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しおりを挟む「はぁ.......死ぬかと思いましたよ.......。」
「よく頑張りましたね。非常に素晴らしかったです。」
国王は月に万能薬5個を白金貨4枚で売ることで手を打った。
「ちっ、隣の男さえいなければ陛下の前でやつの首を落としたのだが。」
「陛下の御前だ。汚い言葉は控えろ。」
「いや、お前の言う通りだ。アキラとかいう男の隣の男は脅威だぞ。あいつを調べだせ。」
「御意。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「後は帰るだけですね。このまま何も無ければいいんですけどね。」
「どういうことですか?」
「まあ、そのうち分かりますよ。」
アキラとキラーを乗せた馬車は来た道では無い道を通っていた。
「やっぱり、ただでは帰してくれないみたいですね。」
「え?」
「この馬車はアルマッド領に向かってません。」
「それってまずくないですか?」
「まあまあ、焦らないでください。私はだてに18000年生きてないってところを見せてあげますよ。」
「周りに10人ほどですか。「時間操作」。あっ、忘れてた。」
ポンッ
キラーはアキラの肩を触った。
「????」
「今、私の半径100mの時間が全て止まっています。私が許可したもの以外は時間が止まり動くことどころか呼吸すら許されません。外に出てみましょうか。」
「ほ、本当だ.....」
アキラが外に出るとそこは森の中で風になびかれた木はなびかれた状態で止まっており、乗っている馬車も止まっていた。
「あぁ、これは「変化」が使われてますね。馬車の運転手が変わっています。」
「これが「変化」ですか。見た目は行きの人と同じに見えるんですけどね.....。」
「じゃあ、このスキルの持続時間は「5分」なのでぱっぱとやりますか。」
シュンシュンシュン
そういうと、キラーは一瞬にして木の上などを移動し、数秒後には
ドンッ
「こいつらが私たちを襲おうとしていたやつらです。」
キラーは13人の男たちを縄で縛り、アキラの前へと出した。
「それじゃあ、こうしてこうすれば.....」
「何してるんですか?」
「いやぁ、命を狙われたんですから同じ目に遭わせようと思ってね。気に吊るしてこの蜜を塗れば......」
「どうなるんですか?」
「うん?知らなくていい事ですよ?」
キラーは不気味な笑みを向けた。
アキラはそれ以上は聞かなかった。いや、聞けなかったのだ。
「じゃあ、ちょっと移動して解除しちゃいましょう。」
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ダッダッダッ
馬車はそのまま走っていった。
「どうやって帰るんですか?」
「こうやってです。」
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