学生恋愛♡短編集

五菜みやみ

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先生、好きです。

第3話

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テスト勉強の話しで盛り上がっていると、前の扉が開いて担任の先生が入ってきた。



「席座れー! 朝礼始めるぞー!」



そう言って教卓に立つ先生にクラスのみんなが一斉に着席をする。

啓太も「じゃぁな!」と言って中央列の前から3番目の席に座った。

全員が座って静かになると朝礼が始まり、先生がみんなを見渡しながら口を開いた。



「日直は号令を頼む」


「きりーつ、れーい!」


『(お)はようございまーす』



教室内に挨拶をしたみんなの声が響き、続いて先生が返してくる。


「今日は大事な話しがあるから聞きのがすなよー。

じゃぁ先に出欠取るぞー」



今日もスムーズに朝礼が始まった。

変わらないいつも光景だ。

しばらくして私の名前を呼ばれて返事をする。


大事な話しって言ったよね。

なんだろう、受験関係の話しかな?


このクラスは基本、大学への進学を希望する生徒が多いクラスで、進学組の集まりだった。

だからといって就職を考える生徒が一人もいないわけじゃなく、現に秋頃から就職や専門学校に進路変更した生徒が数人いる。


それでもやっぱり大半は大学受験をする予定かな。

進学組だけあって、真面目な生徒が多いんだよねー。

おかげで先生も受験ワードの話しが多いし。

受験目前で卒業も近いから仕方ないだろうけど、窮屈で少し寂しいなぁ。


先生はその後、学校周辺の注意事項の話しをするとパチンと手を叩いた。



「はーい! ここから大事な話しするからなー!」



声を大きくして言った先生は、クラスメイトの視線をちゃんとこっちに移してから大事な話しとやらを発表する。



「今日の5校時の数学だが、柏木先生が風邪で休みになったため、他の先生が代理で来ることになります!」


「えー!」


「ウソー! 聞きたいことあったのに!」



柏木先生が風邪……。

大丈夫かな?


突然の話しに教室はざわつき出した。

柏木先生の心配する声と質問が出来なくて困っている生徒の声で先生の話しが中断される。

そんなクラスメイトに先生は手を上げてなだめ始めた。



「はーい、静かに!

質問できなくて困る人もいるもいると思うので、数学が得意な先生を探しますが、授業は自習になると思うので各自用意しておくように!」


『はーい!』



自習か、何をしてようかな。

まぁその時になったらでいいか。


私も体調には気をつけよう。

1ヶ月後とは言え大事な時だし、授業に遅れたら余計な時間を取ることになる。


それに、学校にこれなくなったら先生に会えない!

そんなの絶対にイヤ!!

寒い格好で過ごすのは絶対にやめよう!


それから朝礼が終わった。

先生はこの後職員室に集まって、お昼休みまでに誰が受け持つのかを話し会うらしい。


普通に考えれば、1・2年生の数学担任が変わりくるわよね。

それも学年末テストの準備で忙しいだろうけど。


担任の先生が教室から出て行くと少しの休憩が入り、友達と駄弁る生徒や、1時間目の英語の準備をする生徒に別れた。

私は英語の教材を机の上に出すと、外を眺めていた。

窓が閉まっているとはいえ、窓際の席は冷気が流れてついて寒く感じる。

ブランケットがないとソックスだけの女子にはキツいだろう。


しばらくすると英語の先生が来て授業が始まり、その後も2校時、3校時と時間が経っていった。


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