9 / 53
松茸のホイル焼き
しおりを挟む
8月の終わり頃から暫く悪天候が続いており、漸く太陽が顔を見せてくれたかと思うと、いつの間にかアブラゼミの大合唱は終わり、ツクツクボウシが鳴くようになっています。
日中はまだまだ暑いですが、朝晩もすっかり気温が下がり、少しずつ秋の訪れを感じております。
そんなある日、松茸を頂きました。
今年は早く収穫できたとのことで、おにぎり食堂にも秋の味覚が仲間入りです。
今日はその松茸を使って、贅沢にホイル焼きにしようと思っています。
心を込めて握ったおにぎりと、ほっと心が安らぐお味噌汁。
いつもはお漬物ですが、とても美味しい里芋が採れたので煮物を作って御待ちしております。
「ハルさぁん!見てください!」
午前8時。
里芋がほっくり煮えた頃、入り口の方から松本葉子さんに呼ばれました。
鍋を火から下ろし、冷ますために窓際の日の当たらない場所に置きます。
エプロンの紐を外しながら、玄関へ向かいました。
「じゃーん!これ、どうですかね?」
なんと葉子さんの手作りのようです。
木の板を組み合わせて作った、スタンド看板がありました。
手書きで【おにぎり食堂 そよかぜ】と書かれており、お花や小鳥の絵が、とても上手に可愛く描いてあります。
「まぁっ。素敵ですねぇ!葉子さんは絵がとてもお上手なんですね」
なかなかの完成度と、お店の雰囲気にもピッタリのその看板をとても嬉しく思い、葉子さんの意外な才能にもとても驚きました。
「趣味ですけどね。絵画教室に通っていたこともあったので」
葉子さんは少し誇らしげです。
「あ。後ねハルさん。お店に何か音楽かけません?カフェとかだとクラシックとかかかってるじゃないですか。ヒーリングミュージックとかも、癒し系で良いかなと思うんですけど」
葉子さんは、この店をより良くしていこうと色々考えてくださっているようでした。
「そうですねぇ。確かに、私もそういうのは好きなんですけど・・・このお店はこのままで良いかなと思うんですよ。季節によって、時間によって鳴く虫が変わる。静かだからこそ、柔らかい風の音や、風鈴の音なんかにも耳を澄ませようって思えるんです」
それだけでなく、私がお料理する時に響く、お鍋がコトコトいう音も、何ならぽんすけの歩く音さえも、ここではどんなBGMよりも、この店にピッタリだと思っています。
「ここはね、独りを満喫する所というよりも、人を感じ、自然を感じ、季節を感じる。常に何かに寄り添って、命を感じられる。ほっと出来る場所でありたいと思っているんですよ」
そう私の思いを伝えると、葉子さんは納得してくださったようで「そうですね・・・!わかりました!」と、笑顔を見せてくださいました。
「おにぎり食堂・・・」
いつの間にか、私のそばに一人の男性が立っていました。
「いらっしゃいませ」
私がにっこりと微笑んでそう言うと、彼は頭を下げました。
「あの・・・ごはん、食べさせてください」
まだ20歳くらいでしょうか。
大人しそうで、好青年という言葉が頭に浮かぶような男性でした。
「もちろんですよ、こちらへどうぞ」
葉子さんと一緒に、青年をご案内いたしました。
「今日はとても立派な松茸があるので、オススメは松茸ですけれど、おかずはお客様の好きなものをお作りしますよ」
キッチンから青年に話しかけると、ちょうどリュックを下ろして足元に置いたところでした。
葉子さんは、お茶を運んでくれています。
「松茸って高いんですよね?僕、あまりお金持ってなくて・・・」
「あら、良いんですよ。金額は変わりませんから。せっかくの秋の味覚ですもの。召し上がってみてください」
そう言うと、青年は驚いた顔をして「ありがとうございます!」と言いました。
おにぎりは梅干しが良いとのことで、自家製の梅を使ったおにぎりを2つ、お皿に乗せました。
今日のお味噌汁も、田舎味噌の甘味と、鰹節と昆布からとったお出汁が効いています。
煮ておいた里芋は、1度強火にかけて味をしっかり含ませてから再び少し冷まして、お皿に盛ります。
そうしているうちに、オーブンでは松茸のホイル焼きが完成したようです。
「はい、どうぞ」
葉子さんがテーブルにお運びすると、彼は身を乗り出して、お皿に乗ったお料理を覗き込みました。
「うわぁ。美味しそうだな」
「ハルさんのお料理は絶品ですよ!」
葉子さんは自慢げに言います。
「いただきます!」
彼は早速、松茸を包んでいるホイルを破ります。
途端にふわりと広がる秋の香りが食堂の中を漂い、ぽんすけも興味津々で彼の足元にやって来ました。
「僕、松茸なんて初めてです!・・・おぉ!美味しいっ」
ここへやって来たときより、明らかに声が元気になったように思いました。
おにぎりにかぶりつくと、思わず笑顔になっています。
「里芋、凄く柔らかくてホクホクしてて美味しいですっ」
里芋もとても気に入ってくださり、あっという間に無くなったので「良かったらおかわりしますか?勿論サービスですよ」と言うと「いいんですか?!」と、とても嬉しそうにしてくださいました。
全て食べ終え、最後のお味噌汁を飲んでから、彼は「ふぅ。ごちそうさまでした」と、丁寧に両手を合わせます。
「わぁ、偉いわねぇ。最近の若い子は、そんなにきちんと『ごちそうさま』する子は少ないと思っていたのに」
葉子さんが、目を丸くして言いました。
「別れた旦那なんて、『いただきます』すら言わなかったのに」
と、呆れたように笑っています。
「ご両親の教育もきちんとされていたんでしょうね。貴方を見ていれば、ご両親も素晴らしいって感じますもの。食材を育てて、お料理をする立場として、とても嬉しいものですよ」
私がそう言うと、彼は照れていました。
「僕、佐野 雅紀って言います。高卒で会社員してたんですけど、もう休みも殆ど取れなくて、上司の嫌がらせかと思うほどにサービス残業ばっかりで。今日はかなり久しぶりの休みで、東京からふらふら出てきたんです。ネットで、この辺は凄く自然が溢れてるって見たから」
佐野さんは、窓から見える秋の青空とゆっくり流れる雲、風に揺れる木々を見て「本当に良いところですね」と仰いました。
耳を澄ませば、そよぐ風で葉が擦れる音と、どこかで鳴く鳥の声が聞こえてきます。
ここでは、時の流れがとてもゆっくりに感じられます。
「僕ね。しんどくて、しんどくて。何のために生きてるのか、仕事のために生きてるのかってくらいで。何度か線路に飛び込もうとしたこともあったんです」
私はキッチンの丸椅子に座って、葉子さんは食器を下げながら静かに彼の話を聞きます。
優しい日の差し込む静かな店内に、佐野さんの声が響きます。
「どこか人の少ない所へ行って、そのまま消えてしまえれば楽なのにって思ってたんです。この店に来るまでは」
彼は窓の前に立ち、外の空気を胸いっぱいに吸い込みます。
「このお店の不思議な雰囲気と、懐かしくて優しい味がするお料理と、あたたかい皆さんの人柄に触れたら、何か消えちゃうなんて勿体無いなって思いました」
「本当にありがとうございます」と、佐野さんは頭を下げました。
「私は佐野さんにお会いできてとても嬉しいんですよ」
頭を下げる佐野さんに言いました。
「私はこのお店に来てくれる人とはご縁があって、意味のある出会いだと思っています。佐野さんがここに来て元気が出たなら、私は心から嬉しく思います」
佐野さんもとても晴れやかな笑顔を見せてくださいました。
「あ、あのっ・・・!」
店の入り口に、若い女性が立っていました。
「あら、いらっしゃいませ」
「わぁ!二人目のお客様!」
葉子さんは喜んで女性の元に駆け寄りました。
佐野さんは席に座って、彼女の方を見ています。
彼女の名前は、藍原 由梨さん。
25歳の女性です。
次は、彼女とのお話です。
日中はまだまだ暑いですが、朝晩もすっかり気温が下がり、少しずつ秋の訪れを感じております。
そんなある日、松茸を頂きました。
今年は早く収穫できたとのことで、おにぎり食堂にも秋の味覚が仲間入りです。
今日はその松茸を使って、贅沢にホイル焼きにしようと思っています。
心を込めて握ったおにぎりと、ほっと心が安らぐお味噌汁。
いつもはお漬物ですが、とても美味しい里芋が採れたので煮物を作って御待ちしております。
「ハルさぁん!見てください!」
午前8時。
里芋がほっくり煮えた頃、入り口の方から松本葉子さんに呼ばれました。
鍋を火から下ろし、冷ますために窓際の日の当たらない場所に置きます。
エプロンの紐を外しながら、玄関へ向かいました。
「じゃーん!これ、どうですかね?」
なんと葉子さんの手作りのようです。
木の板を組み合わせて作った、スタンド看板がありました。
手書きで【おにぎり食堂 そよかぜ】と書かれており、お花や小鳥の絵が、とても上手に可愛く描いてあります。
「まぁっ。素敵ですねぇ!葉子さんは絵がとてもお上手なんですね」
なかなかの完成度と、お店の雰囲気にもピッタリのその看板をとても嬉しく思い、葉子さんの意外な才能にもとても驚きました。
「趣味ですけどね。絵画教室に通っていたこともあったので」
葉子さんは少し誇らしげです。
「あ。後ねハルさん。お店に何か音楽かけません?カフェとかだとクラシックとかかかってるじゃないですか。ヒーリングミュージックとかも、癒し系で良いかなと思うんですけど」
葉子さんは、この店をより良くしていこうと色々考えてくださっているようでした。
「そうですねぇ。確かに、私もそういうのは好きなんですけど・・・このお店はこのままで良いかなと思うんですよ。季節によって、時間によって鳴く虫が変わる。静かだからこそ、柔らかい風の音や、風鈴の音なんかにも耳を澄ませようって思えるんです」
それだけでなく、私がお料理する時に響く、お鍋がコトコトいう音も、何ならぽんすけの歩く音さえも、ここではどんなBGMよりも、この店にピッタリだと思っています。
「ここはね、独りを満喫する所というよりも、人を感じ、自然を感じ、季節を感じる。常に何かに寄り添って、命を感じられる。ほっと出来る場所でありたいと思っているんですよ」
そう私の思いを伝えると、葉子さんは納得してくださったようで「そうですね・・・!わかりました!」と、笑顔を見せてくださいました。
「おにぎり食堂・・・」
いつの間にか、私のそばに一人の男性が立っていました。
「いらっしゃいませ」
私がにっこりと微笑んでそう言うと、彼は頭を下げました。
「あの・・・ごはん、食べさせてください」
まだ20歳くらいでしょうか。
大人しそうで、好青年という言葉が頭に浮かぶような男性でした。
「もちろんですよ、こちらへどうぞ」
葉子さんと一緒に、青年をご案内いたしました。
「今日はとても立派な松茸があるので、オススメは松茸ですけれど、おかずはお客様の好きなものをお作りしますよ」
キッチンから青年に話しかけると、ちょうどリュックを下ろして足元に置いたところでした。
葉子さんは、お茶を運んでくれています。
「松茸って高いんですよね?僕、あまりお金持ってなくて・・・」
「あら、良いんですよ。金額は変わりませんから。せっかくの秋の味覚ですもの。召し上がってみてください」
そう言うと、青年は驚いた顔をして「ありがとうございます!」と言いました。
おにぎりは梅干しが良いとのことで、自家製の梅を使ったおにぎりを2つ、お皿に乗せました。
今日のお味噌汁も、田舎味噌の甘味と、鰹節と昆布からとったお出汁が効いています。
煮ておいた里芋は、1度強火にかけて味をしっかり含ませてから再び少し冷まして、お皿に盛ります。
そうしているうちに、オーブンでは松茸のホイル焼きが完成したようです。
「はい、どうぞ」
葉子さんがテーブルにお運びすると、彼は身を乗り出して、お皿に乗ったお料理を覗き込みました。
「うわぁ。美味しそうだな」
「ハルさんのお料理は絶品ですよ!」
葉子さんは自慢げに言います。
「いただきます!」
彼は早速、松茸を包んでいるホイルを破ります。
途端にふわりと広がる秋の香りが食堂の中を漂い、ぽんすけも興味津々で彼の足元にやって来ました。
「僕、松茸なんて初めてです!・・・おぉ!美味しいっ」
ここへやって来たときより、明らかに声が元気になったように思いました。
おにぎりにかぶりつくと、思わず笑顔になっています。
「里芋、凄く柔らかくてホクホクしてて美味しいですっ」
里芋もとても気に入ってくださり、あっという間に無くなったので「良かったらおかわりしますか?勿論サービスですよ」と言うと「いいんですか?!」と、とても嬉しそうにしてくださいました。
全て食べ終え、最後のお味噌汁を飲んでから、彼は「ふぅ。ごちそうさまでした」と、丁寧に両手を合わせます。
「わぁ、偉いわねぇ。最近の若い子は、そんなにきちんと『ごちそうさま』する子は少ないと思っていたのに」
葉子さんが、目を丸くして言いました。
「別れた旦那なんて、『いただきます』すら言わなかったのに」
と、呆れたように笑っています。
「ご両親の教育もきちんとされていたんでしょうね。貴方を見ていれば、ご両親も素晴らしいって感じますもの。食材を育てて、お料理をする立場として、とても嬉しいものですよ」
私がそう言うと、彼は照れていました。
「僕、佐野 雅紀って言います。高卒で会社員してたんですけど、もう休みも殆ど取れなくて、上司の嫌がらせかと思うほどにサービス残業ばっかりで。今日はかなり久しぶりの休みで、東京からふらふら出てきたんです。ネットで、この辺は凄く自然が溢れてるって見たから」
佐野さんは、窓から見える秋の青空とゆっくり流れる雲、風に揺れる木々を見て「本当に良いところですね」と仰いました。
耳を澄ませば、そよぐ風で葉が擦れる音と、どこかで鳴く鳥の声が聞こえてきます。
ここでは、時の流れがとてもゆっくりに感じられます。
「僕ね。しんどくて、しんどくて。何のために生きてるのか、仕事のために生きてるのかってくらいで。何度か線路に飛び込もうとしたこともあったんです」
私はキッチンの丸椅子に座って、葉子さんは食器を下げながら静かに彼の話を聞きます。
優しい日の差し込む静かな店内に、佐野さんの声が響きます。
「どこか人の少ない所へ行って、そのまま消えてしまえれば楽なのにって思ってたんです。この店に来るまでは」
彼は窓の前に立ち、外の空気を胸いっぱいに吸い込みます。
「このお店の不思議な雰囲気と、懐かしくて優しい味がするお料理と、あたたかい皆さんの人柄に触れたら、何か消えちゃうなんて勿体無いなって思いました」
「本当にありがとうございます」と、佐野さんは頭を下げました。
「私は佐野さんにお会いできてとても嬉しいんですよ」
頭を下げる佐野さんに言いました。
「私はこのお店に来てくれる人とはご縁があって、意味のある出会いだと思っています。佐野さんがここに来て元気が出たなら、私は心から嬉しく思います」
佐野さんもとても晴れやかな笑顔を見せてくださいました。
「あ、あのっ・・・!」
店の入り口に、若い女性が立っていました。
「あら、いらっしゃいませ」
「わぁ!二人目のお客様!」
葉子さんは喜んで女性の元に駆け寄りました。
佐野さんは席に座って、彼女の方を見ています。
彼女の名前は、藍原 由梨さん。
25歳の女性です。
次は、彼女とのお話です。
10
あなたにおすすめの小説
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
お隣さんはヤのつくご職業
古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。
残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。
元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。
……え、ちゃんとしたもん食え?
ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!!
ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ
建築基準法と物理法則なんて知りません
登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。
2020/5/26 完結
ヤクザに医官はおりません
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした
会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。
シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。
無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。
反社会組織の集まりか!
ヤ◯ザに見初められたら逃げられない?
勘違いから始まる異文化交流のお話です。
※もちろんフィクションです。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
新しい家族は保護犬きーちゃん
ゆきむらさり
エッセイ・ノンフィクション
〔あらすじ〕📝初めて🐶保護犬ちゃんを迎え入れる我が家。
過去の哀しい実情のせいで人間不信で怯える保護犬きーちゃん。
初日から試行錯誤の日々と保護犬きーちゃんがもたらす至福の日々。
◇
🔶保護犬ちゃん達の過去・現在の実情の記述もあります🐾
🔶日々の些細な出来事を綴っています。現在進行形のお話となります🐾
🔶🐶挿絵画像入りです。
🔶拙いエッセイにもかかわらず、HOTランキングに入れて頂き(2025.7.1、最高位31位)ありがとうございます🙇♀️
明日のために、昨日にサヨナラ(goodbye,hello)
松丹子
恋愛
スパダリな父、優しい長兄、愛想のいい次兄、チャラい従兄に囲まれて、男に抱く理想が高くなってしまった女子高生、橘礼奈。
平凡な自分に見合うフツーな高校生活をエンジョイしようと…思っているはずなのに、幼い頃から抱いていた淡い想いを自覚せざるを得なくなり……
恋愛、家族愛、友情、部活に進路……
緩やかでほんのり甘い青春模様。
*関連作品は下記の通りです。単体でお読みいただけるようにしているつもりです(が、ひたすらキャラクターが多いのであまりオススメできません…)
★展開の都合上、礼奈の誕生日は親世代の作品と齟齬があります。一種のパラレルワールドとしてご了承いただければ幸いです。
*関連作品
『神崎くんは残念なイケメン』(香子視点)
『モテ男とデキ女の奥手な恋』(政人視点)
上記二作を読めばキャラクターは押さえられると思います。
(以降、時系列順『物狂ほしや色と情』、『期待ハズレな吉田さん、自由人な前田くん』、『さくやこの』、『爆走織姫はやさぐれ彦星と結ばれたい』、『色ハくれなゐ 情ハ愛』、『初恋旅行に出かけます』)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
Feel emotion ー恋なんていらない、はずなのに。年下イケメン教え子の甘い誘いにとろけて溺れる…【完結】
remo
ライト文芸
「もう。あきらめて俺に落ちてこい」
大学付属機関で助手として働く深森ゆの。29歳。
訳あって、恋愛を遠ざけていたけれど、超絶優しい准教授 榊 創太郎に心惹かれ、教生時代の教え子 一ノ瀬 黎に振り回されて、…この春。何かが始まりそうな予感。
⁑恋に臆病なアラサー女子×年下イケメン男子×大人エリート紳士⁂
【完結】ありがとうございました‼
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる