27 / 89
第二章「騎士ロレンツ誕生」
27.デートのお誘い?
しおりを挟む
「あー、ハラ立つ。あー、ハラ立つ!!!」
夕方、ロレンツとの買い物を終えたアンナはひとり私室に戻り、昼間のことを思い出していた。
ドン!!!
「何なの、あの男っ!!」
椅子に座りながらテーブルを強く叩く。
「私に『可愛いと』とか『綺麗だ』とか『一緒になろう』とか言っておきながら、急に現れた変な女に鼻の下伸ばして!!!」
ロレンツとしては一切表情を変えずに対処した昼間の件。ただアンナにとっては突然現れ一方的にアタックして行ったミンファと言う女が許せなかった。アンナの苛立ちがどんどん増して行く。
「飲むわよ!!!」
アンナはひとり棚にあった黒い瓶とグラスを取り出し、テーブルの上にドンと置く。同時になみなみに注がれるお酒。それを手に一気に飲み干す。
「ゴクゴクゴク……、ぷはぁ~!! あーーー、ハラ立つ!!!!」
アンナは次々とグラスに酒を注いではハイペースでそれを空けていく。昼間歩き疲れたのと抑えきれない怒りであっという間にアンナは酩酊し、ろれつが回らなくなった。
「もぉ~、なんでぇ、あいつはぁー、他のおんにゃと仲よくぅ~して~!! くひィ~!! わたひぃーの護衛職なんでしょぉ~」
テーブルの上に頭を乗せ、空になったグラスを見つめながらアンナが言う。
「あーーー!!! あいつぅ~、そう言えばぁ、爵位なんて、ひらないって言ってたぁ~!! ばきゃなの、ばきゃなの? ホントにィ、ばっきゃなの!!!」
昼間改めてロレンツが『爵位は要らない』と言われたアンナがそれを思い出し、怒りに火がつく。
「ゴクゴク……、ぷは~、はれ? どうしてろれんちゅがいないのぉ~!? どこ行ったああああ!!!」
アンナはいつもお酒を飲む際に隣にいるロレンツが居ないことに気付き、その怒りが頂点に達する。
「う、ううっ……、ろれんちゅ~、やだよぉ~、ひとりにしないでよぉ~」
怒りの頂点に達したアンナは同時に寂しさの頂点にも達し、ひとりでいることに不安や恐怖を感じ始める。
「おきゃぁ様も、お父しゃまも、みんな居なくなちゃってェ……、わたひぃ、ひとりでぇ……、どうして、あなたまでぇ、いないのよぉ!!!!」
バン!!!
アンナはテーブルを叩くとひとり立ちあがる。
「探してぇー、やるぅーーーっ!!!」
アンナは酔ったままひとり部屋を飛び出した。
それより少し前、王城内にあるロレンツの部屋にひとりの女性が尋ねて来た。
コンコン……
静かなノック。
ロレンツがドア越しに尋ねる。
「誰だ?」
ノックの主は落ち着いた声で答える。
「ミンファです。昼間助けて頂いた……」
ドア越しにロレンツが答える。
「俺は何もしていない。お礼をされることなどない」
ミンファの頭に大きく銀色の短髪のロレンツの姿が思い浮かぶ。無口で迫力がある正に『護衛職』の名に相応しい勇壮な男。ミンファが頼み込むような口調で言う。
「お礼が、是非ともお礼がしたいのです。お願いします。開けてください!!」
「はあ……」
ため息をつくロレンツ。
しかしすぐに後ろからイコがやって来て言う。
「ねえ、パパ。お客さんなんでしょ? 開けなきゃダメでしょ」
「いや、イコ。これは……、あっ」
ロレンツがそう言うよりも先に、イコがドアを開けた。
「あ、あの……」
突然開かれたドアに驚くミンファ。イコが彼女を見て言う。
「うわー、ヘレンさんみたい!!」
ヘレン。中立都市『ルルカカ』に住んでいた頃によく来て貰っていた家政婦。長い銀髪がよく似合い美しい女性である。
「ヘレン、さん……?」
意味が分からないミンファが首をかしげて言う。ロレンツが頭を掻きながら言う。
「いや、何でもない。まあ、入んな」
もはやこの状態で追い返す訳にもいかない。ロレンツは渋々ミンファを部屋の中へと招いた。
「失礼します……」
イコも、そしてロレンツも部屋に来たミンファに一瞬見惚れた。
スレンダーな体のラインを強調したような真っ赤でタイトな服。大きく開いた胸元に、足が丸見えになりそうなスリットの入ったスカート。銀色の髪は明かりを受けて輝き、粉雪のような白い肌はその対照的な赤の衣装によく映える。
「まあ、適当に腰かけてくれ」
「はい」
ミンファは言われた通りに部屋にあるソファーに腰を下ろす。同時に露になる白くて可憐な足。スリットの間からのぞくその足は普通の男なら簡単に落とせるだけの色香を持っている。ロレンツが言う。
「まあ、俺は何もしていないから感謝される筋合いもないのだが……、で、何でおめえさんは襲われていたんだ? あいつらは一体何者なんだ?」
ミンファは悲しそうに下を向いて答える。
「分かりません。突然襲われて……」
「パパぁ、お姉ちゃん、どうしたの?」
ロレンツはイコに簡単に昼間の出来事を説明し紹介する。ミンファが尋ねる。
「可愛いお子さんですね。ご結婚されているんでしょうか?」
既婚者だとは聞いていない。焦ったミンファが笑顔で尋ねる。
「いや。訳あって俺が育ててる。まあ、実の娘みたいなもんだ」
そう言って大きな手で隣に座るイコの頭を撫でる。喜ぶイコ。
「まあ、そうでしたか。可愛いですね、イコちゃん」
「うん、お姉ちゃんも可愛いよ!」
「ありがと」
ミンファが笑顔で答える。ロレンツが言う。
「で、何度も言うがお礼だが……」
その言葉を遮ってミンファが言う。
「明日、お時間ございますでしょうか」
「明日?」
ミンファがロレンツを見つめて言う。
既に明日がロレンツの公休日だと調べてある。ロレンツが答える。
「まあ、休みなんで時間はあるが……」
素直なロレンツ。正直に答えた。
「では、お昼前に王都の噴水の前でお待ちしております。必ず来てくださいね!」
ロレンツは黙ってじっとミンファを見つめる。ロレンツの強い視線を感じたミンファが恐る恐る尋ねる。
「あの……、何か……?」
ロレンツが静かに言う。
「俺が、行った方がいいんだな?」
(!!)
ミンファはすぐに返事ができなかった。
感謝と偽って誘った明日の約束。その目的はジャスター家に『ロレンツ攻略』が上手く行っていることを見せるためでもある。その上できちんと彼を落として依頼を完了させる算段だ。ミンファが恥ずかしそうに答える。
「はい、あなたに是非来て欲しくて……」
男経験は皆無のミンファ。
しかし彼女が本能的に持つ女を武器とした男との接し方は、決して悪いものではなかった。ただ相手が悪かった。男として攻略するにはロレンツはあまりにも朴念仁すぎた。
「分かった。付き合おう」
(え?)
意外な返答だった。
場の雰囲気、これまでの会話からきっと断れると思っていたミンファ。思わぬ返事に顔もほころぶ。
「ありがとうございます。ではお約束もできたので、私はここらで失礼します」
そう言って軽く会釈をしてミンファが立ち上がる。ロレンツも立ち上がり彼女をドアまで送る。別れ際に再び頭を下げるミンファにロレンツが小さな声で言った。
「明日は自分の好きな服を着て来い」
「え?」
その言葉に思わず固まったミンファ。確かにこれはミセルから借りた特別な服。決してこのような破廉恥な服は好きではなかったが依頼の為だと無理して着ていた。ミンファが笑顔で尋ねる。
「あの、ロレロレ様。それはどういう意味でしょうか……?」
分からぬふりをしてミンファが尋ねる。ロレンツが答える。
「そのままの意味だ。着たくない服を着てくる必要はない。無理をするなという意味だ」
ミンファは心の中を読まれているような気がして震えた。
ロレンツは彼女から発する熱量、心臓の鼓動、そして緊張とは別の汗。それらすべてから推測し『来たくないのにここに来ている』と判断した。黙り込むミンファに言う。
「明日、俺と一緒にいる必要があるなら一緒にいてやる。だからお前らのボスに伝えておけ」
ミンファの心臓は壊れるほどバクバクと鳴り続ける。ロレンツが静かに言った。
「計画は順調です、とな」
「あ、あっ……」
ロレンツはそう言って軽く手を上げるとドアを閉めて消えて行った。ひとり残されたミンファが震えながら思う。
(私のこと、全部見透かされていたの……、この演技も、彼を騙そうとしていることも……)
ミンファは言い表せぬ不安に襲われる。このままでは彼の攻略など不可能である。そしてようやく気付いた。
――もしかして彼は、とんでもない男なのでは?
それでも先に進まなければならない。
ミンファは首に掛けられた真珠のような首飾りを握り締め、自室へと帰って行った。
「ううっ、ろれんちゅ~、だぁれなのぉ~、あのおんなぁ、はぁ~??」
ロレンツの部屋の近くまで来て酔いで動けなくなったアンナ。
しばらくして余りに強い思いを発する彼女の心にイコが気付き、ロレンツによって床でゲロっているところを無事保護された。
夕方、ロレンツとの買い物を終えたアンナはひとり私室に戻り、昼間のことを思い出していた。
ドン!!!
「何なの、あの男っ!!」
椅子に座りながらテーブルを強く叩く。
「私に『可愛いと』とか『綺麗だ』とか『一緒になろう』とか言っておきながら、急に現れた変な女に鼻の下伸ばして!!!」
ロレンツとしては一切表情を変えずに対処した昼間の件。ただアンナにとっては突然現れ一方的にアタックして行ったミンファと言う女が許せなかった。アンナの苛立ちがどんどん増して行く。
「飲むわよ!!!」
アンナはひとり棚にあった黒い瓶とグラスを取り出し、テーブルの上にドンと置く。同時になみなみに注がれるお酒。それを手に一気に飲み干す。
「ゴクゴクゴク……、ぷはぁ~!! あーーー、ハラ立つ!!!!」
アンナは次々とグラスに酒を注いではハイペースでそれを空けていく。昼間歩き疲れたのと抑えきれない怒りであっという間にアンナは酩酊し、ろれつが回らなくなった。
「もぉ~、なんでぇ、あいつはぁー、他のおんにゃと仲よくぅ~して~!! くひィ~!! わたひぃーの護衛職なんでしょぉ~」
テーブルの上に頭を乗せ、空になったグラスを見つめながらアンナが言う。
「あーーー!!! あいつぅ~、そう言えばぁ、爵位なんて、ひらないって言ってたぁ~!! ばきゃなの、ばきゃなの? ホントにィ、ばっきゃなの!!!」
昼間改めてロレンツが『爵位は要らない』と言われたアンナがそれを思い出し、怒りに火がつく。
「ゴクゴク……、ぷは~、はれ? どうしてろれんちゅがいないのぉ~!? どこ行ったああああ!!!」
アンナはいつもお酒を飲む際に隣にいるロレンツが居ないことに気付き、その怒りが頂点に達する。
「う、ううっ……、ろれんちゅ~、やだよぉ~、ひとりにしないでよぉ~」
怒りの頂点に達したアンナは同時に寂しさの頂点にも達し、ひとりでいることに不安や恐怖を感じ始める。
「おきゃぁ様も、お父しゃまも、みんな居なくなちゃってェ……、わたひぃ、ひとりでぇ……、どうして、あなたまでぇ、いないのよぉ!!!!」
バン!!!
アンナはテーブルを叩くとひとり立ちあがる。
「探してぇー、やるぅーーーっ!!!」
アンナは酔ったままひとり部屋を飛び出した。
それより少し前、王城内にあるロレンツの部屋にひとりの女性が尋ねて来た。
コンコン……
静かなノック。
ロレンツがドア越しに尋ねる。
「誰だ?」
ノックの主は落ち着いた声で答える。
「ミンファです。昼間助けて頂いた……」
ドア越しにロレンツが答える。
「俺は何もしていない。お礼をされることなどない」
ミンファの頭に大きく銀色の短髪のロレンツの姿が思い浮かぶ。無口で迫力がある正に『護衛職』の名に相応しい勇壮な男。ミンファが頼み込むような口調で言う。
「お礼が、是非ともお礼がしたいのです。お願いします。開けてください!!」
「はあ……」
ため息をつくロレンツ。
しかしすぐに後ろからイコがやって来て言う。
「ねえ、パパ。お客さんなんでしょ? 開けなきゃダメでしょ」
「いや、イコ。これは……、あっ」
ロレンツがそう言うよりも先に、イコがドアを開けた。
「あ、あの……」
突然開かれたドアに驚くミンファ。イコが彼女を見て言う。
「うわー、ヘレンさんみたい!!」
ヘレン。中立都市『ルルカカ』に住んでいた頃によく来て貰っていた家政婦。長い銀髪がよく似合い美しい女性である。
「ヘレン、さん……?」
意味が分からないミンファが首をかしげて言う。ロレンツが頭を掻きながら言う。
「いや、何でもない。まあ、入んな」
もはやこの状態で追い返す訳にもいかない。ロレンツは渋々ミンファを部屋の中へと招いた。
「失礼します……」
イコも、そしてロレンツも部屋に来たミンファに一瞬見惚れた。
スレンダーな体のラインを強調したような真っ赤でタイトな服。大きく開いた胸元に、足が丸見えになりそうなスリットの入ったスカート。銀色の髪は明かりを受けて輝き、粉雪のような白い肌はその対照的な赤の衣装によく映える。
「まあ、適当に腰かけてくれ」
「はい」
ミンファは言われた通りに部屋にあるソファーに腰を下ろす。同時に露になる白くて可憐な足。スリットの間からのぞくその足は普通の男なら簡単に落とせるだけの色香を持っている。ロレンツが言う。
「まあ、俺は何もしていないから感謝される筋合いもないのだが……、で、何でおめえさんは襲われていたんだ? あいつらは一体何者なんだ?」
ミンファは悲しそうに下を向いて答える。
「分かりません。突然襲われて……」
「パパぁ、お姉ちゃん、どうしたの?」
ロレンツはイコに簡単に昼間の出来事を説明し紹介する。ミンファが尋ねる。
「可愛いお子さんですね。ご結婚されているんでしょうか?」
既婚者だとは聞いていない。焦ったミンファが笑顔で尋ねる。
「いや。訳あって俺が育ててる。まあ、実の娘みたいなもんだ」
そう言って大きな手で隣に座るイコの頭を撫でる。喜ぶイコ。
「まあ、そうでしたか。可愛いですね、イコちゃん」
「うん、お姉ちゃんも可愛いよ!」
「ありがと」
ミンファが笑顔で答える。ロレンツが言う。
「で、何度も言うがお礼だが……」
その言葉を遮ってミンファが言う。
「明日、お時間ございますでしょうか」
「明日?」
ミンファがロレンツを見つめて言う。
既に明日がロレンツの公休日だと調べてある。ロレンツが答える。
「まあ、休みなんで時間はあるが……」
素直なロレンツ。正直に答えた。
「では、お昼前に王都の噴水の前でお待ちしております。必ず来てくださいね!」
ロレンツは黙ってじっとミンファを見つめる。ロレンツの強い視線を感じたミンファが恐る恐る尋ねる。
「あの……、何か……?」
ロレンツが静かに言う。
「俺が、行った方がいいんだな?」
(!!)
ミンファはすぐに返事ができなかった。
感謝と偽って誘った明日の約束。その目的はジャスター家に『ロレンツ攻略』が上手く行っていることを見せるためでもある。その上できちんと彼を落として依頼を完了させる算段だ。ミンファが恥ずかしそうに答える。
「はい、あなたに是非来て欲しくて……」
男経験は皆無のミンファ。
しかし彼女が本能的に持つ女を武器とした男との接し方は、決して悪いものではなかった。ただ相手が悪かった。男として攻略するにはロレンツはあまりにも朴念仁すぎた。
「分かった。付き合おう」
(え?)
意外な返答だった。
場の雰囲気、これまでの会話からきっと断れると思っていたミンファ。思わぬ返事に顔もほころぶ。
「ありがとうございます。ではお約束もできたので、私はここらで失礼します」
そう言って軽く会釈をしてミンファが立ち上がる。ロレンツも立ち上がり彼女をドアまで送る。別れ際に再び頭を下げるミンファにロレンツが小さな声で言った。
「明日は自分の好きな服を着て来い」
「え?」
その言葉に思わず固まったミンファ。確かにこれはミセルから借りた特別な服。決してこのような破廉恥な服は好きではなかったが依頼の為だと無理して着ていた。ミンファが笑顔で尋ねる。
「あの、ロレロレ様。それはどういう意味でしょうか……?」
分からぬふりをしてミンファが尋ねる。ロレンツが答える。
「そのままの意味だ。着たくない服を着てくる必要はない。無理をするなという意味だ」
ミンファは心の中を読まれているような気がして震えた。
ロレンツは彼女から発する熱量、心臓の鼓動、そして緊張とは別の汗。それらすべてから推測し『来たくないのにここに来ている』と判断した。黙り込むミンファに言う。
「明日、俺と一緒にいる必要があるなら一緒にいてやる。だからお前らのボスに伝えておけ」
ミンファの心臓は壊れるほどバクバクと鳴り続ける。ロレンツが静かに言った。
「計画は順調です、とな」
「あ、あっ……」
ロレンツはそう言って軽く手を上げるとドアを閉めて消えて行った。ひとり残されたミンファが震えながら思う。
(私のこと、全部見透かされていたの……、この演技も、彼を騙そうとしていることも……)
ミンファは言い表せぬ不安に襲われる。このままでは彼の攻略など不可能である。そしてようやく気付いた。
――もしかして彼は、とんでもない男なのでは?
それでも先に進まなければならない。
ミンファは首に掛けられた真珠のような首飾りを握り締め、自室へと帰って行った。
「ううっ、ろれんちゅ~、だぁれなのぉ~、あのおんなぁ、はぁ~??」
ロレンツの部屋の近くまで来て酔いで動けなくなったアンナ。
しばらくして余りに強い思いを発する彼女の心にイコが気付き、ロレンツによって床でゲロっているところを無事保護された。
1
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》
EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。
歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。
そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。
「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。
そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。
制刻を始めとする異質な隊員等。
そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。
元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。
〇案内と注意
1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。
3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。
4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。
5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる