ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

文字の大きさ
上 下
127 / 148
R要素あり 日常もの

4話 (本気・最初の日・無知の知・初めての時)

しおりを挟む

【後輩の本気】西原side


「真冬、人格入れ替わりごっこしよ」
「……」フルフル


後輩達がなんかやってる。


「まあボクは楽でいいよね、無口無表情になるだけだし」
『やる前提で話進めないで』


「……」スン
「……」


勝手にはじまってるらしい。


『真冬、なんか喋んないと』

李世が真冬に向かって筆談で話した。



「……」ふい
『喋んないと駄目だよぉぉ???』ベタベタベタベタ




李世のガチうざベタベタ攻撃………





「………チッ」



真冬がとうとうキレた。




「……」ガタン
「「おっ」」



真冬が李世の方を向いて、





「…わぁーっ…!李世ってほんと学校では周りに媚び売って馬鹿みたいだよね~…!おはよーございますっ!とか言っちゃってさ~!

その癖夜は死ぬまでヤってきて挙句マーキングとか犬かよって、ほんと昼と夜の差ありすぎてビビるんだけど~~!!」ニコニコ--ッ




………





「「………え"っ」」




しばらく驚きで固まってて、気付いた頃には真冬はまた定位置に戻って何事も無かったように本を読んでいた。



「真冬……今、なんかキャラが」
「ボクそんなぶりっ子じゃないし…!!」




いやそこじゃない。





(夜……そっか、夜…、夜……ね)




はぁーー………、なるほど……………?








「ッ……………聞きたくなかった………」
「ねぇ真冬もう1回…!もう1回ちゃんとやって!!ねぇ!!!」



すると真冬は今度はさっきよりは落ち着いた声の一言を放った。




「………僕はそんな簡単に壊れないから」





(……え、何の話?)


「っ……聞いてたんだ」



え、何?



「………」スン
「真冬~……壊れないなら今日は出し切るまで………」




もうその話は聞きたくないし、俺だけ疎外感があって辛い。





(ていうか真冬って………あんな喋り方出来るんだ)





でもその翌日喉と腰を痛めて学校を休んでた。








ーーー


【最初の日】郁人side




初めて友達とセックスしてしまった。



「……なんか、すごかったな」
「ね……、………」




お互いに少し間隔をあけて座って、さっきまで盛っていた分恥ずかしくてお互いに気まずくなっていた。




「………こんな事する友達、いないよな」
「……!」




確かに………そうかもしれないけど、





「………ごめん郁人、もう俺達「…ッ優馬」」




ふと、いなくなってしまいそうな優馬を呼び止めた。



「なに……?」


「あの…、あの……さ」




何を言えばいいのか分からない。


けど、このままじゃもう優馬は僕の前からいなくなってしまう気がして、




「……………ッ、……あの、



セフレって知ってる……?」





これしか思いつかなかった……!!




「え…あ、うん、分かるけど」
「ほら……そういう単語もあるんだからさ、おかしなことではないと思うんだ」




離したくない………この人を。





「えっと……つまり?」
「っ……だから、





これからも友達でいたい、って………言ってるの」






もう普通の友達ではないけど。


………セフレ……に、なっちゃったけど。





「優馬のこと、手放すのやだよ」




らしくなくて顔の体温が一気に上がってしまって、恥ずかしくて体育座りしていた足に顔を隠した。





………しばらくして、






「え…じゃあ、恋人は駄目?」
「っ……え、だ、駄目でしょ!!それは無いから!!」



いつも仲が悪いのに、いきなり付き合い始めたなんてバレたらヤッたこともバレるに決まってる……!!



「いつもの…いつもの関係でいよ?」
「そ……そっか、分かった………」






という感じで今も友達続行中です。






ーーー

【無知の知】優馬side




友達がセックスの意味を間違えて覚えてる。



「……澪、違うんだよ………セ……っていうのは………」



ほぼレイプと同じ意味で認識してるらしい。




「………?」
「あの…その、」



説明しにくい………


でも澪がこのまま間違った知識を持つのは心苦しい。



「ッ………」



覚悟を決めた。





「セックスっていうのは………







友達同士が、手を繋ぐ以上のことをするってこと………です。」







………???






「……そうなんだ。勘違いしてたな………」



意味がわからない発言をあっさり信じた。




「ありがと。勉強になった。」ニコ
「あ"…あ"う"、あ"ぁぁ"ぁ"……………」





訂正したいけどその嬉しそうな笑顔と本当の意味が気まずすぎて出来なかった。





ーーー

その後。


「海斗!膝枕してあげるぞ!」
「えっ……えっと、じゃあ人がいないところで………」


「………!セックスだ」ピ-ン



あれ以来澪はそれらしい現場を見る度にそう言うようになってしまった。



「どうすんのあれ………」
「すみません保護者の責任です………」





ーーー


【初めての時】西原side



「……ボクと真冬、今では暇さえあれば…というか暇作ってはヤッてるけど、初めはお互いすごい謙虚だったよねぇ………」



突然始まった。




「えと……李世さん?」
「先輩聞いて下さい!多分経験アリな先輩なら理解できると思うので!」



え、絶対出来ない。

yesもnoも言ってないのにソファで真冬を隣に李世が勝手に話し始めた。





「最初の日、場所は真冬の部屋でしたね………今日は親がいないので泊まってて、いい雰囲気になったんです」



まあここまでなら経験無くても分かる。




「そしていざヤろうって時に………お互い謙虚になってしまい、」


………まあ、お互い初めてならそんな感じなのかな。




「初めはまず手を繋ごうということで」
「うん」



結構純粋。




「………3時間繋いでました」




純粋さが異常だった。





「う…うん、それで?」

「ようやく始めようと思って………まずは、その…接吻から」


なるほどーー………



(まあ俺がする時はきっとりゅーきが勝手に進めてくれるだろうけど念の為勉強しとくかっ)



「接吻だったんですけど………あまりに勢いが強くてお互い額を強打してしまって」



うわ痛そう




「とりあえず冷やしてそれからなんとかまた雰囲気を戻してなんとか接吻したのはいいんですが………」



よく戻せたな………




「どちらも呼吸を止めてていつ吸えばいいか分からず口を離した途端2人で盛大にむせました」



すごくカオス


(いいやもう………感想無しで過程を聞くことに専念しよう)


ツッコミどころしかなくて困る。




「そ…それで、服を脱ぐとこまでは良かったんですけど、あまりに肌の刺激が強すぎて上は無理で、

とりあえず真冬の生足に1時間顔を挟めてました」

「変態臭い……!!」




ていうか時間に余裕ありすぎか………





「そのままなんやかんやしたんですけど………慣らし始めてから挿入までの時間6時間」
「よく萎えないなお前ら………!!」



「そこから満足して抜くまでに5時間」
「性欲が鬼………」


「いえ、イッたのは2回です。めちゃくちゃ休んでたので」
「あ、そうなんだ………」



「アフターが2時間………」
「その2時間何してたの………」




計17時間。



「ま、普通に真冬の親帰ってきてましたよね………」
「最悪なやつじゃん……!!」





「………今は30分」ボソ
「あ、大分短縮されてる………」


真冬が視線は本のままで教えてくれた。



「………セックス10分マーキング20分」



割り振りがおかしいーー…☆




ーーー



「何話してるんだ?3人して」
「あ、りゅーき!今りせまの初夜話を聞いてたんだー」
「………」


ちょっと反応しにくそうな顔をされた。




「……りゅーきもしようよ」
「感染症が怖いから……せめてワクチンを打ってからだ」
「……!まじで!?」



かなり期待してる目で龍輝を見ると、それに押されたのか



「い…いや、感染症が完全消滅してから………」
「いつの話だよ………」



………



「ちなみにりせまは17時間かかったんだって」
「……長くないか?」
「でもイッたのは2回なんです~」
「………そうなのか」



楽しかったのでちょっとニヤついて、



「どーする?俺らは20時間やっちゃう??」



顔真っ赤にしないかな~とか思いつつやってたら





「………そうだな」
「え"」



まさかの本気にされた。




「まあ……俺は2回なんて甘くはないが」
「え、ちょ何回するつもり……?」



勿論俺が満足するまでって………多分それ満足した頃には俺死んでる。




「………あれ、ていうか会話で思ったんですけど西原先輩って処女ですか?」
「へぁ!!?ち、ちちちげーし!!」アセアセ








しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ベルベットの涙

絵本 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

貴方だけは愛しません

BL / 連載中 24h.ポイント:134pt お気に入り:3,170

【完結】泥中の蓮

BL / 完結 24h.ポイント:298pt お気に入り:824

無能と呼ばれてパーティーを追放!最強に成り上がり人生最高!

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:402

麗しの王子殿下は今日も私を睨みつける。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:326pt お気に入り:175

日常、そして恋

BL / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:252

【完結】番が見ているのでさようなら

恋愛 / 完結 24h.ポイント:6,619pt お気に入り:556

女神の箱庭は私が救う【改編版】

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:349pt お気に入り:39

悪役の妹は姉の婚約者候補を葬り去る

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:248pt お気に入り:30

処理中です...