9 / 89
第一章「氷姫が出会った男」
9.無言の救助要請
しおりを挟む
「そう、そうなの……」
アンナは侍女リリーの言葉に無表情で答えた。リリーが頭を下げて謝る。
「申し訳ございません、アンナ様」
「いいわ、気にしないで。分かっていたことだから……」
三日後に控えた剣遊会。
アンナはリリーにもお願いしていた出場者の依頼がすべて断られたことを知り、無念そうな表情を浮かべた。
長年アンナのキャスタール家に仕えて来た貴族ですら誰も助けようとしない。アンナには『カイト』という形だけの婚約者がいたが最近病気を理由に顔すら見せない。
国王が居なくなり、ミセルが次の聖女だと噂される中、沈み掛けた船に自ら乗り込んでくるお人好しは皆無であった。リリーが悔しそうな顔で言う。
「なんて酷いことなの。アンナ様に恩のある者もたくさんいるのに……」
貴族社会の権力争い。
幼い頃からその中に身を置いているアンナにはそれは当然のことであった。リリーに言う。
「私が悪いのよ、リリー。聖女になれなかった私が……」
「アンナ様!! それは違います!!」
リリーが強い口調で言う。
「まだ正式な聖女は出ておりません。私は信じております、アンナ様こそ次の聖女だと!!」
アンナは少し笑ってそれに答える。
「ありがと、リリー。私の為に……」
悲しそうな顔をするアンナにリリーが言う。
「剣遊会は私が出ます!! 辞退だけは是が非でも避けなければなりません!!」
剣遊会への辞退。それはいわば『敵前逃亡』とみなされる最も恥ずべき行動。その意味を知りつつもアンナが言う。
「あなたが出るって、剣など握ったことないでしょ?」
貴族学校首席のリリー。
頭脳明晰な彼女だが剣術はあまり得意ではない。リリーが言う。
「ご心配なく。一応学校でも剣術は習いました。簡単にはやられません」
「リリー……」
アンナはそんな彼女の心遣いが嬉しかった。
「私も出るわ。三名必要だけど、私とリリーで一応戦える」
剣遊会は勝ち抜き戦。三名のチームを作って参加するのがルールだ。
「アンナ様が? アンナ様こそ剣など握ったことが……」
「ないわ。でもだからって逃げてばかりじゃダメでしょ。頑張るところを見て貰わなきゃね」
「アンナ様……」
リリーは王城で孤立無援となった目の前の姫を見て泣きそうになった。
間違いなくミセルのジャスター家が裏で何かをしている。リリーは無力で不甲斐ない自分を許せなかった。陰で氷姫などと揶揄されるアンナ。幾ら頭が良いと言われようが、彼女の心の氷を溶かせない自分の無力さにリリーは心の中で涙を流した。
(私がやらなきゃ……)
アンナは自分自身の問題にはやはり自分が頑張らなきゃならないと思った。一方で頭の中で不思議と現れる銀髪の男については、首を振ってそれ以上考えるのをやめる事にした。
「まあ、お兄様っ!!」
ネガーベル王城のひと際大きな一室。細かな装飾が施された内装に、価格がつけられないような高価な家具が幾つも置かれたミセルの部屋に兄のエルグ・ジャスターが訪れた。
「やあ、ミセル。元気かい?」
妹ミセルと同じサラサラの赤髪のイケメン。その上、ネガーベル王国最高部隊である聖騎士団団長を務め、国内でも右に出る者がいないほどの武芸の達人。ミセルは兄の爽やかな笑顔を見て胸がときめく。
「はい、お兄様。お兄様のお顔を拝見できて、ミセルは嬉しゅうございます」
「あはははっ、ミセルは正直だな。で、剣遊会の方はどうだい?」
ミセルが笑顔で答える。
「ええ、準備万全でございますわ」
「アンナ姫の方は?」
「無論、誰も手伝う者などおりませぬ」
ミセルがニヤッと笑う。
「さすがは我が妹だ。ならば剣遊会への私の参加は無くても大丈夫かな?」
「何かご予定でもおありで?」
エルグがサラサラの髪をかき上げながら言う。
「ああ、まあそんなところだ」
ミセルはちょっと残念そうな顔で言う。
「そうですか。でしたら今年はキャロルに一任ってところですわね」
「ああ、彼女なら安心して任せられる」
キャロル・ティンフェル。
ネガーベル王国最強の聖騎士団、その副団長を務める女剣士。剣の腕前は国内でもトップクラスで、団長エルグの右腕でもある彼女の剣術は皆が認めるところ。ミセルが言う。
「残りのふたりは適当に選んでおきますわ。お兄様はご安心して公務にお出かけください」
「ああ、ありがとう。ミセル。だが、気を抜くなよ」
真面目な顔のエルグにミセルが笑って答える。
「おほほほほっ、大丈夫でございますわ。アンナ様は剣を持ったことがない程のお方。万が一にも負けることなどございませぬわ」
自信満々の顔で笑うミセル。エルグが言う。
「まあそれでも予期せぬ傭兵でも雇ってくる可能性もある」
「傭兵? どんな手練れが来ようともネガーベル最強剣士のひとりキャロルが控えておりますわ。それともご心配ならお兄様が出て頂けますか?」
エルグは少し困った顔をして答える。
「んん、まあそれはできない。分かった、キャロルに任せよう」
「ええ、問題ございませんわ」
ミセルは笑顔で兄エルグに答えた。
しかし後日、聖騎士団長エルグはこの大会に自分が出場しなかったことを心から悔やむこととなる。
そして『剣遊会』当日を迎えた。
パン、パパパパパッ、パン!!!
ネガーベル王城内にある野外闘技場。その澄み切った空に砲撃隊の空砲が響き渡る。
何千人もの観客を収容できるその巨大施設に、国中からこの大イベントを見ようと人が集まる。闘技場の周りにはたくさんの出店が立ち並び、このお祭りを盛り上げる。
一般の民にとっては一流の剣術を鑑賞できるイベント。貴族にとってはその成果次第で今後の立ち位置が変わる重大イベント。否が応でも真剣勝負となる剣術の舞台に集まった民は皆興奮の渦に包まれる。
「アンナ様、アンナ様!!」
「え?」
アンナのキャスター家の出場選手に名を連ねる侍女のリリーが言う。小さな体に皮鎧を装備し、腰には短めの剣を携えている。トレードマークの青のツインテールが揺れているのは、彼女の震えなのか風なのか分からない。アンナが答える。
「き、聞いてるわよ、リリー」
アンナもリリー同様皮鎧を纏い、腰に剣を携えている。ただその剣の上に置かれた手は恐怖からか震えている。リリーが言う。
「落ち着いてください、アンナ様。決して大怪我をすることはございませんから」
相手を大きな怪我をさせたり死に至らしめることは厳禁。あくまで剣の技量を競うもの。ただ毎年少なからず怪我人が出ているのも事実であった。アンナが言う。
「リリー、無理はしないでね。負けてもいいんだから」
「アンナ様……」
リリーは落ち着くために大きく深呼吸をして息を整えた。
「キャロル、準備はよくて?」
ミセルは闘技場内にあるジャスター家の待機場で隣に座る女剣士に言った。
「は~い、ミセル様ぁ。キャロルはいつでも大丈夫ですよ~ん!!」
淡いピンクの髪が特徴の陽キャ。腰には鋭いレイピアを携えたキャロルが笑顔で答える。軽そうな彼女だが剣の腕は確かで、これまで剣を交えた名のある剣士達をことごとく跪かせてきている。ミセルが答える。
「頼りにしてますわよ。それから、小隊長」
「あ、はいっ!!」
ミセルはキャロルのほかに軍の小隊長、そしてその部下一名を連れて来ていた。小隊長の耳元で小声でささやく。
「確認するわよ。あなたの役目は不慮の事故を装って、あの女を斬り捨てること。いいわね? その後のことは心配しなくてもいいから。ジャスター家が責任をもって処理するわ」
「はい……」
小隊長は脅されていた。
家族を監禁され解放して欲しければ対戦するその女を斬れと。
ミセルは裏工作で仕組んだ対戦相手であるキャスタール家の待機場に目をやり、その女を見つめて思う。
(さあ、お祭りの開幕ですわよ。お姫様)
アンナのキャスタール家が絶望的に不利の中、『剣遊会』の幕が上がった。
アンナは侍女リリーの言葉に無表情で答えた。リリーが頭を下げて謝る。
「申し訳ございません、アンナ様」
「いいわ、気にしないで。分かっていたことだから……」
三日後に控えた剣遊会。
アンナはリリーにもお願いしていた出場者の依頼がすべて断られたことを知り、無念そうな表情を浮かべた。
長年アンナのキャスタール家に仕えて来た貴族ですら誰も助けようとしない。アンナには『カイト』という形だけの婚約者がいたが最近病気を理由に顔すら見せない。
国王が居なくなり、ミセルが次の聖女だと噂される中、沈み掛けた船に自ら乗り込んでくるお人好しは皆無であった。リリーが悔しそうな顔で言う。
「なんて酷いことなの。アンナ様に恩のある者もたくさんいるのに……」
貴族社会の権力争い。
幼い頃からその中に身を置いているアンナにはそれは当然のことであった。リリーに言う。
「私が悪いのよ、リリー。聖女になれなかった私が……」
「アンナ様!! それは違います!!」
リリーが強い口調で言う。
「まだ正式な聖女は出ておりません。私は信じております、アンナ様こそ次の聖女だと!!」
アンナは少し笑ってそれに答える。
「ありがと、リリー。私の為に……」
悲しそうな顔をするアンナにリリーが言う。
「剣遊会は私が出ます!! 辞退だけは是が非でも避けなければなりません!!」
剣遊会への辞退。それはいわば『敵前逃亡』とみなされる最も恥ずべき行動。その意味を知りつつもアンナが言う。
「あなたが出るって、剣など握ったことないでしょ?」
貴族学校首席のリリー。
頭脳明晰な彼女だが剣術はあまり得意ではない。リリーが言う。
「ご心配なく。一応学校でも剣術は習いました。簡単にはやられません」
「リリー……」
アンナはそんな彼女の心遣いが嬉しかった。
「私も出るわ。三名必要だけど、私とリリーで一応戦える」
剣遊会は勝ち抜き戦。三名のチームを作って参加するのがルールだ。
「アンナ様が? アンナ様こそ剣など握ったことが……」
「ないわ。でもだからって逃げてばかりじゃダメでしょ。頑張るところを見て貰わなきゃね」
「アンナ様……」
リリーは王城で孤立無援となった目の前の姫を見て泣きそうになった。
間違いなくミセルのジャスター家が裏で何かをしている。リリーは無力で不甲斐ない自分を許せなかった。陰で氷姫などと揶揄されるアンナ。幾ら頭が良いと言われようが、彼女の心の氷を溶かせない自分の無力さにリリーは心の中で涙を流した。
(私がやらなきゃ……)
アンナは自分自身の問題にはやはり自分が頑張らなきゃならないと思った。一方で頭の中で不思議と現れる銀髪の男については、首を振ってそれ以上考えるのをやめる事にした。
「まあ、お兄様っ!!」
ネガーベル王城のひと際大きな一室。細かな装飾が施された内装に、価格がつけられないような高価な家具が幾つも置かれたミセルの部屋に兄のエルグ・ジャスターが訪れた。
「やあ、ミセル。元気かい?」
妹ミセルと同じサラサラの赤髪のイケメン。その上、ネガーベル王国最高部隊である聖騎士団団長を務め、国内でも右に出る者がいないほどの武芸の達人。ミセルは兄の爽やかな笑顔を見て胸がときめく。
「はい、お兄様。お兄様のお顔を拝見できて、ミセルは嬉しゅうございます」
「あはははっ、ミセルは正直だな。で、剣遊会の方はどうだい?」
ミセルが笑顔で答える。
「ええ、準備万全でございますわ」
「アンナ姫の方は?」
「無論、誰も手伝う者などおりませぬ」
ミセルがニヤッと笑う。
「さすがは我が妹だ。ならば剣遊会への私の参加は無くても大丈夫かな?」
「何かご予定でもおありで?」
エルグがサラサラの髪をかき上げながら言う。
「ああ、まあそんなところだ」
ミセルはちょっと残念そうな顔で言う。
「そうですか。でしたら今年はキャロルに一任ってところですわね」
「ああ、彼女なら安心して任せられる」
キャロル・ティンフェル。
ネガーベル王国最強の聖騎士団、その副団長を務める女剣士。剣の腕前は国内でもトップクラスで、団長エルグの右腕でもある彼女の剣術は皆が認めるところ。ミセルが言う。
「残りのふたりは適当に選んでおきますわ。お兄様はご安心して公務にお出かけください」
「ああ、ありがとう。ミセル。だが、気を抜くなよ」
真面目な顔のエルグにミセルが笑って答える。
「おほほほほっ、大丈夫でございますわ。アンナ様は剣を持ったことがない程のお方。万が一にも負けることなどございませぬわ」
自信満々の顔で笑うミセル。エルグが言う。
「まあそれでも予期せぬ傭兵でも雇ってくる可能性もある」
「傭兵? どんな手練れが来ようともネガーベル最強剣士のひとりキャロルが控えておりますわ。それともご心配ならお兄様が出て頂けますか?」
エルグは少し困った顔をして答える。
「んん、まあそれはできない。分かった、キャロルに任せよう」
「ええ、問題ございませんわ」
ミセルは笑顔で兄エルグに答えた。
しかし後日、聖騎士団長エルグはこの大会に自分が出場しなかったことを心から悔やむこととなる。
そして『剣遊会』当日を迎えた。
パン、パパパパパッ、パン!!!
ネガーベル王城内にある野外闘技場。その澄み切った空に砲撃隊の空砲が響き渡る。
何千人もの観客を収容できるその巨大施設に、国中からこの大イベントを見ようと人が集まる。闘技場の周りにはたくさんの出店が立ち並び、このお祭りを盛り上げる。
一般の民にとっては一流の剣術を鑑賞できるイベント。貴族にとってはその成果次第で今後の立ち位置が変わる重大イベント。否が応でも真剣勝負となる剣術の舞台に集まった民は皆興奮の渦に包まれる。
「アンナ様、アンナ様!!」
「え?」
アンナのキャスター家の出場選手に名を連ねる侍女のリリーが言う。小さな体に皮鎧を装備し、腰には短めの剣を携えている。トレードマークの青のツインテールが揺れているのは、彼女の震えなのか風なのか分からない。アンナが答える。
「き、聞いてるわよ、リリー」
アンナもリリー同様皮鎧を纏い、腰に剣を携えている。ただその剣の上に置かれた手は恐怖からか震えている。リリーが言う。
「落ち着いてください、アンナ様。決して大怪我をすることはございませんから」
相手を大きな怪我をさせたり死に至らしめることは厳禁。あくまで剣の技量を競うもの。ただ毎年少なからず怪我人が出ているのも事実であった。アンナが言う。
「リリー、無理はしないでね。負けてもいいんだから」
「アンナ様……」
リリーは落ち着くために大きく深呼吸をして息を整えた。
「キャロル、準備はよくて?」
ミセルは闘技場内にあるジャスター家の待機場で隣に座る女剣士に言った。
「は~い、ミセル様ぁ。キャロルはいつでも大丈夫ですよ~ん!!」
淡いピンクの髪が特徴の陽キャ。腰には鋭いレイピアを携えたキャロルが笑顔で答える。軽そうな彼女だが剣の腕は確かで、これまで剣を交えた名のある剣士達をことごとく跪かせてきている。ミセルが答える。
「頼りにしてますわよ。それから、小隊長」
「あ、はいっ!!」
ミセルはキャロルのほかに軍の小隊長、そしてその部下一名を連れて来ていた。小隊長の耳元で小声でささやく。
「確認するわよ。あなたの役目は不慮の事故を装って、あの女を斬り捨てること。いいわね? その後のことは心配しなくてもいいから。ジャスター家が責任をもって処理するわ」
「はい……」
小隊長は脅されていた。
家族を監禁され解放して欲しければ対戦するその女を斬れと。
ミセルは裏工作で仕組んだ対戦相手であるキャスタール家の待機場に目をやり、その女を見つめて思う。
(さあ、お祭りの開幕ですわよ。お姫様)
アンナのキャスタール家が絶望的に不利の中、『剣遊会』の幕が上がった。
1
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
【完結】王女様の暇つぶしに私を巻き込まないでください
むとうみつき
ファンタジー
暇を持て余した王女殿下が、自らの婚約者候補達にゲームの提案。
「勉強しか興味のない、あのガリ勉女を恋に落としなさい!」
それって私のことだよね?!
そんな王女様の話しをうっかり聞いてしまっていた、ガリ勉女シェリル。
でもシェリルには必死で勉強する理由があって…。
長編です。
よろしくお願いします。
カクヨムにも投稿しています。
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活
mio
ファンタジー
なんやかんや、無理矢理あいつに異世界へと連れていかれました。
こうなったら仕方ない。とにかく、平和に楽しく暮らしていこう。
なぜ、少女は異世界へと連れてこられたのか。
自分の中に眠る力とは何なのか。
その答えを知った時少女は、ある決断をする。
長い間更新をさぼってしまってすいませんでした!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる