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「お前、どーすんの」
コイツから話題降るの珍しいな。
アズの部活待ちの空き音楽室。
ちげーよ、と細長く丸めたプリントでハリセンのように頭をはたかれたところだ。痛くはねぇけど、やっぱり悔しい。レベルが違いすぎるのは分かってるけど。
楽譜通りに少しづつは弾けるようになってきたものの、まだ右と左が上手く連動しない。右手に集中すると左手を忘れてしまう。
なんでコイツはあんなスピードで両手指全く違う動きが出来るんだ?
「なにが?」
ムカついたものの、ピアノに関してはコイツの言う事をとりあえずは聞くことにしている。上手いやつはやっぱりそれなりのものがあるっていうのが一応信条だからその通りにやってみる。ま、合わなかったり上達しなかったときは考えるけど、今のところ指摘は的確なように思う。
「だから、コレ」
さっき俺をはたいた丸めたプリントを杖のように振る。
コイツ主語らしい主語がいつもないから、ほんと、意味わかんねー。
漣が持っているプリントを奪って広げると、今日配られた進路調査のプリントだった。
「進路?」
「ん」
一旦ピアノから離れ、窓を開けると爽やかな風が入る。
木々は新緑を力強く伸ばし、日差しはもうだいぶ眩しい。
こんな日はいつもグラウンドにいたのにな……。
今だって声が掛かれば助っ人に行くし、ストレス発散したい時には自分から声を掛ける。運動各部からの入部の誘いは3年生になった今も減ってはいない。高校3年生で新入部員ってのもインパクトあるな。
特に望まなくても何でも簡単だった。
勉強も出来る、金もある、友人も女も寄ってくる。
一番得意だと感じたのはスポーツだった。身体を動かしている時は無心になれたし、個人競技では自分の限界に、チームスポーツでは選手間での一体感が心地よかった。けど、それも母親に燃料を投下しているだけな気がして一つのスポーツに打ち込めなかった。君ならプロになれるっていろんな所から声を掛けられたけど、これ以上俺を自分のご自慢のブランドコレクションの一つだと思っているような母親の自慢になりたくなかった。
それがこんな天気にコイツとピアノを練習してるなんて……な。
でも嫌じゃない。
自分で初めて熱望したアズがいるから。
好きだって思った相手に振り向いて欲しくて、ちょっとした言動にいちいち理由を考えて一喜一憂して、アズを見守って、知れば知るほど好きだと思って、眠れなくて朝を待ちわびて、おはようって声を掛けられただけでも嬉しくなって、俺が俺じゃないみたいだった。
だけど、自分中心だった世界軸がアズ中心となったことに自分でも考えられないほど充足感を持っている。アズには努力するって意味を教えてくれたことにも感謝している。こうしてアズを待つゆっくりした時間すら愛おしい。
アズをこれからも守っていきたい。ずっと隣にいて恥ずかしくない男になりたい。奨や漣にも負けない男になるんだ。
だから進路はもう決めた。決して簡単じゃないだろうけど、アズに関しての努力は何でも嬉しい。
「まー、それなりに?」
「へぇ」
「お前は?」
「……まぁ、俺もそれなりに」
「何だよ、それ」
相変わらず何考えているのかよく分からんヤツだな。
奨もよく分かんないけどさ。
あいつはニコニコしている腹の中で、マジでいつも何か企んでいそうでコワイ。周りをコマとしか思っていない節が随所に見られるのに、みんなあいつの整った見てくれとニコニコに騙されている。
漣はとにかく表情が出にくい。さらにいつも気怠そうにしていて最小限しか喋らないから、意味不明なことが多い。でも、不本意ながらも一緒にいる時間はそれなりになってきたせいか、何となく分かることも増えてきた。
これは、アレだな。
「何悩んでんだよ」
話を振ってきておいて、何も無いわけがない。
「別に」
「はぁ?人が聞いてやってんだから話せよ」
漣はチラッとこちらを見てから、音楽室の隅の椅子に座り、机に頬杖をついた。
人が聞いてやろうってのに、何なんだよその態度は。
「話さないならもうこの件は終わりだ、俺、自販機いってくっから」
ドアに向かって歩き出す。
「アズをさ……」
ん?
「アズを守って養っていくって、何がいいんだろ」
俺に話しかけているはずなのに、視線は窓の外だ。
ほんとに生意気ヤローだぜ。
「お前、選ばれるつもり? 心配すんなよ、俺が全部やる。」
そう、俺が守って俺が養っていく、ずっと。
「いや、俺だね」
「はぁ?」
「俺がやる」
「……じゃあ別に話すことないじゃん。何なの? さっきから、ケンカ売ってんの?」
「いや……悪かった」
え?
漣が謝った?
「え、お前……? マジでどーした?」
「……迷ってる。というか、やりたいことが分からない。でもアズのこと守っていきたいし、俺だって養っていく覚悟はある。けど、どうしたらいいのか分からない」
漣がこんなに一気に喋ったことあったっけ?
しかも、俺にそんな事言うなんて。
「お前……お前にはピアノがあるじゃん、あの奨だって褒めてたし、そっち方面行けば?」
あれから気になってスマホに漣の名前を入れてみたら、ビックリするくらい記事が出てきた。なんとかコンクール入賞だの、イケメンピアニストの卵だの、将来有望だの……。それと同じくらい奨の記事もあった、ヴァイオリンの。
気になって検索してる時点で負けた気分だったけど、アズは俺の音も好きだと言ってくれたし、俺が出る試合はなるべく見に来てくれて応援してくれている。俺と漣と奨じゃ得意分野が違うだけなんだ、それでいいんだって朔は朔だから、そう言ってくれたアズをもっともっと好きだと思った。
だから漣も漣の得意なことで勝負すればいい。
「いや……ピアノは弾かない。もういいんだ」
「え? だって、お前リハビリも行ってんじゃん」
「まぁ機能回復するには越したことはないしな……アズとのセッションはもっとしたいし」
「だから……」
「でも、他の誰かに聞かせようって思いはないから」
「ん? うん」
よく分かんねー。
「ピアニストに限らないけど、まぁ音楽家ってさ、とにかく音楽バカなわけ。日々練習は当然だし、生活のすべてを音楽にって感じでさ。」
「うん。まぁ、プロってそんなもんだろ」
「そう、あとはさ、なんていうか『俺の音を聞け』的な?」
「はは、なんだそれ」
「偏見だけど、自分の音が一番って思ってないと戦っていけないっていうか」
「ふーん」
「奨だって別にプロになるつもりはないじゃん」
「まぁ、あいつは最初から……」
「俺さ、最初は楽しかったんだ、どんどん上達して周りにも褒められて。でもあの女がだんだん調子乗ってきてコンクールでも上位入賞じゃないと一日中泣くかキレられるかしてさ、だから事故で手やったって知っても、これでいいって、ちょうどいい言い訳できるって思ったんだよ」
「……お前……」
漣は何でもないように、感情のない声でポツポツと話す。
コイツの母親のことは聞いてたけど……俺の母親も大概だけど、コイツん家もヤバいな。
「だけど、アズと奨とのセッションは楽しかった。だけど、だからってピアニストにはならない。ピアノはお前らと一緒にいるときだけで充分」
「じゃあ……」
「だからさ、迷ってんだよ」
「そうか……」
アズとの将来のことを考えると進路は重要だ。そういう意味ではすでに目標に向かって進んでいる奨に俺たちは遅れを取っている。
「まぁ、まだ時間はあるし」
「お前は決めたんだろ」
「あ、あぁ」
「俺だって焦るんだよ」
それは分かる。
感情をほとんど出さないような漣が焦っている。アズのことで。気持ちは痛いほど分かる。
何となく漣の横顔を眺める。
初夏の日差しにピアスが光る。
「お前さ、コレ女からの貢物?」
「は? ちげーよ」
「ふぅーん」
何個あるのか分からないほど開いているピアス。
俺はスポーツするときに邪魔になるから開けてはないけど、なんていうかこんなに開いているのに嫌味じゃないっていうか、それぞれがそれぞれを引き立てているなと思うことがある。ごちゃごちゃにもゴテゴテにもなっていない。だからさほど気にならないし、気がつくと綺麗だと思うことすらある。
「こういうのもセンスだもんな……お前、絶対センスあるよ」
「え?」
「とにかく、まだ時間はあるんだ、ちゃんとお前が考えて納得した結果ならそれが一番だと思う。話しくらいは聞いてやる、だからちゃんと考えろ。お前なら見つけられるはずだ。お互いアズのために頑張ろうぜ」
そうしていつかの時のように右手を差し出した。
漣はしばらく俺の右手を眺めてから、今度はしっかりと握り返してきた。
コイツから話題降るの珍しいな。
アズの部活待ちの空き音楽室。
ちげーよ、と細長く丸めたプリントでハリセンのように頭をはたかれたところだ。痛くはねぇけど、やっぱり悔しい。レベルが違いすぎるのは分かってるけど。
楽譜通りに少しづつは弾けるようになってきたものの、まだ右と左が上手く連動しない。右手に集中すると左手を忘れてしまう。
なんでコイツはあんなスピードで両手指全く違う動きが出来るんだ?
「なにが?」
ムカついたものの、ピアノに関してはコイツの言う事をとりあえずは聞くことにしている。上手いやつはやっぱりそれなりのものがあるっていうのが一応信条だからその通りにやってみる。ま、合わなかったり上達しなかったときは考えるけど、今のところ指摘は的確なように思う。
「だから、コレ」
さっき俺をはたいた丸めたプリントを杖のように振る。
コイツ主語らしい主語がいつもないから、ほんと、意味わかんねー。
漣が持っているプリントを奪って広げると、今日配られた進路調査のプリントだった。
「進路?」
「ん」
一旦ピアノから離れ、窓を開けると爽やかな風が入る。
木々は新緑を力強く伸ばし、日差しはもうだいぶ眩しい。
こんな日はいつもグラウンドにいたのにな……。
今だって声が掛かれば助っ人に行くし、ストレス発散したい時には自分から声を掛ける。運動各部からの入部の誘いは3年生になった今も減ってはいない。高校3年生で新入部員ってのもインパクトあるな。
特に望まなくても何でも簡単だった。
勉強も出来る、金もある、友人も女も寄ってくる。
一番得意だと感じたのはスポーツだった。身体を動かしている時は無心になれたし、個人競技では自分の限界に、チームスポーツでは選手間での一体感が心地よかった。けど、それも母親に燃料を投下しているだけな気がして一つのスポーツに打ち込めなかった。君ならプロになれるっていろんな所から声を掛けられたけど、これ以上俺を自分のご自慢のブランドコレクションの一つだと思っているような母親の自慢になりたくなかった。
それがこんな天気にコイツとピアノを練習してるなんて……な。
でも嫌じゃない。
自分で初めて熱望したアズがいるから。
好きだって思った相手に振り向いて欲しくて、ちょっとした言動にいちいち理由を考えて一喜一憂して、アズを見守って、知れば知るほど好きだと思って、眠れなくて朝を待ちわびて、おはようって声を掛けられただけでも嬉しくなって、俺が俺じゃないみたいだった。
だけど、自分中心だった世界軸がアズ中心となったことに自分でも考えられないほど充足感を持っている。アズには努力するって意味を教えてくれたことにも感謝している。こうしてアズを待つゆっくりした時間すら愛おしい。
アズをこれからも守っていきたい。ずっと隣にいて恥ずかしくない男になりたい。奨や漣にも負けない男になるんだ。
だから進路はもう決めた。決して簡単じゃないだろうけど、アズに関しての努力は何でも嬉しい。
「まー、それなりに?」
「へぇ」
「お前は?」
「……まぁ、俺もそれなりに」
「何だよ、それ」
相変わらず何考えているのかよく分からんヤツだな。
奨もよく分かんないけどさ。
あいつはニコニコしている腹の中で、マジでいつも何か企んでいそうでコワイ。周りをコマとしか思っていない節が随所に見られるのに、みんなあいつの整った見てくれとニコニコに騙されている。
漣はとにかく表情が出にくい。さらにいつも気怠そうにしていて最小限しか喋らないから、意味不明なことが多い。でも、不本意ながらも一緒にいる時間はそれなりになってきたせいか、何となく分かることも増えてきた。
これは、アレだな。
「何悩んでんだよ」
話を振ってきておいて、何も無いわけがない。
「別に」
「はぁ?人が聞いてやってんだから話せよ」
漣はチラッとこちらを見てから、音楽室の隅の椅子に座り、机に頬杖をついた。
人が聞いてやろうってのに、何なんだよその態度は。
「話さないならもうこの件は終わりだ、俺、自販機いってくっから」
ドアに向かって歩き出す。
「アズをさ……」
ん?
「アズを守って養っていくって、何がいいんだろ」
俺に話しかけているはずなのに、視線は窓の外だ。
ほんとに生意気ヤローだぜ。
「お前、選ばれるつもり? 心配すんなよ、俺が全部やる。」
そう、俺が守って俺が養っていく、ずっと。
「いや、俺だね」
「はぁ?」
「俺がやる」
「……じゃあ別に話すことないじゃん。何なの? さっきから、ケンカ売ってんの?」
「いや……悪かった」
え?
漣が謝った?
「え、お前……? マジでどーした?」
「……迷ってる。というか、やりたいことが分からない。でもアズのこと守っていきたいし、俺だって養っていく覚悟はある。けど、どうしたらいいのか分からない」
漣がこんなに一気に喋ったことあったっけ?
しかも、俺にそんな事言うなんて。
「お前……お前にはピアノがあるじゃん、あの奨だって褒めてたし、そっち方面行けば?」
あれから気になってスマホに漣の名前を入れてみたら、ビックリするくらい記事が出てきた。なんとかコンクール入賞だの、イケメンピアニストの卵だの、将来有望だの……。それと同じくらい奨の記事もあった、ヴァイオリンの。
気になって検索してる時点で負けた気分だったけど、アズは俺の音も好きだと言ってくれたし、俺が出る試合はなるべく見に来てくれて応援してくれている。俺と漣と奨じゃ得意分野が違うだけなんだ、それでいいんだって朔は朔だから、そう言ってくれたアズをもっともっと好きだと思った。
だから漣も漣の得意なことで勝負すればいい。
「いや……ピアノは弾かない。もういいんだ」
「え? だって、お前リハビリも行ってんじゃん」
「まぁ機能回復するには越したことはないしな……アズとのセッションはもっとしたいし」
「だから……」
「でも、他の誰かに聞かせようって思いはないから」
「ん? うん」
よく分かんねー。
「ピアニストに限らないけど、まぁ音楽家ってさ、とにかく音楽バカなわけ。日々練習は当然だし、生活のすべてを音楽にって感じでさ。」
「うん。まぁ、プロってそんなもんだろ」
「そう、あとはさ、なんていうか『俺の音を聞け』的な?」
「はは、なんだそれ」
「偏見だけど、自分の音が一番って思ってないと戦っていけないっていうか」
「ふーん」
「奨だって別にプロになるつもりはないじゃん」
「まぁ、あいつは最初から……」
「俺さ、最初は楽しかったんだ、どんどん上達して周りにも褒められて。でもあの女がだんだん調子乗ってきてコンクールでも上位入賞じゃないと一日中泣くかキレられるかしてさ、だから事故で手やったって知っても、これでいいって、ちょうどいい言い訳できるって思ったんだよ」
「……お前……」
漣は何でもないように、感情のない声でポツポツと話す。
コイツの母親のことは聞いてたけど……俺の母親も大概だけど、コイツん家もヤバいな。
「だけど、アズと奨とのセッションは楽しかった。だけど、だからってピアニストにはならない。ピアノはお前らと一緒にいるときだけで充分」
「じゃあ……」
「だからさ、迷ってんだよ」
「そうか……」
アズとの将来のことを考えると進路は重要だ。そういう意味ではすでに目標に向かって進んでいる奨に俺たちは遅れを取っている。
「まぁ、まだ時間はあるし」
「お前は決めたんだろ」
「あ、あぁ」
「俺だって焦るんだよ」
それは分かる。
感情をほとんど出さないような漣が焦っている。アズのことで。気持ちは痛いほど分かる。
何となく漣の横顔を眺める。
初夏の日差しにピアスが光る。
「お前さ、コレ女からの貢物?」
「は? ちげーよ」
「ふぅーん」
何個あるのか分からないほど開いているピアス。
俺はスポーツするときに邪魔になるから開けてはないけど、なんていうかこんなに開いているのに嫌味じゃないっていうか、それぞれがそれぞれを引き立てているなと思うことがある。ごちゃごちゃにもゴテゴテにもなっていない。だからさほど気にならないし、気がつくと綺麗だと思うことすらある。
「こういうのもセンスだもんな……お前、絶対センスあるよ」
「え?」
「とにかく、まだ時間はあるんだ、ちゃんとお前が考えて納得した結果ならそれが一番だと思う。話しくらいは聞いてやる、だからちゃんと考えろ。お前なら見つけられるはずだ。お互いアズのために頑張ろうぜ」
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