2回目の悪役令嬢で双子の妹に全てを奪われ、死亡フラグが立っているイケメン王子に追いかけられて困ってま~す(TдT)

marumaru77778

文字の大きさ
上 下
4 / 8

隠れ家

しおりを挟む
〇隠れ家

「久しぶりの買い物だったので、つい買い過ぎてしまって」
「そりゃ~買いすぎでしょ。よく落とさなかったわね」
    ・・・・・
籠の中がじゃがいもで、てんこ盛りになって、グリルの顔が見えない状態だった。

「それが、人に当たって落としてしまったんでよ」
「それは大変だったわね」
「でも、変な人が拾ってくれたので助かりました」
「変な人?」
首を傾げるアイ。
     ・・・・ ・・・・
「なんか、挙動不審で言葉が変だったんですよ」
            ・・・
「わうぁ~。それはきっと変質者ね」
「そうなんですか?」
「間違いない。私の直感がそう言ってる」
腕組みをして渋い表情で、テーブルの端に座って足をブラブラさせた。

「どうすれば良いですか?」
「グリルに会いにくるはずだから、関わらない方が良いわ。
 しつこく迫られたら逃げた方が良い」
「アドバイスありがとうございます。頼りになりますね~」
「でしょ? ( ̄▽ ̄)ホホホホ」
ご満悦のアイ。
        ・・・
こうして、見事に変質者と間違えられるサラブレットだった。
・・・可哀想なサラブレット・・・頑張れ(^〇^)ファイト!!


○ムラク町

「へ、ヘクション」
大きなくしゃみをするサラブレット。

「へへへ。女どもがアッシの噂をしているな!!
 もてる男はつらいぜ~( ̄▽ ̄)!!」
鼻をすすりながら言った。
町の門の脇に座って、通過する人を見ていた。

「今日は来るはずだ。赤いハチマキの女性が。
 暇だから、旦那から聞いた花占いをしてみるか、
 どうせ当たらないと思うけど」

道端に生えている花を取って、花占いをしはじめた。
「来る」
一枚花びらを取った。

「来ない」、
また、一枚花びらを取った。

「来る、来ない、来る」
一枚ずつ花びらを取った。

「・・・・来ない」
最後の一枚を取った。

「いやいやいや。そんなはずはない。もう1回だ」
首を左右に振って、もう1回別の花を取った。

「絶対来る。来ない。絶対来る。来ない」
花びらを一枚ずつ取った。

「絶対来る。・・・・・・・来ない」
また、最後の花びらを取った。

「いや絶対くるはずだ」

・・・・・・5分後
「来る、来ない、来る、来ない」
「くそーーーーもう1一度だ!!」

・・・・・・1時間後
「来る、来ない、来る、来ない」
「来る、来ない、来る、来ない」
「来る、来ない、来る、来ない」

・・・・・・8時間後

「( ̄▽ ̄)へへへ。来る。
 ( ̄△ ̄)ムムム。来ない。
 ( ̄▽ ̄)へへへ。来る。
 ( ̄△ ̄)ムムム。来なーーーーーーーーーーーい!!」
情緒不安定な状態で、
花びらを取りながら独り言を言っていた。
しかも、花びらの山が出来上がっていた。
 
「ねぇ~ママ。何であの人、道端で笑っているの?」
サラブレットを見ていた子供が母親に質問をした。

「見ちゃいけません」
子供の目を手で目隠して、そそくさ去って行った。

サラブレットは、まだ( ̄▽ ̄)ニヤニヤしたり、
怒ったりしながら花占いをやっていた。

「アホーーアホーーアホーー」
辺りが暗くなって、カラスが鳴いていた。


〇隠れ家

「あ、これ服です」
鎧の懐から赤ちゃん用の可愛い服を手渡した。

「裸は寒かったんだから~ う~ん。よいしょよいしょ。
 着るのが難しいな~」
アイは自分で洋服をきろうとしたが、手がちいさくてなかなか上手く着れなかった。

「ね~。着せて」
「解りました。ハイ万歳して~」
「へいへい」
渋い顔で仕方なく万歳をアイ。

(35歳にもなって服を着せて貰うとは、(×_×)トホホ。
 赤ちゃんってホント不便よね~)

「それにしても、あの時は焦った~」
服を着せてもらった後に、服を見ながら言った。

「私に剣で刺された時ですか」
「そうよ。あの時死んだと思ったもん」
「フフフ。アイ様の驚いた声は面白かったな~」
( ̄▽ ̄)ニヤニヤするグリル。

「いや。普通ビックリするでしょ( ̄〇 ̄)ペシペシ」
思わずツッコンでしまった。


〇剣を刺された回想シーン

「私と組む気になった?」
「決めました」
「そう。それで?」
笑顔のアイ。

グリルは剣を抜いてアイを刺した。
「え?」
思いもよらない展開に絶句するアイ。

「うううううううう?・・・・痛くないんだけど」
自分が刺されたと思って、目をつぶり痛がるアイだったが、
全く痛くないので、アイの胸に刺したはずの剣をそっと見た。
服を切り裂いたが、アイの肌を傷つけてなかった。

「服を脱いで下さい」
剣を戻しながら言った。

「ど、どどどど言う意味?(°д°)!!
 あなた、あ、赤ちゃんに・・・性癖があったの?」
自分の体を手で守るように、ガクガク震えながら言った。

「違いますよ!!!」
必死の形相で否定するグリル。

「じゃ~~何で?」
まだ、手で守りながら疑いの目で言った。

「アイ様が死んだ証拠を作るためですよ」
「つまり、私と組むって事?」
「そうです」
「な~~んだ。それならそうと言ってくれば良かったのに、
 ビックリした~」
足を大きく開いて、ホットした表情で言った。

「確かに言われてみればそうですね。
 先に協力する事を言えば良かったですね」
「も~~せっかちなんだから~( ̄3 ̄)
 でも、どうやって証拠を作るの?」
 
「アイ様の服に剣を突き刺したので、
 後は食用の牛モンスターの血を塗れば完成です」
「なるほど。それを見たら私が死んだと思うはずよね」

「アイ様」
かしこまった表情で言った。

「何よ改まって」

すると、グリルが片膝をついて両手で剣を持ちお辞儀をした。

「ハン・グリルは、今日よりアイ様に忠誠を誓います」

「ど、どうしたのよ?」
「自分へのけじめです。
 何とぞ、一族の解放をよろしくお願いします」
「解ったわ任せて。 
 そして、これからもお願いね」
「かしこまりました」
アイは、グリルの肩に手を置こうとしたが、届かなかったので頭にポンポンと優しく撫でた。


○隠れ家

「それにしても、こんな所あった何てしらなかったわ」
隠れ家の周りを見渡した。

「昔使われていた厨房です。調理器具も揃ってますし、綺麗にそうじすれば、住む事も可能です」

「まぁ~ 贅沢を言っても始まらない。
 記憶玉を使って撮影し、どんどん稼いでいけば良いわ。
 さっそく、記憶玉ちょうだい」
手を出して催促した。

「それが、あの~」
目が泳ぐグリル

「何よ。勿体もったいぶらないでちょうだい」
「買ってません」
観念した様に言った。

「はい~? 今なんと?」
「ジャガイモを買いすぎて、買えなかったです‼」

「ぬわに~~~~~~~p(`Д´)q」
「すいません。買おうとしたんです。買おうとしたんですが、
 ジャガイモが安売りだったので、つい・・・」
しょんぼりするグリル。
 
「どうするのよ‼ 記憶玉が無いと稼げないじゃない」
「すいません(≧Д≦)‼
 でも、アイ様ならどうにか出来ますよね。
 なぜなら天才ですから」
両手を広げてアイを褒める。

「私が天才?」
「そうです。赤ちゃんなのに、お金を稼ぐ商才は、
 ・・・・・
 この世の者とは思えない発想カです」
真顔で言うグリル

「そう?」
褒められて( ̄∇ ̄)ニヤニヤが止まらなかった。

「アイ様は商売の天才です。
 だから新しい稼ぐ方法を考えてくれないでしょうか」
「もう~( ̄3 ̄)。しょうがないわね~ 考えてみるわ」
アイは嬉しそうな顔で、腕組みをして考えだした。
グリルは、アイの見えない所で、ほっと胸をなで下ろした。

(でも、何か元手がタダで、稼げる方法はあるかな? 
 う~ん。タダタダタダタダ。
 私の武器は何だろ?・・・・・そうだ!!)
 
「思いついたわ」
「もうですか? それでどうやって?」
「売れてない店を探して、売上UPの提案をしてアイディア料を貰う方法」

「でも、大丈夫ですか?」
「大丈夫。大丈夫。アイディアを売るだけだから、
 失敗してもこちらに損害は無い」
「なるほど。良い考えとは思いますが、
 どうやってアドバイスをするんですか?」

「それは、私が直接お店に行ってアドバイスするのよ」
「ダメですよ。
 だって、アイ様は死んだ事になってるんですよ。
 しかも、赤ちゃんが話している所を周りがみたら、
 変に思われますよ」
 
「う~ん。確かに~~~」
唇を尖らせて悩み始めたアイ

「そうだ。ベッドに見た事が無い指輪が落ちてましたよ」
アイに白いドラゴンが描かれた指輪を渡した。

「これは!!」
(確か、1回目でハルクから貰った指輪だわ。
 捨てたはずなのに変ね~)
首を傾げるアイ。

「どうしたました?」
「いや。何でもない。この指を売ってお金にしよう。
    ・・・・・・・
 こんな趣味の悪い指輪は要らないし」
指輪を指にはめて眺めながら言った。

「良いですね。
 結構高そうな指輪ので、良い値段で売れそうです」
「じゃ~。売ってきて・・・・うん?」
「どうしたました?」
「何か取れないんだけど」
指輪を外そうとしたが抜けなかった。

「もしかしたら、呪いの指輪かもしれませんよ」
「えええええ(°д°)!!ヤダよ~気持ち悪い!!
 取って取って」
グリルも指輪を外そうとしたが、全く抜けなかった。

「うぁわあああ~最悪だよ~(TдT)」
「でも、呪いの指輪には特殊能力がある物が多いんですよ」
「へ?そうなの?
 でもどうやって解るの?」

「それは解りません。
 何か特別なキーワードを言えば動くと思うのですが・・」
             ・・・・
「使えない指輪ね。このへぼドラゴン」
指輪を見ながら文句を言った。
すると、白いドラゴンの目が光った。

「うぁあああ。何? 目が光ったんですけど(°д°)!!」
「動かすためのキーワードを言ったんですよ。
 早く何か命令して下さい」
「そ、そうね。う~んと。何しようかな~
 そうだ!! お金を出せ」

ドラゴンの目が光った。

「がおおおおおおお!!」
「・・・・・・・・何してるのペンタ?」
無表情のアイ。

「・・・・・・いや。
 驚かせようと思って・・・・・(×_×)ガーーン」
アイが全く驚いてくれないので、ぬいぐるみの様に可愛いペンタは、へ込んでしまった。

「何でここにいるの?」
「逃げようと思ったんだけど、
 このドラゴンに捕まってしまって逃げ出せなかったんだ」
「ふ~ん。そうなんだ。バイバイ~」
関心なさそうに、バイバイをした。

「ひ、ひどいよ。そんな冷たく言わなくても」
「お金を稼ぐ方法を探さないといけないから、忙しいの」
「ボクだって何か役に立つかもしれないよ」
     ・・・・
「え?何かすごい事が出来るの?」
目を輝かせる。

「えっと。驚かす事が出来るんだ。
 がおおおおおおおお!!」
「・・・・・・・ふーん。他には?」
無表情で言った。

「えっと、えっと。空を飛べるんだ。ほら凄いでしょ」
ペンタはアイの周りを飛んだ。

「ふーーーーん。他には?」
「え?他には・・・・」
「ないんだったら、もう帰って良いわ」

「ボク、Cランクだから弱いし、凄い魔法も使えないよ。
 ボクが使える魔法は、戦闘で全く役に立たない同化ぐらいだよ。フン」
腕組みをして、すねてしまうペンタ

「同化って?」
「え? 相手に同化して意思疎通が出来る魔法だけど」
自分では全く役に立たないと思ってる魔法に、なぜ興味を示めすか疑問に思うペンタだった。

「例えば、私と同化した時に、ペンタが見てる景色を見たり、私の言葉を話す事も可能?」
「やった事ないから解らないけど、出来ると思うよ」

「ナイス、ペンタ~~ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ」
アイは嬉しくて、ペンタに抱きついた。

「ど、どうしたの?」
戸惑いながらも嬉しそうなペンタ

「これで、お金を稼げるわ」
「なんか、良く解らないけど良かったね」

「アイ様、どうゆう事ですか?」
「私がここにいながら、ペンタを通して潰れかけのお店を見たり、アイデアの提案を言ったりする事が出来るの」

「それは良いアイデアですね」
「でしょ‼ ペンタお願い。力を貸して」
「え? こんなボクを?」
         ・・
「そうよ。あなたが必要よ」
ペンタは、フルフル体が震えてた。
今まで、厄介者として扱われてたけど、
・・・・・・・・・・・・
生まれて初めて自分を必要としてくれる人に出会った事が、心の底から嬉しかったのである

「ボク頑張るよ~~(≧Д≦)‼」
アイに泣きながら抱きついた。

「わ、わかったわよ」
ペンタの頭をよしよしと撫でてあげた。

「それで、どこの町に行きますか?」
「そうね~ シン家の領土以外で、ここから近い所は?」
「隣の大貴族マリー家が治めるムラクはどうでしょう?」

「ジャガイモを沢山買った所?」
「そうです。飲食店や日常品など大体揃ってます」
「その町で、シン家が所有している大きな店は?」

「サル酒場です」
「ふ~ん酒場か~。スパイを送り込んで、情報を集めるのに便利な所よね」
「!!!!よくご存知で」
ビックリするグリル

「驚くことじゃないわ。それくらい、どこもやっているわ。
 これで、ターゲットが決まった」
鋭い目つきになるアイ

「つまり、サル酒場を潰すんですね」
「そう。ライバル店に加勢をして、アイデア料を貰い。
 父の収入源と情報収集の拠点を潰す作戦よ」
「では、ライバル店を見つけましょう」
「ペンタ、頼むわよ‼」

「ボク、頑張る‼」
敬礼するペンタ

「さぁ~いよいよ反撃開始よ‼」
( ̄▽ ̄)ニヤリと笑うアイ。

「あの~その前にポテトチップス作って良いですか?」
早く食べたくて、ソワソワしながら言うグリル

「え? え~。良いわよ」
(゜Д゜)ポカ~んとした顔で言った。


○ムラク町
(サラブレットがいる門とは別の入り口。
 まだ花占い進行中・・・( ̄▽ ̄)!!)

「ようやく、ここまで来たか」
フードを被り右手の指に、
     ・・・・・・・・・
外側が赤く白いドラゴンの指輪をはめていた男が言った。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜

月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。 だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。 「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。 私は心を捨てたのに。 あなたはいきなり許しを乞うてきた。 そして優しくしてくるようになった。 ーー私が想いを捨てた後で。 どうして今更なのですかーー。 *この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました

さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。 王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ 頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。 ゆるい設定です

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

モブ転生とはこんなもの

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。 乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。 今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。 いったいどうしたらいいのかしら……。 現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。 どうぞよろしくお願いいたします。 他サイトでも公開しています。

偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~

甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」 「全力でお断りします」 主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。 だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。 …それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で… 一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。 令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……

悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。

三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。 何度も断罪を回避しようとしたのに! では、こんな国など出ていきます!

処理中です...