総ての海を征するもの……の正妻?

白いモフモフ

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鬱憤3

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 あっという間に着ていた物が脱がされ白い肌が露わになる。対する男の肌は浅黒く男らしい。艦にいる間も中にいることが多くあまり海を見ないデジレは日に焼けていなかった。いや、この浅黒い健康的な肌が羨ましく焼こうとしたのだが赤く腫れ上がって元に戻った。つまり焼けなかったのだ。

 その羨ましい肌を見て先ほどまであったイライラがまた少し戻ってきた。自分の上に覆い被さり至る所にキスを降らせ跡を残す男の胸板を強く押す。
「どうした」と上体を起こした体を更に押し上げて自分も起き上がり、のしかかって押し倒す。
 一瞬目を瞬かせた相手を上から覗き込み唇を奪う。
 今日はイライラする事が多く鬱憤が溜まっているのだ。唇をはなしてもう一度のぞき込むと楽しみだと笑う男を睨んだ。

 体を下にずらしまだ半起ちなのに十分な大きさのそれを手に取ると躊躇なく咥える。実は初めてなのだが意外と抵抗はなかった。やり方がわからなかったがいつもされてることをすれば良いと思い咥えたものの大きくて動かせない。

「舌を動かせるか?……っ…そうだ。上手いぞ。」

 なんとか動かせるものの口が辛い。大きすぎるそれは自分の口の中で更に大きく育つ。頭を動かして刺激を与えれば更に大きくなる。
 自分の腰に手がのびてきた。足を動かされて顔を跨いだような恰好にされる。自分のアソコが相手の顔の前にあり今、ジッと見られてると思うとそれだけで反応してしまう。

「見られて感じたか。とても綺麗な形をしている。うん?また育ったようだ…ああ、雫が…。」

 アソコの様子を実況されるのはたまらない。ましてや舐めとられては……。
ツプツプと少しづつ指先を入れられている。自分のソコがひくつくのがわかった。いつの間にか、そこに与えられるのが当たり前になっている。
 思わず腰を揺らしたくなる衝動を抑えて逞しく育ったものを口から出して上体を起こした。

 自然と尻が下がり指が中に潜り込んだ。良いところを掠った為思わず中を締めてしまう。それを体を動かすことで抜いたがもうここに欲しくて仕方ない。ゆっくりと向きを変えて騎乗位をとる。

「…っ…セオ…」

 後ろ手で逞しいものを握ると自分から見せつけるように足を開いた。ベッドサイドからローションを取り出す。何時ものローションとは違うので気になったが「ここは怪しい物は置かんよ」との一言でためらいなく手のひらにとった。

「楽しませてくれるのだろう?」

 目に情欲の熱を貯め、促す言葉にデジレの体も更に暑くなった。自分の孔を見せつけるように足を開き仰け反る。そこへローションを塗りつけると少しずつ指を使って中に押し込む。自分の指にも反応してしまい先から溢れてきているとわかっているが、止められない。

「……フフフ、良い眺めだ。今日は一度も触ってない乳首をそんなに尖らせるとは……見てみろ。」

 思わず目を開けてしまった為、正面から目が会った。途端に今自分がとっていた行動が恥ずかしくてたまらない。しかも孔には自分の指が中に入っている。
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