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高校生編side晴人 好きな人が、自分を好きかもしれない。
75.それも恋の一部
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顔を上げた先にいたのは、高級ブランドのショップバッグを持った美優さんだった。
「やっぱ晴人君だ!どうしたの、何かぼんやりしてない?」
「あっ、美優さん…!いえ、大丈夫です…。」
俺の返事に、彼女は少し黙ってから言った。
「ちょっと伸びたねぇ。よし、今から切ろっか!」
「はーい!儚げ美人の出来上がり!」
俺の肩からケープをサッと払って美優さんが笑った。
軽く調整してもらっただけなのに雰囲気が変わるから凄い。
「お休みの日にすみません、ありがとうございます。」
駅から移動して、美優さんの美容院に来た。
今日は定休日で、都内まで買い物に出た帰りだったらしい。
「いいのいいの!晴人君、紅茶でいい?」
カットが終わると、奥にある休憩スペースでお茶を出してくれる。
モデルをした時に言われた『カット無料』は続いてて、お金払うって言ってるんだけど貰ってくれない。
申し訳ないからあんまり頻繁に行かないようにしようと思ってたのに、前のカットから一月くらい経つと美優さんの方からLAINが来る。
美優さんは本当に気遣いができる女性だと思う。
今もさ、俺が浮かない顔してたからここに連れてきてくれたんだよね、きっと。
「あ、それどかしていいから座って。」
「はい。たくさん買ったんですね。」
長椅子の上の大量のショップバッグを持ち上げながら言うと、美優さんは少し困った顔をした。
「んー、いっぱい買って貰っちゃったんだよね。
来週誕生日だからって。」
「わぁ!おめでとうございます!」
って事は、これは全部恋人からのプレゼント?
「こんなにいらないって言ったんだけどねぇ。
普段会えないからって押し切られちゃって。」
もしかして、遠恋とかなのかな。
「当日一緒にいられないの気にしてるみたいなの。仕事じゃしょうがないんだからいいのにね。」
苦笑するその顔を見て、自分のダメさに落ち込む。
美優さんが相手の都合を理解してるのに比べて、俺ときたら…。
蓮が仲良さげに接客してる様子を見ただけで、嫌で逃げて来てしまった。
少し落ち着いた今なら分かる。
あのドロドロした気持ちは、嫉妬だ。
蓮には、俺だけに笑ってほしいだなんて…。
「自分勝手だ…。」
「え?」
「あ、いや、何でも…。」
「晴人君、何かあった?」
優しく尋ねられて、全部聞いてほしくなってしまった。
好きな人がいる事。
その人の気持ちが知りたくなった事。
それでバイト先に行ったら、お客さんと親しげに笑う姿を見て嫉妬した事。
「そのお客さんが、明らかに気がある感じだったから余計に見てられなくて…。
付き合ってもいないのに嫉妬するなんて、そんな資格ないのは分かってるんですけど…。」
思わず溜息を吐く。
「うん?嫉妬に資格とかいらないんじゃない?」
「え?」
「晴人君の感情なんだから、それはそれで受け止めていいんだよ。『あ、これ嫉妬してるな』って。」
あっけらかんと言う美優さん。
「全然悪いことじゃないもん。
好きな人が仲良く誰かと話してたら私だって嫉妬する!」
そうなの?皆んなそう言うもの?
「自分だけが好きな人の特別になりたいって思うのは当たり前だよ。
むしろそれが『好き』って事だと私は思うよ。」
「美優さんも、彼氏さんが女の子と仲良くしてたらドロドロする?」
「するする!そんで怒って、暫く口聞かない!
ってなって、超自己嫌悪でモヤモヤ!」
笑う美優さんに、気持ちが少し軽くなる。
「恋ってさ、側から見るとキラキラしてて毎日楽しくて…って感じじゃない?
なのに、当事者になると全然違うよね。
勿論キラキラも楽しさもあるけどさ、同じくらい自分の嫌な所とか汚い所が見えちゃったり。」
うん。蓮を好きになってから、初めて知る自分に戸惑ってる。
「それは皆んな一緒だよ。それこそ、晴人君の好きな人だってそう。だから悪い事だって思わなくて大丈夫だからね。」
そうなんだ…。
こんな自分ダメだって思わなくて大丈夫なんだ。
「良かった…。俺、こんな事で嫉妬するなんて最低だと思ってたから…。
相手に知られちゃいけないと思って…。」
「あー、なるほど。
でもさ、恋人に嫉妬されたら嬉しいかもよ?」
「え?」
「勿論、やりすぎはダメだけどさ。
もし好きな相手が、晴人君が他の人と仲良くしてる事に嫉妬してたらどう?」
嫉妬するのは、その人の特別になりたいから。
もし蓮が、俺の特別になりたくて他の人に嫉妬したら…。
「うん、なんかそれは…ちょっと気分いいかも?」
正直に言うと美優さんが笑った。
「そうそう、好きな人のちょっとした嫉妬…まぁヤキモチくらいの可愛いやつは嬉しいもんなんだよね。晴人君の好きな人も、もしかしたら晴人君のそう言う所、可愛いって思うかもよ?」
「うーん、どうかなぁ。
その人自身は嫉妬とかヤキモチとか縁遠いと思うんだよね。」
基本クール男子だしなぁ。
そう思いながらふとスマホを放ったらかしにしてた事に気付く。
「えっ⁉︎着信13件⁉︎」
慌てて着信履歴を見ると、1件は黒崎君。
残りは全部、蓮ーーー。
しかもLAINのメッセージも10件来てる。
バイト中にこんなスマホ触って大丈夫なの⁉︎
「…ふーん。ねぇ、私から宿題!
晴人君の好きな人に、どうして今日帰っちゃったのか聞かれたら、ちょっとだけ素直になってみて?」
「えっ⁉︎」
「宿題だからね!!
じゃあ解散しよ!早く電話してあげなね!」
ニコニコ?ニヤニヤ?笑う美優さんに半ば押されるようにして、俺は美容院を後にした。
電話する場所を探して、中学の下校で通って、寂れた公園に着く。
ここで蓮とジュース飲んだりしたなぁ。
はぁ。緊張する!!
LAINのメッセージは『今どこ?』とか『電話出て』とか。
多分、様子がおかしかった俺を心配してくれたんだと思う。
もし、さっき逃げた理由を聞かれたら…
ブーッ ブーッ
「ぴゃ!!」
突然震えたスマホに驚いて、間髪入れずに通話ボタンを押してしまった。
「も…もしもし…?」
『晴!あぁもう!何で電話でねぇんだよ!』
「ご、ごめん…。」
『突然消えんな馬鹿!』
「だって蓮が…!」
あっ!しまった。
『…あ?俺が何?』
いつもより低い声は蓮が怒ってる時のそれ。
心配かけちゃったのは分かる。
分かるけども!!
「何だよ!綺麗な女の人にデレデレしやがって!
俺の事なんかほっといて仲良くしてればいいだろ!!」
言ってしまった。
勢いって怖い。
そして、『ちょっと素直』なんて無理だった。
嫉妬丸出しの、可愛げの欠片もない言い方。
「………。」
案の定、電話の向こうからは沈黙が返って来る。
「ち、違う…そうじゃなくて…その…!」
しどろもどろに言い訳しようとするけど、パニックで頭が回らない。
『今、どこ。』
「へっ⁉︎あ、今?えっと、中学の近くの公園だけど…」「そこ!絶対動くなよ!!」
食い気味の蓮の声と共に、通話がブツッと切れる。
自分のしでかしてしまった事と、この後の蓮の反応を思って…
俺はただ、呆然と立ち尽くしていたーーー。
●●●
久々に登場の美優でした。
覚えていただけてましたでしょうか?笑
「やっぱ晴人君だ!どうしたの、何かぼんやりしてない?」
「あっ、美優さん…!いえ、大丈夫です…。」
俺の返事に、彼女は少し黙ってから言った。
「ちょっと伸びたねぇ。よし、今から切ろっか!」
「はーい!儚げ美人の出来上がり!」
俺の肩からケープをサッと払って美優さんが笑った。
軽く調整してもらっただけなのに雰囲気が変わるから凄い。
「お休みの日にすみません、ありがとうございます。」
駅から移動して、美優さんの美容院に来た。
今日は定休日で、都内まで買い物に出た帰りだったらしい。
「いいのいいの!晴人君、紅茶でいい?」
カットが終わると、奥にある休憩スペースでお茶を出してくれる。
モデルをした時に言われた『カット無料』は続いてて、お金払うって言ってるんだけど貰ってくれない。
申し訳ないからあんまり頻繁に行かないようにしようと思ってたのに、前のカットから一月くらい経つと美優さんの方からLAINが来る。
美優さんは本当に気遣いができる女性だと思う。
今もさ、俺が浮かない顔してたからここに連れてきてくれたんだよね、きっと。
「あ、それどかしていいから座って。」
「はい。たくさん買ったんですね。」
長椅子の上の大量のショップバッグを持ち上げながら言うと、美優さんは少し困った顔をした。
「んー、いっぱい買って貰っちゃったんだよね。
来週誕生日だからって。」
「わぁ!おめでとうございます!」
って事は、これは全部恋人からのプレゼント?
「こんなにいらないって言ったんだけどねぇ。
普段会えないからって押し切られちゃって。」
もしかして、遠恋とかなのかな。
「当日一緒にいられないの気にしてるみたいなの。仕事じゃしょうがないんだからいいのにね。」
苦笑するその顔を見て、自分のダメさに落ち込む。
美優さんが相手の都合を理解してるのに比べて、俺ときたら…。
蓮が仲良さげに接客してる様子を見ただけで、嫌で逃げて来てしまった。
少し落ち着いた今なら分かる。
あのドロドロした気持ちは、嫉妬だ。
蓮には、俺だけに笑ってほしいだなんて…。
「自分勝手だ…。」
「え?」
「あ、いや、何でも…。」
「晴人君、何かあった?」
優しく尋ねられて、全部聞いてほしくなってしまった。
好きな人がいる事。
その人の気持ちが知りたくなった事。
それでバイト先に行ったら、お客さんと親しげに笑う姿を見て嫉妬した事。
「そのお客さんが、明らかに気がある感じだったから余計に見てられなくて…。
付き合ってもいないのに嫉妬するなんて、そんな資格ないのは分かってるんですけど…。」
思わず溜息を吐く。
「うん?嫉妬に資格とかいらないんじゃない?」
「え?」
「晴人君の感情なんだから、それはそれで受け止めていいんだよ。『あ、これ嫉妬してるな』って。」
あっけらかんと言う美優さん。
「全然悪いことじゃないもん。
好きな人が仲良く誰かと話してたら私だって嫉妬する!」
そうなの?皆んなそう言うもの?
「自分だけが好きな人の特別になりたいって思うのは当たり前だよ。
むしろそれが『好き』って事だと私は思うよ。」
「美優さんも、彼氏さんが女の子と仲良くしてたらドロドロする?」
「するする!そんで怒って、暫く口聞かない!
ってなって、超自己嫌悪でモヤモヤ!」
笑う美優さんに、気持ちが少し軽くなる。
「恋ってさ、側から見るとキラキラしてて毎日楽しくて…って感じじゃない?
なのに、当事者になると全然違うよね。
勿論キラキラも楽しさもあるけどさ、同じくらい自分の嫌な所とか汚い所が見えちゃったり。」
うん。蓮を好きになってから、初めて知る自分に戸惑ってる。
「それは皆んな一緒だよ。それこそ、晴人君の好きな人だってそう。だから悪い事だって思わなくて大丈夫だからね。」
そうなんだ…。
こんな自分ダメだって思わなくて大丈夫なんだ。
「良かった…。俺、こんな事で嫉妬するなんて最低だと思ってたから…。
相手に知られちゃいけないと思って…。」
「あー、なるほど。
でもさ、恋人に嫉妬されたら嬉しいかもよ?」
「え?」
「勿論、やりすぎはダメだけどさ。
もし好きな相手が、晴人君が他の人と仲良くしてる事に嫉妬してたらどう?」
嫉妬するのは、その人の特別になりたいから。
もし蓮が、俺の特別になりたくて他の人に嫉妬したら…。
「うん、なんかそれは…ちょっと気分いいかも?」
正直に言うと美優さんが笑った。
「そうそう、好きな人のちょっとした嫉妬…まぁヤキモチくらいの可愛いやつは嬉しいもんなんだよね。晴人君の好きな人も、もしかしたら晴人君のそう言う所、可愛いって思うかもよ?」
「うーん、どうかなぁ。
その人自身は嫉妬とかヤキモチとか縁遠いと思うんだよね。」
基本クール男子だしなぁ。
そう思いながらふとスマホを放ったらかしにしてた事に気付く。
「えっ⁉︎着信13件⁉︎」
慌てて着信履歴を見ると、1件は黒崎君。
残りは全部、蓮ーーー。
しかもLAINのメッセージも10件来てる。
バイト中にこんなスマホ触って大丈夫なの⁉︎
「…ふーん。ねぇ、私から宿題!
晴人君の好きな人に、どうして今日帰っちゃったのか聞かれたら、ちょっとだけ素直になってみて?」
「えっ⁉︎」
「宿題だからね!!
じゃあ解散しよ!早く電話してあげなね!」
ニコニコ?ニヤニヤ?笑う美優さんに半ば押されるようにして、俺は美容院を後にした。
電話する場所を探して、中学の下校で通って、寂れた公園に着く。
ここで蓮とジュース飲んだりしたなぁ。
はぁ。緊張する!!
LAINのメッセージは『今どこ?』とか『電話出て』とか。
多分、様子がおかしかった俺を心配してくれたんだと思う。
もし、さっき逃げた理由を聞かれたら…
ブーッ ブーッ
「ぴゃ!!」
突然震えたスマホに驚いて、間髪入れずに通話ボタンを押してしまった。
「も…もしもし…?」
『晴!あぁもう!何で電話でねぇんだよ!』
「ご、ごめん…。」
『突然消えんな馬鹿!』
「だって蓮が…!」
あっ!しまった。
『…あ?俺が何?』
いつもより低い声は蓮が怒ってる時のそれ。
心配かけちゃったのは分かる。
分かるけども!!
「何だよ!綺麗な女の人にデレデレしやがって!
俺の事なんかほっといて仲良くしてればいいだろ!!」
言ってしまった。
勢いって怖い。
そして、『ちょっと素直』なんて無理だった。
嫉妬丸出しの、可愛げの欠片もない言い方。
「………。」
案の定、電話の向こうからは沈黙が返って来る。
「ち、違う…そうじゃなくて…その…!」
しどろもどろに言い訳しようとするけど、パニックで頭が回らない。
『今、どこ。』
「へっ⁉︎あ、今?えっと、中学の近くの公園だけど…」「そこ!絶対動くなよ!!」
食い気味の蓮の声と共に、通話がブツッと切れる。
自分のしでかしてしまった事と、この後の蓮の反応を思って…
俺はただ、呆然と立ち尽くしていたーーー。
●●●
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覚えていただけてましたでしょうか?笑
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