夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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28.シバという人

768.二人の休日  (sideジョン)

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お昼に直前くらいに、アキラが息を切らせて帰ってきてくれた。
きっとマウンテンバイクで急いで帰ってきてくれたのか、薄っすら汗すらかいている。


「おかえりなさい、そんなに急がなくてもよかったのに、おうどんは逃げないよ?」

「ジョンは知らないの?美味しいご飯は逃げるんだよ!
この時、この瞬間に食べるのが一番美味しいってご飯があるでしょ?その時間が過ぎたら美味しくなくなっちゃうよ!
それにジョンのおうどんがあるって思ったら気が競っちゃってね」


どんだけ僕のおうどんを好きなの?
そんなん言われたら嬉しくて尻尾が振れちゃうじゃないか…


「わかりました。着替えてきなよ、その間に用意しとくから…」

「は~い、シェフいつものお願いしますね!ふふっ…おう~どん♪」


もう変な鼻歌まで歌ってるし…苦笑を漏らしながら、アキラの薄味で麺柔らか目、とろろ昆布盛々にネギ適量のおうどんを作っていった。




「はぁ~美味しかった!
ジョンのおうどんも最近食べられてなかったから、久しぶり過ぎて嬉しくて食べすぎたかな?お腹が重い……」

「ふふっ、いっぱい食べてくれて嬉しいよ、珍しくおかわりもしたもんね?
今日はもうごろごろするのかな?」

「そうだよ、ジョンと久しぶりにごろごろイチャイチャするんだから
撮り貯めたDVD見て、ソファでジョンに膝枕してもらうのが今日のメインイベントです!」


そんなことがメインイベントなの?って思いながら、アキラが持ってきてくれる器を洗っていく
こうやって一緒に家事をするのも久しぶりだ。

それにそんなヘロヘロなアキラを抱くなんてとてもできなくて、一ヶ月以上もアキラを抱いていない!
もちろん逝かせてはいるけど、だいたい優しく僕が口でしてあげたり…手でしてあげたり……
つまり、アキラの中に全然入れられてないのだ!
忙しくて、疲れているからしかたないんだけど!やっぱりちょっと……寂しいから


「僕としては…アキラを今晩、抱くことがメインイベントなんだけど……
久しぶりにアキラを感じたいんだけどなぁ、駄目ぇ?」

「あの……うん、僕も…ジョンとしたい……です。でも、優しくしてね?」


顔を赤らめながらの、小さい呟きに頬が緩んでいってしまう!
ふふっ…今日の晩御飯は早めにして、ゆっくりだらだらしながらも準備をしなければ!


もうしっかりと、ソファでDVDを流して僕の膝枕で堪能させていたら、アキラは一時間もしないで寝だしちゃったから

そっとそっとソファに寝かせて、ブランケットを掛けてから
すごい勢いで準備をしました!
シーツからポットから洗面器に、もちろん青いおもちゃ箱も準備万端にしておきました!!

準備が終われば、夕方の五時だから…
晩御飯の支度をします!
今日は早めに食べて、ゆっくりとアキラと楽しみたいから!
早目だし、昼ご飯を食べすぎてたから軽めがいいかな?

じゃがいも入りのポトフにして、あとはタマゴをスクラップエッグにして、食べる意味の分からない葉っぱを添えたらいいかな?
今晩のことを考えながら調理をすると、鼻歌がでてきてしまう…
アキラは早く起きないなぁ
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