ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

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カップリング

【李世×真冬】セックスするまであと‪✕‬日(後半)

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前半を先に読むことをおすすめします。


ーーー


【4日目】




久々に学校に行ってみた。



「久しぶり、柚木」
「……!李世!?心配したよーー……」



隣の席の柚木に心配されたけど、表面上は仲良くしておいて………ずっと真冬のことを考えた。



(んー……)




今日は、何しよう。






ーーー

(真冬side)





「……………あ……」




雨。




寝室の窓際で本を読んでいたら、雨が降ってきた。



(……李世、傘………持っていったっけ)




迎えに行きたいけど……行けない。





「……………」





李世は、どうして外に出れるんだろう。





外の世界なんて……怖いことしかないのに。







ーー



……………




「真冬……?」



………




「り…せ……?」




気が付いたら……目の前に李世がいた。


寝てたらしい。




「……………大丈夫?」
「……う、ん」




眠い……………




ーーー

(李世side)



「わっ」



適当に具合が悪いと嘘をついて早退して、帰ってきたら真冬が眠っていた。


毛布をかけてあげたら………それで目が覚めてしまった。




真冬は寝ぼけているのか、ボクにぽすん、と身を任せてきた。




「………ん……」
「もう……どうしたの?」




撫でてあげると、嬉しそうに手に頭をすりすりとつけてきて、いつも素直じゃないからこそ……可愛く見えた。







「………っん……」




……!



いきなり口が塞がれて驚いた。


「今日は真冬からしてくれるんだ……?」





可愛いすぎて………顔が緩んでしまう。




「………ん、んっ…ん……んん………」



寝ぼけているせいか、いつもより少し激しい気がする。


「………ふは、……っ……はぁ、はぁ」



一度口が離れて、呼吸を整える真冬。
少しの時間も離したくなくて、その途中に今度はこっちからしてあげたけど。




「ねぇ真冬………大好きだよ?」





今日こそ出来る。





期待に満ち溢れたまま真冬をベッドに押し倒した……すると、






「っ……ま、まって……するの………?」

「うん……?そういう意味でしょ?」






………?





……え、






「違うの?」
「……………」コク








えええ……







「ねぇ真冬……いつになったらセックス出来る?」
「まだ………まだ」




嘘でしょ……





「繊細すぎ!!はやくヤりたいんだけど!!!」





援交相手のおじさんより、真冬とシたいのに……!!!







「っ………駄目、したら殴る」
「萎えちゃうよー…やだよー……じゃあ明日?」
「っ……せめて今週の土曜日」




……………




まあ、1ヶ月1年先よりはましか………








「分かった、絶対だからね?」
「………うん」






あ、でも





「でも僕土曜日はちょっと用事あるから………夜帰ってくるから待っててね」



お金稼ぐために、色んな人と援交してるから……予定が




「………」コクン








ーーー






土曜日……予定なんてなければ、







あんな最後を迎えることにはならなかったのに。







ーーーーー


【5日目】





「ん……ん、ふ、ひぅ……っ」



金曜日。

夜。



「………まって……李世、まだ……」
「待てない、……1週間頑張ったから、早くシよ……?」



1週間、頑張って生きたから、今日はご褒美にと、ご飯を食べてすぐに寝室につれこんでしまった。



ベッドに押し倒して口を重ねて、舌を入れた。



「ん…んぅ、ふ……」





若干真冬は抵抗していたけど………力の差で真冬がボクに勝てるわけないし。



抵抗する腕を抑えて、無理矢理押し倒した。




「っ……、土曜日……って、言った。」
「う"ー……、いいじゃん……我慢できない」
「駄目……決まりは守って」




ちっ……





「じゃ、じゃあ指!明日いきなりいれるのはきついでしょ……?」



先に慣らしておいてあげた方がいいよね!




「っ……、やだ」
「じゃあボク今から出掛けてくる」
「えっ……、待って、行かないで……」




...





「なら……いいよね?」










結局真冬って、ボクのお願いはなんでも聞いてくれるんだよねーー。






ーーー







「っ…ひ、ん……、あぅ………ん"、んぅ"……」

「大丈夫?痛くない?」




一応買っておいたローションを使ったけど、やっぱり痛そう。



「い、いだい……止めて……」
「そっか……まあ止めないけど………」



指をさらに激しく動かして、数も2本から3本に増やした。




(こうやってだんだん慣らしていけば、いつか手首まで入っちゃったりして。)



なんて思いながら、また指の数を増やしていく。






「り、りせ……やめ"…て、やだ、やだ……!」
「痛いのは最初だけだよ……慣れてきたら気持ちいいから。」



前立腺……ないなぁ………






その時。







ーーーーーコリッ。



「……ッ!ひゃ、ぅ……」




結構深いところにあったけど………前立腺を突けた感覚があった。



「ん…んッ、はぁ…あ"、んぁ……!」
「声変わってきた……?ここ突くといいんだけど………」





「……まって、まってやめて、こわい"……」




……………あ………






(泣いちゃった)










ま……いっか。







(少しくらい泣かせたって……別に)








「り、りせ……?」
「大丈夫大丈夫、怖がらなくていいよ?」




「ちが……そうじゃなくて、…ひっ、ん、ぅ"……」




泣いたり抵抗したり……大変だなぁ。





「っ……ん あ"ぁ"……!!!」






しばらくゲーム感覚で前立腺を突いて楽しんでいるうちに………達してしまった。



「どうだった?」
「ば……」






……ん?







ーーー




「ばか……、馬鹿、もう知らない………!!」






……!




「真冬……?」
「やめてって言ってるのに………なんで続けるの……?痛いって、怖いって言ってるのに……」




あれ………これ……………




(本気で怒ってる……?)







まずい。







「出てく……」
「…!真冬、待って……」







止める間もなく、真冬はズボンを履いて、何も持たずに部屋を出ていった。


でも、流石に外には出ないだろうと油断していたら……しばらくして玄関の扉が開く音も聞こえてきて………






「………ッ!!」










なんで……………………!?






「真冬、真冬待って……!!外に出たら………」















本当に………まずい。






ーーーーー


【6日目】






朝になっても……真冬は見つからなかった。





「真冬……!どこ!?どこにいるの……!!」





空が明るくなってきて、人も増え始める。





外は、真冬には危険すぎる。
それは本人が一番分かってるのに………





(そんなに……ボクといたくなかったの………?)







その時、思い出した。




『昨日夕方ーー福島県三坂市に黒い服を着た不審者が……』







………







(駄目、待って………、待って、真冬……!!)







早くしないと………もしかしたら、不審者が………













「ま……真冬!」


「……!」





ひたすら走っていると、視線の先に………見知った影が見えた。


真冬だった。





「………っ……り、りせ……」
「え……?」





何故か、真冬は逃げるどころが怯えてボクの後ろに隠れた。



「……?」




震えながらボクの服の裾を掴んで、ただ怯えている。



嫌な予感がして前を見ると………






「………あれ、お友達かな」





「……………!」







そこにいたのは、全身黒の服を着て、深い帽子にマスクの男。
この人……




「………だ、誰ですか……」





見るからに、不審者だ………




「その子が迷子だって言うから俺の家で休ませてあげようと思ってね………」
「ち……ちが………」




……………





真冬の脅えよう………尋常じゃない。






……




「あの……ボク、この子と一緒に住んでるので……後は大丈夫です、ありがとうございます」




変な事は言っちゃ駄目。
とりあえず……ここから離れないと。




「………そっか、良かったね。」





そう言って身長の高い男は………去っていった。








(……良かった)


「真冬…!なんでこんな事するの……!?どれだけ心配したか……」
「っ…!ごめんなさい……ごめんなさ…い……」




……!





反省している……というよりかは怯えている。



(変に傷付けないようがいいよね……)




………でも、どうして





(いや……考えても仕方ない)







ーーー





「………じゃあボク、出掛けるから……」



一旦家に帰って、出掛ける支度をした。




「………うん……、李世………ほんとうに、ごめんなさい………」
「……大丈夫だよ。今日は何があっても、ここにいてね。」






ーーー







「…………………逃がすわけないのに。」









ーーー




(真冬side)





………………さっき。






「……ねぇ、こんなところで何してるの?」
「………………え…………?」





勢いで出てきてしまったけど、外が怖くて公園のベンチに座って泣いていたら、知らない人に声をかけられた。




「……え、と…………」
「良かったら家で休まない?話聞いてあげる……」
「っ…!やめ……」



無理矢理連れていかれそうになって、走って逃げたけど追いついてきて、本当に怖くて………




「ま…真冬!!」
「っ……!李世……」






(李世が助けに来てくれて、本当に良かった…………)




やっぱり外は怖い。




二度と……出たくない。













ーー




ーーー







………………ガチャ。












「………………?……李世?」







玄関の扉が開く音。
忘れ物でもしたのかな…………






軽い気持ちで、リビングに顔を出した…………









「……………………え…………」



「……ああ、さっきぶりだね。」





なんで…………この人が……………………












ーーーーー


(李世side)



………………夜。






「ただいま………」





…………あれ……?


電気がついてない……それに、人がいる気配がない。





「ま……真冬…………?」








…………え?




まさか……いないわけ、ないよね…………







「真冬…?ねえ、どこ……!!?」







どこにもいない…………





靴はある。



……でも…………部屋が、どこか汚れているような…………



(争った後、みたいな…………)












(嘘…………………………だ……………………)








ーーーーー


【最終日】





…………次の日。



日曜日。







(どこ……どこにいるの…………ねぇ……真冬)


 


あんなに探したのに、真冬は見つからない。



連絡もない……






「やだ……やだよ……真冬…………」






いなくならないで………………








ーーー


(真冬side)




「……離して…!!離して、李世……!!」
「はいはい大人しくしてね?また痛い目にあいたいのかなぁ…………」



……!




「もう殴られたくないし、火傷もしたくないよねぇ……?お兄さんの言う事、聞けるよね?」
「……、……」コク、コク




怖い……怖い、怖い、怖い怖い、怖い…………!!






「……あはは…………泣いてる姿……可愛い。こっち見て?」
「っ……」



できるだけ抵抗すると、





「ひっ……ああ"、ぁ!!」
「もっと火傷したいの……?」




火をつけたたばこの表面を腕に押し付けられた。




「……も、もう、ゆる、して、」
「そんなに怯えないでよー、どうせここで死ぬんだろうし……諦めた方いいって」




なんで……意味、わかんない…………





「手足縛られてたら何も出来ないねー?じゃ、殺す前に1回ヤろっか」




…………!!!







「やだ……!!それだけは……!!!…う"、けほ……、けほ」
「うるっさいなー……、いい加減黙ってくんない?」
「ん"……ぐッ……!」




無理矢理男のモノを口に突っ込まれて、激しく喉が突かれていく。




(無理……無理、こんなの…………)




李世は、優しくしてくれたのに…………








「ん"……ッ」
「はぁ…はぁ、……はぁ?何吐いてんの?」




……え…………?






「ん"ぅ"…………ッ!!」
「全部飲むよねー?ねぇ?」





苦しい、苦しい…………!!





「っ…はぁ"…あ、あ"ぁ…………」


「あーあ……痙攣してる……これからだってのに」







ゆる……して…………









「ひ……っ、あ、ぁ…………」







冷たい。




(お願い……助けて、助けて、李世……)




腰が抜けて動けない。








(こんなことになるなら…………)






どうせ死ぬなら、あの人と死にたかった。








「っ…………あ…あ"………」







どうせするなら、あの人としたかった…………









「っ…、」








どうして僕の人生、こんなに不幸なんだろ…………


(最後まで、こんな……、まあもう……どうだっていいや…………)








ーーー








「………………え…………嘘、挿入しただけで気失っちゃった…………」




つまんないの…………





「……なんかつまらないし、その辺にでも埋めるか…………」












ーーー


(李世side)






「………………ま……真冬…………、どこ…………?どこなの…………?」






どうして、どこにもいないの…………








「…………はは、は…………」








やだ…………








(真冬と死にたい、真冬……真冬がいないと、死ねない)









ボクがちゃんとそばにいれば、





こんなことに…………ならなかったよね








(ごめん……ごめんね、真冬……ごめん)









探し歩いて外に出ていた…………足を進めていたら、ついたのは、







(線路……)







…………もうすぐ、電車が来る。








(一緒に死ねなくてごめんね…………真冬)









来世で、また会えたらいいな……なんて、











少し微笑みながら、足を一歩踏み出した。













ーーーーー




すごい前のなので若干キャラ違うかもしれません…




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