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兄
逃れられない快楽
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今日も通勤ラッシュに飲まれながら最寄りのホームにたどり着く。
人波に押し戻されないよう懸命に進み、なんとか電車に乗ることができた。
昨日とは違い、今回は自分の意思で壁際にたどり着いていた。
ここなら痴漢されても、誰かに見られるリスクが低いと思ったからだ。
来るなら、来い!
とは威勢を張ってみたものの、やはり恐怖感は拭えない。
俺はあたりをキョロキョロ見ては、できれば来ないでくれと願った。
しかしそんな淡い期待はあっさり裏切られ、背後に気配を感じた。
「待っていたよ、陸斗くん。」
男の声が聞こえだけで、俺は寒気を感じた。
だが怖気ついているだなんて、気づかれたくはない。
「やるんだったら、さっさとしろよ。」
なので俺は、男を睨みつけ、虚勢を張った。
「いいね、その強気な態度。でも、いつまで持つかな。」
そう言うと男は、昨日と同じように、俺のものと胸を揉み始めた。
気持ち悪いが、我慢すればいいだけだ。
そう思い、俺は外の景色を眺めて、気を紛らせた。
ところがしばらくすると、男は俺のシャツのボタンを外して、手を這わせてきた。
こいつ、調子に乗りやがって!
俺が抵抗できないのをいいことに、男の行為はさらにエスカレートしていく。
散々俺の体を撫で回した後、とうとう指先が乳首に触れた。
そして男は、乳首を指先でつついたり、つまんだりしてきた。
俺は男なんだぞ。
そんなことされても、感じるわけないだろう。
そう思うものの、今の状況を誰かに見られたらと思うと、恥ずかしさで顔が火照ってしまう。
「感じてるの?かわいいね。」
いやっ、違うからな!
男が勘違いしていることに腹が立ち、思わず足の甲を踏みつけてしまった。
「あっ…。いや、これは…。」
すぐに軽率な行為を悔やみ、必死に言い訳を考えようとした。
しかし混乱した頭では、何も浮かばなかった。
もし、今やったことのせいで、海斗の写真がばらまかれでもされたら、俺は一生、後悔し続けるだろう。
「すみません!もうしませんから!!」
そうなるくらいなら、プライドを捨ててさっさと謝る方がマシだった。
頭を下げた後、チラッと顔を覗いてみると、男のにやけた表情が見えた。
「悪い子だね、陸斗くん。そんな子には、お仕置きしないとね。」
そう言うと男は、今度はものを直で触れ、上下に扱き始めた。
「ッ…!!」
ゆっくりと全体を包み込むように揉まれたせいで、変な感覚に襲われる。
だがそんな俺の意に反して、ものが熱を帯びていく。
嘘だろ…!
知らない男に触られて、感じるだなんて…。
俺はそれを否定するように目を閉じると、首を横に振った。
「ほら、暴れたら他の人にバレるよ。」
我に帰った俺は動きを止め、必死に歯を食いしばった。
そして再びものを扱かれ、とうとうズボン越しでもわかるほど勃ってしまった。
恥ずかしさと躊躇いで、頭の中が真っ白になっていく。
「…はぁ…はぁ……あ…っ…。」
それなのに身体の方は、更なる刺激を求めて腰を動かしている。
こんなに身体がいうことを聞かないことなんてはじめてのことで、とても憎らしく思えた。
「もっと、してほしいの?これじゃあ、お仕置きにならないね。」
男は耳元でそう囁くと、今度は先端の方を重点的に弄りだした。
「あっ…!…や…め…っ…。」
さすがにその刺激に耐えられなくなり、俺は両手を壁にやり、身体を支えた。
嫌だ、イキたくない!!
しかしその気力も、いつまでも持つだろうか。
相変わらず腰の動きは止まらず、身体中汗でびっしょりだった。
もう、耐えられない…。
そう思っていると、ホームのアナウンスが聞こえてきた。
すると男はすぐに行為をやめ、俺は刺激から解放された。
「それじゃあ、続きは明日ね。」
そして男は、人波の中へと消えていった。
残された俺は、ふらつきながらも、なんとか電車を降りた。
人波に押し戻されないよう懸命に進み、なんとか電車に乗ることができた。
昨日とは違い、今回は自分の意思で壁際にたどり着いていた。
ここなら痴漢されても、誰かに見られるリスクが低いと思ったからだ。
来るなら、来い!
とは威勢を張ってみたものの、やはり恐怖感は拭えない。
俺はあたりをキョロキョロ見ては、できれば来ないでくれと願った。
しかしそんな淡い期待はあっさり裏切られ、背後に気配を感じた。
「待っていたよ、陸斗くん。」
男の声が聞こえだけで、俺は寒気を感じた。
だが怖気ついているだなんて、気づかれたくはない。
「やるんだったら、さっさとしろよ。」
なので俺は、男を睨みつけ、虚勢を張った。
「いいね、その強気な態度。でも、いつまで持つかな。」
そう言うと男は、昨日と同じように、俺のものと胸を揉み始めた。
気持ち悪いが、我慢すればいいだけだ。
そう思い、俺は外の景色を眺めて、気を紛らせた。
ところがしばらくすると、男は俺のシャツのボタンを外して、手を這わせてきた。
こいつ、調子に乗りやがって!
俺が抵抗できないのをいいことに、男の行為はさらにエスカレートしていく。
散々俺の体を撫で回した後、とうとう指先が乳首に触れた。
そして男は、乳首を指先でつついたり、つまんだりしてきた。
俺は男なんだぞ。
そんなことされても、感じるわけないだろう。
そう思うものの、今の状況を誰かに見られたらと思うと、恥ずかしさで顔が火照ってしまう。
「感じてるの?かわいいね。」
いやっ、違うからな!
男が勘違いしていることに腹が立ち、思わず足の甲を踏みつけてしまった。
「あっ…。いや、これは…。」
すぐに軽率な行為を悔やみ、必死に言い訳を考えようとした。
しかし混乱した頭では、何も浮かばなかった。
もし、今やったことのせいで、海斗の写真がばらまかれでもされたら、俺は一生、後悔し続けるだろう。
「すみません!もうしませんから!!」
そうなるくらいなら、プライドを捨ててさっさと謝る方がマシだった。
頭を下げた後、チラッと顔を覗いてみると、男のにやけた表情が見えた。
「悪い子だね、陸斗くん。そんな子には、お仕置きしないとね。」
そう言うと男は、今度はものを直で触れ、上下に扱き始めた。
「ッ…!!」
ゆっくりと全体を包み込むように揉まれたせいで、変な感覚に襲われる。
だがそんな俺の意に反して、ものが熱を帯びていく。
嘘だろ…!
知らない男に触られて、感じるだなんて…。
俺はそれを否定するように目を閉じると、首を横に振った。
「ほら、暴れたら他の人にバレるよ。」
我に帰った俺は動きを止め、必死に歯を食いしばった。
そして再びものを扱かれ、とうとうズボン越しでもわかるほど勃ってしまった。
恥ずかしさと躊躇いで、頭の中が真っ白になっていく。
「…はぁ…はぁ……あ…っ…。」
それなのに身体の方は、更なる刺激を求めて腰を動かしている。
こんなに身体がいうことを聞かないことなんてはじめてのことで、とても憎らしく思えた。
「もっと、してほしいの?これじゃあ、お仕置きにならないね。」
男は耳元でそう囁くと、今度は先端の方を重点的に弄りだした。
「あっ…!…や…め…っ…。」
さすがにその刺激に耐えられなくなり、俺は両手を壁にやり、身体を支えた。
嫌だ、イキたくない!!
しかしその気力も、いつまでも持つだろうか。
相変わらず腰の動きは止まらず、身体中汗でびっしょりだった。
もう、耐えられない…。
そう思っていると、ホームのアナウンスが聞こえてきた。
すると男はすぐに行為をやめ、俺は刺激から解放された。
「それじゃあ、続きは明日ね。」
そして男は、人波の中へと消えていった。
残された俺は、ふらつきながらも、なんとか電車を降りた。
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