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22.めちゃくちゃ悩んでます

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アキラの痛々しい告白に、もうその日はとても僕がアキラへの気持ちを告白するような雰囲気じゃなくなってしまって…
あの後は、言葉少なくアキラを慰めたりように、ずっと引っ付いてキスをして抱きしめて過ごした。

僕はアキラが体が弱い理由も知らなかったし、出逢ったころからアキラは病弱で、体も小さかったから、そういう体質なんだって考えもしなかった。

今考えたら。体育も当たり前みたいに休むことが多かったし、修学旅行とかも行かなかった。体が弱いってだけじゃなかったんだな

肺を刺された後遺症があるのかもしれない、虐待で小さい時に十分な栄養がとれなかったのも悪いのかもしれない…
自分の思慮の足りなさ加減に嫌気がする。

それでも今までは隠していた傷跡も、話してもらえなかった過去もアキラは全部僕に教えてくれた。

きっとそれは、僕との未来を望んでくれているからで…
それは僕のようにエッチがド下手だから嫌われるなんて悩んでウジウジしていることが、恥ずかしくなるくらいの気持ちで


僕はもっともっとしっかりと腹を括らないといけないんだ!アキラが僕を思ってくれている気持ちに応えられるように
今までの彼女達との付き合い方や抱き方は絶対にしちゃいけないって思ったんだ

アキラは彼女達とは絶対的に違うから、アキラは僕を・・愛してくれているから、彼女達はきっと僕の見た目が好きだったんだと思う…


『かっこいいと思ったのに…』、『遊んでそうと思ったのに…』、『楽しませてくれると思ったのに…』


僕もいけないんだ、女の子と同じように…いや、きっとそれ以上に軽い気持ちで付き合ってて、女の子の求められるままにキスして、抱きしめて、エッチして…

そりゃ愛情もサービス精神もない僕のあざなりのエッチなんか楽しくないだろうし、つまらないし、ド下手くそだよね…俺の方が最低だったんだ。

アキラとはそんな付き合い方は絶対にしないって、しちゃいけないってすごく思った。
アキラは僕にずっと周りに隠していた傷を見せてくれたから、それだけ真剣に僕を思ってくれているんだか

僕も真剣な気持ちで付き合わないといけないって、だから…まだ…返事をするのはよそうって思ったんだ

もっとこの気持ちがはっきりと言えるのは、僕がアキラを本気で恋人として好きだって言い切れるときなんだと思ったから
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