107 / 109
第十四章 収束点
収束点(5)
しおりを挟む
三週間、牽制しあい続けた宿敵の姿が、刃を振り上げた彼女の背後にあった。
黒縁眼鏡の奥の目は僕を一瞥し、すぐに香奈恵さんへと向けられた。
「――真白先生……」
右太腿の痛みが限界に近づいている。
どれだけの血が失われたか分からない。ジーンズの下で染み出す血液の流れは経験したことがないもので、現実感はまるでない。
香奈恵さんに追い詰められた衝撃と、痛みで、僕はまた窓際の塀へと背中を預ける。明莉の肩に縋ったまま僕は床へと崩れ落ちた。
肩を貸す明莉が一緒にしゃがんでくれる。
「――秋翔くん、大丈夫? すごい血だよ……。手当てしなくちゃ、病院に行かなくちゃ……」
「大丈夫。――大丈夫だから。……明莉」
嘘だった。大丈夫じゃなかった。希望的観測には何の根拠もなかった。
心配そうな明莉の顔を見ると、ただ強がりたくなったのだ。
身体の傷という物理現象さえも、言葉の虚構で上塗り出来たら便利なのに。
「香奈恵――もういいだろ? もう……やめてくれ」
香奈恵さんを後ろから抱えたまま、真白先生が囁く。
その声は僕の知っている真白先生のものとは随分と違った。
いつも自信に満ちて、繊細そうに見せかけて冷静かつ横柄で、レトリックを駆使して僕を煙に巻こうとする真白先生とは――随分と違った。
真白先生の苦しそうな表情が、この瞬間に至るまでに存在してた幾重もの現実の存在を僕に理解させた。
それは真白先生と香奈恵さんの歴史。
「――誠人。……何しに来たの?」
香奈恵さんは摑まれていた手と回された腕を振り払うと、教卓の方へと後ずさった。彼女の手には血のついた包丁が再び構えられる。
「何しに来たって……それはこっちの台詞だろ? 香奈恵。ここは僕の職場だ――学校だ。そして君が刃物で傷つけた男の子は――僕の教え子なんだ」
真白先生が僕らを庇うように立つ。
この時初めて真白先生の背中を見た気がした。
それは佐渡先輩の盗作事件時には一度として見せてくれなかった背中。
教師として僕らを守ろうとする背中。
何を今更と思わないでもなかった。
でも不思議と嫌な気はしなかった。
「よく言うわ、誠人。自分がその子を――悠木秋翔くんを追い詰めておきながら、今更正義の教師ぶっても遅いのよ。――あなたにそんなことを言う資格なんてない!」
今度は香奈恵さんが僕を擁護してくれている。
でも彼女に切られた右太腿は死にそうなほど痛かったから、なんだか気持ちは複雑だった。
「――男同士には男同士の事情もあるんだよ。……なぁ、悠木」
「……まぁ、そうですね」
ものすごい雑な括り方だなと思ったけれど、今はそれでもありがたかった。
僕にとっては真白先生は明莉を奪った男だけど、真白先生にとっては僕は奥さんを寝取り追い詰めた人間なのだ。
気づけば僕らは同程度にどうしようもない男同士になっていた。
香奈恵さんは包丁を持つ手を震わせる。その照準を僕らから真白先生へと変えた。真白先生はそれを受け容れるように、両腕を広げた。
「なんでそうやって正義面できるの? 誠人! あなたは私を裏切って、その女子生徒と不倫していたんでしょ? 私のことを捨てようとしていたんでしょ――! だから私は悠木くんと――悠木くんと……それなのに」
その言葉は痛みに満ちていた。
香奈恵さんはずっと心に闇を抱えていた。
家の中で壊れながら、それでも救いを求めていた。
でも真白先生は――その闇に耐えきれずに外へと自らの救いを求めたのだ。
それが――明莉だった。
真白先生は包丁の切っ先を向けられながら僕らを振り返る。
口元には苦笑とも思いやりの微笑みともつかない笑みが浮かんでいた。
僕らを一瞥して目を細める。
いつもみたいに思考を巡らせるみたいに。
それは僕がいつも対峙した真白先生だった。
