7人のイケメン兄弟に、求愛されて眠れません。

aika

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『温泉旅館』

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「兄貴たちも来ればよかったのに。すげー立派な旅館じゃん。」

敷居を跨ぐなり部屋から見える景色に感動した航雅こうがが、感嘆の声をあげる。

「仕方ないよ。兄さんたちは仕事第一がモットーだから。」

航雅の後に続いて入室した海音あまねは、振り返って私の手を取った。

ゆみさん、ここ段差あるから気をつけてね?」

ニコッと首を傾げて私を見た海音さんの美しさに、ドキドキと鼓動が跳ね上がる。
サラリと揺れ動く黒髪は艶を放っており、白肌とのコントラストが実に美しい。

「海音さんやっさしい~!!そういうとこが女の子にモテるんだろうな~俺も真似しようっと!」

海星かいせい、うるさい。」

風光明媚な場所に来てもいつも通り元気いっぱいテンションマックスの海星を、瀬凪せなが冷めた口調でたしなめる。

(イケメン温泉パラダイス~♡イケメン兄弟と、逆ハーレム温泉旅行!!)

一番テンションが高いのは、私かもしれない。
海音あまね航雅こうが海斗かいと海星かいせい瀬凪せな・・・・タイプの違うイケメンたちに囲まれて、この温泉旅館で最高の二日間を堪能する。

私たちは許嫁なのだから、何が起きても不思議はない。

「さすが海斗君。素敵な旅館知ってるね。」

「海音さんも航雅兄さんも、休み取れたんだな。」

「ちょうど俺も海音さんも非番でさ。弓ちゃんが年下組と泊まりで温泉なんて、危ねぇだろ。お前らみんな猿みたいなもんだし。」

「な・・・猿って、なんだよ・・・!」

兄の横暴な物言いに、海斗が顔を歪めて不快感を表した。

「ヤりたい盛りだろ?間違いが起こらないように、俺と海音さんで見張らねぇと。」

「いやいやいや、この前弓にエロイことしようとしてたのは、航雅兄さんだろ?!」

先日航雅とイチャついているところを、海斗に目撃されたことを思い出す。

(あの時の航雅君・・・かっこよかったなぁ・・・♡)

「な・・・海斗、だからそれは誤解だっつうの。」

「航雅兄、弓ちゃんにエロイことしたの?!どゆこと?」

「・・盛ってんのはどっちだよ。」

海斗の誤解は未だ解けていないようだ。海星と瀬凪まで加わって、航雅が押されている。

「ほらほらみんな、弓さんのこと大好きなのはわかるけど、今夜はみんな仲良くしようね?」

海音さんの言葉に、皆顔を見合わせて黙りこんだ。

(さすが海音さん、みんな彼の言うことはちゃんと聞くんだよなぁ・・・♡)

弟たちをまとめる知的で穏やかなお兄さん。
これほど素敵でイケメンな彼が、私を好きだなんていまだに信じられない。

「食事までまだ時間があるから、浴衣に着替えて温泉行ってみようか。」

(浴衣・・・!!イケメンたちの浴衣が見れる・・・・・♡)

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