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騎士の肉体

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エイトの手は大きい。
それなのに驚くほど繊細な仕草で、彼は私の身体に触れた。


「ん・・・あ・・・ッ・・・」

ソフトタッチで身体の表面を撫でられる快感。

私の上に覆い被さっている彼が、熱い視線で私を射抜くように見つめる。
その目を見るたびに、キュンと震える膣から愛液がジュワっと溢れ出てくるのを感じた。

目を閉じて、彼の指の動きに集中する。
胸の膨らみの中心に、彼の指先が触れると、ピリッと電気のような快感が走った。

「あぁ・・・っ・・・んんぅ・・・」

彼の首に手を回して、自分の胸へと彼をいざなう。


私の意図した通りに、彼は私の乳首を口に含むとチュウっと優しく吸い上げた。

「あああぅ・・・ぅうん・・・っひぁ・・・っ」

舌先で転がされる快感と、吸い上げられる快感が、交互に攻めてくる。
彼の口の中が気持ち良すぎて、下半身がうずいて仕方ない。


「う~~っん・・・こっちも・・・して・・・っ」

下半身を彼の身体に擦り付けるように動かすと、彼が私の股間に手を伸ばしてきた。
下着も全て優しく脱がせると、秘部を指で探る。


「んぅ・・・!!!」

指を挿れられる感覚に、甘ったるい声が漏れた。
ヌルリ、と入り込んできた彼の指の感触。
自分がどれほど濡らしていたのかがわかって、恥ずかしい。


「真美様・・・痛く、ないですか・・??」

こんなにヌルヌルなんだから、痛いはずがない。
それでも律儀りちぎに聞いてくれる彼の優しさに、私はたまらない気持ちになった。


クチュクチュと、指でゆっくりほぐしながら、体内に彼の指が入り込む様を足の隙間から見る。

彼のペニスが太く勃起しているのが見えて、私はもう我慢ができなかった。

「真美様・・ッ・・・」

ペニスに手を伸ばす。
私はどうしてなのか、それにしゃぶりつきたいという衝動しょうどうられていた。

身体を起こして、彼のペニスを両手で包むように触る。

彼は息を荒げながら立ち膝をして、されるがままになっていた。


シュッ・・シュッ・・・・

「真美様・・・いけません、私が、」

自分が気持ちよくさせる、と言いたいのだろう。
彼の手を押し退けて、私は両手でペニスをしごいた。

「う・・・っ・・・・ん・・・・・・」

彼が呼吸を整えようとしているのがわかる。
私は無我夢中で、彼のペニスに唇を寄せた。

「真美様、ダメです・・・そんな、」

制止する彼の言うことも聞かず、私は彼のペニスを口の中へ深く含んだ。

「ッ・・!!あ・・・・」

クチュ・・・ジュブ・・・・チュ・・っ・・・・

彼のペニスを舐め回しては、口の中へくわえる。
口をすぼめて夢中で吸い上げると、彼は腰に手を当てて大きくった。

「うぁ・・・・っ・・・あぁ・・・っ・・・」

ハァハァ、と一段と激しくなった呼吸を落ち着けながら、彼は熱い瞳で私を見る。

「エイト・・・もう・・・一つになりたい・・・っ」

興奮が昂りすぎて、私は涙目になっていた。


♢♢♢



この世界に来て、私は男の身体を初めて知った。
それなのに、ずっと以前から彼らを求めていたような不思議な気持ちになる。

グッと入り込んできた彼の大きさに、身体がこわばった。

すぐに私の様子に気付いたエイトは、大きな手のひらで私の頬を優しく撫でる。


「力を抜いていてください。ゆっくり、痛くないようにしますから。」

そう口にした彼の真剣な瞳に、私は全てをゆだねようと身体の力を抜いた。


大きく脚を開いて、彼の熱を身体の中心に受け止める。

「エイト・・っ・・・・あ・・・」

大きい。
一番奥まで彼が入り込んでくるのがわかった。


「真美様、あなたは素晴らしい女性です。」

誰かの言葉で自分を肯定される経験は、前世では一度もなかった。

私が私であることを、この世界の男性たちは全てとうといこととして受け止めてくれる。
みにくくて地味なこの顔も、ぽっちゃりとした締まりのない腰回りも、全てを愛してくれた。


「んぁ・っあ・・・・ぁ・・・気持ち・・・い・・・ぃ・・・っ」

ニュチュ・・ニュチュ・・・ジュボ・・・クチュン・・・・

彼がペニスでゆっくりと、私の身体の中を愛撫する。
お互いの性器を擦り付けあって、深く求め合う行為は、心も身体も私の全てを満たしていった。


「真美様・・・ッ・・愛しています・・・」

苦しそうな呼吸を整えながら、想いを伝える彼の顔。
走っても息ひとつ上がらない彼が、私との行為で興奮し息を荒げている姿は、たまらなく扇情的せんじょうてきだった。


「私の中に・・・たくさんちょうだい・・・っあ・・っんんッ・・・」

「真美様・・・ッ・・・・」


彼のペニスに擦り上げられて絶頂を迎えると、彼が私の名前を呼びながら身体を大きく震わせる。
彼の呼吸が乱れ、私の奥深くで果てたのがわかった。


(さすが騎士・・・体力が無限・・・・♡)


彼は朝まで何度も何度も大きな身体を駆使くしして、私を快楽の絶頂へ導いてくれた。


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