を呑んだ。釣られて横を見た呉宇軒ウーユーシュェンは思わず叫びそうになり、慌てて両手で口を塞ぐ。
 隣の個室の上からだらりと白い手が垂れている。その手には可愛らしいスタンプが握られていた。
 熱烈歓迎してくる無数の手で緩んだ気が一気に張り詰めてしまった。この落差は心臓に悪すぎる。
 この個室トイレは後から増設されたらしく、変な体勢で入ったせいで出るのに苦労した。狭い個室から外へ出ると一気に解放された気分になる。背後の壁には、赤い文字を上書きするように案内の貼り紙が貼られていた。

浩然ハオラン、お前さっき凄くドキドキしてたな。ちょっとは怖かった?」

 尋ねると、彼は答える代わりにふっと笑った。

「なんだよ、笑って誤魔化しやがって! 本当はちょっと怖かったんだろ?」

 からかう声も無視すると、彼は呉宇軒ウーユーシュェンの手を引いて慎重に廊下へ出た。
 階段を降りるとまた明かりが灯っていて、お化けの格好をした係の人がやって来た二人を見て驚いた顔をする。特殊メイクと衣装のせいで性別不詳だったが、口を開くと低い男性の声だった。

「君たちもうクリアしたの!? 前の子達まだやってるから、もうちょっと待ってね」

「あの、俺たちそんなに早かったですか?」

 尋ねると、係の人はパソコンを見て頷いた。

「うん、凄く早いよ。今のところ最速記録だね」

 懐中電灯に測定用の仕掛けがしてあるようで、全てデータ化されている。呉宇軒ウーユーシュェンが記録を見せてもらうと、確かに他を大きく離して一位になっていた。

浩然ハオラン、俺たち最高記録出せそうだぞ! お前のお陰だな!」

 ぱっと顔を輝かせて抱きつくと、彼は優しく微笑んで呉宇軒ウーユーシュェンの背中を撫でた。

「君の謎解きが早かったからだろう」

 明らかに李浩然リーハオランが居なければ達成できなかった記録なのに、彼は幼馴染に花を持たせてくれている。どこまでも優しい幼馴染の胸を拳でとんと叩くと、呉宇軒ウーユーシュェンは得意満面の顔をした。

「俺たち二人で来て大正解だったな」

 ご機嫌でそう言うと、李浩然リーハオランも笑顔で頷いた。実際、全く怯まない彼のお陰でとんとん拍子に先へ進めている。
 二人が道中の思い出を振り返っていると、係の人が椅子を勧めてくれた。どうやら前の組が途中で行き詰まっていて、まだ時間が掛かりそうらしい。
 中継地点で先行組が終わるのを待っていると、悲鳴と共に女の子三人組が駆け込んで来た。彼女たちは呉宇軒ウーユーシュェン李浩然リーハオランの顔を見るなり入って来た時以上の悲鳴を上げて、嬉しそうにぴょんぴょん跳ねて喜んだ。

軒軒シュェンシュェン然然ランランだ!」

「握手! 握手してください!!」

「写真……ああ! 携帯預けてるんだった!」

 大はしゃぎした三人が次々に口を開く。肝試し中とは思えないほど元気いっぱいだ。
 話を聞くと三人は美術学部で、歓迎会で意気投合した勢いのまま肝試しに挑戦したらしい。女の子たちの賑やかな声で、静かで不気味な中継地点が一気に華やいだ。

「君たち、俺の叫ぶ声が聞こえてもネットに書かないでね」

 呉宇軒ウーユーシュェンが冗談めかしてそう言うと、彼女たちはクスクス笑いながらはーい、と可愛らしい返事をした。その中の一人が声を潜めて口を開く。

「ここ、凄く怖いよね。本格的すぎてびっくりしちゃった」

小清シャオチンが居なかったら、あたしたち進めてないもん」

 もう一人もそう付け加え、三人目の女子を指差す。小清シャオチンと呼ばれた彼女は確かに他の二人より落ち着いた様子で、どことなく李浩然リーハオランと似た雰囲気を感じた。

「俺も浩然ハオランと一緒じゃないとクリアできなかったよ! コイツ昔からホラーとか全然怖がんないから」

 和やかに話していると、呉宇軒ウーユーシュェンたちの番が回ってきた。先行していた組は時間切れになってしまったらしい。
 女の子たちに見送られ、二人は最後の関門へと足を踏み出した。
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