僕と精霊

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英雄誕生伝編 6月20日〜6月30日

町を守る者達

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 現代サイド 龍神学園

 学園長は1人で学園内の魔獣の群れを相手にしていた
「ハァハァ、キリがないのー、ハァ❗️」
学園長が放った魔弾は魔獣を吸い込み爆発する

 魔獣の一匹が学園長を背後から襲いかかる
(しまった‼️)
学園長は転ぶ

「風❗️」
一瞬で魔獣はブッ飛ぶ

「おいおい爺さん、歳が歳なんだから大人しくしてろよ」
サラは学園長に手を差し出す
「サラ君か、すまないね、私もそろそろ引退かな?」
学園長はサラの手を掴み立ち上がる

「いやいや、この短時間であの魔獣を数百匹やってんだからまだまだ現役だよ、アンタは」
サラは呆れながら言う

「とりあえず此処は片付いたわい..」
学園長はホッとため息を吐く
「じゃ!私は他の所に回ってくるよ!」
サラは走り去る
「本当にアラフォーか、あの小娘は...」

「誰がアラフォーのババアだ❗️このクソジジイ‼️」
猛スピードで戻って来たサラは学園長にゲンコツを食らわせる
「そこまで言っとらん...」
学園長の頭には大きなタンコブができる

「たくっ!あの爺さんは、てか私もそんな歳か~そろそろ子供作ろうかな~」
サラは魔獣の禍々しい気配のする方へ走る

 避難所付近

「橋が崩れたぞ❗️このままじゃあ避難所に行けないぞ❗️」
沢山の人が避難所へ行くための橋の前で立ち往生している

「皆さん!下がってください!」
リベラが橋の前に出ると種を植え始めた

「おい❗️こんな時に何やってるだ❗️」
「そうよ❗️もう泳いででも向こうへ行くわ❗️」
リベラはブーイングを浴びる

「リベラを信じてください❗️」
リベラがそう言うと種が急成長し、大きなツタの橋になる

「さぁ速く此処を通ってください❗️」
「あ、ありがとう❗️」
「女神様じゃ❗️ありがたや❗️」
大勢の人々は橋を渡る者、リベラを拝める者に分かれる

「あ、あの速く橋を...」
リベラは恥ずかしそうにモジモジする

「シャー‼️」
川の中から首長竜の魔獣が現れる
「危ない❗️」
リベラは魔獣に種を飛ばす

「ググッ..ズズッ❗️」
魔獣は伸びたツタに縛られ、川に沈む
「「「おぉ❗️」」」

「アイスフィールド‼️」
川が突然凍り出す
「ラートさんにボノムさん!」
「へへっ!大丈夫か?リベラ!」
「ありがとうございます」
リベラはお辞儀する

「さぁさぁ!橋を渡れん人は氷の上を歩いてくだせい!滑るんで気をつけて!」
ボノムは誘導をする
「うわぁ!雪だるまが喋った!」
ボノムは小さい子ども達に人気だ
「照れますな~」

 今度は空から魔獣が襲いかかる
「いくぜ!ボノム❗️」
「勿論ですぜ!ご主人‼️」
2人の精霊石が輝き出すとラートのおでこの右側から捻れた角が生えてきた。ボノムの体の周りに雪が集まっていき、巨大化する

「一気にカタをつけますぜ!ご主人❗️」
「おうよ❗️」


 上空

 レート、ウリエラ、ガブリラは空から町を見渡す
「ウリエラさーん!そっちはどう?」
「問題ありません!」
「ガブリラさんは?」
「こちらも問題ありません!」

「マスター❗️あそこにお婆さんがいます!」
グライドは大声でレートに伝える
「いくよ!グライド❗️」
「了解しました❗️」
2人の精霊石が輝き出すとレートのおでこの左側から捻れた角が生えできた。グライドは翼を逞しく広げ、クチバシは鋭くなる。

「とばしますよ!マスター❗️」
「一気にいくか❗️」


 繁華街

 モニーとアドロンは繁華街に溢れる魔獣を対処している
「アドロン君!そっち行ったよ!」
「オウ❗️」

 鎧姿のアドロンは次々と魔獣を薙ぎ倒していく
「どっちが魔獣かわからなくなるね❗️」
モニーも魔獣を刻んでいく


 魔獣の襲撃はまだまだ収まる気配はない


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