僕が恐れ、立ち向かい、渡り合い続けた真白先生だった。
――狡猾で、強くて、不遜な。だから僕はこの人を買っている。
この男は信用できる。――今はそう思えた。
「――大丈夫か? 悠木くん、篠宮さん?」
「――まぁ、大丈夫とはとても言えませんが、意識はまだありますよ」
「私は……大丈夫です。でも秋翔くんが、早く手当てしないと」
「そうだな。とりあえず篠宮さんは携帯で救急車を呼んでおいて。――香奈恵は僕が……何とかするから」
「――わかりました」
明莉は僕をそっと壁面にもたれかけさせると、スマートフォンを取り出す。
彼女のスカートにも僕の血がべっとりとついていた。
でも明莉はそれをまるで気にしていないみたいだった。
僕の傷に比べれば、些細な問題だと言わんばかりに。
――それが僕には嬉しかった。
そんな僕ら二人に真白先生はもう一度目を細めると、深く息を吐いて、唇を開いた。
「――二人とも。色々とすまなかったな。なんだか僕たち夫婦の問題に巻き込んでしまったみたいだ」
「……そんな、先生っ!」
明莉が縋りつく。何か思うことがあるような表情で。
それを左手を広げて制した真白先生は言葉を継いだ。
「篠宮さんのことは心から大切に思っていた。――本当だよ。それに君を取り返そうと向かってくる悠木くんのことも嫌いじゃなかった。――まぁ、もっとも、あんな動画を振りかざされたら、僕だって全力で保身せざるなかったわけだけどね」
「――真白先生」
少しずつ先生の意図が染み込んで来るようだった。
本当に言うべきことは言葉の裏に潜ませたままだったけれど。いつものように。
今までに対峙してきた時以上の真剣さが、真白先生の言葉からは漂ってきた。
誰かが言っていた。言葉なんて物理学的には空気の振動にすぎない。
でもだからこそ文字にすれば同じ言葉も、口にすれば色々な振動に変わる。
そして時にその振動は、書き表される言葉を超えて僕らの心を震わせる。
――振動させるのだと。
「――ここから先は夫婦の問題だ。――だから悠木くんはゆっくりと見ていてくれたらいいよ」
「でも……これは僕が――」
真白先生は僕らから視線を外す。そして香奈恵さんに向き合った。
「――思い上がるなよ、悠木。お前が篠宮さんと幼馴染として過ごしてきた時間に負けない時間、……それ以上に僕だって香奈恵と生きてきたんだ。大学生時代にサークルで彼女を見つけて……一目惚れをして、付き合い出すまでに三年掛かった。それから二人で社会に出て、家庭を築いた。――僕だってずっと好きだったんだよ。あいつのことが」
「――じゃあ、どうして明莉とっ! 明莉のことをっ!」
スマートフォンを開いて救急車を呼ぶために発信しようとしていた明莉がはたと止まる。
「――お互いの傷を舐めあっていたんだよ、きっと。僕らは似た者同士だったから。……ごめんね、こんな言い方で、篠宮さん」
「――いえ、大丈夫です。……先生」
そう答えて真白先生の背中を見上げる明莉の表情は、どこか穏やかだった。
「――明莉」
「秋翔くんは怪我の対処が第一なんだからね! 私の言うことを聞いてもらうんだからね!」
そう言って僕の幼馴染みは真っ直ぐにこっちを見て凄んだ。
小学生の頃、公園で怪我をした僕を心配した彼女と、何ら変わらない表情を浮かべて。
その瞳は――僕を向いていた。
「もう相談はいいのかしら、誠人。――なんだか私ばかりが蚊帳の外みたいだったけど」
香奈恵さんは虚ろな瞳で僕らを見る。右手に包丁を揺らしながら。
その焦点はあっておらず、誰を見ていて、何を考えているのかも分からない。
「ああ、悪かったな香奈恵。こっちはもういいよ。高校生二人との話は終わった。――だから僕らの話をしよう」
真白先生はそう言うと、香奈恵さんに向かって、歩き出した。
