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ダンジョン警備員
第27話 スリーマンセル
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推定身長は5メートル。だいぶ……いや、かなりデカい。
騎士は目をギョロりと動かし、美空たちを睨めつける。
本来白目である部分が黒く、瞳孔部分が白い。肌も、青に近い白色をしている。
頭が2つなんて人間ではありえないが、魔物にしては姿かたちに人間味がありすぎるし、装備品も人工物にしか見えない。
異形。異質。異端。様々な言葉が脳裏を駆け巡る中、奴が口を開いた。
【我を脅かす者よ】
【汝ら、我らの敵か】
【敵ならば】
【容赦は】
【【せぬ】】
男、女、男、女の順に声を発し、最後に両者から問答無用の圧を乗せた声が、3人を射すくめる。
感情も抑揚もない声だが、明らかに敵対の意を示していた。
4本の手で剣と槍を抜くと同時に、背中に二対四枚の白炎の翼が現れる。
直後……消えた。
「ッ!! お前ら逃げ──」
──ゴッッッッッガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!
さっきまでそこにいたモチャも消え、自分たちがいる場所とは逆側の壁から、轟音と共に土煙が上がった。
見ると、騎士が両手の剣を振り下ろした状態で止まっている。肝心のモチャは……。
「……かはっ……ってぇな……!!」
トールハンマーを両手に持ち、なんとか耐えていた。背中を壁に強打したからか、頭と口から血を流している。
だが、騎士の攻撃は止まらない。腕は4本あり、まだ2つの槍が残っている。
槍を掲げると、慈悲もなくモチャに向かい突き立てた。
「ふっ」
当たる寸前で全身の力を抜くことで、力の流れが変わり騎士はバランスを崩す。槍の攻撃も、モチャを逸れて壁を深々と抉った。
《魔法付与・カムイ》で身体能力を上げ、初速からトップスピードに乗り、超高速で騎士の背後に回る。
「はッ──!!」
紫電をまとわせたトールハンマーで、頭部に振り下ろす。
騎士はフルアーマーで隙がないように見えるが、頭部に防具は付けていない。つまりそこが弱点である可能性が高い。
モチャはそれを見抜き、頭部に狙いを定めた。──が。
【哀れな人の子よ】
【聖なる炎に焼かれ】
【【去ね】】
「ッ!?」
突如、白炎の翼が形を変え、ドーナツ状の円形になる。外から内側にかけていくつも連なり、今跳び上がっているモチャでは、逃げる場所がない。
まずい。そう思った時には、体が動いていた。多分、八百音も。
「《ファイヤーボール》!」
覚えたてで、威力もあってないような炎球を騎士に向かって放つ。
まぐれ当りか、そもそも気にしていないのか、炎は奴の側頭部を直撃。一瞬だけ、意識が美空の方を向いた。
その隙を縫い、八百音が砂を伸ばしてモチャを巻き取ると、下に引っ張る。
次の瞬間、放たれた円形状の無数の白炎が、柱を2つほど抉って爆散した。
あんな雑な攻撃なのに、威力が桁違いすぎる。もしモチャに当たってたら……。
たらればを言っても仕方ない。美空がモチャをおんぶすると、とにかく柱や瓦礫の影に隠れた。
「八百音、回復薬ッ。早く……!」
「わ、わかって……ぁっ……!?」
八百音が振り向きざまに、砂の防御を展開。一瞬だけだが、騎士の槍を食い止めた。
一瞬を突いて、3人は別の物陰に移動。直ぐに砂の防御は砕かれた。
「あ、アンタたち、何を……!?」
「助ける!」
「一緒に戦います!」
「ば、バカ言うな! アイツの強さわかってるだろっ! あれはアタシ1人でも手に負えない! 2人を護りながらは無理だ!」
そんなこと言われなくたって、百も承知だ。だからこそ、自分たちがやる価値がある。
「一瞬だけなら、私の防御で止められる! 美空の炎で、目くらましだってできる!」
「仕留められるのはモチャさんしかいません! あなたがウチらを死ぬ気で護るように、ウチらもあなたを死ぬ気で護る!」
「あ……アンタら……」
八百音がかばんから取り出した回復薬を、モチャに無理やり飲ませる。
数秒も経たない間に傷が塞がり、モチャの目に生気が戻った。
「ったく……死んでも文句言うなよッ!!」
「はい!」
「覚悟は決めた!」
モチャは八百音の背から飛び降りると、トールハンマーに紫電をまとわせる。
八百音は砂を盾の形にし、美空もレーヴァテイン・レプリカを抜剣。同時に《魔法付与フレア》と、周囲に《ファイヤーボール》を展開した。
まずモチャが飛び出し、敵に肉薄する。
騎士も黙って見ているわけではない。無数とも言える白炎の炎球を周囲に浮かばせた。
【哀れな死に急ぐ若人よ】
【我らと敵対するのであれば】
【魂ごと燃やし尽くし】
【【輪廻に還してやろう】】
双剣、双槍を構え。直後に白炎の炎球を飛ばす。
モチャはそれを弾き、破壊し、避けて前進する。八百音も、できる限りモチャの邪魔になりそうな攻撃は防いでいる。
もちろん美空も、ただ突っ立っているわけではない。自分向かってくる白炎は自分で対処し、騎士の顔面に向けて炎球を放つことで目くらましをしている。
この化け物相手にどれだけの効果があるかはわからないが、何もやらないよりはいいだろう。
【小癪】
【立腹】
【怒髪】
【遺憾】
【【──死滅──】】
「死ぬのはテメーだ、クソ化け物!!」
振り下ろされる剣と槍の猛攻を避けつつ、超高速移動で騎士の足元に潜り込むと、両脚をトールハンマーで弾いてバランスを崩す。
破壊力とスピードはあるが、この魔物は圧倒的に戦闘経験が足りなそうだ。今のところフィジカルで押し切ってきているが、突発的またはトリッキーな動きには着いてこれていない。
恐らく、そこが勝機。
「モチャさん!」
「わかってんよ!!」
モチャもこいつの弱点に気付いているのか、バランスを崩した騎士の死角に回り込み、腰部分に向けてハンマーを振るい……直撃した。
「オルルルルルァ!!!!」
【【────】】
──ゴシャアアアアアアアアアアッッッ!!!!
打って変わって、今度はモチャが騎士を壁まで吹き飛ばした。この巨体を飛ばすなんて、とんでもないパワーだ。
「畳み掛ける!!」
「《デザート・バレット》!」
「《フレア・カラム》!」
八百音が砂の散弾を。美空が炎の光線を放つ。
効いてるか効いてないかは考えない。とにかく、ゼロコンマ数秒の足止めさえできればいい。
モチャはトールハンマーを地面に横たえて、祈るように手を組むとその場に跪いた。
「現世と幽世の狭間を統べる雷星よ──
汝の顕現を希う我は、一介の羊──
汝に認められし我が権能を糧に現界せよ──」
さっきの詠唱とは違う、別の詠唱を唱えるモチャ。
一節を唱えるごとに、モチャが纏う空気が異質なものに変わっていく。
「ああ。神よ、神よ、神よ──
後世にて、汝を召喚することがないことを願う──《神聖憑依・ゼウス》!!」
────────────────────
ここまでお読みくださり、ありがとうございます!
ブクマやコメント、評価、レビューをくださるともっと頑張れますっ!
よろしくお願いします!!
騎士は目をギョロりと動かし、美空たちを睨めつける。
本来白目である部分が黒く、瞳孔部分が白い。肌も、青に近い白色をしている。
頭が2つなんて人間ではありえないが、魔物にしては姿かたちに人間味がありすぎるし、装備品も人工物にしか見えない。
異形。異質。異端。様々な言葉が脳裏を駆け巡る中、奴が口を開いた。
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【汝ら、我らの敵か】
【敵ならば】
【容赦は】
【【せぬ】】
男、女、男、女の順に声を発し、最後に両者から問答無用の圧を乗せた声が、3人を射すくめる。
感情も抑揚もない声だが、明らかに敵対の意を示していた。
4本の手で剣と槍を抜くと同時に、背中に二対四枚の白炎の翼が現れる。
直後……消えた。
「ッ!! お前ら逃げ──」
──ゴッッッッッガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!
さっきまでそこにいたモチャも消え、自分たちがいる場所とは逆側の壁から、轟音と共に土煙が上がった。
見ると、騎士が両手の剣を振り下ろした状態で止まっている。肝心のモチャは……。
「……かはっ……ってぇな……!!」
トールハンマーを両手に持ち、なんとか耐えていた。背中を壁に強打したからか、頭と口から血を流している。
だが、騎士の攻撃は止まらない。腕は4本あり、まだ2つの槍が残っている。
槍を掲げると、慈悲もなくモチャに向かい突き立てた。
「ふっ」
当たる寸前で全身の力を抜くことで、力の流れが変わり騎士はバランスを崩す。槍の攻撃も、モチャを逸れて壁を深々と抉った。
《魔法付与・カムイ》で身体能力を上げ、初速からトップスピードに乗り、超高速で騎士の背後に回る。
「はッ──!!」
紫電をまとわせたトールハンマーで、頭部に振り下ろす。
騎士はフルアーマーで隙がないように見えるが、頭部に防具は付けていない。つまりそこが弱点である可能性が高い。
モチャはそれを見抜き、頭部に狙いを定めた。──が。
【哀れな人の子よ】
【聖なる炎に焼かれ】
【【去ね】】
「ッ!?」
突如、白炎の翼が形を変え、ドーナツ状の円形になる。外から内側にかけていくつも連なり、今跳び上がっているモチャでは、逃げる場所がない。
まずい。そう思った時には、体が動いていた。多分、八百音も。
「《ファイヤーボール》!」
覚えたてで、威力もあってないような炎球を騎士に向かって放つ。
まぐれ当りか、そもそも気にしていないのか、炎は奴の側頭部を直撃。一瞬だけ、意識が美空の方を向いた。
その隙を縫い、八百音が砂を伸ばしてモチャを巻き取ると、下に引っ張る。
次の瞬間、放たれた円形状の無数の白炎が、柱を2つほど抉って爆散した。
あんな雑な攻撃なのに、威力が桁違いすぎる。もしモチャに当たってたら……。
たらればを言っても仕方ない。美空がモチャをおんぶすると、とにかく柱や瓦礫の影に隠れた。
「八百音、回復薬ッ。早く……!」
「わ、わかって……ぁっ……!?」
八百音が振り向きざまに、砂の防御を展開。一瞬だけだが、騎士の槍を食い止めた。
一瞬を突いて、3人は別の物陰に移動。直ぐに砂の防御は砕かれた。
「あ、アンタたち、何を……!?」
「助ける!」
「一緒に戦います!」
「ば、バカ言うな! アイツの強さわかってるだろっ! あれはアタシ1人でも手に負えない! 2人を護りながらは無理だ!」
そんなこと言われなくたって、百も承知だ。だからこそ、自分たちがやる価値がある。
「一瞬だけなら、私の防御で止められる! 美空の炎で、目くらましだってできる!」
「仕留められるのはモチャさんしかいません! あなたがウチらを死ぬ気で護るように、ウチらもあなたを死ぬ気で護る!」
「あ……アンタら……」
八百音がかばんから取り出した回復薬を、モチャに無理やり飲ませる。
数秒も経たない間に傷が塞がり、モチャの目に生気が戻った。
「ったく……死んでも文句言うなよッ!!」
「はい!」
「覚悟は決めた!」
モチャは八百音の背から飛び降りると、トールハンマーに紫電をまとわせる。
八百音は砂を盾の形にし、美空もレーヴァテイン・レプリカを抜剣。同時に《魔法付与フレア》と、周囲に《ファイヤーボール》を展開した。
まずモチャが飛び出し、敵に肉薄する。
騎士も黙って見ているわけではない。無数とも言える白炎の炎球を周囲に浮かばせた。
【哀れな死に急ぐ若人よ】
【我らと敵対するのであれば】
【魂ごと燃やし尽くし】
【【輪廻に還してやろう】】
双剣、双槍を構え。直後に白炎の炎球を飛ばす。
モチャはそれを弾き、破壊し、避けて前進する。八百音も、できる限りモチャの邪魔になりそうな攻撃は防いでいる。
もちろん美空も、ただ突っ立っているわけではない。自分向かってくる白炎は自分で対処し、騎士の顔面に向けて炎球を放つことで目くらましをしている。
この化け物相手にどれだけの効果があるかはわからないが、何もやらないよりはいいだろう。
【小癪】
【立腹】
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「死ぬのはテメーだ、クソ化け物!!」
振り下ろされる剣と槍の猛攻を避けつつ、超高速移動で騎士の足元に潜り込むと、両脚をトールハンマーで弾いてバランスを崩す。
破壊力とスピードはあるが、この魔物は圧倒的に戦闘経験が足りなそうだ。今のところフィジカルで押し切ってきているが、突発的またはトリッキーな動きには着いてこれていない。
恐らく、そこが勝機。
「モチャさん!」
「わかってんよ!!」
モチャもこいつの弱点に気付いているのか、バランスを崩した騎士の死角に回り込み、腰部分に向けてハンマーを振るい……直撃した。
「オルルルルルァ!!!!」
【【────】】
──ゴシャアアアアアアアアアアッッッ!!!!
打って変わって、今度はモチャが騎士を壁まで吹き飛ばした。この巨体を飛ばすなんて、とんでもないパワーだ。
「畳み掛ける!!」
「《デザート・バレット》!」
「《フレア・カラム》!」
八百音が砂の散弾を。美空が炎の光線を放つ。
効いてるか効いてないかは考えない。とにかく、ゼロコンマ数秒の足止めさえできればいい。
モチャはトールハンマーを地面に横たえて、祈るように手を組むとその場に跪いた。
「現世と幽世の狭間を統べる雷星よ──
汝の顕現を希う我は、一介の羊──
汝に認められし我が権能を糧に現界せよ──」
さっきの詠唱とは違う、別の詠唱を唱えるモチャ。
一節を唱えるごとに、モチャが纏う空気が異質なものに変わっていく。
「ああ。神よ、神よ、神よ──
後世にて、汝を召喚することがないことを願う──《神聖憑依・ゼウス》!!」
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