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第141章 新しい季節
蝶と蛾 ①
しおりを挟む正直、蛾は、あまり好きではなかった。
長男が、虫好きなのに影響を受け、その気持ち悪いと思っていた蛾でも、
珍しいものを見つけたら、写真を撮って息子に見せたり、一旦捕獲しては、息子に見せ、逃すようなことをした。
人の感性は違う。
「これ、気持ち悪いね」と思っていた蛾は、息子に“標本”にされた。
あるイメージが湧き上がってきた。
蝶は、天使で
蛾は、女王さまみたいだ。
蝶は、例外なく神聖な象徴。
蛾は、色によって、スピリチュアルメッセージが異なる。
良い意味になったり、悪い意味になったり、“色により”メッセージを変える。
「世を牛耳るということは、そういうことなのかもしれない。」
と、妙に納得した。
一人の女王様の采配により
その国が良い国になったり、滅ぼされたり…
確かに、女王様は、“蛾”のようだ。
蝶と見紛うくらい、美しき蛾もいる。
派手で、ふわふわなガウンを着ているような、ゴージャスな、蛾もいる。
私の誕生日に来てくれた蛾は、
黄緑色の地味な蛾だった。
「調和を大切にしなさい。」というメッセージをくれた。
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