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ホビットエルフ編
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しおりを挟む「おぉ、すごいいい場所だね。」
シンが見つけてきたのは洞窟でとても広く、近くには川があり立地的にはとてもいい場所だった。
「じゃあ、野営の準備しますか。」
「いや、俺がするんでいいですよ。」
ポンッ
「ガスコンロに薪に着火剤に寝袋、そしてハンモックも。」
「これは見たことないものが......。」
キラーはガスコンロに興味津々でした。
「これは、ガスで火がついてここでフライパンや鍋なんかを使って料理するんですよ。」
ザッザッザッ
「アキラ。今は何を作ってるんですか?」
「これはカレーですよ!」
「カレー?」
「はい。自分のいた世界では人気料理です。本場はもっと辛いですが、自分は日本人なので甘めのカレーです。ちょうどデイリーショップにこの前「ジャーモンドカレー 250円」が売ってたですよね。」
こうして、アキラは異世界で初めての日本の料理を食べた。
「いい匂い。」
「ほんとだ。いい匂いがするねリン。」
フンフン
リンは大きく頷いた。
「よし出来た!」
「完成ですか!」
「これを後はレトルトのご飯(4パック200円)にかけると!」
ジュルリ
アキラがルーをかけるのを見て4人はヨダレを垂らした。
「はい、出来上がり。熱いから気をつけ..」
ガツガツガツガツ
「聞いてないや。」
アキラの言葉を聞く前にみんなは食べていた。
「美味しいです!!こんな料理は長く生きてきて食べたことがありませんね!」
「美味しい!カレー美味しい。美味しい。」
「まあまあ美味しいわね。これならまた食べてあげてもいいわよ!」
フンフンフンフン
「(みんなが美味しそうに食べてくれるとこんなに嬉しいんだな。母親の気持ちが今わかったよ....)」
「じゃあ、俺も食べるか。いただきます。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「シン、こっちおいで。」
トットット
シンは5歳で最年少だ。そして、お菓子をくれるアキラにとても懐いていた。強いがまだ子どもなのである。
「さっきの約束通り美味しいもの食べさせてあげる。」
アキラは鍋を用意してチョコと牛乳を入れて火にかけ溶かした。
「よし、滑らかになってきたな。シンはマシュマロが好きって言ってたから焼きマシュマロとチョコレートフォンデュのマシュマロだ!好きなだけ食べていいよ。」
串に刺して火にかけておいた焼きマシュマロとチョコレートフォンデュのマシュマロをシンに渡した。
「モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ。」
「シン!何食べてるの!美味しそなものを独り占めして!私にも食べさせなさい。いくわよリン。」
フン
「なんですかそれは!美味しそうですね。私も食べさせてください。」
結局、みんなで食べることとなった。
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