夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの？

14.二人の未来を紡ぐ

251.二人の儚い幸せを願う

エスコートされて脱衣場まで行くと、タオルでポンポンされる
気持ちよくてもう寝たいなぁっとフワフワしてしまう。

「ちょっと～アキラ！寝ないでよ
せめて服着てください
ほらっ足上げて、これじゃ介護だよぉ」

「すまないねぇジョンや
ワシがこんな体なばっかりに！」

「ふふっ眠いだけでしょ？
ハイ万歳して、はい着れた。」


ジョンに手伝ってもらいながら、部屋着に着替えると抱きかかえられてソファに連れていかれる。

ジョンはパタパタと冷蔵庫からアイスノンとミネラルウォーターを持ってきてくれる。


「はい、目をちゃんと冷しておいてね？
おじいちゃん達に見られたら心配されちゃうよ
シーツかけてくるから、ちょっとだけ待っててね？」


ジョンがちゃんとハンカチにくるんでアイスノンをくれる。


「ジョンは僕には出来すぎたお嫁さんです。僕は幸せものです。
ありがとう」


なにそれ！っと笑いながらジョンは寝室に向かってしまった。

もってきてくれたミネラルウォーターを飲みながらアキラは今の幸せを噛みしめる。

この幸せが壊れませんようにっと願いながら…