夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの？

17.可愛いだけじゃいられないよ

347優しい洗浄 18

お風呂場での洗浄でも、なにかいろいろ試したいらしい…
もう粛々と進むと早く終っていただきたいっと思ってしまうが…

「ふふっそんなに不安そうな顔しなくても大丈夫だよ？
もうおもちゃは使わないしよ、ほらこっちきて？手はここね？」

ジョンは湯船のヘリに座り、向かい合わせになるように膝に座らされる。
腕はジョンの首に回されてしがみついてるようになる。

いつもの注入器と洗面器はバスチェアの上にセットされている。
けっこう不安定な格好にぎゅっと手に力が入り、ジョンにひっついてしまう。

「ほらっ入れていくよ？力抜いててね？」

ジョンが注入器を押しつぶせば、おなかの中に容赦なく人肌のお湯が入ってくる。

その感覚に体が強張る。

「アキラ、ほら上向いて…ちゅーしよう？
気持ちよくなれるよ…
入れている間ずっとしよう？」
　
上を見るとジョンの顔がすぐ側にあって、吸い込まれるように唇を重ねていった。



3回の洗浄を終えて、毎回のごとくヘロヘロになっとジョンにベッドまで抱きかかえて移動される。

でも今日の洗浄はいつもより、すごく甘くて楽だった気がする。
ジョンは注入中ずっと優しくキスをしてくれた。

我慢できなくなってお湯を出しているときも、羞恥心で目をぎゅっと閉じてしまったら優しく髪を撫でてくれた。
さっきまでの行為思い出すと、小さく笑みが溢れてしまった。

「アキラ、ありがとう
いっぱい頑張ってくれたね…
僕にしがみつきながら我慢するアキラ可愛かったよ…
僕もう一回お風呂はいってくるから、ゆっくりしておいてね？お水も飲んでね？」

いつものように、お風呂を綺麗にしに行ってくれているのだろう
でも僕もゆっくりはしていられない…

重い体を起こしてはリビングに置いたままの紙袋をもってくる、きっとジョンも喜んでくれる

ワクワクしながら、その新しい服に着換えていった。