【R18】どうか、私を愛してください。

かのん

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これはレイプだから……②

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インターホンを目の前にして
指が伸びるけど押すことができない。



自分の感情が止めることができるか――



「そもそもこんな計画がダメなんだよな、きっと…」



美緒のことが好きなのに
今すぐにでも連れ去りたいぐらい愛しているのに
嫌われてほしいだなんて――



嫌われるように接しないといけないなんてそもそも無理なんだ。



離れていたからこそ触れるときは愛おしく触れたくなる。
我慢していた10年分の愛を注ぎたくなる。



“ピンポーン……”



まだしっかりと自分の意思を固めないままインターホンを押した。
押してしまえば何とかなると思ったから・・・



インターホンをもう一度押しても応答はなくて
出かけたかもしれないと思い帰ろうとした瞬間
風が吹いた。



「春一番か…」



この間俺の部屋に入った時も窓が開いていた。
もしかしたら――
いや、きっと俺の部屋の窓は開いている。
美緒ならきっと開けていてくれるはずだ。



俺の部屋の窓は美緒のココロの扉
もう結婚する俺へ関心がないのならきっと窓は閉めている。
だけどまだ――昨日の美緒を見たら開けていてくれる気がしたんだ。



「どうしてっ……」



窓は再会した日と同じように開けられていて
絵もそのまま――
やっぱり捨てていなかったのか。



デジャヴのように美緒はチェアに座って寝ている。
ただ寝不足なのか眼の下のクマが酷い。



もう一度この扉の中に入ったら
きっともう二度と出てくることはできない。
それがわかっているから中に入ることはためらってしまう。



「美緒……」



窓の淵に手を置いて美緒の顔をここから眺めるだけでも
この10年を考えたら幸せだった。
なのに――



「これは……土?」



美緒もお手伝いさんも家の掃除は徹底していて綺麗にしていた。
だから、この窓の土は俺が前つけたもの――
そんな土がまだこの窓に残っていたなんてしったら




美緒が愛おしすぎて・・・気づいたら禁断の扉の中へ足を踏み入れていた。



この間これが最後だと言い聞かせたのに――
やっぱり本物を目の前にすると触らずにはいられない。



こんなこと言ったら美緒は怒るだろうか?
10年前に比べると皺やシミが確かに出てきた。
だけどそれと発見できるぐらいジッと美緒の顔をずっと見続けることができることで
俺は幸せを感じてしまうんだ。



唇の柔らかさは前と変わらない。
俺の名前を紡いでくれる愛おしい唇を親指でそっとなぞっても美緒はピクリとも動かない。



人差し指と中指で頬をなぞるとさすがにピクリと動いた。
だけどもうこの手は止められない。




肩ぐらいまでしかなかった髪の毛がもう腰まで伸びていて
かき上げると髪の毛の重さを手に感じる。
髪の毛をかき上げるのが好きなのはよく顔が見えるから――



やっぱり美緒の唇は柔らかい。



ずっと、もっと、ずっと……
この唇の感触を感じていたい。



顎をあげて
自分の首を曲げてもう一度キスをしようとした瞬間













美緒の目が開いた。














何を言われる?
少し開いた口から何を言われるかわからなくて
今更怖くなって何も言えない。動けない。




「誠二さん……っ」




以前は美緒は結婚はしていたけど子供のために俺たちはセックスしていた。
だけどもう永一ができた以上
美緒を抱く理由はない。



理由がなくても美緒をこの手で抱きたい。
美緒のことが好きでたまらないから。



「ふっ…んっ……んっ……」



美緒の舌に自分の舌を絡ませると
美緒も絡めせてきた。
それが嬉しくて、気持ちがいい。
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