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#51 スタンピード、収束
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「皆さん、お疲れ様でしたー!」
スタンピードから発生してから3日。
ついにスタンピードは収束し、街には平和が戻った。
先程まで冒険者達は、荒れた戦場を今できる範囲で綺麗にしてきて、シュージや裏方のメンバーは色々と機材や道具の片付けに勤しんでいた。
そんな作業が終わる頃にはすっかり夜で、今は全員がギルドに戻ってきて祝いの乾杯を食堂で行っていた。
そんな皆には今日、炊き出しで振る舞われた炊き込みご飯のおにぎりと、卵スープが提供されていた。
今日の炊き出しで作った分は想像以上にスタンピードが早く収束したため、かなり余ってしまい、色んな家庭やギルドにお裾分けをし、それでもなおかなり余っていたので、こうして持ってきた次第だ。
ちなみに、蒼天の風のメンバーは最後まで戦っていたり持ち場にいたため、まだ誰もこのご飯を食べていなかった。
「美味ぇ! ライスに味が付いてる!」
「美味しいー!」
それに飛び付いたのは、まだまだ育ち盛りのガルとピュイで、幸せそうに大きなおにぎりを頬張っていた。
他のメンバー、特に戦闘をしていたメンバーもこぞっておにぎりに手を伸ばして、空いたお腹に美味しいおにぎりを詰め込んでいく。
「シュージ、ご苦労だったな」
「いえいえ、ジルさんこそ。 寝る時以外ほとんど戦っていましたよね?」
「まぁ、あれぐらいなら何とでもなるさ。 シュージは怪我などはないか?」
「はい。 最後に少しだけ手伝いましたが、特には問題無かったですよ」
そう、最終日の防衛に当たって、実はシュージも1時間ほどだが戦線に加わっていた。
というのも、一部の戦線が怪我人などで人手不足になってしまったのだ。
そのため、戦いが好きではないとはいえ、戦えるのに戦わないのも違うと思ったシュージは、前線に出ることにした。
いざ戦うとなれば、戦闘モードとも言うべき気持ちの切り替えは地球で格闘技をやっていた頃から行なっていたので、その部分は特に問題にならなかった。
結果、シュージはその戦線で八面六臂の活躍を見せ、戦線を見事に押し返すことに成功した。
その戦う様は周りにいた冒険者達からするとまさに鬼神の様で、そもそもこの世界に格闘だけで戦う者というのは、いないわけではないが珍しいのだ。
というのも、魔物は中々に打たれ強い個体が多く、格闘で仕留め切るのは中々に難しい。
だが、シュージは強力なパンチやキック、時には絞め技なんかも使って魔物をバッタバッタと薙ぎ倒していき、あれは何者だと軽く話題になったりもしていた。
「お前の協力もあり、今回のスタンピードは死者0という類を見ない戦果を上げられた。 本当にありがとう」
「僕だけじゃないですよ。 この街にいた全ての人のおかげです」
「そうだな。 ただ、戦った皆から炊き出しはとても絶賛されていたぞ。 やはり戦で美味い物を食べるのは中々難しいが、今回は毎食違う物が腹一杯食べられたから、士気もとても上がっていた。 もちろん、俺たちもな」
「それは良かったです」
今回の炊き出しでは、おにぎりだったりパンだったりと主食を変えながら、スープも色々と変化させたので、戦う者達からしたら毎食が楽しみになるくらい豪華な炊き出しだった。
「これを食べたら今日はもう早めに休もう。 事務的な後処理はこの街の行政部がするし、明日は戦った者達はゆっくり休んで良いとお触れも出てるしな」
「そうなんですね。 そうしたら、明日は祝勝パーティーでもしましょうか」
「ほう、それはいいな。 だがシュージも疲れていないか?」
「いえいえ。 僕はほぼ食事を作っていただけですし、魔物と戦ったのもお布団干したぐらいの疲労感で済みましたから」
「ふっ、流石だな。 では、頼むぞ。 食費などはギルドから出すから、豪華なものにしてやってくれ」
「おお、太っ腹ですね。 分かりました、明日朝一で色々買ってこようと思います」
そんな会話をしつつ、しっかりと腹ごしらえを済ませた蒼天の風のメンバーは、各自の部屋に戻っていった。
ちなみに、蒼天の風のメンバーは前衛のガルやシャロ、ボリーなどがちょっとかすり傷をもらったぐらいで、全員ほぼ無傷だった。
その戦功は軽く耳にしただけでも凄まじいもので、後日何かしらの形で称えられることになるそうだ。
ちなみに、シュージは他人事のように思っているが、食事関係での功績が今回ちゃんと評価されていて、何なら他のギルドの冒険者や衛兵からも、今回の食事は素晴らしかったと表彰を後押しする声が沢山上がっていた。
なので、シュージも大々的に表彰される事になるのだが、それはまた別のお話。
スタンピードから発生してから3日。
ついにスタンピードは収束し、街には平和が戻った。
先程まで冒険者達は、荒れた戦場を今できる範囲で綺麗にしてきて、シュージや裏方のメンバーは色々と機材や道具の片付けに勤しんでいた。
そんな作業が終わる頃にはすっかり夜で、今は全員がギルドに戻ってきて祝いの乾杯を食堂で行っていた。
そんな皆には今日、炊き出しで振る舞われた炊き込みご飯のおにぎりと、卵スープが提供されていた。
今日の炊き出しで作った分は想像以上にスタンピードが早く収束したため、かなり余ってしまい、色んな家庭やギルドにお裾分けをし、それでもなおかなり余っていたので、こうして持ってきた次第だ。
ちなみに、蒼天の風のメンバーは最後まで戦っていたり持ち場にいたため、まだ誰もこのご飯を食べていなかった。
「美味ぇ! ライスに味が付いてる!」
「美味しいー!」
それに飛び付いたのは、まだまだ育ち盛りのガルとピュイで、幸せそうに大きなおにぎりを頬張っていた。
他のメンバー、特に戦闘をしていたメンバーもこぞっておにぎりに手を伸ばして、空いたお腹に美味しいおにぎりを詰め込んでいく。
「シュージ、ご苦労だったな」
「いえいえ、ジルさんこそ。 寝る時以外ほとんど戦っていましたよね?」
「まぁ、あれぐらいなら何とでもなるさ。 シュージは怪我などはないか?」
「はい。 最後に少しだけ手伝いましたが、特には問題無かったですよ」
そう、最終日の防衛に当たって、実はシュージも1時間ほどだが戦線に加わっていた。
というのも、一部の戦線が怪我人などで人手不足になってしまったのだ。
そのため、戦いが好きではないとはいえ、戦えるのに戦わないのも違うと思ったシュージは、前線に出ることにした。
いざ戦うとなれば、戦闘モードとも言うべき気持ちの切り替えは地球で格闘技をやっていた頃から行なっていたので、その部分は特に問題にならなかった。
結果、シュージはその戦線で八面六臂の活躍を見せ、戦線を見事に押し返すことに成功した。
その戦う様は周りにいた冒険者達からするとまさに鬼神の様で、そもそもこの世界に格闘だけで戦う者というのは、いないわけではないが珍しいのだ。
というのも、魔物は中々に打たれ強い個体が多く、格闘で仕留め切るのは中々に難しい。
だが、シュージは強力なパンチやキック、時には絞め技なんかも使って魔物をバッタバッタと薙ぎ倒していき、あれは何者だと軽く話題になったりもしていた。
「お前の協力もあり、今回のスタンピードは死者0という類を見ない戦果を上げられた。 本当にありがとう」
「僕だけじゃないですよ。 この街にいた全ての人のおかげです」
「そうだな。 ただ、戦った皆から炊き出しはとても絶賛されていたぞ。 やはり戦で美味い物を食べるのは中々難しいが、今回は毎食違う物が腹一杯食べられたから、士気もとても上がっていた。 もちろん、俺たちもな」
「それは良かったです」
今回の炊き出しでは、おにぎりだったりパンだったりと主食を変えながら、スープも色々と変化させたので、戦う者達からしたら毎食が楽しみになるくらい豪華な炊き出しだった。
「これを食べたら今日はもう早めに休もう。 事務的な後処理はこの街の行政部がするし、明日は戦った者達はゆっくり休んで良いとお触れも出てるしな」
「そうなんですね。 そうしたら、明日は祝勝パーティーでもしましょうか」
「ほう、それはいいな。 だがシュージも疲れていないか?」
「いえいえ。 僕はほぼ食事を作っていただけですし、魔物と戦ったのもお布団干したぐらいの疲労感で済みましたから」
「ふっ、流石だな。 では、頼むぞ。 食費などはギルドから出すから、豪華なものにしてやってくれ」
「おお、太っ腹ですね。 分かりました、明日朝一で色々買ってこようと思います」
そんな会話をしつつ、しっかりと腹ごしらえを済ませた蒼天の風のメンバーは、各自の部屋に戻っていった。
ちなみに、蒼天の風のメンバーは前衛のガルやシャロ、ボリーなどがちょっとかすり傷をもらったぐらいで、全員ほぼ無傷だった。
その戦功は軽く耳にしただけでも凄まじいもので、後日何かしらの形で称えられることになるそうだ。
ちなみに、シュージは他人事のように思っているが、食事関係での功績が今回ちゃんと評価されていて、何なら他のギルドの冒険者や衛兵からも、今回の食事は素晴らしかったと表彰を後押しする声が沢山上がっていた。
なので、シュージも大々的に表彰される事になるのだが、それはまた別のお話。
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