ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

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カップリング

【李世×真冬】セックスするまであと‪✕‬日(前半)

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3年前に書いてたもの再喝です。
7日分くらいあるのですが長いので前半後半に分けます。

李世が真冬のこと普通に好きな世界線です。一応確認はしましたが誤字脱字ありましたらすみません…。


ーーー


【1日目】

(李世side)




「ただいま……、真冬」 
「………李世……」


高校3年生になった。
学校から帰ってきて……家に帰ると、好きな人が本を読んでいる。

この子もボクと同い年。学校に通っている年齢。


でも……この子は、学校に行っていない。



「………おかえり……」



好きな人……真冬は本を閉じてボクの元へゆっくり歩いてきた。



小さな背丈。
撫でてあげると、少しだけ喜んでくれた。


うさぎみたいに白くてふわふわで、綺麗な目。
触れたら壊れてしまいそうなほど細い体。



「いい子にしてた?外に出てない?」
「……ん」



別に監禁してるわけじゃないけど、真冬には外に出て欲しくない。
学校に行かないのだって……真冬の判断。


対人関係にひどく悩んでいる真冬は、いつからか学校に行かなくなってしまった。
他にも理由はあるけど……、人を見るだけで怖くてたまらなくなってしまうらしい。


けど、ボクだけは……真冬に信頼されている。



真冬はボク以外の人の前では一切言葉を話さない。
ボクがいないと何も出来ない。
生かすも殺すもボク次第で、ボクの人形みたいな存在。


「ご飯……食べれる?」
「………お腹…空いてないから」
「まあそうだよね、……ボクも今日は疲れたから……お風呂はいって休もうかな」




ーーー




こんな生活をしているけど……真冬に手を出したことは一度もない。

だって傷付けたくないし、傷付くのも嫌だから。



「あがった~……真冬も入る?」
「……さっき、はいった」



「そっか」といって、ソファに座っている真冬の隣に腰を下ろした。

「ふーー、つかれたよぉ………」
「……お疲れ様」


月曜日は休日明けなせいで、いつもより疲れる。
進路のことも忙しいし………外の世界は、本当にめんどくさいことばかり。


「ここは落ち着くなー……外に出たくない……」
「………」


ずっとこの家に……この部屋にいれば、外の世界なんて、現実なんて見ずに済むのに。


「………李世は、どうして……学校に行くの……?」
「え?なんでだろ……分かんない」


そう言われると……分かんないかも。
真冬には行けない理由があるけど、ボクにはない。


「んー……」
「無理して行くことないよ………」
「無理なんてしてないよ?」



学校のせいで精神を病んでしまったわけではないけど、正直行きたくはない。
あんな朝早くに起きて、着たくもない制服を着て、ロボットみたいに机に向かって勉強する。


何が……楽しいんだろう。




「学校って……何なんだろうね」
「……………」




………反応無し。




「真冬……?」


ふと真冬を見ると、真冬は「これ以上話したくない」というような暗い顔をしていた。



(そっか………学校の話なんて、したくないよね)




「ごめんね、……嫌な思いさせたよね。」
「………ううん」




……………







出来心だった。




「……………ねぇ真冬、嫌なこと……全部忘れてみたくない?」






本気で思ってなかった。



「………うん……忘れたい。」




傷付けるつもりなんてなかった。


けど………







「っ……!」




嫌なことを忘れられる方法なんて……あれしかない。

油断している真冬をソファに無理矢理押し倒した。




「り…李世……?」


真冬は動揺してボクを見ていた。



「じゃあ忘れちゃおうよ……、…ねぇ、シたい。」



耳元で囁いた。



「ぇ……」




「駄目……?」



甘えた声でお願いしてみる。
真冬は……ボクに甘いから。



「っ……ま…待って……」




耳を甘噛みしようとした時、少し焦り気味な声で止められた。




「……うん?」
「そ、その………いきなり最後までは……………」



……!


「し、してはくれるの……?」







「っ………、い、いいよ……、李世なら………」






っ……!


許してくれるなんて思ってなかった。

もう引き返せないから、いっそレイプしてやろうとも思っていたのに………






「……なら、ゆっくりでいいから………ボクと……し、シてくれる……?」




そこまで、信頼してくれてるなんて………




「………うん……」







………っ……!





「わ、分かった…!じゃあ、今日はこれだけ、だから………」



つい舞い上がってしまったボクは、心の準備もさせないうちに、口を重ねた。



「っ…ん……!」



可愛い………




「ん…ん、ふ……んぅ………」




柔らかくて、いつまで触れていても飽きない。

これ以上のこともできる………そう思ったら止まらなくて、気が付けば舌をいれていた。



「ん…っ!ん…ひゅ、ふ………」


舌が絡み合う度に水音がうるさくて、心臓も……破裂してしまう程に、うるさい。



手を重ねたまま………ゆっくりと体勢を崩した。



「っ……、まふ…ゆ、手……」



こちらだけが手を重ねていて、向こうは余裕が無いのか手を握り返してはくれなかった。

それが気に触らない……。



「ん…ぇ……?」
「手………握りたい……」



そう言うと………真冬は気付いたのか、弱い力で握り返してきた。



物足りない………けど、傷つけるわけにはいかない。
仕方なくボクは、また口を重ねた。






「ん……ふ、んぅ、ん…ん……!」




唾液が垂れて、だんだん意識も虚ろになってきた。



このまま最後まで………なんて思ったけど、






「………ふは」
「………うぅ……」






………無理そう。



外に出てない真冬に体力なんてあるはずない。
少ししただけで………腰が抜けて、動けなくなっていた。






「………そろそろ……寝よっか」




そんな真冬を見てたら……無理にするのは可哀想になってしまう。






「明日は……何しよっか」
「ふぇ………あ……明日……かんがえよ………?」







それもそっか………



熱い息を吐きながら、真冬はボクを見た。





「……………明日も、頑張って生きるから………、続き、しようね………?」





………………………





「うん………」









そうだった。






(ボク達は………)






「頑張って、生きようね。」









いつか限界がきたら、2人で一緒に死ぬ。





精神が崩壊してしまうまで、生きようって決めたんだ。






ーーーーー


【2日目】





「っ…うああぁ……!!」

「……!…ひぅっ……」






火曜日。
家に帰って珍しくお腹がすいたと言った真冬にご飯を作ってあげていたら、転んで牛乳をこぼしてしまった。




隣でそれを見ていた真冬に、顔面から牛乳がかかる。




「……………べとべと………」
「あわわ!ごめんごめん!!お風呂……」




………!


(あれ……これって………)






顔にかかった白い液体。



……………






(あ……エロい)





ーーー



夜………





「ほ……ほんとに今日も、するの………?」
「当たり前だよー!これの為に学校頑張ってきたのに………」



昨日はあんなに素直だったのに、一日経って……覚めたんだろうか。


昨日とは違って今日は寝室のベッドの上に向かい合うように座った。


「……ん」



今日は軽い口付けから初めた。



(授業中ずっと予行練習考えてたから………早くシたい……)



「ん…んん……ふ、ん"~~っ……!」



口を離すと、たった数秒のことなのに……真冬はぜぇぜぇと息を切らしていた。



「わぁ……、えっと………じゃあ今日は……」
「……けほ、けほ………な、なにするの……?」



実はさっきの牛乳のことで、やりたいことがすでに決まっている。





「その………て……




手コキ………とか………?」





待って言うのめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど……!!!






「ぇ………」
「お願いっ!……だ、駄目……?」




また昨日みたいに甘え声で下から上目遣いしてみる。




「っ………ど、どっちがどっちのやるの……」






やっぱこいつチョロい………





「ボクがやってほしいな~!そのかわり、明日は逆にしよ……?」
「っ………わ……わかったよ………」






……可愛い。







ーーー




「し……失礼します………」
「は、はい……」



下の服を脱いで、手が触れられる距離に移動した。





(っ……)


「あ…あんまり見ないでよ……」
「ご、ごめ………」




ううぅ………


もどかしいけど、けど……本当に…なんか、やるとなると恥ずかしくて……………




「ひんっ…」



変な声出る……




「っ……、…、」




触れる手の体温が暖かくて、おかしくなりそうで。





「んっ…だめ、だめ……でちゃ………」




呂律が回るように、必死に自我を保っていた。




「んん"……!でちゃ…でる………」






(やばい……!)




これ、思った以上に………






「ん…んん"……!」






っ………!





「うっ……」







早くも達してしまったソレから、精液がでてしまった。




「っ…うぇ……」
「わぁ……ごめん………」




その前にいた真冬の顔に精液が頭からかかってしまって、どろどろと髪を滴り落ちていく。


「っ……変態」



口元に流れた精液を舐めてくれたら最高だなって思ってたけど、真冬はゴミでも見るような目でこちらを見ながら顔を拭いた。




「あはは……ごめんごめん」
「っん………」




また、口付けをした。

今度は……舌はいれずに、触れるだけ。




「さて……明日は、何しよっか」
「今度は逆………なんだよね……?」




そうだった。





「そうだったね、でも手じゃなくて今度は…口にしようかなぁ」
「え……」




冗談だよ……そう言おうと思った。

けど、





「………っ……わかった……明日は先にお風呂はいってるから……………」








……………っ……!






「やった…!真冬、大好き……!」





愛おしくて、思わず抱きしめてしまった。







ーーー





数時間前………




「お久しぶりです、先輩」
「久しぶりー、李世」




学校帰り……ボクはとある先輩と話をしていた。



「あの……先輩。先輩のお陰で、真冬と楽しく暮らせてます!」
「そっかー、なら良かったよ、2人には少しでも長く生きてほしいし、宿代だって払ってもらわなきゃね」




真冬と暮らしている、少し大きめの新築の一軒家。



「はい……!先輩の家がお金持ちで助かりました、お金は今貯めている途中です!心中する前に返しますね」
「りょーかい、学校はどう?楽しい?」



ちなみに先輩は大学生。
家がお金持ちで……前まではボクが学校で生徒会長をしたり、とにかく「特別であること」が好きだった。



「学校ー…んー……真冬には言ってないんですけど、実は行ってないんですよねぇ………お金貯めるのに、学校にいる暇無いですし」




不特定多数の男とヤッて、あの家の宿代を返すために頑張っている。


もう汚れしかないボクのそばにいてくれるのは……真冬だけだった。





「宿代が貯まったら返しますね、その後に心中する予定です」






そう言うと……先輩は少しだけ微笑んだ。











ーーーーー



【3日目】





水曜日。


寝室の灯りを暗くして、月明かりしか光がない部屋。



その部屋のベッドに………愛する人を押し倒した。




「李世……?」
「今日は電気をつけないでやってみない?月明かりだけだと神秘的で綺麗だよ」



白い肌が際立って、少し色気があるように見える。




今日もまた、軽い口付けから始めた。



「ん…ひゅ、ふ……ん……」




初めこそ抵抗もあったけど、3日も経って………今では握った手を握り返してくれるようになった。




「ん……、ん、ん……」



舌を絡めあって、お互いに吐息が熱くなるのを感じる。


もっとしたかったけど、真冬のことを考えて…一度口を離した。



「なんか……上手くなってきたね?」
「はぁ…はぁ……、っ…そう……かな」




可愛い………


初めはまともに呼吸も出来ていなかったけど、だんだん慣れてきたのか………他のことも見る余裕が出来てきた気がする。




「っん……、ん……、ぅ」


また深く舌を入れると……流石にしんどかったのか、口を離したあと…へとへととボクに身を任せてきた。


「まふゆ……?大丈夫?」
「………ぅ…う……」




やりすぎちゃったかな………





「えへへ、ごめんね……?今日は何もしなくていいから、ボクに任せていいからね?」




普段素直じゃない真冬が珍しく素直に頷いて、ベッドの上に横になった。





「ズボン……脱がしてもいい?」
「……!……ま…まだ……心の準備が………」




可愛いけど、興奮が抑えきれなさすぎて……許可なくズボンと下着を一気におろした。




「~~~っ……!み、見ないでよ……」
「わぁー…可愛い…!こんなのじゃ女の子抱けないよ?」





まあ、そんなこと絶対させないけど。




「やっぱり真冬は受け側だよねーー」
「……っ…り、李世も……受けだよ」
「えー、じゃあリバ?」



腐男子脳を活かして雑談して緊張を紛らわせてあげた。




「……で、そろそろいい?」
「っ………」




もう待てない………




「っ…ま、まって……まだ…だめだか………ひぅ…ッ!!」




もう限界だった。



ソレをくわえて、口の中で舐めまわした。




(小さくて可愛い………小学生みたい)




まだ皮も被ってて、病気なんじゃないかというくらいに成長が遅いんだなって実感した。




「ん…んん……ふ、………」





可愛い……可愛い、可愛い可愛い……可愛い………!






「っ……んぅ……!」
「!」






精通してない………








「残念だなぁ……、どんな味がするのか試したかったのに。」
「っ……うるさい………」




でも、精通してないんだ………



「BL漫画ならよくあるけど……現実でもあるんだねっ」
「……」イラ




叩かれたーーー







ーーー




「明日は雨かー……」



真冬が寝てからリビングの電気と音量を消してテレビを見ていた。




(明日は何しよう………そろそろシたい………)




けど、多分真冬は嫌がるよなぁ………





(……………傷付けたくないけど、流石にじれったい………)







もう少し、我慢しないと。









『昨日夕方…〇〇県三坂市に黒い服を着た不審者が………』




ピッ。






「……………寝るか」













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