19 / 38
第2章 狩って狩られて弱肉強食
第18話 コーヒーのひととき
しおりを挟む
淡い暖色の照明。音量控えめのスローなジャズ。どことなくレトロ感の漂うテーブルで、牙人は目を閉じながらコーヒーカップを口に運んだ。
心落ち着く香ばしい香りが鼻から抜け、牙人は満足げに息を吐いた。
ここは、おなじみの中村万事屋事務所——の下。
喫茶セロトニン。
少し変わった名前とは裏腹に、正統派の落ち着いた喫茶店である。
マスターは、シックな色合いのエプロンを着た壮年の男性。白の混じった長めの髪を後ろで結んでいて、銀縁の丸眼鏡が柔和な雰囲気を醸し出している。
牙人は特段コーヒーの味にうるさいわけではないが、それでもここのコーヒーはおいしいと思う。比べるのも失礼だが、インスタントなど目じゃない。
しかし、この昼時にも客は牙人を含め数人ほど。知る人ぞ知る店というやつなのかもしれない。
牙人がコーヒーカップを置いたのとほぼ同時、ベルの透明な音が、ちりん、と来店を知らせた。
「いらっしゃいませ」
マスターの深みのある声が、新しく来た客を出迎える。
「あれ、狼谷じゃないか」
「あー! ほんとだー!」
聞き覚えのある声が耳に飛び込み、牙人は顔を上げた。
木目のきれいなドアの前には、思った通り、栞と千春の姿があった。
そんな二人に、カウンターからマスターが声をかける。
「おや、お知り合いですか」
「ああ、事務所の新入りです。マスターにはまだ紹介していなかったな」
「それはそれは」
千春は「しゅばっ」とか効果音を口にしながら、当たり前のように牙人の向かいの椅子に座った。栞はウルフカットの襟足を手で直しながら、千春の左隣に腰を下ろす。
「人狼くんもお昼?」
「今食い終わったところだよ。前からちょっと気になってはいたんが、バイト終わって暇だし来てみるかと思ってな」
「いいねいいね! マスターのコーヒーと料理おいしいでしょ!」
「ああ、うまいな。これから常連になることを大変前向きに検討したいくらいだ」
牙人の仰々しい言い回しにけらけらと笑って、千春は自分のことのように「でしょー!」と大きな胸を張った。
「せっかくだし、わたしたちが食べ終わるまで一緒にどうよお兄さん」
「どうせ暇だしいいぞ」
「やったね! 百人力!」
「何がだよ」
確かに、牙人の変身時の馬力はなかなかのものだと自負しているが……。そういう話でもないだろう。
二人の注文の最中、壁のカレンダーが目に入る。マスターが戻っていったところで、牙人は口を開いた。
「二人は帰省したりしないのか?」
今日は八月十三日。世間ではお盆に突入し、帰省ラッシュの時期だろう。
「帰らないよー」
「私もそのつもりだな。年末年始に顔を出せばいいと言ってくれている」
「なるほどなあ」
うなずきながら、コーヒーを口に含む。うまい。
「そういう人狼くんは?」
「俺も今年はやめとくかな」
「どうして?」
「どうして……って、まあ、毎年行かなくてもな。……それに、“局”としてもその方が都合いいだろ。監視対象の身としては、勝手な行動は慎むべきかと思ってな」
「うむ、良い心がけだ。苦しゅうない」
腕を組みながら謎に偉そうな口調で言った千春に、牙人は「ははぁ、ありがとうございます」とおどけて返しておいた。
ぶっちゃけた話、去年の盆明けに職場が滅びていたということもあってか、あまり帰る気が起きないというのが本当のところだ。栞ではないが、年末には顔を見せるようにしようと思う。
「もう八月も半ばか。……そういえば、三嶋大社で、十五日から三日間、お祭りがあるみたいだな」
ふと思い出したように、栞がそう切り出した。
——三嶋大社。
その名の通り、三島市にある大きな神社である。というか、「三島」という地名の由来が、この三嶋大社だと言われている。かの源頼朝との関係があったり、建造物のいくつかは国の重要文化財に指定されていたりと、なかなかに歴史のあるスポットだ。
この市に住処を持つ者として、牙人も何度か足を運んだことはある。
「夏祭り!」
千春が、横に座る栞にぐっと体を近づける。
「栞、十五日行くー?」
「ん、いいよ。一緒に回ろうか」
「いえーい!」
千春と栞は身を寄せて微笑み合っている。これが、「てえてえ」か。美人二人、なんとも絵になることだ。
「人狼くんも来る?」
「え」
……などと思っていたら、こちらにも飛んできた。不意打ちに少し固まる。
「……逆に、俺が行っていいのか?」
「うら若き乙女の浴衣姿を見たくはないのか!」
「喜んで!」
居酒屋の店員よろしく、流れるように元気よく即答した牙人に、千春は満足げにうなずき、栞は呆れたように苦笑した。
ちょうどその日はシフトを入れていないか、あっても午前中だけだ。
夏祭りなど、何年ぶりだろうか。
「わたしたちの浴衣を楽しみにしているがいいさ!」
「……ん? たち……? 待て、千春。それだと私も着ることになっていないか?」
「そうだよ?」
「いや……それはさすがに……」
きょとんとした千春に、栞は声を詰まらせている。
「わ、私は浴衣を持っていないぞ」
「大丈夫! わたしが何着か持ってるから、好きなの着な!」
「うっ……」
苦し紛れの栞の言い訳は、千春の無邪気な笑顔のもとに、軽く消し飛ばされてしまった。
というか、浴衣を何着も持っているってなんだ。実は、結構お金持ちだったりするのだろうか。
「いいですねぇ。大社のお祭りですか」
と、そこへ、マスターがトレーを手にやってきた。「お待たせしました」と言いながら、テーブルに料理を静かに置く。
「いえね、実は私も出店をやるんですよ。初日だけですけどね」
「ほえー、喫茶店が祭りで出店なんて珍しいね」
「ははは、確かにそうですね。珍しいついでに、ぜひとも足をお運びください」
あごひげを撫でながら笑うマスターに、千春が決め顔で親指を立てる。マスターも立て返す。
見かけとしゃべり方によらず、結構ノリのいいおっちゃんだ。
そんな彼が、テーブルに伝票を置いたときだった。
「……おや、失礼。電話ですね」
『リリリ』と電子音が鳴り、マスターが早歩きでカウンターの奥へと向かった。
「……で、寺崎は浴衣着るのか?」
「う……まあ、考えておくよ」
栞は目を逸らしながら、ちびちびとお冷をすすった。
——と。
「はい……はい……え!?」
いきなり大きくなったマスターの声に、牙人たちは何事かと顔を見合わせる。
「ああ……それは仕方ありませんね。……いえいえ、お気になさらず。では」
電話の受話器を静かに戻したマスターは、そのまま少し顎に手を当てて何かを考えていた。十数秒の後、気まずそうな顔をしたマスターが、三人の座る卓に歩いてくる。
「お騒がせしてすみません」
「……何かあったんですか?」
「それが……」
牙人の遠慮がちな問いかけに、マスターが、はは、と乾いた笑みを浮かべた。
「先ほどお話しした夏祭りの出店、当日手伝ってくれる予定だった方々が、三人全員、仲良く夏風邪をひいてしまったらしく……」
「まじか……」
「まじです……」
栞も「うわ……」と声を漏らしている。これには、千春も苦笑いだ。
そんな不幸なことがあるだろうか。よりによって全員。……いや、牙人の職場滅亡もなかなかの不幸度だが。
「つきましては、ものは相談なのですが……」
そこで、マスターは小さく咳ばらいをすると。
「——八月十五日の私の出店を、万事屋さんに手伝っていただきたいのです」
「んー……依頼として受けるなら別にいいと思うけど、普通にバイト雇うより割高だよ?」
「ああ、お金のことなら大丈夫ですよ。そもそもこの店は、趣味のようなものですし。それに、明後日に向けて今から新しく人を募集するのも、骨が折れます」
「よし! それなら乗った! 隊長にはわたしから話しとくよ~」
「そう言っていただけると助かります」
漢らしく言い切った千春に、マスターは破願した。
なんとなく気になって、牙人が口を開く。
「ところで、出店って何やるんですか?」
「焼きそばです」
「へえ、焼きそば……焼きそば!?」
心落ち着く香ばしい香りが鼻から抜け、牙人は満足げに息を吐いた。
ここは、おなじみの中村万事屋事務所——の下。
喫茶セロトニン。
少し変わった名前とは裏腹に、正統派の落ち着いた喫茶店である。
マスターは、シックな色合いのエプロンを着た壮年の男性。白の混じった長めの髪を後ろで結んでいて、銀縁の丸眼鏡が柔和な雰囲気を醸し出している。
牙人は特段コーヒーの味にうるさいわけではないが、それでもここのコーヒーはおいしいと思う。比べるのも失礼だが、インスタントなど目じゃない。
しかし、この昼時にも客は牙人を含め数人ほど。知る人ぞ知る店というやつなのかもしれない。
牙人がコーヒーカップを置いたのとほぼ同時、ベルの透明な音が、ちりん、と来店を知らせた。
「いらっしゃいませ」
マスターの深みのある声が、新しく来た客を出迎える。
「あれ、狼谷じゃないか」
「あー! ほんとだー!」
聞き覚えのある声が耳に飛び込み、牙人は顔を上げた。
木目のきれいなドアの前には、思った通り、栞と千春の姿があった。
そんな二人に、カウンターからマスターが声をかける。
「おや、お知り合いですか」
「ああ、事務所の新入りです。マスターにはまだ紹介していなかったな」
「それはそれは」
千春は「しゅばっ」とか効果音を口にしながら、当たり前のように牙人の向かいの椅子に座った。栞はウルフカットの襟足を手で直しながら、千春の左隣に腰を下ろす。
「人狼くんもお昼?」
「今食い終わったところだよ。前からちょっと気になってはいたんが、バイト終わって暇だし来てみるかと思ってな」
「いいねいいね! マスターのコーヒーと料理おいしいでしょ!」
「ああ、うまいな。これから常連になることを大変前向きに検討したいくらいだ」
牙人の仰々しい言い回しにけらけらと笑って、千春は自分のことのように「でしょー!」と大きな胸を張った。
「せっかくだし、わたしたちが食べ終わるまで一緒にどうよお兄さん」
「どうせ暇だしいいぞ」
「やったね! 百人力!」
「何がだよ」
確かに、牙人の変身時の馬力はなかなかのものだと自負しているが……。そういう話でもないだろう。
二人の注文の最中、壁のカレンダーが目に入る。マスターが戻っていったところで、牙人は口を開いた。
「二人は帰省したりしないのか?」
今日は八月十三日。世間ではお盆に突入し、帰省ラッシュの時期だろう。
「帰らないよー」
「私もそのつもりだな。年末年始に顔を出せばいいと言ってくれている」
「なるほどなあ」
うなずきながら、コーヒーを口に含む。うまい。
「そういう人狼くんは?」
「俺も今年はやめとくかな」
「どうして?」
「どうして……って、まあ、毎年行かなくてもな。……それに、“局”としてもその方が都合いいだろ。監視対象の身としては、勝手な行動は慎むべきかと思ってな」
「うむ、良い心がけだ。苦しゅうない」
腕を組みながら謎に偉そうな口調で言った千春に、牙人は「ははぁ、ありがとうございます」とおどけて返しておいた。
ぶっちゃけた話、去年の盆明けに職場が滅びていたということもあってか、あまり帰る気が起きないというのが本当のところだ。栞ではないが、年末には顔を見せるようにしようと思う。
「もう八月も半ばか。……そういえば、三嶋大社で、十五日から三日間、お祭りがあるみたいだな」
ふと思い出したように、栞がそう切り出した。
——三嶋大社。
その名の通り、三島市にある大きな神社である。というか、「三島」という地名の由来が、この三嶋大社だと言われている。かの源頼朝との関係があったり、建造物のいくつかは国の重要文化財に指定されていたりと、なかなかに歴史のあるスポットだ。
この市に住処を持つ者として、牙人も何度か足を運んだことはある。
「夏祭り!」
千春が、横に座る栞にぐっと体を近づける。
「栞、十五日行くー?」
「ん、いいよ。一緒に回ろうか」
「いえーい!」
千春と栞は身を寄せて微笑み合っている。これが、「てえてえ」か。美人二人、なんとも絵になることだ。
「人狼くんも来る?」
「え」
……などと思っていたら、こちらにも飛んできた。不意打ちに少し固まる。
「……逆に、俺が行っていいのか?」
「うら若き乙女の浴衣姿を見たくはないのか!」
「喜んで!」
居酒屋の店員よろしく、流れるように元気よく即答した牙人に、千春は満足げにうなずき、栞は呆れたように苦笑した。
ちょうどその日はシフトを入れていないか、あっても午前中だけだ。
夏祭りなど、何年ぶりだろうか。
「わたしたちの浴衣を楽しみにしているがいいさ!」
「……ん? たち……? 待て、千春。それだと私も着ることになっていないか?」
「そうだよ?」
「いや……それはさすがに……」
きょとんとした千春に、栞は声を詰まらせている。
「わ、私は浴衣を持っていないぞ」
「大丈夫! わたしが何着か持ってるから、好きなの着な!」
「うっ……」
苦し紛れの栞の言い訳は、千春の無邪気な笑顔のもとに、軽く消し飛ばされてしまった。
というか、浴衣を何着も持っているってなんだ。実は、結構お金持ちだったりするのだろうか。
「いいですねぇ。大社のお祭りですか」
と、そこへ、マスターがトレーを手にやってきた。「お待たせしました」と言いながら、テーブルに料理を静かに置く。
「いえね、実は私も出店をやるんですよ。初日だけですけどね」
「ほえー、喫茶店が祭りで出店なんて珍しいね」
「ははは、確かにそうですね。珍しいついでに、ぜひとも足をお運びください」
あごひげを撫でながら笑うマスターに、千春が決め顔で親指を立てる。マスターも立て返す。
見かけとしゃべり方によらず、結構ノリのいいおっちゃんだ。
そんな彼が、テーブルに伝票を置いたときだった。
「……おや、失礼。電話ですね」
『リリリ』と電子音が鳴り、マスターが早歩きでカウンターの奥へと向かった。
「……で、寺崎は浴衣着るのか?」
「う……まあ、考えておくよ」
栞は目を逸らしながら、ちびちびとお冷をすすった。
——と。
「はい……はい……え!?」
いきなり大きくなったマスターの声に、牙人たちは何事かと顔を見合わせる。
「ああ……それは仕方ありませんね。……いえいえ、お気になさらず。では」
電話の受話器を静かに戻したマスターは、そのまま少し顎に手を当てて何かを考えていた。十数秒の後、気まずそうな顔をしたマスターが、三人の座る卓に歩いてくる。
「お騒がせしてすみません」
「……何かあったんですか?」
「それが……」
牙人の遠慮がちな問いかけに、マスターが、はは、と乾いた笑みを浮かべた。
「先ほどお話しした夏祭りの出店、当日手伝ってくれる予定だった方々が、三人全員、仲良く夏風邪をひいてしまったらしく……」
「まじか……」
「まじです……」
栞も「うわ……」と声を漏らしている。これには、千春も苦笑いだ。
そんな不幸なことがあるだろうか。よりによって全員。……いや、牙人の職場滅亡もなかなかの不幸度だが。
「つきましては、ものは相談なのですが……」
そこで、マスターは小さく咳ばらいをすると。
「——八月十五日の私の出店を、万事屋さんに手伝っていただきたいのです」
「んー……依頼として受けるなら別にいいと思うけど、普通にバイト雇うより割高だよ?」
「ああ、お金のことなら大丈夫ですよ。そもそもこの店は、趣味のようなものですし。それに、明後日に向けて今から新しく人を募集するのも、骨が折れます」
「よし! それなら乗った! 隊長にはわたしから話しとくよ~」
「そう言っていただけると助かります」
漢らしく言い切った千春に、マスターは破願した。
なんとなく気になって、牙人が口を開く。
「ところで、出店って何やるんですか?」
「焼きそばです」
「へえ、焼きそば……焼きそば!?」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる