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第九章 我慢していた魔塔主と受け入れる弟子
250.煽られて本気を出す師匠と煽って後悔する弟子
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じっと俺を見つめてくるレイヴンと視線を合わせる。
やっと、その気になったらしいな。
レイヴンをさらに引き寄せて、横抱きの形に抱き直す。
「何か駄々をこねる子どもみたいですね。こんなに側にいるじゃないですか」
「それはそうなんだけどよ。側にいるなら構いたくなるんだよなぁー……って、俺の方がレイちゃんにやられてるじゃねぇか」
「やられてますね。俺がそれだけ魅力的ってことですか? ギャンブルよりも、お酒よりも、煙草を吸うよりも……俺を、構いたい?」
レイヴンがワザと誘うように声色を変え、俺の頬にゆっくりと手を伸ばして触れてくる。
なかなか、煽ってくるじゃねぇか。
レイヴンの手に自分の手を重ね、煽り返すように笑い、レイヴンの耳元へと寄って呟く。
「そうだな。今日は特にそんな気分だ」
掠れた声で響くように言って、唇で耳朶を擽る。
レイヴンも流石に余裕の態度ではいられずに、慌てながら身体を強張らせる。
今更、逃さねぇけどな。
俺の頬に添えられたままのレイヴンの手を取って握り込む。
恥ずかしがるレイヴンの逃げ道を、じわりじわりと塞いでいく。
「……いきなり本気を出さないでください。確かに先に仕掛けましたけど……っ」
「俺を煽ったんだから、覚悟しろよ? なぁ、レイ?」
愉しく笑んで、舌で耳の形をなぞる。
レイヴンが耐えるように俺の服を掴むのはイイもんだな。
そのまま舌先で、耳の穴もちょんちょんと突く。
水音はさらに耳の奥へと響き、その気ではなかったはずのレイヴンが引っ張られるように顔に赤みが差してくる。
「み、耳ばっかり……んっ、息吹き込まな……」
「やっぱり構いたくなるよな。反応イイし」
「ちょっと、も、離して……」
流されると危機を感じたレイヴンが、慌てて距離を取ろうとする。
だから、逃さねぇって。
ジタバタしても、抑え込んでしっかりと抱き込む。
更に身体を密着させて、何度も耳に唇を落としていく。
「夕飯までまだ時間があるし、いくらでもできそうだなァ」
「え、ま、待って! 俺、そこまで許可して……や、駄目だって! テオってば!」
レイヴンの訴えは唇で塞いで、俺を撥ねつけようとする身体は更に力でねじ伏せる。
レイヴンは与えられる感触には、素直に反応するからその気にさえしちまえば従順だ。
絶え間なく何度も口づけていくと、徐々に力が抜けていく。
愛撫に弱いんだよな。
ホント、感じやすくてイイ。
唇を舐めて、ソファーへと身体を寝かせた。
上から覆いかぶさると、レイヴンは逃げ道を塞がれたことに気付いて更に顔を赤くする。
「まぁ、ちょっと狭いができないことはねぇし。ココでいいか」
「……はぁ…も、余計なことをするんじゃ、なかった……」
「煽った責任は取ってもらわねぇとな?」
「責任……責任なの……んん……」
何度も唇を合わせ、言葉も吐息も奪っていく。
レイヴンはキスがお好みだから、煽ってもらった分をお返ししねぇとな。
「んぁ……っふ」
「もっと、してやろうか?」
漏れる吐息の合間に、指先で耳を擽る。
逃げようと捩る身体を逃さないように、両足で固定して更に深く口付けていく。
やっと、その気になったらしいな。
レイヴンをさらに引き寄せて、横抱きの形に抱き直す。
「何か駄々をこねる子どもみたいですね。こんなに側にいるじゃないですか」
「それはそうなんだけどよ。側にいるなら構いたくなるんだよなぁー……って、俺の方がレイちゃんにやられてるじゃねぇか」
「やられてますね。俺がそれだけ魅力的ってことですか? ギャンブルよりも、お酒よりも、煙草を吸うよりも……俺を、構いたい?」
レイヴンがワザと誘うように声色を変え、俺の頬にゆっくりと手を伸ばして触れてくる。
なかなか、煽ってくるじゃねぇか。
レイヴンの手に自分の手を重ね、煽り返すように笑い、レイヴンの耳元へと寄って呟く。
「そうだな。今日は特にそんな気分だ」
掠れた声で響くように言って、唇で耳朶を擽る。
レイヴンも流石に余裕の態度ではいられずに、慌てながら身体を強張らせる。
今更、逃さねぇけどな。
俺の頬に添えられたままのレイヴンの手を取って握り込む。
恥ずかしがるレイヴンの逃げ道を、じわりじわりと塞いでいく。
「……いきなり本気を出さないでください。確かに先に仕掛けましたけど……っ」
「俺を煽ったんだから、覚悟しろよ? なぁ、レイ?」
愉しく笑んで、舌で耳の形をなぞる。
レイヴンが耐えるように俺の服を掴むのはイイもんだな。
そのまま舌先で、耳の穴もちょんちょんと突く。
水音はさらに耳の奥へと響き、その気ではなかったはずのレイヴンが引っ張られるように顔に赤みが差してくる。
「み、耳ばっかり……んっ、息吹き込まな……」
「やっぱり構いたくなるよな。反応イイし」
「ちょっと、も、離して……」
流されると危機を感じたレイヴンが、慌てて距離を取ろうとする。
だから、逃さねぇって。
ジタバタしても、抑え込んでしっかりと抱き込む。
更に身体を密着させて、何度も耳に唇を落としていく。
「夕飯までまだ時間があるし、いくらでもできそうだなァ」
「え、ま、待って! 俺、そこまで許可して……や、駄目だって! テオってば!」
レイヴンの訴えは唇で塞いで、俺を撥ねつけようとする身体は更に力でねじ伏せる。
レイヴンは与えられる感触には、素直に反応するからその気にさえしちまえば従順だ。
絶え間なく何度も口づけていくと、徐々に力が抜けていく。
愛撫に弱いんだよな。
ホント、感じやすくてイイ。
唇を舐めて、ソファーへと身体を寝かせた。
上から覆いかぶさると、レイヴンは逃げ道を塞がれたことに気付いて更に顔を赤くする。
「まぁ、ちょっと狭いができないことはねぇし。ココでいいか」
「……はぁ…も、余計なことをするんじゃ、なかった……」
「煽った責任は取ってもらわねぇとな?」
「責任……責任なの……んん……」
何度も唇を合わせ、言葉も吐息も奪っていく。
レイヴンはキスがお好みだから、煽ってもらった分をお返ししねぇとな。
「んぁ……っふ」
「もっと、してやろうか?」
漏れる吐息の合間に、指先で耳を擽る。
逃げようと捩る身体を逃さないように、両足で固定して更に深く口付けていく。
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