253 / 483
第九章 我慢していた魔塔主と受け入れる弟子
251.余裕な師匠と焦れる弟子※
しおりを挟む
※三人称で連載している風変わりには載せていなかった追加話です。
フジョッシー115話、ムーンライトノベルズ118話の「そんな気分だったので」の後のお話になります。
数話続く予定です。
+++
逃げようとする舌を捕えて、絡め取る。
ちゅぷちゅぷと吸ってやると、くぐもった声が唇の隙間から漏れ出してくる。
「んぅ……っふ、ぁ……」
「ホント、キスが好きだよなァ。分からなくもねぇが」
吐息を吹き込むように語りかけて、レイヴンの柔らかい唇を堪能してから解放してやる。
「はぁっ……テオ……」
「ん?」
「もっと……」
顔を赤らめて可愛くおねだりされちまうとなぁ。
左手を滑らせて、レイヴンの服の隙間から手を差し入れる。
相変わらず手に吸い付くような肌は、俺が触れるたびにビクビクと震える。
突起には敢えて触れず、左手で流すように身体の線をなぞり、腰まで触れていく。
「ひぁっ、ぁっ……」
「そんなに両足をもじもじされてもなァ? 擦り合わせちまってるし。どうした?」
「焦らさないで、もっと、触って?」
今日のレイちゃんは半端ねぇな。
もしかして、必死に煽りの練習でもしてんのか?
俺としちゃあ最高だから構わねぇんだがな。
下半身の服をさっさと取っ払って、上半身だけ服を着せたまま、尻から太ももを撫ぜていく。
「ひぅっ、擽ったぁ……ぁう!」
「相変わらずスベスベでイイ感じだな。適度に引き締まってるのに、柔らかくて」
「例え方が、変態っ!」
「その変態に触られて、感じまくってんじゃねぇか」
はぁはぁと息を乱しながら、涙目で俺を睨んでくる。
大したことしてねぇのに、レイヴン自身は触って欲しそうにひくついてきてるのが分かって、顔がニヤつく。
「煽ったり怒ったり、忙しいな。で、どうして欲しいって?」
「……も、早くして! 何か、俺……変だし……」
「まぁ、いいんじゃねぇか? キスが気持ちよくて、だけど刺激が足りないんだろ。焦らしてんだから間違ってねぇし」
「うぅ……テオの意地悪」
はぁ……だから、子どもっぽく煽ってくんじゃねぇよ。
このまま挿れちまうか。
でもなぁ、痛くしたらしたで、確実に文句言うんだよな。
仕方ねぇから、少し慣らしてやるか。
「んぁっ!」
「具合を確かめてやるから、レイちゃんの蜜をもらうぜ」
「何、それ……ぁんっ! やぁっ!」
欲望の先を弄ってやると、トロトロと蜜が溢れてくる。
指先で掬い上げると、窄まりに指を差し入れた。
「ふぁっ! あぁ……」
「そんなに解さねぇでもいけそうか? だったらすぐに挿れちまうが、構えねぇよな」
指をすんなりと受け入れてるし、欲しがりのレイヴンが素直に締め付けてくるから問題なさそうだ。
もっと欲しそうにしてるし、笑いながら指を引き抜いた。
フジョッシー115話、ムーンライトノベルズ118話の「そんな気分だったので」の後のお話になります。
数話続く予定です。
+++
逃げようとする舌を捕えて、絡め取る。
ちゅぷちゅぷと吸ってやると、くぐもった声が唇の隙間から漏れ出してくる。
「んぅ……っふ、ぁ……」
「ホント、キスが好きだよなァ。分からなくもねぇが」
吐息を吹き込むように語りかけて、レイヴンの柔らかい唇を堪能してから解放してやる。
「はぁっ……テオ……」
「ん?」
「もっと……」
顔を赤らめて可愛くおねだりされちまうとなぁ。
左手を滑らせて、レイヴンの服の隙間から手を差し入れる。
相変わらず手に吸い付くような肌は、俺が触れるたびにビクビクと震える。
突起には敢えて触れず、左手で流すように身体の線をなぞり、腰まで触れていく。
「ひぁっ、ぁっ……」
「そんなに両足をもじもじされてもなァ? 擦り合わせちまってるし。どうした?」
「焦らさないで、もっと、触って?」
今日のレイちゃんは半端ねぇな。
もしかして、必死に煽りの練習でもしてんのか?
俺としちゃあ最高だから構わねぇんだがな。
下半身の服をさっさと取っ払って、上半身だけ服を着せたまま、尻から太ももを撫ぜていく。
「ひぅっ、擽ったぁ……ぁう!」
「相変わらずスベスベでイイ感じだな。適度に引き締まってるのに、柔らかくて」
「例え方が、変態っ!」
「その変態に触られて、感じまくってんじゃねぇか」
はぁはぁと息を乱しながら、涙目で俺を睨んでくる。
大したことしてねぇのに、レイヴン自身は触って欲しそうにひくついてきてるのが分かって、顔がニヤつく。
「煽ったり怒ったり、忙しいな。で、どうして欲しいって?」
「……も、早くして! 何か、俺……変だし……」
「まぁ、いいんじゃねぇか? キスが気持ちよくて、だけど刺激が足りないんだろ。焦らしてんだから間違ってねぇし」
「うぅ……テオの意地悪」
はぁ……だから、子どもっぽく煽ってくんじゃねぇよ。
このまま挿れちまうか。
でもなぁ、痛くしたらしたで、確実に文句言うんだよな。
仕方ねぇから、少し慣らしてやるか。
「んぁっ!」
「具合を確かめてやるから、レイちゃんの蜜をもらうぜ」
「何、それ……ぁんっ! やぁっ!」
欲望の先を弄ってやると、トロトロと蜜が溢れてくる。
指先で掬い上げると、窄まりに指を差し入れた。
「ふぁっ! あぁ……」
「そんなに解さねぇでもいけそうか? だったらすぐに挿れちまうが、構えねぇよな」
指をすんなりと受け入れてるし、欲しがりのレイヴンが素直に締め付けてくるから問題なさそうだ。
もっと欲しそうにしてるし、笑いながら指を引き抜いた。
0
お気に入りに追加
118
あなたにおすすめの小説
すずらん通り商店街の日常 〜悠介と柊一郎〜
ドラマチカ
BL
恋愛に疲れ果てた自称社畜でイケメンの犬飼柊一郎が、ある時ふと見つけた「すずらん通り商店街」の一角にある犬山古書店。そこに住む綺麗で賢い黒猫と、その家族である一見すると儚げ美形店主、犬山悠介。
恋に臆病な犬山悠介と、初めて恋をした犬飼柊一郎の物語。
※猫と話せる店主等、特殊設定あり
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
俺は魔法使いの息子らしい。
高穂もか
BL
吉村時生、高校一年生。
ある日、自分の父親と親友の父親のキスシーンを見てしまい、平穏な日常が瓦解する。
「時生くん、君は本当はぼくと勇二さんの子供なんだ」
と、親友の父から衝撃の告白。
なんと、二人は魔法使いでカップルで、魔法で子供(俺)を作ったらしい。
母ちゃん同士もカップルで、親父と母ちゃんは偽装結婚だったとか。
「でさ、魔法で生まれた子供は、絶対に魔法使いになるんだよ」
と、のほほんと言う父親。しかも、魔法の存在を知ったが最後、魔法の修業が義務付けられるらしい。
でも、魔法学園つったって、俺は魔法なんて使えたことないわけで。
同じ境遇の親友のイノリと、時生は「全寮制魔法学園」に転校することとなる。
「まー、俺はぁ。トキちゃんと一緒ならなんでもいいかなぁ」
「そおかあ? お前ってマジ呑気だよなあ」
腹黒美形×強気平凡の幼馴染BLです♡
※とても素敵な表紙は、小槻みしろさんに頂きました(*^^*)

今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

拝啓お父様。私は野良魔王を拾いました。ちゃんとお世話するので飼ってよいでしょうか?
ミクリ21
BL
ある日、ルーゼンは野良魔王を拾った。
ルーゼンはある理由から、領地で家族とは離れて暮らしているのだ。
そして、父親に手紙で野良魔王を飼っていいかを伺うのだった。
暁にもう一度
伊簑木サイ
ファンタジー
成り上がり貧乏辺境領主の後継者ソランは、金策のため、「第二王子を王太子になるよう説得できた者に望みの褒美をとらす」という王の頼みごとを引き受けた。
ところが、王子は女嫌いということで、女とばれないよう、性別を隠して仕えることになる。
ソランと、国のために死に場所を探している王子の、「死なせない」と「巻き込みたくない」から始まった主従愛は、いつしか絶対に失いたくない相手へと変わっていく。
けれど、絆を深めるほどに、古に世界に掛けられた呪いに、前世の二人が関わっていたと判明していき……。
『暁に、もう一度、あなたと』。数千年を越えて果たされる、愛と祈りの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる