幼馴染みはストーカー?エッチがド下手なんですが、恋人になれますか?

モスマンの娘

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23.まさかの対面

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「あっ…えっ?あぁぁ…どうもっ…」

「ふふっ、アキラ君やっと来たわね、めちゃ待ったわよ!遅いぃ~でも今日は彼氏と待ってたから、全然つまらないってことわなかったけどね?紹介するわね!彼氏のカズマ君です♡」

「あぁ…うん、もう彼氏ではないからね?俺達は別れたじゃん、アキラ…君もどうもです。」


特別講義を終わって校門でジョンのお迎えを待とうと思ってたら、レイナさんに捕まった。
遅いぃっと馬鹿そうに言ってるけど、貴方は特別講義をサボりましたよね?
貴方のせいでする羽目になったテストをサボりましたよね?

それでもずるずると前に話したベンチに座らされて、一緒に来ていた男を見て、お互いにめちゃくちゃ歯切れの悪い挨拶を交わす。
レイナさんには悪いけど、僕達はめちゃくちゃ知り合いです。
だって、僕がこいつに頼んで君と付き合ってもらったんだから、ジョンと別れさせるために!


「彼氏じゃないなんて、わたしは別れるの認めてないんだけど!私はまだカズマ君のことが好きなんだけどなぁ…
っということで、この私のお友達のアキラ君が困ってるみたいなのよぅ、助けてあげたくて、カズマ君を呼んだの!」


レイナさんがナヨナヨした動きでカズマの肩に手を当てる。なるほど、僕をダシに復縁を狙ってるわけだ…ジョンとよりを戻すのが駄目ならカズマとの復縁にシフトチェンジしたわけだ、女性は強かだなぁ


「えっ?何っ?アキラは何か困ってるの?…大丈夫か?話してみなよ、もちろん力になるよ…どうした?学費か?またあの人か?教えてくれよ、今度こそ、俺がどうにでもするから!」

「カズマ君…ちょっと、違います。君は熱量を間違えてます。あと距離感も、君の気持ちは嬉しいけど、今はちょっと違う…君は知り合いで、お友達でお願いします。そういうことでお願いします。」


レイナさんの僕が困っている発言を受けて、カズマがガシリっと僕の肩を掴んで問いただしてくる。そんな金と家族関係とか重い悩みじゃないから!あとくん付けが速攻で取れてるから、普段の呼び捨てになってるから!


「えっ?何っ?知り合いだったの?じゃあ話は早くない?
なんか…彼氏とエッチの仕方がわからなくて困ってるんだって、彼氏がアキラ君に魅力を感じないから、全然そういうことしてくれなくて…このままじゃ、可哀想だから!
だからレイナ達で教えてあげない?
ふふっ…3人で楽しみながら教えてあげたら、盛り上がるの間違いなしよ♡
私達って体の相性よかったから、きっとアキラ君もすぐにコツがわかると思うんだよね
3Pって一度してみたかったんだよねぇ~」


うえぇ…ちょっと、本当にないです。そんな気持ちの悪いこと考えてたの?
まず僕は貴方に触れられるのも無理だし、カズマとそういうことをできる関係でもないし…
あとカズマの顔が怖い!絶対にこれキレかけてるし…


「はっ?アキラに魅力がないとか、なに?目が付いてないの?というか、そういうことはしなくていいから、アキラはひたすら愛でてたら十分に幸せでしょ?
そういう対象に見ることからおこがましい!!アキラは崇高な存在なんだよ、崇め奉れば幸せだろうが、日々手を合わせて拝めよ!!」

「ちょっと待って、カズマの中で僕がなんか拗れてるから!崇高ではない、普通の人間でお願いします。あと目が怖い!とりあえずカズマは落ち着いて…ちょっと本当に落ち着いて!」


グイグイと肩を掴まれて本気のギラギラした目で言われると、めちゃ怖い…あと肩も痛い!
レイナさんもカズマの言葉に???な顔になってるじゃん!


「うわぁ!!アキラに何してるんだよ!
レイナっ、何なの?そいつ誰だよ、お前はアキラを放せよ!痛がってるだろ!!」

「あぁ~ん?お前が今言ってた目が節穴の不届き者かよ!お前こそアキラを放せよ!
どんだけアキラに想われてるかわかってんのか、このクソ幸せものが!さっさとアキラを開放しろよ!」


うわぁぁ!最悪のタイミングでジョンが来た…どうするのこれ?
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