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戦力の分断
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銃弾がアンブロジウスの頭部を貫いた光景に、一行は驚かされたと同時に何故ミアの銃弾が防がれる事なく命中したのかについて考え始めた。大方の想像は皆一様に同じ結論へと至る。
それは命ある生物以外のものであれば、演奏による身体能力を強制的に上昇させるバフ効果の影響を受けないという事。そして既に魔力を込めて作られた物であれば、演奏の影響は勿論、糸による妨害も受けないのではないかという事だった。
「なるほど、俺のように人形の身体や機械など生物以外の“物“であれば、演奏の中でも自由に動けると言う訳か・・・。こんな簡単なことに何故気が付かなかった?」
「ぁ・・・あぁ?つまりどういう事だってんだよ、大将?」
「要するに、奴の演奏は生き物や意思を持つ生物が動こうとするエネルギーを増幅させ暴走させる。剣や銃、その辺の石ころなんかは生き物じゃない。その中でも彼女の扱う“銃“は特別に相性がいい」
「銃が?剣や弓だって生き物じゃねぇぞ?」
「剣は“振るう“し、弓は“引く“。どちらもそれを扱う者の力に影響を受ける。力を込めて振えばより強固な物を切れたり、弓矢はより遠くまでまっすぐ飛ぶようになる。それはつまりそれを扱う者の運動エネルギーに影響される」
銃は他の武器などと違い、引き金を引くだけ。そこに力の強さは関係ないのだ。いくら力を込めて引き金を引こうが、最小限に留めながら引き金を引こうが、発射される弾丸の威力や飛距離には影響しない。
つまり、誰がどんな力で扱おうが銃そのものの性能には影響されないという事だ。無論、反動や精度には違いはある。だがそれも飛んでいった弾丸には、直接扱っている者の力やスキルは影響されない。
「でもよぉ、奴の身体には物理的な攻撃は通用しないんじゃなかったかぁ?銃弾は物体であって物理的な攻撃になるんじゃねぇのかよ・・・?」
「お前の言う通り、その打ち出された弾丸が通常の物ならな。恐らく彼女が放った弾丸には魔力が込められている」
「そこもおかしいと思ってたんだよ!魔力が込められてんなら、俺の腕みてぇに過剰な魔力を使っちまうんじゃねぇのか?」
「リアルタイムに魔力を込めて撃ったんじゃない。事前に魔力を込めた弾丸を作っておいたんだ。演奏の前に魔力を込めて使用者と切り離された魔力は、演奏による過剰な放出の影響を受けないんだ。要するに切り離されて独立しているというのが重要なんだ」
魔力を使って具現化させたものや攻撃も、剣を振るうなどと同じように人の力を加えている以上、演奏による運動エネルギーの影響を受けてしまう。だが投擲された剣が、その後の速度や威力に演奏による効果の変化が無いように、魔力も一度使用者の元から切り離されれば、その後の威力や動作に何ら影響はないという事になる。
「じゃぁ私は、アイツと相性最悪って訳か・・・」
ニノンはその拳を武器にする武闘家のようなことからも、攻撃手段がその殆どが自身の身体を使った攻撃になり、魔力を使った攻撃も一部の衝撃波などを除くと、ブルースの言うところ運動エネルギーの影響を受けてしまう。
だが必ずしも全く攻撃が通用しないと言う訳ではない。演奏による身体能力の向上は、自身の感覚の慣れで何とかすることは可能だ。力加減さえ覚えて仕舞えば、普段と何も変わらぬ動きで攻撃することも出来る。
技やスキルに関しても、ニノンの光属性を纏った拳をアンブロジウスは防いでみせた。無効化されるのであれば、防ぐ必要などないのだから、何かしら防がなければならない理由があると言うことになる。
「じゃぁどうするよ?俺達の中で戦えるのは、あの女と大将だけだぜ?」
「あぁ、俺達の中ではな・・・。正直他の連中の能力やクラスに関しては、俺は知らない。しかしこの状況をオイゲンの奴に伝えれば、使える奴が見つかるかもしれない」
ブルースはバルトロメオにとある指示をした。それは屋上の床を全力でぶち抜き、オイゲンのいるであろう司令室まで一気に向かおうと言うのだ。
「おいおい!正気かよ大将!?俺ぁ力の制御なんてまだッ・・・」
「制御する必要はない。一階まで床を貫けるだけの力を超えていればそれでいい。寧ろ加減して届きませんでしたって言うのが最悪の状況だ。何なら全力でやってもらって構わんぞ?」
「へ!俺が本気でぶちこんだら、宮殿が崩壊しちまうぜ」
バルトロメオはその直後、ブルースに言われた通り宮殿を屋上から一階まで貫けるだけの力を再現するために、青白い腕を召喚する。その腕はこれまでに見せた彼の腕の中で最も大きく、床に拳を叩き込まんと力を溜めている。
「おい!お前ら何をする気だッ!?」
「宮殿をぶち抜いて、お前らのボスに会いに行くのよッ!」
「ここはお前達に任せるぞ。奴らのような者を相手できる人間は少ない。同じ場所に二人も居ては、守れるものも守れんだろう」
ブルースは最もらしい言い分をニノンに言い残し、バルトロメオの起こした崩壊と共に下の階層へと降りていった。辺りに散らばる瓦礫と土煙に、すぐに側の遮蔽物に身を隠すニノン。
ミアに頭を撃ち抜かれたアンブロジウスは、その大きな物音に我へと変えると急ぎその後を追おうと動き出す。
「マズイ!ミア!そいつを行かせちゃぁいけないッ!」
「ったく・・・注文が多いな」
一連の様子を遠くから見ていたミアは、すぐにバルトロメオの開けた穴を塞ぐ為の手段をとる。既に銃には弾丸が込められていたが、彼女のスキルである“クイックリロード“により、銃の中に込められた弾丸は彼女のアイテム欄へと消える。
そしてミアは、新たに魔力を込めて作った弾丸を銃に込めると、バルトロメオが起こした土煙の中にうっすらと見える大穴に向けて銃口を構える。
「巻き込まれたくなかったら、もっと遠くに離れておきなッ!」
「ッ!?」
すぐに嫌な予感を感じたニノンはその場を離れ、全力で屋上に開いた穴から離れるように走り出した。その直後、ミアは引き金を引き銃弾が撃ち放たれる。銃声とほぼ同時に屋上の床に命中したのか、鉄が何かに当たる音がするのと同時にパキパキと水が凍り付くような音が周囲に聞こえてくる。
何とか避難したニノンが振り返りその状況を確認すると、土煙の中から肌をヒリヒリとさせる程の冷気と、床に開いた大穴を塞ぐように氷が張り巡らされていた。
それは命ある生物以外のものであれば、演奏による身体能力を強制的に上昇させるバフ効果の影響を受けないという事。そして既に魔力を込めて作られた物であれば、演奏の影響は勿論、糸による妨害も受けないのではないかという事だった。
「なるほど、俺のように人形の身体や機械など生物以外の“物“であれば、演奏の中でも自由に動けると言う訳か・・・。こんな簡単なことに何故気が付かなかった?」
「ぁ・・・あぁ?つまりどういう事だってんだよ、大将?」
「要するに、奴の演奏は生き物や意思を持つ生物が動こうとするエネルギーを増幅させ暴走させる。剣や銃、その辺の石ころなんかは生き物じゃない。その中でも彼女の扱う“銃“は特別に相性がいい」
「銃が?剣や弓だって生き物じゃねぇぞ?」
「剣は“振るう“し、弓は“引く“。どちらもそれを扱う者の力に影響を受ける。力を込めて振えばより強固な物を切れたり、弓矢はより遠くまでまっすぐ飛ぶようになる。それはつまりそれを扱う者の運動エネルギーに影響される」
銃は他の武器などと違い、引き金を引くだけ。そこに力の強さは関係ないのだ。いくら力を込めて引き金を引こうが、最小限に留めながら引き金を引こうが、発射される弾丸の威力や飛距離には影響しない。
つまり、誰がどんな力で扱おうが銃そのものの性能には影響されないという事だ。無論、反動や精度には違いはある。だがそれも飛んでいった弾丸には、直接扱っている者の力やスキルは影響されない。
「でもよぉ、奴の身体には物理的な攻撃は通用しないんじゃなかったかぁ?銃弾は物体であって物理的な攻撃になるんじゃねぇのかよ・・・?」
「お前の言う通り、その打ち出された弾丸が通常の物ならな。恐らく彼女が放った弾丸には魔力が込められている」
「そこもおかしいと思ってたんだよ!魔力が込められてんなら、俺の腕みてぇに過剰な魔力を使っちまうんじゃねぇのか?」
「リアルタイムに魔力を込めて撃ったんじゃない。事前に魔力を込めた弾丸を作っておいたんだ。演奏の前に魔力を込めて使用者と切り離された魔力は、演奏による過剰な放出の影響を受けないんだ。要するに切り離されて独立しているというのが重要なんだ」
魔力を使って具現化させたものや攻撃も、剣を振るうなどと同じように人の力を加えている以上、演奏による運動エネルギーの影響を受けてしまう。だが投擲された剣が、その後の速度や威力に演奏による効果の変化が無いように、魔力も一度使用者の元から切り離されれば、その後の威力や動作に何ら影響はないという事になる。
「じゃぁ私は、アイツと相性最悪って訳か・・・」
ニノンはその拳を武器にする武闘家のようなことからも、攻撃手段がその殆どが自身の身体を使った攻撃になり、魔力を使った攻撃も一部の衝撃波などを除くと、ブルースの言うところ運動エネルギーの影響を受けてしまう。
だが必ずしも全く攻撃が通用しないと言う訳ではない。演奏による身体能力の向上は、自身の感覚の慣れで何とかすることは可能だ。力加減さえ覚えて仕舞えば、普段と何も変わらぬ動きで攻撃することも出来る。
技やスキルに関しても、ニノンの光属性を纏った拳をアンブロジウスは防いでみせた。無効化されるのであれば、防ぐ必要などないのだから、何かしら防がなければならない理由があると言うことになる。
「じゃぁどうするよ?俺達の中で戦えるのは、あの女と大将だけだぜ?」
「あぁ、俺達の中ではな・・・。正直他の連中の能力やクラスに関しては、俺は知らない。しかしこの状況をオイゲンの奴に伝えれば、使える奴が見つかるかもしれない」
ブルースはバルトロメオにとある指示をした。それは屋上の床を全力でぶち抜き、オイゲンのいるであろう司令室まで一気に向かおうと言うのだ。
「おいおい!正気かよ大将!?俺ぁ力の制御なんてまだッ・・・」
「制御する必要はない。一階まで床を貫けるだけの力を超えていればそれでいい。寧ろ加減して届きませんでしたって言うのが最悪の状況だ。何なら全力でやってもらって構わんぞ?」
「へ!俺が本気でぶちこんだら、宮殿が崩壊しちまうぜ」
バルトロメオはその直後、ブルースに言われた通り宮殿を屋上から一階まで貫けるだけの力を再現するために、青白い腕を召喚する。その腕はこれまでに見せた彼の腕の中で最も大きく、床に拳を叩き込まんと力を溜めている。
「おい!お前ら何をする気だッ!?」
「宮殿をぶち抜いて、お前らのボスに会いに行くのよッ!」
「ここはお前達に任せるぞ。奴らのような者を相手できる人間は少ない。同じ場所に二人も居ては、守れるものも守れんだろう」
ブルースは最もらしい言い分をニノンに言い残し、バルトロメオの起こした崩壊と共に下の階層へと降りていった。辺りに散らばる瓦礫と土煙に、すぐに側の遮蔽物に身を隠すニノン。
ミアに頭を撃ち抜かれたアンブロジウスは、その大きな物音に我へと変えると急ぎその後を追おうと動き出す。
「マズイ!ミア!そいつを行かせちゃぁいけないッ!」
「ったく・・・注文が多いな」
一連の様子を遠くから見ていたミアは、すぐにバルトロメオの開けた穴を塞ぐ為の手段をとる。既に銃には弾丸が込められていたが、彼女のスキルである“クイックリロード“により、銃の中に込められた弾丸は彼女のアイテム欄へと消える。
そしてミアは、新たに魔力を込めて作った弾丸を銃に込めると、バルトロメオが起こした土煙の中にうっすらと見える大穴に向けて銃口を構える。
「巻き込まれたくなかったら、もっと遠くに離れておきなッ!」
「ッ!?」
すぐに嫌な予感を感じたニノンはその場を離れ、全力で屋上に開いた穴から離れるように走り出した。その直後、ミアは引き金を引き銃弾が撃ち放たれる。銃声とほぼ同時に屋上の床に命中したのか、鉄が何かに当たる音がするのと同時にパキパキと水が凍り付くような音が周囲に聞こえてくる。
何とか避難したニノンが振り返りその状況を確認すると、土煙の中から肌をヒリヒリとさせる程の冷気と、床に開いた大穴を塞ぐように氷が張り巡らされていた。
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