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第五章
レジャー施設の再建
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「おお。一匹!」
「あたしも釣った!」
「おめでとうございます。」
俺とカンナが魚を釣ったが、その前からベルさんは既に俺たちの分まで釣りを済ませていた。レジャー施設の一番最初にある釣り堀で釣りをしていた俺たちは、さっそく一匹、釣ったため、今日の昼ごはん(ここの魚は釣った分だけ買って、持ち帰って食べられるようになっている)となった。
「麓のキャンプ場で焼いて食べますか。」
「そうですね。バーベキュー場でもいいと思いますけど。」
俺たちがレジャー施設として再建する場所の山の他に、麓の商店街の近くにある、既に再建したキャンプ場で焼いて食べたり、そこでキャンプも可能になっていた。さらにこの前、海のバーベキューもしていた場所でバーベキューも可能なため、釣ったり捕らえたりした、食える生き物は捌いてあちこちでバーベキューが可能だった。キャンプブーム、様々だな。
「俺たちは再建するだけなんですが、こうして遊んでみると、楽しいもんですね。」
「ええ。町の人からもお話は昨日の内に、伺っておきました。」
「おお、早い。」
ベルさんの相変わらずの進行の早さに驚く俺。
「昨日の内に、既にアプリ内の情報も更新してあるから、気にされなくて大丈夫ですよ。」
「やったー。ありがとう、ベルさん。」
カンナも喜んでいるようだ。ベルさんの手際の良さと建築アプリの更新まで行える万能さは、ここの事務員に来て貰えて本当に良かったと思う。
「そんじゃ、一気に全箇所、回ってみるか。」
「はーい。」
「はい。」
俺たちは買った魚を冷凍魔法の利く精霊装置で保存した後、昼の時間までたっぷりレジャー施設で泳いだり川下りを堪能し、温泉にも浸かる事にして。
「おお……こんだけ遊ぶと温泉が効く……。特に脚だな。」
レジャー施設のため、男女別になっている温泉でゆっくり一人で温泉に浸かっていた。
「きゃはは! きゃはは!」
向こうからはカンナのはしゃいでいる声が聞こえるから、多分アイツは泳いでいるな。
「川下りと滝つぼの辺りは……特に危険性もなかったし、自然のまんまがいいだろうから。
そのまんまでいいとして、変えるのは温泉か……。」
温泉の再建では施設を自然に溶け込ませる形で綺麗にしてくださいとあったし、それで問題もないと思う。
「ここを直したら道路も組みなおして。そしたら……俺たち、ここでの仕事は大体。
終了になるのか……。」
シーガルのダンジョン探索もあるが、多分そこでの働きは俺ではあるまい。俺に回ってくるかもしれないけどな。俺がする事と言えば、でかいハンマーでぶん殴る事なのだが。海色の超でかいリビングアーマー相手にそれが通用したかと聞かれたらちょっとである。やはりそういう化け物を越えた何かと戦える人がいないとなのだが、多分ベルさんだろう。ベルさんが何者なのかは分からないが、知ったら俺が消される側になるかもしれないし。
「よし……俺がシッカリしないとみんなが動けないからな。ここの再建も……その後の事だって。
やってやんよ。」
俺は温泉から上がると、気持ちを切り替えて午後から再建に動くことにした。
・・・・・・。
「それじゃあ、カンナ、先にお願いするぜ。」
「はいよっ。」
温泉から出て、既に工具は用意していた俺たちがハンマーとハルバードを用意する。
「そんじゃ、再建っと。」
カンナがハルバードでコツンと突くと。
シュウウウ……ウウン。
あっという間に指定された釣り堀へと変わっていき。その奥に合った温泉施設も変わっていく。
「そんじゃ、俺もだな。……うん。ほぼオーケーだ。」
もう一回、叩いてチェックしていく。
「事務所建設の時にも見ましたが、本当にあっという間ですね。」
それを見ていたベルさんが魔法を見たようになっている。
「ええ。この調子だと今日中に道路の再建もして。そしたらここの再建は大方終了ですが。
まだダンジョンの再建が残っています。」
「はい……。」
俺の言葉にベルさんが神妙な表情になる。
「はは、ベルさんでも気が重くなることってあるんですね。」
「いえ……恐らくあの場所は……。シーガル君と梅花様が主に活動されると思いますし。」
「そうですよね。」
貴種流離譚に則ったらとかそんな話も聞いたし。シーガルがその神性を取り戻したら……多分俺たちの所からはいなくなるだろう。梅花さんはどうなるかは分からないが。
「まあ、シーガルもいつまでも記憶喪失のままじゃいられないし。
戻れる場所があるならそうした方がいいですよ。」
「はい……そうですね。」
ベルさんも最後は頷いて。道路も再建した後、事務所に戻った俺たちだった。
「あたしも釣った!」
「おめでとうございます。」
俺とカンナが魚を釣ったが、その前からベルさんは既に俺たちの分まで釣りを済ませていた。レジャー施設の一番最初にある釣り堀で釣りをしていた俺たちは、さっそく一匹、釣ったため、今日の昼ごはん(ここの魚は釣った分だけ買って、持ち帰って食べられるようになっている)となった。
「麓のキャンプ場で焼いて食べますか。」
「そうですね。バーベキュー場でもいいと思いますけど。」
俺たちがレジャー施設として再建する場所の山の他に、麓の商店街の近くにある、既に再建したキャンプ場で焼いて食べたり、そこでキャンプも可能になっていた。さらにこの前、海のバーベキューもしていた場所でバーベキューも可能なため、釣ったり捕らえたりした、食える生き物は捌いてあちこちでバーベキューが可能だった。キャンプブーム、様々だな。
「俺たちは再建するだけなんですが、こうして遊んでみると、楽しいもんですね。」
「ええ。町の人からもお話は昨日の内に、伺っておきました。」
「おお、早い。」
ベルさんの相変わらずの進行の早さに驚く俺。
「昨日の内に、既にアプリ内の情報も更新してあるから、気にされなくて大丈夫ですよ。」
「やったー。ありがとう、ベルさん。」
カンナも喜んでいるようだ。ベルさんの手際の良さと建築アプリの更新まで行える万能さは、ここの事務員に来て貰えて本当に良かったと思う。
「そんじゃ、一気に全箇所、回ってみるか。」
「はーい。」
「はい。」
俺たちは買った魚を冷凍魔法の利く精霊装置で保存した後、昼の時間までたっぷりレジャー施設で泳いだり川下りを堪能し、温泉にも浸かる事にして。
「おお……こんだけ遊ぶと温泉が効く……。特に脚だな。」
レジャー施設のため、男女別になっている温泉でゆっくり一人で温泉に浸かっていた。
「きゃはは! きゃはは!」
向こうからはカンナのはしゃいでいる声が聞こえるから、多分アイツは泳いでいるな。
「川下りと滝つぼの辺りは……特に危険性もなかったし、自然のまんまがいいだろうから。
そのまんまでいいとして、変えるのは温泉か……。」
温泉の再建では施設を自然に溶け込ませる形で綺麗にしてくださいとあったし、それで問題もないと思う。
「ここを直したら道路も組みなおして。そしたら……俺たち、ここでの仕事は大体。
終了になるのか……。」
シーガルのダンジョン探索もあるが、多分そこでの働きは俺ではあるまい。俺に回ってくるかもしれないけどな。俺がする事と言えば、でかいハンマーでぶん殴る事なのだが。海色の超でかいリビングアーマー相手にそれが通用したかと聞かれたらちょっとである。やはりそういう化け物を越えた何かと戦える人がいないとなのだが、多分ベルさんだろう。ベルさんが何者なのかは分からないが、知ったら俺が消される側になるかもしれないし。
「よし……俺がシッカリしないとみんなが動けないからな。ここの再建も……その後の事だって。
やってやんよ。」
俺は温泉から上がると、気持ちを切り替えて午後から再建に動くことにした。
・・・・・・。
「それじゃあ、カンナ、先にお願いするぜ。」
「はいよっ。」
温泉から出て、既に工具は用意していた俺たちがハンマーとハルバードを用意する。
「そんじゃ、再建っと。」
カンナがハルバードでコツンと突くと。
シュウウウ……ウウン。
あっという間に指定された釣り堀へと変わっていき。その奥に合った温泉施設も変わっていく。
「そんじゃ、俺もだな。……うん。ほぼオーケーだ。」
もう一回、叩いてチェックしていく。
「事務所建設の時にも見ましたが、本当にあっという間ですね。」
それを見ていたベルさんが魔法を見たようになっている。
「ええ。この調子だと今日中に道路の再建もして。そしたらここの再建は大方終了ですが。
まだダンジョンの再建が残っています。」
「はい……。」
俺の言葉にベルさんが神妙な表情になる。
「はは、ベルさんでも気が重くなることってあるんですね。」
「いえ……恐らくあの場所は……。シーガル君と梅花様が主に活動されると思いますし。」
「そうですよね。」
貴種流離譚に則ったらとかそんな話も聞いたし。シーガルがその神性を取り戻したら……多分俺たちの所からはいなくなるだろう。梅花さんはどうなるかは分からないが。
「まあ、シーガルもいつまでも記憶喪失のままじゃいられないし。
戻れる場所があるならそうした方がいいですよ。」
「はい……そうですね。」
ベルさんも最後は頷いて。道路も再建した後、事務所に戻った俺たちだった。
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