黒縁眼鏡の奥の目は僕を一瞥し、すぐに香奈恵さんへと向けられた。
「――真白先生……」
右太腿の痛みが限界に近づいている。
どれだけの血が失われたか分からない。ジーンズの下で染み出す血液の流れは経験したことがないもので、現実感はまるでない。
香奈恵さんに追い詰められた衝撃と、痛みで、僕はまた窓際の塀へと背中を預ける。明莉の肩に縋ったまま僕は床へと崩れ落ちた。
肩を貸す明莉が一緒にしゃがんでくれる。
「――秋翔くん、大丈夫? すごい血だよ……。手当てしなくちゃ、病院に行かなくちゃ……」
「大丈夫。――大丈夫だから。……明莉」
嘘だった。大丈夫じゃなかった。希望的観測には何の根拠もなかった。
心配そうな明莉の顔を見ると、ただ強がりたくなったのだ。
身体の傷という物理現象さえも、言葉の虚構で上塗り出来たら便利なのに。
「香奈恵――もういいだろ? もう……やめてくれ」
香奈恵さんを後ろから抱えたまま、真白先生が囁く。
その声は僕の知っている真白先生のものとは随分と違った。
いつも自信に満ちて、繊細そうに見せかけて冷静かつ横柄で、レトリックを駆使して僕を煙に巻こうとする真白先生とは――随分と違った。
真白先生の苦しそうな表情が、この瞬間に至るまでに存在してた幾重もの現実の存在を僕に理解させた。
それは真白先生と香奈恵さんの歴史。
「――誠人。……何しに来たの?」
香奈恵さんは摑まれていた手と回された腕を振り払うと、教卓の方へと後ずさった。彼女の手には血のついた包丁が再び構えられる。
「何しに来たって……それはこっちの台詞だろ? 香奈恵。ここは僕の職場だ――学校だ。そして君が刃物で傷つけた男の子は――僕の教え子なんだ」
真白先生が僕らを庇うように立つ。
この時初めて真白先生の背中を見た気がした。
それは佐渡先輩の盗作事件時には一度として見せてくれなかった背中。
教師として僕らを守ろうとする背中。
何を今更と思わないでもなかった。
でも不思議と嫌な気はしなかった。
「よく言うわ、誠人。自分がその子を――悠木秋翔くんを追い詰めておきながら、今更正義の教師ぶっても遅いのよ。――あなたにそんなことを言う資格なんてない!」
今度は香奈恵さんが僕を擁護してくれている。
でも彼女に切られた右太腿は死にそうなほど痛かったから、なんだか気持ちは複雑だった。
「――男同士には男同士の事情もあるんだよ。……なぁ、悠木」
「……まぁ、そうですね」
ものすごい雑な括り方だなと思ったけれど、今はそれでもありがたかった。
僕にとっては真白先生は明莉を奪った男だけど、真白先生にとっては僕は奥さんを寝取り追い詰めた人間なのだ。
気づけば僕らは同程度にどうしようもない男同士になっていた。
香奈恵さんは包丁を持つ手を震わせる。その照準を僕らから真白先生へと変えた。真白先生はそれを受け容れるように、両腕を広げた。
「なんでそうやって正義面できるの? 誠人! あなたは私を裏切って、その女子生徒と不倫していたんでしょ? 私のことを捨てようとしていたんでしょ――! だから私は悠木くんと――悠木くんと……それなのに」
その言葉は痛みに満ちていた。
香奈恵さんはずっと心に闇を抱えていた。
家の中で壊れながら、それでも救いを求めていた。
でも真白先生は――その闇に耐えきれずに外へと自らの救いを求めたのだ。
それが――明莉だった。
真白先生は包丁の切っ先を向けられながら僕らを振り返る。
口元には苦笑とも思いやりの微笑みともつかない笑みが浮かんでいた。
僕らを一瞥して目を細める。
いつもみたいに思考を巡らせるみたいに。
それは僕がいつも対峙した真白先生だった。
僕が恐れ、立ち向かい、渡り合い続けた真白先生だった。
――狡猾で、強くて、不遜な。だから僕はこの人を買っている。
この男は信用できる。――今はそう思えた。
「――大丈夫か? 悠木くん、篠宮さん?」
「――まぁ、大丈夫とはとても言えませんが、意識はまだありますよ」
「私は……大丈夫です。でも秋翔くんが、早く手当てしないと」
「そうだな。とりあえず篠宮さんは携帯で救急車を呼んでおいて。――香奈恵は僕が……何とかするから」
「――わかりました」
明莉は僕をそっと壁面にもたれかけさせると、スマートフォンを取り出す。
彼女のスカートにも僕の血がべっとりとついていた。
でも明莉はそれをまるで気にしていないみたいだった。
僕の傷に比べれば、些細な問題だと言わんばかりに。
――それが僕には嬉しかった。
そんな僕ら二人に真白先生はもう一度目を細めると、深く息を吐いて、唇を開いた。
「――二人とも。色々とすまなかったな。なんだか僕たち夫婦の問題に巻き込んでしまったみたいだ」
「……そんな、先生っ!」
明莉が縋りつく。何か思うことがあるような表情で。
それを左手を広げて制した真白先生は言葉を継いだ。
「篠宮さんのことは心から大切に思っていた。――本当だよ。それに君を取り返そうと向かってくる悠木くんのことも嫌いじゃなかった。――まぁ、もっとも、あんな動画を振りかざされたら、僕だって全力で保身せざるなかったわけだけどね」
「――真白先生」
少しずつ先生の意図が染み込んで来るようだった。
本当に言うべきことは言葉の裏に潜ませたままだったけれど。いつものように。
今までに対峙してきた時以上の真剣さが、真白先生の言葉からは漂ってきた。
誰かが言っていた。言葉なんて物理学的には空気の振動にすぎない。
でもだからこそ文字にすれば同じ言葉も、口にすれば色々な振動に変わる。
そして時にその振動は、書き表される言葉を超えて僕らの心を震わせる。
――振動させるのだと。
「――ここから先は夫婦の問題だ。――だから悠木くんはゆっくりと見ていてくれたらいいよ」
「でも……これは僕が――」
真白先生は僕らから視線を外す。そして香奈恵さんに向き合った。
「――思い上がるなよ、悠木。お前が篠宮さんと幼馴染として過ごしてきた時間に負けない時間、……それ以上に僕だって香奈恵と生きてきたんだ。大学生時代にサークルで彼女を見つけて……一目惚れをして、付き合い出すまでに三年掛かった。それから二人で社会に出て、家庭を築いた。――僕だってずっと好きだったんだよ。あいつのことが」
「――じゃあ、どうして明莉とっ! 明莉のことをっ!」
スマートフォンを開いて救急車を呼ぶために発信しようとしていた明莉がはたと止まる。
「――お互いの傷を舐めあっていたんだよ、きっと。僕らは似た者同士だったから。……ごめんね、こんな言い方で、篠宮さん」
「――いえ、大丈夫です。……先生」
そう答えて真白先生の背中を見上げる明莉の表情は、どこか穏やかだった。
「――明莉」
「秋翔くんは怪我の対処が第一なんだからね! 私の言うことを聞いてもらうんだからね!」
そう言って僕の幼馴染みは真っ直ぐにこっちを見て凄んだ。
小学生の頃、公園で怪我をした僕を心配した彼女と、何ら変わらない表情を浮かべて。
その瞳は――僕を向いていた。
「もう相談はいいのかしら、誠人。――なんだか私ばかりが蚊帳の外みたいだったけど」
香奈恵さんは虚ろな瞳で僕らを見る。右手に包丁を揺らしながら。
その焦点はあっておらず、誰を見ていて、何を考えているのかも分からない。
「ああ、悪かったな香奈恵。こっちはもういいよ。高校生二人との話は終わった。――だから僕らの話をしよう」
真白先生はそう言うと、香奈恵さんに向かって、歩き出した。
0
お気に入りに追加
194
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる