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バレンタインネタまとめ

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【真冬×李世】


｢真冬ーっ、見て見て！チョコ！｣
｢……え｣


李世がチョコレートを持ってきた。


｢まあノリでもらっただけなんだけど、真冬も食べる？｣



…………なんで、




（李世は僕だけの物………なのに）





許さない、





｢…………ちょうだい｣
｢あ、うん！はい｣





渡されたチョコレートを、






｢…………え？｣

｢……｣ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻ




ゴミ箱に捨てた。





｢真冬……？！何して………｣
｢……捨てた｣
｢それはわかるけどなんで？！｣



李世が焦ってる。
余裕のない李世は可愛い、けど許さない。



｢……誰から｣
｢お…教えるわけないじゃん、ていうかなんでそんなこと｣




ああもう…………分かってない。




｢ノリでこんな手の込んだ手作り、貰えるわけない。本命。｣




そう言うと李世は驚いた顔をした。



そして、教室のどこかから、




｢うっ……、ひっく、ひどいよ…………なんで捨てちゃうの……？｣




泣いている女の声がした。




｢…！香山さん……｣





李世がその女を見てる。

あいつだ。






女の前まで歩いた。




｢美穂、大丈夫？あんた最低！！｣
｢謝れよクソ陰キャ！！｣



香山という女の周りからそんな声が聞こえてきたけど、どうでもいい。




｢…………李世は、｣







相手の女を睨んだ。









｢甘いの嫌いだから。｣








ーーー

（李世side）



とりあえず教室を出た。




｢もう……なんで捨てたりするの？｣
｢……｣

｢まあいいけど……どっちにしろ食べる気はなかったし｣
｢……｣





…………機嫌悪いな。





｢真冬、ごめん、ごめんってば｣
｢………｣





面倒臭い…………







｢…………まふ…んぐっ｣




名前を呼ぶ途中、真冬が振り向いた。





｢……っ…あ、ビターだ…………｣





口の中に入れられたのはチョコレートで、それもボクが大好きなビター。








｢…………ありがと｣





とりあえずお礼を言っておくと、









｢……………………今日は、｣


｢うん？｣







｢もうチョコレート………食べちゃ駄目。｣









………………えっ







｢まだ１個しか食べてないんだけど………｣
｢……なら尚更｣






…………！




｢他の人から貰ったもの食べてるの、見たくない。｣
｢真冬…………｣







これは………………







（やきもちってやつか…………）







｢……えー…じゃあもう１個だけ！｣
｢………｣




ポケットにもう１つが入ってるのが見えた。





｢……これは僕の｣
｢あ、だからホワイトなんだ………｣





ホワイトは真冬の大好物だけど、ボクは苦手。





｢いいよ、食べたい｣
｢……｣ﾌﾙﾌﾙ








………………










｢じゃあ口移しして！｣
｢………………はっ？｣






どうしても真冬から貰ったチョコレートが食べたい。







｢ね？いいでしょ？｣
｢……っ、｣





もう今日は食べるなって真冬のお願い了承したんだから、ボクのお願いも聞いてくれるはず………







｢………………仕方ないな｣
｢……！｣ぱぁぁ







ーーー




｢じゃあ人気のないとこ行こっか！｣
｢……え｣
｢え、口移しまでしたらヤるよね？｣
｢……え？｣





その後めちゃくちゃ授業サボった。









ーーーーー






もう少し書く予定でしたが諸事情によりここで終わらせます…