15 / 222
『夫の扱い方』
しおりを挟む夫とセックスする予定の日のことを、我が家では「当て日」と呼んでいる。
「割り当て日」の略で、この略語を聞くたびに、私は心臓がバクバクして落ち着かない気持ちになった。
夫が何十人もいると、ゆっくりと眠れない夜が多い。
健康面も考えてセックスする日程や順番は、予め夫たちが話し合いの末に決めてくれていた。
♢♢
「何日待ったと思ってる?俺、毎日だってアンタとエッチしたいって思ってんのに。」
桜雅君が、すでに戦闘モードで私の上に乗っている。
彼の部屋で二人きり。
桜雅君は、リビングや廊下で二人きりになる瞬間を狙って、いつも私に触れてきた。
もうキスは、何度もしている。
壁ドンや、ハグも経験済み。
「俺がどれだけアンタのことを欲しいって思っていたか、今夜じっくりわからせてやるよ。」
彼は、かなり興奮しているのかもしれない。
いつもは私のことを「繭ちゃん」と呼ぶ彼が、知らない男の顔で私を呼んだ。
今夜は様子が全然違う。
荒々しい手つきで私の服を剥ぎ取ると、胸に顔を埋めた。
両手で胸を寄せるように揉みながら、乳首を吸う。
「ん・・っ・・・・・あ・・・」
「じっくりシたいけど、焦らされすぎて俺、余裕ねーかも。」
すぐに下半身に手が伸びてくる。
彼の中指が私の膣に侵入して、充分濡れていることを確認するとすぐに動き始めた。
クチュクチュクチュ・・・
指が次第に早くなっていき、もう待てないと言うように、彼は早急に自分の下着を下ろした。
夫の逞しい肉体に、思わず見惚れる。
「悪い、余裕ない・・挿れていいか?」
いつも余裕な態度を崩さない桜雅君の、切羽詰まった表情はとても官能的で、私も興奮してしまった。
ハァハァ、と息を荒げている彼に、口付ける。
「うん。早く・・っ」
「繭、エロイ・・・今、イかせてやるよ。」
「ん~~~っ・・・・!!」
グンッ、と奥深くまで、彼が入り込む快感。
私はすぐに、イッてしまった。
「挿れただけで、イッちゃった?・・・あんま煽るなよ。」
髪をかき上げた彼が、低い声でそう呟く。
私の夫は、モデルみたいにかっこいい。
まるでドラマの中の、ワンシーンみたいだった。
すぐに高速でピストンされる。
「んっ・・あ・・ぁ・っ、桜雅君・・っ・・・!桜雅・・く・・・んっ・・・!」
「繭・・・繭・・・っイイ・・・すげぇイイ・・・お前の中・・・・っ・・・」
彼の余裕のない掠れ声を聞くだけで、私は何度でも興奮出来そうだった。
「繭、イクぞ・・っ・・あ・・・・イク・・・イク・・・ッ・・・!!!」
(・・・桜雅君の・・・体力・・・凄すぎる・・・・・っ・・・)
何度射精しても、彼は違う体位で私の身体を貫いて、朝まで離してくれなかった。
♢♢♢
「繭、離れたくねぇ・・。」
朝、洗面台で歯磨きしている時も、桜雅君は私を離そうとしなかった。
後ろからピッタリくっついて、私の腰に手を回しながら歯磨きしている。
「何、朝からイチャついてんだよ。」
耀亮が私たちの姿を見るなり、眉間に皺を寄せて嫌悪感を剥き出しにした。
「繭の身体、すげぇヨくて離れたくねぇの。あ?お前は、まだ知らねぇんだよな。悪い。」
「公共の場でイチャつくんじゃねぇよ。」
また二人の喧嘩が始まりそうだったので、私はそっと桜雅君の手の中から離れる。
私は少しずつ、夫たちの扱い方を覚え始めていた。
13
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
転生したら4人のヤンデレ彼氏に溺愛される日々が待っていた。
aika
恋愛
主人公まゆは冴えないOL。
ある日ちょっとした事故で命を落とし転生したら・・・
4人のイケメン俳優たちと同棲するという神展開が待っていた。
それぞれタイプの違うイケメンたちに囲まれながら、
生活することになったまゆだが、彼らはまゆを溺愛するあまり
どんどんヤンデレ男になっていき・・・・
ヤンデレ、溺愛、執着、取り合い・・・♡
何でもありのドタバタ恋愛逆ハーレムコメディです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる