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20.近況の報告
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結局の所、権力には権力をぶつけるしかないという結論になった。
スーパーアドバイザーとして呼ばれたロヴェリオ殿下が王族として止める。それが今回の作戦の肝だといえるだろう。
ロヴェリオ殿下には負担をかけてしまうことになるが、この際それは仕方ない。もちろん、私達の方からもお兄様方に釘を刺しておくつもりだ。
「それじゃあ、クラリアは兄弟と仲良くなれたってことなのか?」
「ええ、そういうことになりますね」
せっかく来てもらったということで、私はロヴェリオ殿下に最近あったことを伝えていた。
ちなみに、エフェリアお姉様とオルディアお兄様はこの場には既にいない。お兄様達程ではないにしても、二人とも色々と忙しいようだ。
「まあ、実の所俺はそんなに心配しているという訳でもなかったんだけど……」
「そうなのですか?」
「皆のことはよく知っているからさ。クラリアを虐めるような人達ではないって思っていたよ」
ロヴェリオ殿下は、笑顔を浮かべていた。
その笑顔の理由は、私にもよくわかる。ヴェルード公爵家の人々は、良い人ばかりだからだ。
こんな私でも受け入れてもらえる。それはありがたいとしか言いようがないことだ。その寛大な心には感謝しなければならない。
「でも、やっぱり少し心配なことはあるんですよね……」
「心配なこと?」
「ヴェルード公爵夫人のことです。私のことをどう思っているのでしょうか? それがわからなくて……」
「ああ……」
私は、ロヴェリオ殿下に気になっていたことを相談してみることにした。
ヴェルード公爵は、私の父にあたる人物だ。彼からは最初に顔を合わせた時から、敵意や害意というものは感じなかった。実の娘であるため、それは当たり前といえるだろうか。
わからなかったのは、ヴェルード公爵夫人だ。妾の子である私のことは、当然快く思っていないはずである。他の人とはなんとか上手くやっていけそうなため、それが今は気掛かりだ。
「それについては、俺もよくわからないんだよな。父上も心配していたし……」
「父上……というと、国王様が、ですか?」
「そんなに驚くようなことでもないさ。クラリアにとって父上は伯父様なんだから」
「伯父様……ああ、そっか。そうなるんですね」
国王様が伯父様であるという事実に、私は今の今まで気付いていなかった。
考えてみれば当然なのだが、この国の最高権力者と自分が繋がっているなんて、驚きである。
「まあ、叔母様だって優しい人だから、そんなひどいこととかはしないと思うけど……」
「というかそのつもりなら、もう何かしていますよね」
「そうだな。本人に聞いてみるのが一番だろうけど……まず無理だよな」
ヴェルード公爵夫人のことは、お兄様方も何も言ってこなかった。
お兄様方もわかっていないのだろうか。それともわかっていて言わないのだろうか。
どちらにしても、これからどうしていくべきかわからない。正直言って、私には荷が重い問題である。
スーパーアドバイザーとして呼ばれたロヴェリオ殿下が王族として止める。それが今回の作戦の肝だといえるだろう。
ロヴェリオ殿下には負担をかけてしまうことになるが、この際それは仕方ない。もちろん、私達の方からもお兄様方に釘を刺しておくつもりだ。
「それじゃあ、クラリアは兄弟と仲良くなれたってことなのか?」
「ええ、そういうことになりますね」
せっかく来てもらったということで、私はロヴェリオ殿下に最近あったことを伝えていた。
ちなみに、エフェリアお姉様とオルディアお兄様はこの場には既にいない。お兄様達程ではないにしても、二人とも色々と忙しいようだ。
「まあ、実の所俺はそんなに心配しているという訳でもなかったんだけど……」
「そうなのですか?」
「皆のことはよく知っているからさ。クラリアを虐めるような人達ではないって思っていたよ」
ロヴェリオ殿下は、笑顔を浮かべていた。
その笑顔の理由は、私にもよくわかる。ヴェルード公爵家の人々は、良い人ばかりだからだ。
こんな私でも受け入れてもらえる。それはありがたいとしか言いようがないことだ。その寛大な心には感謝しなければならない。
「でも、やっぱり少し心配なことはあるんですよね……」
「心配なこと?」
「ヴェルード公爵夫人のことです。私のことをどう思っているのでしょうか? それがわからなくて……」
「ああ……」
私は、ロヴェリオ殿下に気になっていたことを相談してみることにした。
ヴェルード公爵は、私の父にあたる人物だ。彼からは最初に顔を合わせた時から、敵意や害意というものは感じなかった。実の娘であるため、それは当たり前といえるだろうか。
わからなかったのは、ヴェルード公爵夫人だ。妾の子である私のことは、当然快く思っていないはずである。他の人とはなんとか上手くやっていけそうなため、それが今は気掛かりだ。
「それについては、俺もよくわからないんだよな。父上も心配していたし……」
「父上……というと、国王様が、ですか?」
「そんなに驚くようなことでもないさ。クラリアにとって父上は伯父様なんだから」
「伯父様……ああ、そっか。そうなるんですね」
国王様が伯父様であるという事実に、私は今の今まで気付いていなかった。
考えてみれば当然なのだが、この国の最高権力者と自分が繋がっているなんて、驚きである。
「まあ、叔母様だって優しい人だから、そんなひどいこととかはしないと思うけど……」
「というかそのつもりなら、もう何かしていますよね」
「そうだな。本人に聞いてみるのが一番だろうけど……まず無理だよな」
ヴェルード公爵夫人のことは、お兄様方も何も言ってこなかった。
お兄様方もわかっていないのだろうか。それともわかっていて言わないのだろうか。
どちらにしても、これからどうしていくべきかわからない。正直言って、私には荷が重い問題である。
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