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しおりを挟む「え!内戦が起こるんですか!」
「あぁ、どうやら隣のカイザー領と争うらしいんだ。でも、安心して欲しい。この中枢までは来ることは無いそうだ。」
「やはり、その事でしたか。」
ベン、アリサ、ロン、レーニの4人に内戦のことを話した。
「問題はないと思うけど、一応話しておいただけだから、あんまり心配しないで通常営業でよろしくね。」
4人に言い終わり、店を出たあとベンに話しかけられた。
「アキラさん、大丈夫ですか?」
「なんで?」
「直接、アキラさんが手を下すわけじゃないですけど、アキラさんの支援した物資で他国よ人が死んじゃいます。優しいアキラさんがそんなの望むわけないじゃないですか!」
ベンはアキラをかなり慕っており、アキラの事が心配でならなかった。
「そりゃあ、争いなんてなきゃいいって思うよ。だけど、これは止められることじゃないからさ。それに俺はアルマッドさんを信じてるからさ。」
アキラはベンにニッコリと笑顔を見せ、頭を撫でた。
「あ、ごめん悪かったね。弟みたいでさ。」
「いえ、大丈夫です。こちらこそ不要な心配すみませんでした。」
ベンもあまり見せない笑顔でアキラに返した。
~当日~
「アキラ殿、武具の提供感謝する。このような業物をたくさん。」
「いえ、料金は貰っていますので。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
・ちょっとだけいい剣 10万円 ・めっちゃいい剣 50万円
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ちょっとだけいい剣を1本金貨1枚で100本、めっちゃいい剣を金貨10枚で10本、そして防具一式を1セット金貨3枚で50セットを卸した。
「では、行って参る。」
「ご武運を。」
こうして、アルマッド率いる軍が戦地へと向かった。
「アキラ殿、お気持ちは察します。やはり、いつになっても争いのために商品を卸すというのはいい気持ちはしませんね。」
「はい。」
アキラは涙を堪えてキースに言った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「観念しろ、シグマ・カイザー。貴様の悪事は既に周知の事実。」
「アルマッド様、地下から行方不明となっていた我が領民がおりました。」
「死して償え。」
ザシュッ
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アキラの作戦を主軸とし、ギル指揮官が改良を加えた戦略は予想以上の結果を残した。
アルマッド軍の死傷者は200名ほどでその中ので死者は32名と歴史上最も被害の少ない内戦となった。
こうして、アルマッドは領地を増やした。
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