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プロローグ

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 也沙が「お兄ちゃんもぐるだったの!?」と言うと、神野は「ふ…… ふ…… ふ…… はっはっはっはぁ~」と言った。

 津山が「何をふざけているんだ! 君が言わないなら……」と言うと、神野は「ちょっと博士の真似しただけじゃないですか、そんなに怒らないで下さいよ」と言った。也沙は神野の気が変になったのかと思った。
 
 津山が「ふざけてないで早く!」と言うと、神野は「博士に残念なお知らせがあります」と言った。津山が「残念なお知らせ!?」と言うと、神野は「博士に本戦の約束事項の確認をお願いした時、承認して押印された事は覚えてますか?」と言った。

 津山が「それがどうかしたのかね!」と言うと、神野は「約束事項の⑦にカードやコインの偽造等、不正を認めた場合は全ての権限を無効といたしますと書いてあったと思うのですが」と言った。津山が「それが何だと言うんだ!」と言うと、神野は「先ほど博士はご自分から不正を認めましたよね?」と言った。
 
 津山が「どういう事だ!」と言うと、神野は「ご自分で、私のカードは最初から最強の組み合わせが出る様にプログラムされていると言ったじゃないですか」と言った。津山が「何故君がこんな騙す様な真似を……」と言うと、神野は「何故って……」と神野は語り始めた。
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