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しおりを挟む「うわっ!」
「はい、つきました。これは「転移」のスキルですよ。」
アキラとキラーは一瞬にしてアルマッド領へとついた。
「少しお話しましょう。」
キラーはアキラを誘った。アキラも聞きたい話が多かったので、キラーの誘いに乗りキラーの家へといった。
「へぇ、意外に普通の家に住んでるんですね。」
「まあ、見かけくらいは普通にしておかなければ怪しまれますから。」
そこは少し都市から離れた場所に位置しているごく普通の一軒家だった。
ガチャ
扉を開け二人は家へと入った。
「えぇ!なんですかここは!」
扉の向こう側はフラットな何も無い白い空間だった。どことなく神界に似ている場所だった。
「ここは私が創った「擬似空間」です。この世に存在しない空間というのを創っているのです。」
「どういうことですか?」
「原理は難しいので説明はまた今度。とりあえず、座ってください。」
ポンッ
「え!椅子と机が勝手に!」
「擬似空間ですので想像したものは何でも出てきますよ。」
「もうつっこむのやめますね.....。」
アキラは椅子に座り、数時間キラーと話していた。
「スキルってどのくらいが普通なんですか?」
「基本的には成人で5~8が普通だと思いますね。」
「魔法って本当に使えるんですか?」
「ヒューマンは使えませんよ。魔族の血が流れていなければ不可能です。」
「紫龍の招待状ってのを持ってるんですが、何か知っていますか?」
「紫龍の招待状ですか.....。知りませんね、紫龍というのは始祖龍、つまり一番最古の龍の一種で今のドラゴン(竜)と呼ばれるものの源ですね。」
「知っているスキルを教えて貰えますか?自分の「スキル図鑑」は知っているものしか調べられないらしいんですよ。」
「わかりました」
こうして、たくさんのことを話した。
「思ったより長話をしてしまいましたね。」
「俺ばっかり話してキラーさんの話を全然聞けなかったので、今度ゆっくり聞かせてください。」
「はい、いつでもこの老人の話で良ければお話しましょう。」
シュン
「あ、ここは普通の家だ。」
「擬似空間を解いたので元いた場所に戻ったのですよ。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「今日のキラーさんとの話は役に立ったなぁ。そして、来ました来ました。お待ちかねの「ランダム」開封のコーナー。いやぁ、最近は目まぐるしいくらい忙しかったからなぁ。この1人宿の中で開けるというのも板について乙なものですなぁ。」
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