846 / 1,164
30.新たな番
842.謎の人アキラさん (sideシバ)
しおりを挟む
「私です!シバの番う相手は、アキラさんではなく私ですから!シバは私の雄ですから!!」
バスターさんが俺を助けるために叫ぶようにしてダーク様に宣言してくれる。
それはもう、神に誓うように堂々と…
あぁ…俺の雌は最高にカッコいいよ!!
それでもそんなバスターさんにダーク様が顔を向けていく、やめて!バスターさんは関係ないから…お願いですから、俺の雌に酷いことしないでって、もうしがみついてでも懇願しようとしたら…
「……ダークも恐ろしいこと言わないでよ!そんな族長顔しないで…僕はいつものいい奴のダークじゃないと嫌だよ!」
アキラさんの言葉にもう魔獣みたいだったダーク様の雰囲気が、一変して柔らかな普段のダーク様に戻っていった。
シュンっとなって俺やバスターさんに謝ってくれるけど…
やめてください!俺なんか貴方様に頭を下げられるような者じゃないから!
天上人が石っころに謝るみたいなものだから!
「っということで、いままでもダークには僕のオリジナルポーションを卸してますが、ここでできるダンジョン用のポーションも卸す予定なんですよ
ほらっ、人狼の独特の社会だと人間族の会社の商品って売れないでしょ?だからダークを通すと、すごく信用があがって売上も上がるから、大変にありがたいルートなんですよ」
アキラさんがソファにゆっくりと腰掛けてから資料を開いて隣のダーク様に見せていく
向かい座るバスターさんと俺も資料をみるけど…正直緊張しすぎて文字が読めない!
「何を言ってるんですか?貴方は格安で私の組に卸してくれてるから、そちらの儲けなんて微々たる額でしょ?もう…これは献金レベルですよ?」
「ちゃんとうちの会社には利益はもらってるよ?ちょっと色をつけただけ!
ダークが族長になったらうちの会社の利益も更に増えるでしょ?これは投資でもあるんだよ、それでも僕が個人でやってたときよりは割合は低くなっちゃったけど…ごめんね」
「何言ってるんですか?額の桁違いでしょうが…アキラも無理はしてませんか?
その色って本当はアキラの取り分なんじゃないですか?」
「いいんだよ…ダークにはずっとよくしてもらってるし、僕がダークを応援したいの!
ダークは僕の自慢の親友なんだからね?これくらいやらせてよ…」
………何?なんか目の前でイチャイチャされてる気がする
違った!そこを気にする前に、つまり俺の所属している組にアキラさんてめちゃくちゃお金を出してくれてるってこと?
アキラさんってそんなことしてたの?
もう目を向いてアキラさんを見れば
「シバさん?貴方がどんな勘違いをしたかは知りませんが…アキラは私の組での最大のスポンサーですからね?
もしまたアキラを傷つけるよつなことをしてみなさい………そのときは……先程のどちらかを選んでもらいますからね?」
怖い!絶対にしたくない二択を選ばされるなんて、ブルブルって体が勝手に震えてしまう
「大丈夫だって、シバさんはきっとこれからしっかりと働いてくれるし、バスターさんとも番う予定なんでしょ?
ほらっ…怖い顔になってるよ?眉間にシワ寄せないで……」
ちょっとアキラさん!うちの組長候補の眉間を何ナデナデしてるんですか?そんなに気安く触れる方じゃないんだからね?
人間でいう皇太子か大統領候補レベルの方だからね?
………って何をダーク様も気持ちよさそうに目を細めててうっとり顔してるの?何なの?アキラさんって本当に何者なの?
バスターさんが俺を助けるために叫ぶようにしてダーク様に宣言してくれる。
それはもう、神に誓うように堂々と…
あぁ…俺の雌は最高にカッコいいよ!!
それでもそんなバスターさんにダーク様が顔を向けていく、やめて!バスターさんは関係ないから…お願いですから、俺の雌に酷いことしないでって、もうしがみついてでも懇願しようとしたら…
「……ダークも恐ろしいこと言わないでよ!そんな族長顔しないで…僕はいつものいい奴のダークじゃないと嫌だよ!」
アキラさんの言葉にもう魔獣みたいだったダーク様の雰囲気が、一変して柔らかな普段のダーク様に戻っていった。
シュンっとなって俺やバスターさんに謝ってくれるけど…
やめてください!俺なんか貴方様に頭を下げられるような者じゃないから!
天上人が石っころに謝るみたいなものだから!
「っということで、いままでもダークには僕のオリジナルポーションを卸してますが、ここでできるダンジョン用のポーションも卸す予定なんですよ
ほらっ、人狼の独特の社会だと人間族の会社の商品って売れないでしょ?だからダークを通すと、すごく信用があがって売上も上がるから、大変にありがたいルートなんですよ」
アキラさんがソファにゆっくりと腰掛けてから資料を開いて隣のダーク様に見せていく
向かい座るバスターさんと俺も資料をみるけど…正直緊張しすぎて文字が読めない!
「何を言ってるんですか?貴方は格安で私の組に卸してくれてるから、そちらの儲けなんて微々たる額でしょ?もう…これは献金レベルですよ?」
「ちゃんとうちの会社には利益はもらってるよ?ちょっと色をつけただけ!
ダークが族長になったらうちの会社の利益も更に増えるでしょ?これは投資でもあるんだよ、それでも僕が個人でやってたときよりは割合は低くなっちゃったけど…ごめんね」
「何言ってるんですか?額の桁違いでしょうが…アキラも無理はしてませんか?
その色って本当はアキラの取り分なんじゃないですか?」
「いいんだよ…ダークにはずっとよくしてもらってるし、僕がダークを応援したいの!
ダークは僕の自慢の親友なんだからね?これくらいやらせてよ…」
………何?なんか目の前でイチャイチャされてる気がする
違った!そこを気にする前に、つまり俺の所属している組にアキラさんてめちゃくちゃお金を出してくれてるってこと?
アキラさんってそんなことしてたの?
もう目を向いてアキラさんを見れば
「シバさん?貴方がどんな勘違いをしたかは知りませんが…アキラは私の組での最大のスポンサーですからね?
もしまたアキラを傷つけるよつなことをしてみなさい………そのときは……先程のどちらかを選んでもらいますからね?」
怖い!絶対にしたくない二択を選ばされるなんて、ブルブルって体が勝手に震えてしまう
「大丈夫だって、シバさんはきっとこれからしっかりと働いてくれるし、バスターさんとも番う予定なんでしょ?
ほらっ…怖い顔になってるよ?眉間にシワ寄せないで……」
ちょっとアキラさん!うちの組長候補の眉間を何ナデナデしてるんですか?そんなに気安く触れる方じゃないんだからね?
人間でいう皇太子か大統領候補レベルの方だからね?
………って何をダーク様も気持ちよさそうに目を細めててうっとり顔してるの?何なの?アキラさんって本当に何者なの?
0
お気に入りに追加
363
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる