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第三部 番外編
騎士と妖精 ⑤(※)
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ここからSUKEBEです。ほぼ行為を示す描写のみで構成されています()。
キーワード的には、溺愛/女装/言葉責め/攻フェラ/鏡()などが該当します。あと背面駅弁。
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資本家連盟の建物から坂道を下ったあたり。近場の簡易宿に入った。
シグルズはネフィリムを横抱き(通称・お姫様抱っこ)にしたまま受け付けの人間に金貨を数枚投げ「一番いい部屋にしてくれ」と言った。スタッフは揉み手で応じた。
「待て、いいか、お前はまがりなりにも騎士だ。発情期の犬ではないよな? 少し待つんだ」
ネフィリムは部屋に入った途端に迫ってきた騎士の顔を両手で押しのけた。
「なんだ。こっちは今すぐにでも」
「その続きを言うなよ? 言ったらはたくからな!?」
床に座り込んだネフィリムに対して臨戦態勢を取るシグルズ。その顔は上気し、恨めしそうな上目遣いを見せつける。いまにも襲い掛かろうとする余裕のない様が生々しい。
「この服がいくらするのかお前は知っているのか!? いくらグルヴェイグの復興に使われると言っても騎士の家に必要だとは思えない!無用の長物だ」
「だから?」
「だから……! 返すとしたら綺麗なままで、」
ネフィリムの口がシグルズの唇で封じられた。強く舌を吸われる。言外に「黙れ」と言われている。
「んっ……」
「その配慮は必要ない」
ネフィリムの腕を壁に押し付ける騎士は悪い顔をしていた。
「汚すために買ったからだ」
布地の擦れる音がする。シグルズが片手でドレスのテールカット部分をたくしあげた。ネフィリムは「ぎゃあ」と叫び声を上げたが目の前の男は聞こえないふりをした。
が、絹地を重ねたペチコートを全てのけたとき、シグルズの動きが止まった。
理由を察したネフィリムは消えたくなった。
「………」
「そ、それはカエルダンがな! 『下着もドレスの一部です』と言うから仕方なく……」
ドレスと同様の淡いレース布地で作られたそれ。
シグルズは長い息を吐いた。
「無理だ」
「は」
「煽っているのか? 我慢ができない」
レース布地の上から舌を這わされた。布地の凹凸が舌の圧でネフィリムの性器に刺激を与えた。
「ひっ……どこ舐め……て、ぇっ!」
より丁寧に性器を愛撫しようと、シグルズの頭がネフィリムの股の間に潜る。
ネフィリムから見ると、真っ白なドレススカートの中で己の騎士の頭が動く倒錯的な光景が広がる。羞恥心を煽られた。
ネフィリムの息が上がる。シグルズはさらに深く深く愛撫した。
「ダメ、ね、もう、ほんと、に……でちゃ……」
「そのまま出せ」
「やだ、やっ…! 口の中に……あっ! あああっ」
ネフィリムの脚が大きく開き、体がびくびくと震えた。生理的快感から涙を流すネフィリムの耳に「ごくん」と嚥下の音が届く。
「――たくさん出たな」
顔をのぞかせたシグルズの口元に白濁が垂れる。指に付着したそれを舐める彼を見て、ネフィリムは全てを察した。
「あ……、の、飲んで……」
「ああ。苦い」
とても気分が良さそうにシグルズが笑った。
真っ赤になったネフィリムは体の向きを変え、手を伸ばしてなんとか寝台の上へ逃れようとする。
無駄だった。
シグルズに足を引っ張られ、今度は後方のロングテール部分のドレスをたくしあげられる。
下着をずり下ろされて四つん這いの体勢にされた。ネフィリムの双丘の奥に熱くぬめったものが触れる。
「!! やだ、そんなところ……汚いから!」
「清く美しいものを汚したくなるのは雄の性だ。諦めろ」
全然、意味が、分からない。
ツッコむ余裕も考える暇も今のネフィリムにはない。熱いものが奥をこじあけようとするたびに、羞恥と快感の入り混じった喘ぎが漏れる。
「やぁ……っ、やめて……ひゃ、」
「腰が揺れてる。気持ちいいか? ネフィル」
「ああ、んっ……! だめ、ほんと、こんなかっこ、でぇ……!」
「かわいいよ、ネフィル。最高にかわいい」
甘く低い声でほめ殺しにされる。さらに粘膜の刺激と的確な指の刺激も加われば、何もかもがよく分からなくなってきた。
今の自分が純白のドレスを身に纏いながら、宿の床で四つん這いになって秘所を舐められている現実に、身も心も溶かされる。
ネフィリムの頭の中が「きもちいい」でいっぱいになったとき、急に体を持ち上げられた。足を広げて折り曲げられたまま、シグルズの上半身近くまで持ち上げられる。そして―――
ズッ
体が床に向かってわずかに下ろされる。その勢いとネフィリム自身の自重で臀部の奥に熱いものが突き刺さった。
「ひぃっ!!」
シグルズの性器が胎内に入ってきた。衝撃でネフィリムの性器から白濁が散る。
「ほら、ネフィル。よく見えるぞ」
強い快感で頭にもやがかかる。シグルズの声でわずかに顔を上げると、正面の鏡の中には、立っている騎士に抱えられ、呆けた顔をしながら穿たれている妖精の王女がいた。
「あ……あ、あ」
「君のはにかんだ笑顔もかわいいが、快感に溺れている顔もいやらしくて素敵だな」
律動を開始されて、また何も考えられなくなった。
体が上下に揺らされる。自分の喘ぎと粘膜の擦れる音が響くたびにドレスが汚れていくが、もうそんなことを気に留めることもなかった。
結合部が瞳に映る。恥ずかしい。でも気持ちがいい。
「奥まで……いっぱい、なっちゃうぅ……」
「いつもより締め付けが強いな。ネフィルはこういうのが好きなのか?」
「うん、好き……きもち、いい……」
「じゃあ、王女様にもっと奉仕しないといけないな」
夜が更けるにつれて、交わりはさらに深いものになっていった。
もちろん、ドレスが大変なことになったのは言うまでもない。
キーワード的には、溺愛/女装/言葉責め/攻フェラ/鏡()などが該当します。あと背面駅弁。
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資本家連盟の建物から坂道を下ったあたり。近場の簡易宿に入った。
シグルズはネフィリムを横抱き(通称・お姫様抱っこ)にしたまま受け付けの人間に金貨を数枚投げ「一番いい部屋にしてくれ」と言った。スタッフは揉み手で応じた。
「待て、いいか、お前はまがりなりにも騎士だ。発情期の犬ではないよな? 少し待つんだ」
ネフィリムは部屋に入った途端に迫ってきた騎士の顔を両手で押しのけた。
「なんだ。こっちは今すぐにでも」
「その続きを言うなよ? 言ったらはたくからな!?」
床に座り込んだネフィリムに対して臨戦態勢を取るシグルズ。その顔は上気し、恨めしそうな上目遣いを見せつける。いまにも襲い掛かろうとする余裕のない様が生々しい。
「この服がいくらするのかお前は知っているのか!? いくらグルヴェイグの復興に使われると言っても騎士の家に必要だとは思えない!無用の長物だ」
「だから?」
「だから……! 返すとしたら綺麗なままで、」
ネフィリムの口がシグルズの唇で封じられた。強く舌を吸われる。言外に「黙れ」と言われている。
「んっ……」
「その配慮は必要ない」
ネフィリムの腕を壁に押し付ける騎士は悪い顔をしていた。
「汚すために買ったからだ」
布地の擦れる音がする。シグルズが片手でドレスのテールカット部分をたくしあげた。ネフィリムは「ぎゃあ」と叫び声を上げたが目の前の男は聞こえないふりをした。
が、絹地を重ねたペチコートを全てのけたとき、シグルズの動きが止まった。
理由を察したネフィリムは消えたくなった。
「………」
「そ、それはカエルダンがな! 『下着もドレスの一部です』と言うから仕方なく……」
ドレスと同様の淡いレース布地で作られたそれ。
シグルズは長い息を吐いた。
「無理だ」
「は」
「煽っているのか? 我慢ができない」
レース布地の上から舌を這わされた。布地の凹凸が舌の圧でネフィリムの性器に刺激を与えた。
「ひっ……どこ舐め……て、ぇっ!」
より丁寧に性器を愛撫しようと、シグルズの頭がネフィリムの股の間に潜る。
ネフィリムから見ると、真っ白なドレススカートの中で己の騎士の頭が動く倒錯的な光景が広がる。羞恥心を煽られた。
ネフィリムの息が上がる。シグルズはさらに深く深く愛撫した。
「ダメ、ね、もう、ほんと、に……でちゃ……」
「そのまま出せ」
「やだ、やっ…! 口の中に……あっ! あああっ」
ネフィリムの脚が大きく開き、体がびくびくと震えた。生理的快感から涙を流すネフィリムの耳に「ごくん」と嚥下の音が届く。
「――たくさん出たな」
顔をのぞかせたシグルズの口元に白濁が垂れる。指に付着したそれを舐める彼を見て、ネフィリムは全てを察した。
「あ……、の、飲んで……」
「ああ。苦い」
とても気分が良さそうにシグルズが笑った。
真っ赤になったネフィリムは体の向きを変え、手を伸ばしてなんとか寝台の上へ逃れようとする。
無駄だった。
シグルズに足を引っ張られ、今度は後方のロングテール部分のドレスをたくしあげられる。
下着をずり下ろされて四つん這いの体勢にされた。ネフィリムの双丘の奥に熱くぬめったものが触れる。
「!! やだ、そんなところ……汚いから!」
「清く美しいものを汚したくなるのは雄の性だ。諦めろ」
全然、意味が、分からない。
ツッコむ余裕も考える暇も今のネフィリムにはない。熱いものが奥をこじあけようとするたびに、羞恥と快感の入り混じった喘ぎが漏れる。
「やぁ……っ、やめて……ひゃ、」
「腰が揺れてる。気持ちいいか? ネフィル」
「ああ、んっ……! だめ、ほんと、こんなかっこ、でぇ……!」
「かわいいよ、ネフィル。最高にかわいい」
甘く低い声でほめ殺しにされる。さらに粘膜の刺激と的確な指の刺激も加われば、何もかもがよく分からなくなってきた。
今の自分が純白のドレスを身に纏いながら、宿の床で四つん這いになって秘所を舐められている現実に、身も心も溶かされる。
ネフィリムの頭の中が「きもちいい」でいっぱいになったとき、急に体を持ち上げられた。足を広げて折り曲げられたまま、シグルズの上半身近くまで持ち上げられる。そして―――
ズッ
体が床に向かってわずかに下ろされる。その勢いとネフィリム自身の自重で臀部の奥に熱いものが突き刺さった。
「ひぃっ!!」
シグルズの性器が胎内に入ってきた。衝撃でネフィリムの性器から白濁が散る。
「ほら、ネフィル。よく見えるぞ」
強い快感で頭にもやがかかる。シグルズの声でわずかに顔を上げると、正面の鏡の中には、立っている騎士に抱えられ、呆けた顔をしながら穿たれている妖精の王女がいた。
「あ……あ、あ」
「君のはにかんだ笑顔もかわいいが、快感に溺れている顔もいやらしくて素敵だな」
律動を開始されて、また何も考えられなくなった。
体が上下に揺らされる。自分の喘ぎと粘膜の擦れる音が響くたびにドレスが汚れていくが、もうそんなことを気に留めることもなかった。
結合部が瞳に映る。恥ずかしい。でも気持ちがいい。
「奥まで……いっぱい、なっちゃうぅ……」
「いつもより締め付けが強いな。ネフィルはこういうのが好きなのか?」
「うん、好き……きもち、いい……」
「じゃあ、王女様にもっと奉仕しないといけないな」
夜が更けるにつれて、交わりはさらに深いものになっていった。
もちろん、ドレスが大変なことになったのは言うまでもない。
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