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幸せが崩壊する音。。。②
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ばらされたくはないけど……
せっかく誠二さんが10年ぶりに私に残してくれた跡を
こんなカタチで誰かに消し去ろうとされるなんて――
「痛ッ――いやあぁぁ!!!」
「意外と濡れてるな。淫乱な女だな。」
そう、私は淫乱な女。
だけどそれは誠二さんの前だけで
今濡れているのだって誠二さんの温もりがまだあったから・・・
カラダはまだ濡れているかもしれない。
だけどカラダもココロも引き裂かれそうなぐらい痛い。
「止めて……お願い。止めてください…っ……」
「口止め料にこれぐらいもらったっていいだろ?俺は今の地位を得るために20歳の時に40歳の嫁をもらったんだ。」
弘樹さんには弘樹さんで苦労したのはわかる。
そんな苦労を永一にはさせたくない。
させたくないけど――
「…っ……ッ……」
「気持ちいい…俺も若い嫁もらいたかったな。」
感じもしない。
むしろ嫌悪感で気持ちが悪くて吐きそうだ。
誠二さん・・・
さっきあなたはこれはレイプだと言って行為をしたね。
だけど私はカラダもココロも気持ちがよかった。
レイプって今みたいなセックスを言うんだよ?
逃げたいのに男の力で締め付けられて逃げれない。
気持ちがよくて勝手に声が出るなんてことはない。
愛が全くないセックスは苦痛でしかない。
もう…早く終わってほしい。
「何してんだよ!!!」
大きな怒鳴り声と同時に目の前からは弘樹さんが消えていた。
ガシャンっという音とともに目に飛び込んできたのは
誠二さんだった。
「美緒!!!」
誠二さんの嘘つき。
何とも思ってないって言ったくせに。
部屋の絵全部持って行っちゃったくせに。
どうして……来てほしい時に助けに来てくれるの?
「何だよ…お前だってこの女とヤッていたくせに!この女は誠一の妻なんだぞ!だったら俺だってヤッたっていいじゃねぇかよ!」
「帰れ…帰れよ!!」
「チッ…今日は帰るけどバラされたくなければ言うこと聞くんだな!」
誠二さんはもう一度殴り掛かりそうになったけど
弘樹さんの表情も真剣でこれ以上の何かをしてきそうな雰囲気だった。
「誠二さっ…誠二さん……っ」
どうしよう、私のカラダは汚れてしまった。
誠二さんだって呆れているはずだ。
だってこんな……夫がいる身でこんな――
「見ないで……誠二さん、お願いだから見ないで!見ないでぇ~!!!」
10年ぶりに誠二さんに抱いてもらったのに
すぐほかの男に……こんな女自分でも嫌だ。
「大丈夫…大丈夫だから。」
誠二さんにギュッと抱きしめられると
どうしてこんなにも気持ちが落ち着くんだろう。
「永一が…美緒の叫び声を聞いたって聞いて……遅くなってごめん。」
「永一は…?今どこ?」
「レンタカーの中で待ってる。」
「ふっ……うぅっ……」
「大丈夫。永一は家の中には入ってないから見てないから…」
「美緒……弘樹に何言われたんだ?」
「永一が…誠二さんの子だということを言いふらすって…」
「あの男……」
「智樹さん自分がされてきたことをこの家に対して復讐したいんだと思う…これからどうすればいいの……ううっ……永一のことを大事に育ててきたのにどうしてこんなっ…」
「美緒…大丈夫だから。兄さんのことも永一のことも心配しなくていい。俺がお前を守るから。」
今は目を閉じて、俺のことを感じて――
そういってお姫様抱っこされて
誠二さんの心臓の音を聞いていたら安心して眠ってしまった。
誠二さん…私は誠二さんがこうやってそばにいてくれるだけで
心臓の音を聞くだけで安心するの。
あなたがいるだけで、守られている気がするの――
「誠二叔父さん!お母様は?」
永一の部屋に行くと本棚には本がビッシリ並べられていて
参考書にまぎれて経営の本もある。
この年で、本当に兄さんの跡を継ぎたいと必死なんだ。
「大丈夫。疲れたみたいだから寝てしまったよ。もうすぐお父さん帰ってくるから…」
「叔父さん帰っちゃうの…?」
帰ろうとする腕を捕まれてそんな風に言われたら……
息子に言われて動揺しないはずがない。
「男なんだから、お前がお母さんを守るんだ。」
「……はい。」
せっかく誠二さんが10年ぶりに私に残してくれた跡を
こんなカタチで誰かに消し去ろうとされるなんて――
「痛ッ――いやあぁぁ!!!」
「意外と濡れてるな。淫乱な女だな。」
そう、私は淫乱な女。
だけどそれは誠二さんの前だけで
今濡れているのだって誠二さんの温もりがまだあったから・・・
カラダはまだ濡れているかもしれない。
だけどカラダもココロも引き裂かれそうなぐらい痛い。
「止めて……お願い。止めてください…っ……」
「口止め料にこれぐらいもらったっていいだろ?俺は今の地位を得るために20歳の時に40歳の嫁をもらったんだ。」
弘樹さんには弘樹さんで苦労したのはわかる。
そんな苦労を永一にはさせたくない。
させたくないけど――
「…っ……ッ……」
「気持ちいい…俺も若い嫁もらいたかったな。」
感じもしない。
むしろ嫌悪感で気持ちが悪くて吐きそうだ。
誠二さん・・・
さっきあなたはこれはレイプだと言って行為をしたね。
だけど私はカラダもココロも気持ちがよかった。
レイプって今みたいなセックスを言うんだよ?
逃げたいのに男の力で締め付けられて逃げれない。
気持ちがよくて勝手に声が出るなんてことはない。
愛が全くないセックスは苦痛でしかない。
もう…早く終わってほしい。
「何してんだよ!!!」
大きな怒鳴り声と同時に目の前からは弘樹さんが消えていた。
ガシャンっという音とともに目に飛び込んできたのは
誠二さんだった。
「美緒!!!」
誠二さんの嘘つき。
何とも思ってないって言ったくせに。
部屋の絵全部持って行っちゃったくせに。
どうして……来てほしい時に助けに来てくれるの?
「何だよ…お前だってこの女とヤッていたくせに!この女は誠一の妻なんだぞ!だったら俺だってヤッたっていいじゃねぇかよ!」
「帰れ…帰れよ!!」
「チッ…今日は帰るけどバラされたくなければ言うこと聞くんだな!」
誠二さんはもう一度殴り掛かりそうになったけど
弘樹さんの表情も真剣でこれ以上の何かをしてきそうな雰囲気だった。
「誠二さっ…誠二さん……っ」
どうしよう、私のカラダは汚れてしまった。
誠二さんだって呆れているはずだ。
だってこんな……夫がいる身でこんな――
「見ないで……誠二さん、お願いだから見ないで!見ないでぇ~!!!」
10年ぶりに誠二さんに抱いてもらったのに
すぐほかの男に……こんな女自分でも嫌だ。
「大丈夫…大丈夫だから。」
誠二さんにギュッと抱きしめられると
どうしてこんなにも気持ちが落ち着くんだろう。
「永一が…美緒の叫び声を聞いたって聞いて……遅くなってごめん。」
「永一は…?今どこ?」
「レンタカーの中で待ってる。」
「ふっ……うぅっ……」
「大丈夫。永一は家の中には入ってないから見てないから…」
「美緒……弘樹に何言われたんだ?」
「永一が…誠二さんの子だということを言いふらすって…」
「あの男……」
「智樹さん自分がされてきたことをこの家に対して復讐したいんだと思う…これからどうすればいいの……ううっ……永一のことを大事に育ててきたのにどうしてこんなっ…」
「美緒…大丈夫だから。兄さんのことも永一のことも心配しなくていい。俺がお前を守るから。」
今は目を閉じて、俺のことを感じて――
そういってお姫様抱っこされて
誠二さんの心臓の音を聞いていたら安心して眠ってしまった。
誠二さん…私は誠二さんがこうやってそばにいてくれるだけで
心臓の音を聞くだけで安心するの。
あなたがいるだけで、守られている気がするの――
「誠二叔父さん!お母様は?」
永一の部屋に行くと本棚には本がビッシリ並べられていて
参考書にまぎれて経営の本もある。
この年で、本当に兄さんの跡を継ぎたいと必死なんだ。
「大丈夫。疲れたみたいだから寝てしまったよ。もうすぐお父さん帰ってくるから…」
「叔父さん帰っちゃうの…?」
帰ろうとする腕を捕まれてそんな風に言われたら……
息子に言われて動揺しないはずがない。
「男なんだから、お前がお母さんを守るんだ。」
「……はい。」
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