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卒業祝
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漣と朔と奨くんと「恋人」となってから数ヶ月が過ぎた。
今日は奨くんの卒業式だ。
最後となる制服姿を目に焼き付けないと……。
「卒業生代表 水野奨」
「はい」
奨くんが呼ばれ答辞を読むために壇上へ進む。
いつも優しく微笑みを絶やさない日だまりのような雰囲気を持つ奨くんが、今日は凛とした空気を纏っている。
あぁ、カッコいいな。
最初は3人からの「好き」がくすぐったくて恥ずかしくて、目が合わせられなくなった。視線が外れている時にこっそり見て、視線が合うと慌てて下を向く、そんな日が続いてしまった。
そしたらある日、強制的に抱きしめられた。
3人それぞれに。
ビックリして息をするのも忘れそうだった。
そのまま3人を見つめていたら、
「やっと目合った」
「これでもう恥ずかしくないな」
「少しづつ慣れていこうね、アズ」
にっこりと笑う3人に、アズは耳まで赤くしてコクリとうなずく。
そこからほんの少し、少しづつスキンシップが増え、今では手をつなぐくらいは日常となった。それでも未だに心臓がドキドキとうるさく自分の中で存在を主張してくる。
「あのさ、卒業式の日、アズにプレゼントを貰いたいんだ」
卒業式まであと数日となった日の午後。奨くんが言った。
「? うん、もちろんいいよ。……というか、ごめん。もう俺、奨くんに卒業祝いのプレゼント買ってあるの」
「そうなの? 俺に? アズが選んだもの?」
「うん。あ……でも、俺も選んだけど。あの……朔と漣にも相談して……」
「そう。いいよ、ありがとう。でも、それなら俺の好きなものリクエストしてもいいかな?」
「もちろん! 希望も聞かずに勝手に決めちゃってごめんね。何がいいの?」
「それは卒業式の後に言うね」
「え、そしたらすぐに用意出来ないよ」
「大丈夫。すぐに用意できるよ」
奨くん何が欲しいんだろ…。本当にすぐ用意できるかぁ。
数日前の会話を思い出しながら、アズは壇上の奨に釘付けとなっている。そんなアズを漣と朔は後ろから見守りながら、答辞を終え一礼した奨を見ながら他の誰にも聞こえないように会話する。
「腹黒が爽やかぶってる」
「ま、その腹黒に便乗する俺等も俺等でしょ」
そう言って、チラリとこちらへ視線を寄越した奨に漣と朔は小さく頷く。
卒業式が終わっても、奨くんはなかなか帰ってこなかった。
多数がそのまま付属大学へ進学となるが、やはり外部へ進学する生徒も少なくないため、名残惜しいのだろうと、アズはただ待っていた。
待ち疲れててウトウトし始めた頃、
「アズ、お待たせ」
ドアがノックされ、奨が顔を見せる。
「奨くん! 待ってたよ」
「アズにそう言ってもらえると嬉しいな」
奨がニッコリ笑う。
「おい、さっさと入れ」
「ドア塞ぐなよ」
「朔? 漣?」
「一緒に来るって言うからさ、入れてやってもいいかな?」
「おまっ、偉そうに」
「……ムカつく」
「おやおや、なら帰ってもらっても俺は一向に構わないけどね」
「は?」
「帰るわけねーだろ」
ガヤガヤと3人が部屋に入る。
「奨くん、改めて卒業おめでとう」
「ありがとう」
「それで、これ。卒業お祝い、俺たち3人から」
アズはブルーの包み紙と白いリボンがかかった小箱を渡す。
「ありがとう。開けていいかな?」
「もちろん!」
奨はゆっくり包み紙をはがし、ケースの蓋を開ける。
「あぁ、これはいいな」
プレゼントはボールペン。名前もしっかり刻んでもらった。これからは一緒の学校じゃなくなるけど、離れていても一緒だという気持ちを込めたつもり。
「ほんと? 良かった」
「うん、ありがとうアズ」
「えへへ。朔と漣と選んだんだ」
「ま、一応お祝いだしな」
「おめー。これで一人いなくなると思うと、せいせいするわ」
「漣はさ、本当に一言多いよね。大学生になったら高校生よりも自由な時間が作れるって知らないのかな?つまり今より俺はアズとの時間が取れるんだよ」
「くそ忙しいって評判の医学部生がそんな時間とれんのかよ?」
「アズのためならね♡それに1年次なんて一般教養ばっかりだよ」
「は、キモ……」
「ちょっと喧嘩しないで」
「あ、ごめんねアズ。やっぱり今日は俺の卒業祝いだから漣も朔も帰ってもらおうか?」
「は? なんで急に俺まで。約束ちげーだろ」
「? 約束って? 朔はもう奨くんの卒業祝いのリクエスト知ってるの?」
「あ、いや……わりぃ、奨、漣」
「?」
疑問のためひときわ大きく澄んだ目を見開くアズに、奨がフッと微笑む。
「うん、もう二人は知っているんだ。でね、一緒にアズにお祝いしてもらおうってなったんだよ」
「そうなの? 朔、漣。もちろんいいよ!」
キラキラと輝く笑顔のアズの両頬を奨の両手が包む。
「じゃあ早速」
チュッとリップ音を立ててキスをされる。
え?
考える余地もないまま、奨くんの舌が入ってくる。
なに、なにこれ……。
頭が痺れて、息が続かない。
「ん……んっ。はぁ、んー」
「アズ、可愛いね、ほら、鼻で息をするんだよ」
「奨、もういいだろ」
「ちょっと長すぎ、次は俺ねアズ」
「もう、君たちはせっかちすぎるんだよ」
奨くんと同じくらい長くて深いキスを漣にも朔にもされる。
あれ?
えっと、卒業祝いのリクエストは?
初めて味わう気持ち良さと上手く息が出来なくてクラクラの俺はぼーっとしてしまい、そのままフワフワした気分のまま気がつくと翌朝だった。
「んー……」
あれ?
もう朝かな?
今日から早起きしなくてもいいんだもんね、春休みだもん。
いつもよりあったかいなぁ、お布団。もうだいぶ春めいてるからかな?
俺、昨日いつ寝たんだろ……。
トン。
ん?何かに当たった?
「わぁ!」
ビックリして目が覚める。
なんで、奨くんと漣と朔も一緒に寝てるの??
「あぁ、アズ起きたのか」
「んー、はよ」
右隣の奨くんはニコッと笑ってる。
左隣にいる朔は大きな伸びをしてから起き上がる。
漣は朔の横でまだ寝ている。
「な、な、なんで?」
状況が分からず混乱する俺の肩を奨くんが優しく抱きしめる。
「えっとね、卒業お祝いのリクエストだったんだけど……アズ、先にねちゃったから」
え?
考える間もなく、朔に反対側から脇腹に抱きつかれる。
「そうそう、だから勝手にもらった」
ええ?
ばふっと足元に何かが転がってきた……漣だ。
「……」
まだ寝てる。
けど膝にしっかり腕が巻き付いている。
「えっと、リクエストは何だったの?」
「ん? だからね、キスと添い寝」
昨日のキスを思い出し、ブワっと顔に熱が集まるのが分かる。
キスってあんなんだった?
したことないから詳しくは知らないけど……。
「いやだった……か?」
朔が腰に抱き着いたまま聞く。
漣はようやく目が覚めたのか、上目遣いに視線だけを向けてくる。
は、恥ずかしい。
けど、ちゃんと言わなきゃ。
「ううん、嫌じゃない。嫌なわけない。だって……俺だってみんなのこと大好きだから」
言ったとたん、頭に、手の甲に、つま先にキスをされた。
赤くなる暇もなく、バーンと俺の部屋のドアが開く。
「ちょっと、約束はちゃんと守ったんでしょうね!!」
「ユ、ユズちゃん……?」
まだパジャマのユズがズカズカと部屋に入ってくる。
「守ったに決まってんだろ」
「もちろんだよ、ユズ。俺の忍耐力知ってるでしょ」
「お前、朝からうるさい」
もちろんユズは止まらない。
「奨はともかく、あんたらなんて信用ならないに決まってんでしょ」
「はぁ? 奨の方が裏で何やってんだからわかんね―じゃん」
「漣、ほんとに君って一言多いよね」
「アズ以外でもう勃たねー」
「ちょっとレディの前で下品な言い方しないでよっ」
「どこにレディがいるんだよ」
「ギャンギャンうるさい犬はいるけどな」
「漣っ、朔っ、一週間アズとの接触禁止!」
「はぁ??」
「いいじゃん、じゃあアズちょうど春休みだし、俺と2人で旅行でも行こうか」
「んなの認めるわけねーじゃん」
「ってか、もうユズの指図なんて受けねーよ」
「なんですって?!」
「だって、俺はもうアズの恋人だし」
「俺ら、だろ」
「だから何なのよ」
「あ? ユズ頭よえぇの」
「今までアズを守るためだったじゃん、アレ。でももう俺たちがいるし」
「ってこと」
「じゃあいいわ、この家に出禁にしてやる」
「横暴!」
「なんでそうなるんだよ」
「ユズちゃん……」
「アズは黙ってて、っていうか本当に変なことされてない?」
「へ、変なこと?」
「してねーって」
「なっ」
「そうだよ、変なことじゃないよね、キスは」
「お前も認めただろ、ガタガタ言うな」
その日から、スキンシップにキスが加わり、俺はしばらくまた赤い顔で下を向く日々がしばらく続いた。
今日は奨くんの卒業式だ。
最後となる制服姿を目に焼き付けないと……。
「卒業生代表 水野奨」
「はい」
奨くんが呼ばれ答辞を読むために壇上へ進む。
いつも優しく微笑みを絶やさない日だまりのような雰囲気を持つ奨くんが、今日は凛とした空気を纏っている。
あぁ、カッコいいな。
最初は3人からの「好き」がくすぐったくて恥ずかしくて、目が合わせられなくなった。視線が外れている時にこっそり見て、視線が合うと慌てて下を向く、そんな日が続いてしまった。
そしたらある日、強制的に抱きしめられた。
3人それぞれに。
ビックリして息をするのも忘れそうだった。
そのまま3人を見つめていたら、
「やっと目合った」
「これでもう恥ずかしくないな」
「少しづつ慣れていこうね、アズ」
にっこりと笑う3人に、アズは耳まで赤くしてコクリとうなずく。
そこからほんの少し、少しづつスキンシップが増え、今では手をつなぐくらいは日常となった。それでも未だに心臓がドキドキとうるさく自分の中で存在を主張してくる。
「あのさ、卒業式の日、アズにプレゼントを貰いたいんだ」
卒業式まであと数日となった日の午後。奨くんが言った。
「? うん、もちろんいいよ。……というか、ごめん。もう俺、奨くんに卒業祝いのプレゼント買ってあるの」
「そうなの? 俺に? アズが選んだもの?」
「うん。あ……でも、俺も選んだけど。あの……朔と漣にも相談して……」
「そう。いいよ、ありがとう。でも、それなら俺の好きなものリクエストしてもいいかな?」
「もちろん! 希望も聞かずに勝手に決めちゃってごめんね。何がいいの?」
「それは卒業式の後に言うね」
「え、そしたらすぐに用意出来ないよ」
「大丈夫。すぐに用意できるよ」
奨くん何が欲しいんだろ…。本当にすぐ用意できるかぁ。
数日前の会話を思い出しながら、アズは壇上の奨に釘付けとなっている。そんなアズを漣と朔は後ろから見守りながら、答辞を終え一礼した奨を見ながら他の誰にも聞こえないように会話する。
「腹黒が爽やかぶってる」
「ま、その腹黒に便乗する俺等も俺等でしょ」
そう言って、チラリとこちらへ視線を寄越した奨に漣と朔は小さく頷く。
卒業式が終わっても、奨くんはなかなか帰ってこなかった。
多数がそのまま付属大学へ進学となるが、やはり外部へ進学する生徒も少なくないため、名残惜しいのだろうと、アズはただ待っていた。
待ち疲れててウトウトし始めた頃、
「アズ、お待たせ」
ドアがノックされ、奨が顔を見せる。
「奨くん! 待ってたよ」
「アズにそう言ってもらえると嬉しいな」
奨がニッコリ笑う。
「おい、さっさと入れ」
「ドア塞ぐなよ」
「朔? 漣?」
「一緒に来るって言うからさ、入れてやってもいいかな?」
「おまっ、偉そうに」
「……ムカつく」
「おやおや、なら帰ってもらっても俺は一向に構わないけどね」
「は?」
「帰るわけねーだろ」
ガヤガヤと3人が部屋に入る。
「奨くん、改めて卒業おめでとう」
「ありがとう」
「それで、これ。卒業お祝い、俺たち3人から」
アズはブルーの包み紙と白いリボンがかかった小箱を渡す。
「ありがとう。開けていいかな?」
「もちろん!」
奨はゆっくり包み紙をはがし、ケースの蓋を開ける。
「あぁ、これはいいな」
プレゼントはボールペン。名前もしっかり刻んでもらった。これからは一緒の学校じゃなくなるけど、離れていても一緒だという気持ちを込めたつもり。
「ほんと? 良かった」
「うん、ありがとうアズ」
「えへへ。朔と漣と選んだんだ」
「ま、一応お祝いだしな」
「おめー。これで一人いなくなると思うと、せいせいするわ」
「漣はさ、本当に一言多いよね。大学生になったら高校生よりも自由な時間が作れるって知らないのかな?つまり今より俺はアズとの時間が取れるんだよ」
「くそ忙しいって評判の医学部生がそんな時間とれんのかよ?」
「アズのためならね♡それに1年次なんて一般教養ばっかりだよ」
「は、キモ……」
「ちょっと喧嘩しないで」
「あ、ごめんねアズ。やっぱり今日は俺の卒業祝いだから漣も朔も帰ってもらおうか?」
「は? なんで急に俺まで。約束ちげーだろ」
「? 約束って? 朔はもう奨くんの卒業祝いのリクエスト知ってるの?」
「あ、いや……わりぃ、奨、漣」
「?」
疑問のためひときわ大きく澄んだ目を見開くアズに、奨がフッと微笑む。
「うん、もう二人は知っているんだ。でね、一緒にアズにお祝いしてもらおうってなったんだよ」
「そうなの? 朔、漣。もちろんいいよ!」
キラキラと輝く笑顔のアズの両頬を奨の両手が包む。
「じゃあ早速」
チュッとリップ音を立ててキスをされる。
え?
考える余地もないまま、奨くんの舌が入ってくる。
なに、なにこれ……。
頭が痺れて、息が続かない。
「ん……んっ。はぁ、んー」
「アズ、可愛いね、ほら、鼻で息をするんだよ」
「奨、もういいだろ」
「ちょっと長すぎ、次は俺ねアズ」
「もう、君たちはせっかちすぎるんだよ」
奨くんと同じくらい長くて深いキスを漣にも朔にもされる。
あれ?
えっと、卒業祝いのリクエストは?
初めて味わう気持ち良さと上手く息が出来なくてクラクラの俺はぼーっとしてしまい、そのままフワフワした気分のまま気がつくと翌朝だった。
「んー……」
あれ?
もう朝かな?
今日から早起きしなくてもいいんだもんね、春休みだもん。
いつもよりあったかいなぁ、お布団。もうだいぶ春めいてるからかな?
俺、昨日いつ寝たんだろ……。
トン。
ん?何かに当たった?
「わぁ!」
ビックリして目が覚める。
なんで、奨くんと漣と朔も一緒に寝てるの??
「あぁ、アズ起きたのか」
「んー、はよ」
右隣の奨くんはニコッと笑ってる。
左隣にいる朔は大きな伸びをしてから起き上がる。
漣は朔の横でまだ寝ている。
「な、な、なんで?」
状況が分からず混乱する俺の肩を奨くんが優しく抱きしめる。
「えっとね、卒業お祝いのリクエストだったんだけど……アズ、先にねちゃったから」
え?
考える間もなく、朔に反対側から脇腹に抱きつかれる。
「そうそう、だから勝手にもらった」
ええ?
ばふっと足元に何かが転がってきた……漣だ。
「……」
まだ寝てる。
けど膝にしっかり腕が巻き付いている。
「えっと、リクエストは何だったの?」
「ん? だからね、キスと添い寝」
昨日のキスを思い出し、ブワっと顔に熱が集まるのが分かる。
キスってあんなんだった?
したことないから詳しくは知らないけど……。
「いやだった……か?」
朔が腰に抱き着いたまま聞く。
漣はようやく目が覚めたのか、上目遣いに視線だけを向けてくる。
は、恥ずかしい。
けど、ちゃんと言わなきゃ。
「ううん、嫌じゃない。嫌なわけない。だって……俺だってみんなのこと大好きだから」
言ったとたん、頭に、手の甲に、つま先にキスをされた。
赤くなる暇もなく、バーンと俺の部屋のドアが開く。
「ちょっと、約束はちゃんと守ったんでしょうね!!」
「ユ、ユズちゃん……?」
まだパジャマのユズがズカズカと部屋に入ってくる。
「守ったに決まってんだろ」
「もちろんだよ、ユズ。俺の忍耐力知ってるでしょ」
「お前、朝からうるさい」
もちろんユズは止まらない。
「奨はともかく、あんたらなんて信用ならないに決まってんでしょ」
「はぁ? 奨の方が裏で何やってんだからわかんね―じゃん」
「漣、ほんとに君って一言多いよね」
「アズ以外でもう勃たねー」
「ちょっとレディの前で下品な言い方しないでよっ」
「どこにレディがいるんだよ」
「ギャンギャンうるさい犬はいるけどな」
「漣っ、朔っ、一週間アズとの接触禁止!」
「はぁ??」
「いいじゃん、じゃあアズちょうど春休みだし、俺と2人で旅行でも行こうか」
「んなの認めるわけねーじゃん」
「ってか、もうユズの指図なんて受けねーよ」
「なんですって?!」
「だって、俺はもうアズの恋人だし」
「俺ら、だろ」
「だから何なのよ」
「あ? ユズ頭よえぇの」
「今までアズを守るためだったじゃん、アレ。でももう俺たちがいるし」
「ってこと」
「じゃあいいわ、この家に出禁にしてやる」
「横暴!」
「なんでそうなるんだよ」
「ユズちゃん……」
「アズは黙ってて、っていうか本当に変なことされてない?」
「へ、変なこと?」
「してねーって」
「なっ」
「そうだよ、変なことじゃないよね、キスは」
「お前も認めただろ、ガタガタ言うな」
その日から、スキンシップにキスが加わり、俺はしばらくまた赤い顔で下を向く日々がしばらく続いた。
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