あれ?これはもしかして…転生?〜愛されたことがないレオが困難を乗り越えながら愛を知っていく〜

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〜第一章〜あれ?これはもしかして…転生?

これがもしかして…魔法?

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「レオ~俺は仕事のしすぎてどうにかなってしまいそうだよ…」

 今現在、レオの父は仕事のしすぎでベビーベッドの上で寝ているレオに対し、ほっぺを触りながらレオに語っている。

「(…今世のお父様は本当におかしい…)」

 バタバタ…バン!!

「(オルティネス兄様…)」
「レオ!今日はこんなことがあったよ!」

 オルティネスはやんちゃでもあるが、友達を作ることが非常にうまいとも言える。なので、まだレオと遊べない代わりに友達としたことをレオに話、いつかレオと一緒にしたいことを語っている。

「それでな…あいつが…」
「…オルティネス?」
「…なんですか?父上」
「…今はお父様の貴重な休憩時間を使ってレオに会いに来てるんだから譲ってくれないかな?」
「いやです!」
「(…キッパリ言った…)」
「…オルはいつでもレオに会えるだろう?ここはお父様に譲りなさい」
「いやです!」
「…」
「…」
「(その無言やめてくれないかな…そして毎日会いにくるのもやめてほしい…)」

 まだ家族からの愛に慣れていないレオは戸惑うばかりでかつ赤ん坊であるので逆に疲れているようだ…

 コンコン

「失礼致します。旦那様。」
「セバスチャンか」
「休憩時間が終了致しましたので、そのお知らせに参りました」
「…もうそんな時間か…」
「それじゃあ、父上頑張って…」
「オルティネス坊っちゃまも授業の時間でございます」
「…チッ」
「(今兄様舌打ちした…まだ子供なのに…)」
「それにレオ様もそろそろお昼寝の時間でございますので…」
 “ワフッ”

 セバスチャンの後ろにいたのはブラッドの使い魔である聖獣フェンリル、ロルフ。ロルフは主人のブラッドの仕事が終わるまでついているのだが、最近ではレオのお昼寝の時間に訪れレオを守るようにベビーベッドの周りを囲むように一緒に寝ている。そしてレオが起きた時は少しだけ手遊び…と言ってもロルフが鼻先をレオの手に近づけそれにレオもロルフの鼻先に手を伸ばし触るという繰り返しだが、レオもロルフも嬉しそうなので良かったが…

「旦那様、行きますよ」
「…セバスチャン…もう少し時間…」
「なりません」
「…」
「ブラッド様もお待ちでいらっしゃいます」
「…ブラッドなんて待たせれば…」
「アデルベルト旦那様…」
「…わかった…わかったからそんなオーラを出さないでくれ…」
「(…どうやら執事のセバスチャンの方が口は強いみたい…)」
「それじゃあね、レオ…安心してお眠り…」

アデルベルトは立ち上がる。

「さぁ。オルティス坊っちゃまも」
「…わかったよ…それじゃあねレオ!また話してあげるからね!」
「ふふ。えらいですね、オルティス坊っちゃま。お父様より聞き分けが良くて助かります」
「な!?」
「そりゃあね!僕はレオのお兄ちゃんだからお手本を見せてあげないと!」
「いい心がけです。アベルダル旦那様もレオ様のいいお手本になるよう…お願いいたしますね?」
「くっ…」
「(強い…)」
“グルル…”
「!!アウ!!」
“!!ワウ~!!”
「はぁ…ロルフはいいな…レオの表情が柔らかくなるのはいつもロルフがいる時だけだな…俺もはやくレオにそんな表情を目の前で見られるようにしてもらわなければ!よし!父らしく仕事を1日でも早くこなして時間を作らなければ!」
「…そのいきですよ…旦那様…」

…少しセバスチャンが呆れているような気がするが…

「それじゃあ、ロルフ。レオを頼むぞ」
“ワフ”

アデルベルトとオルティス、セバスチャンが部屋をでていく。

「(…やっと静かになった…ロルフと少し遊び来けど…だめだ…眠気には勝てない…)」
“…ワフ…”

ロルフはレオが眠いことを感じ取り、いつものようにベビーベッドごと守れるように囲みながら一緒に眠りについた。

「(昼寝しても今はエヌには会えないし…早く夜にならないかな…会いたい…)」

…どうやらレオは私に会いたいようで…ふふ…嬉しい…私はいつでもそばにいるよ…


~夕方~
「「……」」
「…」

今夕方であるが…レオも目が覚めてロルフと手遊びしている最中双子が現れた。

「…レオはいこれ」
「ぬいぐるみ…あげる」
「…」

いきなりウサギとクマのぬいぐるみを渡されどうすればいいかわからないレオ…

「ほんとかわいいね」
「うん。かわいい」
「どうして無表情なのかはわからないけどとにかくかわいい」
「うん。本当に。いつか笑った顔見せてくれるかな?」
「きっと見れるよ。いつかきっと」
「そうだね。家族だからね」

バタン

「あら。イヴァ、ナディナ。ここにいたので」
「「母上」」
「さ、夕ご飯ができてるわ。行きましょう」
「「はい」」
「ふふ。さぁ、レオも一緒に行きましょう!」

そしていつも通り夕食もネティと一緒に連れて行かれレオに時たま話しかけながら食べる一同…


そして夜…寝る時間に再びなる。
[レーオー!!]
「!!エヌ…」
[ふふ、レオも私に会えて嬉しいのかな?顔が緩んでるよ?]
「…だって…エヌはなんかよくわからないけど、安心するんだ…前から一緒にいたみたいに…」
[!!……]

光の玉がレオの顔にぶつかる

[嬉しいよ!レオ!嬉しくて涙が出そうだよ!]
「ちょ…」
[あ、ごめんごめん!それで…ここに来てから随分経つけどどうかな?]
「…家族みんなおかしい…」
[……]
「……」
[あははは!!レオ…本当に素直というかなんというか…面白いなぁ~はは!!]
「……」
[はぁ…笑った…まぁ、これから慣れていけばいいよ!]
「…」
[うんと。それでこの間の話の続きしよっか!]
「…うん。よろしく」
[おっけ!うんと。属性の適応だよね…説明が苦手な私には難しいんだけど…魔力が赤ん坊の頃からあるのは聞いたよね?]
「うん」
[その魔力は…簡単に言えば無色なんだ]
「…無色?」
[そう。つまり属性がないってこと]
「…それで?」
[それでね、赤ん坊から七歳の間にその子がどんな属性だったら体に負担なくコントロールできるのかを探る時期になる。ここまではいいかな?]
「…うん」
[そしてその魔力はその子が七年の間にどんな性格に育ち、どんな暮らしをしているのかによって属性が決まるんだ]
「…」
[ふむ…例えばね。ルーシャンのようにしっかり者な性格で穏やかな生活をしているなら、属性で言うと水のように穏やかでクールでありながらも冷静に対応できる才能がある。だから今の時点では水属性になる可能性がある]
「あぁ…なんとなくわかる」
[でしょ?ちなみにオルティスはやんちゃな性格で生活では元気に過ごしていて友達を作ることが得意。これは属性でいうと炎。情熱を持ち、周りの人々に炎が移ったかのように思わせるほどにリーダーとして団結力を作り出せる可能性があるから今の時点では炎属性が高い」
「…オルティス兄様に関してはすごくその通りだと思う」
[はは。そうだね。すっごい元気だもんね。次は双子ね。この二人は双子だからおそらく同じ属性だと思うよ。この二人に関してはレオのところにあまり来ないからなんとも言えないけど、初めて会った時の印象は二人ともおとなしい…これだけ見ると森の属性かな~]
「森??」
「うん。今の二人にどんな趣味があるがわからないけどこれからお花に興味があったり緑を好んでいる様子が見られたら森属性の可能性があるね!]
「…なるほど…」
[え?今のでわかちゃった??レオは天才だね!今の私の説明でわかるなんて!]
「……」
「あ、長男のルーシャンはもう七歳になるし水属性でもうほぼ確定だと思うけど、オルティスやイヴァ、ナディナがこれからの生活で何かのきっかけで変わるようなことがあれば魔力もそれに合わせて変化するよ!]
「…変わるんだ…」
[そりゃあそうだよ!間違えてその子に合わない属性に万が一なっちゃったらコントロールできなくていわゆる魔力暴走が始まって最悪死んじゃうよ!]
「…え?」
[だって、魔力も命の一つなんだもん。心臓に病気を抱えてるのと同じって感じ]
「…」
[でもレオはもう属性が決まってるからね…全属性っていうレオだけの特別な魔力が!]
「…さっき魔力は無色って言ってたけど…属性が決まったら色がつくの?」
[レオはいい質問をよくするね!それも答えてあげたいけど…時間も時間だから魔力の練習しよう!]
「…わかった…そうだね…僕が大きくなったらいつでも話せるしね…」
[...なんていい子!そうだよ!レオが大きくなったら何時でも話せるからね!]
「うん」
[よし!それじゃあ、まずは復習がてら魔力を感じてみよう!」
「わかった…」

レオは言われた通り目をとじ、魔力の存在を確かめる。

「…暖かい…」
[うん…感じたみたいだね。それじゃあ、その暖かい魔力を川が流れるようなイメージで胸から手に移してみて。手も暖かくなるはずだよ…]
「……」

いつもより集中して私の言った通りにこなしてくれるレオ。

[手に暖かいものを感じたら頭の中で汚れたものが綺麗になるイメージをして、“光よ…我の意思に従い目の前のものを綺麗にせよ…クリーン”ていう詠唱を言いながら魔力を外に出してみて]
「…(手が暖かい…汚れたものを綺麗に…綺麗に…)光よ…我の意思に従い目の前のものを綺麗にせよ…クリーン!!」

ふわ…
キラキラ…

[ふふ。さすがレオだね…]
「??」

エヌの言葉に目を閉じていたレオが恐る恐る目を開ける。

「!!」

レオの手から金色の綺麗な光が放出していた。

「これがもしかして…」
[そう…レオ…これが魔法だよ…]
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